竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

デイサービスでのボランテイア

2009-08-03 05:47:53 | 介護


ジョギング中に見る山道のクサアジサイ

8月1日はボランテイアの日、
2月まで勤めていたデイサービスに、アコーデイオンを持って歌を歌いに行くのだ。
といっても歌を聞かせるために行くのではない。
みんなと一緒に大声で歌うため、私が大声を出して歌うと、
みんなも安心して歌うから。

私の歌には、はっきり言って人に聞かせる力はない。
でも歌うのは大好き、赤ちゃんをあやすときも歌ってしまう。
今は「忘れな草をあなたに」と「昴」を歌ってやる。
一生懸命聞いてくれる。
私の歌に聞きほれるのは今五ヶ月の彼だけだ。
口をあけて変な声を出す様子が面白いみたい。

デイサービスでも喜んでもらえる。
2月までは2時45分から3時15分までの30分間、
毎日10曲ほど一緒に歌っていたのだから。


今頃の花、タマアジサイ

先ず発声練習から始める。
これは両手をあくびをするように高く上げて、
伸びをしながらアー、エー、イー、オー、ウーと大声を出す。

次は歌集の最初に載せている詩と俳句ないし短歌を、
いっしょにゆっくり大きな口をあけて読む。
詩や俳句、短歌は2ヶ月に一回変えていたので、
特に詩を選ぶのが大変だった。
谷川俊太郎の「ことばあそびうた」や「わらべうた」のシリーズが多かった。

次はアコーデイオンにあわせて、ドミソミドを、
ドとレとミの音階から順番に発声し、ミ、レ、ドと戻る。

それから歌、前もって100曲載った歌集から、
みんなに選んでもらった歌を10曲順番に歌う。
選曲は半分は唱歌抒情歌、半分は歌謡曲にしてもらう。
誰でも知っている歌が多い。

仕事をやめてから、希望があったので新しく歌集に入れたのが、
五ヶ月の孫に歌ってやる「忘れな草をあなたに」「昴」
それに「アカシヤの雨がやむ時」、これは孫にはちょっと難しい。

歌集はA4版を横にしたサイズで、大きいフォントにしている。
50曲は唱歌抒情歌、50曲が歌謡曲と民謡。
歌謡曲の中には昔の流行歌のほかに
「涙そうそう」「千の風になって」「川の流れのように」など
比較的新しい歌も入っている。

今このボランテイアを私が東京にいる二週間に
毎週二回、計四回行っている。
自宅から歩いて5分だから苦にもならない。

私にとっても大声で歌う機会は他にないので、
ちょうどいい楽しみになっている。
生き甲斐の一つになりつつある。
自分が好きなことをやって喜ばれるなんて、
五年勤めたデイサービスだからこそ、である。

アコーデイオンもここで歌うために覚えたので、
以前より機会が減った今は、下手になって来ている。
少し練習しなくてはならない。


ヤマアジサイ