久々のMTBネタです。実はコッソリやってたンですよ。
記事「DMRの9S化」の続きです。続きと言っても3ヶ月近く放ってあったンですけどね。
詳細は上記の記事を読んで頂くとして、大分放ってあったンで、チョット復習。
ナンチャッテSSで乗っていたDMRですが、1×1と被っちゃうンで、SRAMのアタックシフターとシマノ105カセットスプロケを使って9s化しようした所、MRPのガイドローラーをネジ切っちゃって「どっしようかぁ~」ってとこで終わっていました。
まあ、エンビィのインナーガードを買えば済む話だった訳ですが、上の写真の通り(と言っても見難いでしょうけど)MRPのシステム3モドキを作ってしまいました。
こんなもの作っているヒマがあるなら、自転車に乗れって!オレ!だから太るンですね。
今回は図面など描かずに、現物合わせでパッパと作ることにします。と言ってもパッパとは行かなかったンですけどね。
先ずは、上側ローラー部のガイドプレートの型紙です。ボール紙に現物合わせで、この位かなぁ~って線を引いて切り抜きます。10、12と書いてある数値は、(MRPアーム~チェーン間距離)-1mm。斜線部はガイドプレートを嵩上げする為の部材。
上記の数値から、ガイドプレートはアームから12mmの位置にあれば良い訳ですから、3mmの板を4枚重ねればOK。丁度「禁断のオートマキット」を作ったアルミ板があります。
前記の型紙を元に、写真のようにケガいて金ノコで切り抜きます。
おっと、ここでカメラの電池が切れてしまいました。仕方が無いので言葉で説明します。
①切り抜いたアルミ板を完成状態に重ねて、クランプで固定します。
②電ドルで、Φ5mmの貫通穴を空けます。
③そのままの状態で、タップでM6の雌ネジを切ります。
④その部材をM6ボルトで固定して、金ヤスリで形を整えます。
⑤アームにガイドプレート固定用の穴を空けます。
⑥ついでに、ISCGの穴も空けちゃいます。
で、その状態で仮組みしたのがこの状態。あれ?Rハイでもガイドプレートとチェーンの隙がありません。クランクも回りません。なんで?と考えずにパッパと嵩上げプレートを1mm削ることにします。
バラしてみるとスパイダーが擦れた痕があります。スパイダーが担いでたらクランクが回らない訳です。
チェーンリングに対し、ガイドプレートの位置が低過ぎたので、アームの取り付け穴も空け直す必要があります。
直ぐ近くに穴を空け直すのもナンなんで、長穴にします。どうせ後で微調整が必要になるでしょうから。
以上の加工の荒削りを終えた状態の写真です。
ガイドプレートは、チェーンラインに合わせて面を削っています。面を出すのに4回仮組確認をしてます。パッパとは行きません。
これをヤスリと電ドルハブ掛けで簡単に腐食しない程度に磨きます。
で、磨いた状態がコレ。どうせ傷だらけになるので、電ドルハブ掛けで磨いただけです。
裏側はこんな状態。素材のアルミ板はアルマイト処理が施してあるので、磨いていません。
車体に組み付けるとこんな風になります。
ここで、救いの神SJ氏の登場。次回のJシリーズに向けDHバイクをメンテしに来たようです。SJ氏のアイデアで捻じ切ったガイドローラー復活です。
具体的には、ベアリング間に樹脂の管筒を入れベアリングに荷重が入らないようにして、ローラーの回転性を確保しています。
樹脂の管筒はMR.コントロールのデバイスから流用。安くて思わず買ってしまいましたが、役に立ちそうで立たないデバイス?調整次第でどうにかなるのかな?
はい!これで出来あがり。下側ローラーは溝付きでチェーンラインとも合わせてあるので、SJさんのアドバイスで軽くテンションを張る程度にしてます。多分これで外れないでしょう。後は、走りながら調整です。
Rローの状態における、ガイドプレートとチェーンの関係はこんな感じ。ガイドプレートの後側はチェーンラインに合わせて削ってあります。
裏側から見るとこんな感じ。まあ、カタチにはなっているでしょ。
これで3ヶ月ぶりにDMR復活です。果たしてリジットバイクに乗れるのでしょうか?
無事取り付けられたみたいでなにより!
にしても相変わらず工作の鬼ですね(笑)
あとはトレイルで試走して外れなきゃ完璧ですね。
この前はアドバイスありがとうございました。おかげで、システム3モドキの完成度があがりました。
>工作の鬼
作らなくてもいい物(買えば済むもの)とか、役に立たない物とか作っちゃうんですよね。時間をお金に換算すれば買った方が安くて、性能も保証されているンですけどねぇ。
まあ、面白いから作るンですけど。
SJさんこそ「手切りステッカーの鬼」と言うか職人です。
次のJシリーズ(10/8石川でしたっけ?)楽しんで来てください。(お気楽コメントでゴメン)