ジジババのたわごと

孫たちさらにその孫たち世代の将来が、明るく希望が持てる時代になってほしい。

株暴落を喜んでいるのは?

2008年01月23日 | Weblog
株がまれに見る大幅な暴落だ。
それも「サブプライムローン」というカトリーナ並みの大型暴風雨が荒れまくって、あちこちに波及して世界同時株安。
株価暴落で、慌てふためいているニュースばかりだ。蒼くなって心臓が縮む思いになっているのが大半だろうか。
アジアの新興国でも、一般市民の落胆している様子が写されていた。
国内では、近年になって金融機関から勧められて、初めて投資信託を買った人がチラホラいるようだから、おそらく新規の客にとっては煮え湯を飲まされた心境ではないか。
せっかく株式市場に一般の客が参入し始めたのに、今回のことで警戒感が深まった、と嘆きが聞こえそうだ。

こんな中でも、儲けを出した人がいたら賞賛に値するか。
一時脚光を浴びたデイトレーダーといわれる人たちも、ほとんどが損を出したのだろうか?
今回早めに売り抜けていたら、相当の利益を上げたことだろうし、いまだ損失にいたっていないという人だって結構な割合でいるのではないだろうか。

さて、株が下落して喜んでいる人はいないのだろうか? 
株売買は「ゼロサム」・・・すなわちトータルで損得を差し引きするとゼロの世界だ。それが一番基本のところにある。
市場全体が右肩上がりの時期は、売り買いして儲ける人の割合が多いというだけに過ぎない。
今回の急落は特大級だが、上がり下がりしながらも、株価はいずれかなり戻してくるだろうから、この先、下がりきったあたりで買えばかなり儲かるという理屈になる。
それを期待して眺めている人もいそうな気がする。それだけ資金に余裕があって、底を見抜いてタイミングを計る眼力があればだが・・・。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿