ここしばらく早朝でも暑い日が続きましたが、今日は薄曇で微風ですが風も吹いているので、近所の裏山へサーリーのインプレッションに行って来ました。
[一般道]
ギア比(リンク先の表の⑥項、Ft:24T×Rr:20T)の関係で全然前に進みません。2速、3速に入れるには気合を入れてクルクル漕がなければなりません。歩くようなスピードで懸命に漕いでいる姿は、はたから見ると間抜けです。
折角2速に入れても直ぐ車が横から飛び出してきて、1速に落とす羽目になります。ちなみに私の住んでいる地域は「自動車優先」という土地柄で、交差点で一時停止、徐行する車は殆どありません。ちなみに、私は車に3回引っ掛けられています。救急車を呼ばれたのが2回、ケガはなかったけど当て逃げが1回。ローディーの人はもっと怖い目に遭ってるンじゃないかと思います。酷い土地柄でしょ。(田舎はみんなこんなモンでしょうか?) ついグチが出てしまいました。
分かってはいたのですが、このオートマ、思っていた以上にメリットなしです。マニュアル操作の方が全然融通が利きます。
[舗装路の登り]
私の脚力でも登れます。激坂もそんなに長くなければダンシングでしのげます。でも普通のインナー×ローより重いギア比となる為、乳酸出まくりです。お陰で登りタイムはいつもより早いです。トレーニングマシンか?
[トレールラン(下り主体)]
いよいよ本題のトレールランです。このサーリー1×1のフレーム凄くイイです!! 全然OK!スゥゥ~ッゴク気持ちイイ!最高です。
こんな路面も、あんな路面も、こんなドロップも、全然問題無し。これまた極々フツーのMTBって感じで気負って乗る必要全然なし。
こんな下りコーナーなんか最高に気持ちイイです。
これではナンだか分かりませんね。もう少し冷静になって書いてみましょう。
先ずは走りに関係する主なパーツを書いておきましょう。すみませんが詳細は前の記事を見てください。
フレームサイズはXS(13in)。タイヤはKENDAのNAVEGAL(2.35 FoldingBead)、ノブのカットはしてません。チューブはユッチンソンのグリーンチューブ。空気圧は180kpa。リムはアレックスのDM24。スポークは星の#14、36本4クロス組みです。
MTBマガジンのピンキー号のレポートにもありましたが、フレームはかなり柔かいです。特にリア廻り。全然足にきません。私が比べられるバイクはDMRのトレールスターぐらいしかないのですが、柔かいと思っていたDMRより更に柔かい。DMRはKENDAのKINETIC(2.35 FoldingBead)を180kpaで使っているので、比較条件は同等と考えて良いでしょう。
次にリジットのFtフォークですが、これも柔かい。ガンガン、ガチガチという感じはちっとも受けません。一時期クワハラのライドにJUDYのエラストマーフォーク(ストローク40mmくらい?)を付けて乗ってたのですが、このライドの方がよっぽどフルリジットって感じです。
登りも登る登る!シングルスピードにしておくのが勿体無いくらい。チタニシモより全然登ります。このフレームでディレーラーが付けられるヤツが欲しいです。カラテモンキーもこんな感じ(コーナリングは別にして)なのでしょうか?だったらイイナァ。でもデカ過ぎて乗れないンですけどね。
フレームについて総括すると、フルリジットを気負うことなく乗れるフルリジットバイクです。シビアな所は全然ありません。
バイクに乗ったまま撮ったのでブレちゃってますが、この下りも問題無く下れます。平均斜度は30°くらい。道が見えなくなっているところは下りのまま直角に曲がります。チタニシモで初めてココに来た時は、曲がりきれず道から落ちてしまいました。フレームと脚がこんがらかって(短い脚なのにね)、道に戻るのに5分くらい掛かっちゃいました。
脚力、体力、ライテクがある人には物足りないかも知れませんが、この何れも無い中年オヤジの私には丁度いい。このくらい柔かい方がスピードも乗せやすい気がします。当然、絶対スピードは低いのですが、乗ってる当人は丁度良いスピード感を感じられます。とにかくお勧め。古いけど新しい世界が開けます。
さて、フレームをベタ褒めしたところで、問題のオートマですが・・・、予想通りというか予想以上にダメです。突然変速するので怖くてダンシングでは漕げません。折角気持ちイイフレームなのに思いっきり漕ぎたいところで漕げないのは、かなりマイナス。
次にインター3とI-Dapter。予想通り異音というか作動音出まくりです。「シャンシャンシャン」、「ジィィィィィ」、「キンキン」、「カン!カキン!」。静かなはずのシングルスピードが台無しです。
「シャンシャンシャン」は、ローターの音です。ローターが歪んでいるので、仕方有りません。時期を見てディオーレのローターでも買いましょう。
「ジィィィィィ」はインター3のラチェット(?)音ですね。これもインター3を使っている限り仕方有りません。
問題は「キンキン」、「カン!カキン!」です。石が当たる音や、馴染みを出してないスポークが緩む音とは違うようです。メカニズムは分かりませんが、インター3とI-Dapter勘合部のガタに起因しているようです。後でバラして確認してみましょう。
結論としてはオートマ、ダメですね。皆に一通り「どうだぁ~!凄い(変)だろぉ!」って自慢したら、シフター化を検討しましょう。或いは登りを捨てて、シングルスピード化か?
最後にブレーキ。新型LXの油圧6inディスクです。Ftはローターをサンディングしたお陰かどうか分かりませんが、バッチリ効きます。この通り綺麗に当たりが出ています。
レイン2に付いているヘイズより効くんじゃない?って思っちゃうくらい。実際のところはスピード域が違うので分かりませんが。
一方Rrは全然効いてくれません。ローターが歪んでいるせいでしょう。この通りローターがムラムラです。(スミマセン。スポークにピントが合っちゃいました。)
とりあえず、「キンキン」、「カン!カキン!」の不安要因を取り除くまでは、1×1のトレールランはお預けです。
問題が解決したら、今度はいつものトレールに持ち込んでみます。このフレームならいつものトレールでも問題無く走れるでしょう。
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