鳩山、菅よりマシか野田政権

新政権への期待はほとんどなし。

民主党政権に対する支持率が急回復ことも期待薄だ。

それでも、首相の言葉の軽さや思いつき発言で迷走、混乱した鳩山・菅政権よりはまだマシかも・・・。

まぁ小沢一郎のご機嫌を損ねないように、党内融和を掲げた体制は、ひとまず安定に向かうことだろう。

しかし党内安定が国民にとって良いかどうかは別問題だ。

 

野田政権の陣容は、中庸と和を好む日本人向きと言えるかもしれない。

無難に推移して、案外支持率もじわじわと上昇して意外と長期政権になることも考えられる。

ひるがえって、何か大きなことを成し遂げるかとなると、はなはだ心もとない。無理だろう。

何かを成し遂げたいという強い意志があるのかさえ疑問だ。

 

国民は概して、本質的な変革を望んでいないと考えたほうが的を射ている。

ナアナアでことを済ませることが良いという風潮から抜け出せない。

多少の痛みがあっても将来のことを考えて仕組みを変えていこうという気迫はない。

利権や目先の損得でしか物事を判断しない。

先延ばしばかりで、それこそ「茹でガエル」になることの危機感がない。

これで自民党も民主党もダメということがはっきりした。残るは政界再編に期待するしかないか。