![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/b7/afe63e0c8c7b1be5b3dfd16abd15a316.jpg)
竹細工で籠を編む材料作りをしていた時、
タクルと呼ばれる、バリ島の闘鶏を運ぶ籠が目に付いた。
面白い編み方で椰子の葉で四つ目に編んである。
竹では無理な編み方なので、スリッパを入れて壁にかけてあった。
これはエコクラフトでは編めるんじゃないか。
そう思ったらすぐ取り掛かった。
同じじゃつまらないから、市松模様にしよう。
かくて出来上がったのが写真の籠。
サイズは元の三分の二ほど。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6d/23/68d198a6fbf1f620da577aa1d41e1b4c.jpg)
編んでいて分かったが、実によく計算されている。
作りなれた手が寸分たがわぬものを作り出す。
同じものが「世界のかご文化図鑑」にも載っているから、
数多く作られたのだろう。
手元にあるものも、おみやげ物の安っぽさは無く、
本当に使われるために作られたものだ。
民芸のよさの典型だ。
エコクラフトの籠は比較にならぬ程度のもの。
素材の違いはどうしようもない。
市松模様にしたのが編む面倒を増した。
もう一度編めばバランスその他、
形の上では原型に近いものが出来るだろう。
編むのはとても面白かった。
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