竹と遊ぼう。伊藤千章の日記、

小平市と掛川市の山村を往復して暮らし、マラソン、草花の写真、竹細工、クラフトテープのかご、紙塑人形の写真があります

糖尿病と闘う その三 マラソンと登山

2009-07-12 10:04:46 | 糖尿病

玉川上水緑道

糖尿病と分かって一年後、掛川小笠マラソンに出場しました。
タイムは3時間45分、初マラソンとしては上々の成績です。
一年間毎日マラソンのトレーニングをやってたようなもの、当然ですね。以来毎年数回、マラソンレースに参加しています。

その頃登山も始めました。
大学生の長女と一緒に東京都の最高峰、雲取山に登ったのです。
その時私のほうが軽々と登ったので、自信がつきました。
翌年初めて3000m級の南アルプス千丈ケ岳に、一人で登りました。

以来北岳、間ノ岳、八ヶ岳、赤石岳、荒川岳、聖岳、穂高岳
富士山、ボルネオのキナバル山などに、毎年のように登っています。

糖尿病になるまでは、マラソンも登山も無縁で、
小学校時代は徒競走はいつもビリ、運動神経の鈍い子供でした。
糖尿病のおかげですっかり生活習慣が変わってしまいました。

マラソンや登山は、走れる限り一生続けるでしょう。
糖尿病という死神が後ろから追いかけて来ていますから。


緑道に咲くノカンゾウ

でもいいことばかりではありません。
マラソンのタイムは走り始めて2年後に3時間30分を記録してから、徐々に下がり始め、近年5時間近くになってきました。
そんな時本業の竹細工の不振から、デイサービスで働き始めました。 今度はストレスも加わって、血糖値がだんだん上がってきます。

そこで2年前から東京の近所の医者を毎月一回受診し、
糖分の消化を遅らせる薬を飲み始めました。
この薬は低血糖になる心配がないので、
マラソンも登山もそのまま続けられます。

昨年から、このままではマラソンで5時間を割ってしまうと思い、
再び毎月300キロを目標に走っています。
昨年末の筑波マラソンでは10年ぶりに3時間台に乗りました。

レースはいつも新鮮な気持ちで毎日の運動療法に励むためです。
人間ってずるくて弱い存在ですから、
何とか理由をつけてサボろうとします。
そんな自分に鞭打つため、レース参加は欠かせないものです。

糖尿病になってよかったとは言いません。
でも新しい豊かな世界が開けました。
これからも闘いは続いて行きます。


玉川上水