車に乗る資格ないね！

買出しに行った。店を出るとなんと、ババの止めた車の後に誰かの車が駐車してて、ババの車がサンドイッチ状態なのだ。
本来止める場所でないのだ。よく見なくとも、すぐにわかりそうなもの。
出られるはずがないので、さっそくその車のナンバーと車種をメモして店内の呼び出しをかけてもらった。
なかなか張本人が出てこない。再度呼び出しをかけてもらった。
他の客も車が置かれた状態を見て 「あら～、非常識だね～」とか 「呼ばれても自分のナンバーさえ覚えてない奴もいるしなぁ」 「自分さえ良けりゃいいってやつか」などと言っている。

やや待つと、７０才位のおじいさんが買い物袋を手にして出てきた。急いでるふうもなくたまたま買い物を終えて出てきたようだった。
ババと一緒に待っていた店の男性が　「これお宅の車？」と聞くと、そうだと言う。
「車が出られなくて困っていたんだわ」と言ってくれたが、そのおじいさん、慌てるふうもなくニヤニヤしながら、ババの前を通って車に乗り込もうとした。
ここで　「すいません」の一言もないのにムッとしたババは、おじいさんの運転席まで行って、「旦那さん！　こんな止め方してるんじゃ車に乗る資格ないわね！」と言ってやった。
するとうすら笑いして　「こりゃもう駄目かなぁ・・・？」と言うので、「もう駄目ね！」とババ。

帰宅してジジにおしえると大笑いされた。きついこと言ったかなぁとは思ったが、こんな非常識は甘やかせられないぞ、と意気込むババだった。