小太りMTB

ちっともMTBに乗ってないMTBerのブログ

DMRのシートポストはシマノ600

2006年02月24日 | MTB[DMR トレールスター]
 DMRに今使っているシートポストは、タイオガのDL2000(だったかな?)なのですが、サドルが水平より後ろに傾けられないので、前後逆さ使いしてます。このシートポストは比較的オフセット量が大きいので、逆使いするとハンドル~サドル間が近すぎちゃうんです。
 そこで、ボロくてもいいからオフセットゼロ、或いは少ないシートポストを探してました。でも、なかなか無いンですよねぇ。金を出せば沢山あるンですけど。

Seatpost_shimano600_01s そこで買ったのが、このシマノ600。ロードパーツの事はよく分からないのですけど、古いアルテグラだと思います。
 ヤフオクで、品代510円。送料、手数料を含めると1,028円。まあ、こんなモンでしょう。でも、この買い物ちょっと失敗だったンですよねぇ。ロード用ピラーだから軽いと思ってたンですけど、ちょっと重い。重さは測り忘れちゃいました。

Seatpost_shimano600_04s 見て下さいこの断面。この厚さ凄いでしょ。ポスト径は26.8mmです。アルミの材質は何だか判りませんが、カナダの落ち系ブランドの製品かと思っちゃいます。安全率取り過ぎじゃない?
 まあ、昔の製品だし、シマノだし、リスクのある設定は出来なかったのでしょう。工業製品として当然と言えば当然。でも、厚過ぎィ~! 現行のアルテグラは、もっと薄くなってるのかな?

Seatpost_shimano600_02s と言う事で、私が自分でリスクを背負いましょう。
 DMRはポジションが出ていて、下り専用なのでサドルの上げ下げもしません。と言う事で、先ずはギリギリまでポストをカット。まあ、これは順当ですね。
 実車合わせで、トップチューブ、シートステー接合部下端より10mm下をカットラインとして目印を付けます。

Seatpost_shimano600_03s はい、カットしました。斜めカットなので、ガイドは使わず金ノコで切りました。

Seatpost_shimano600_05s ココからは良い子は真似してはいけません。やる時は自己責任で。
 こんな事をやっても、大して軽くならないンですけど、ドリルで穴を空けちゃいます。ポストは折れても構わないのですが、フレームに影響があっては嫌なので、現物合わせでフレームに応力集中が生じない位置を選んで穴を空けてます。

Seatpost_shimano600_08s 次に余りにも腐食が酷いので磨くことにします。実際に磨いてみると思ったより腐食が深い。ある程度綺麗にするには、ポスト径が細くなる覚悟が必要です。そこで、クランプ部より上のみを磨くことにします。
 今回は普通に綺麗になればいいので、XTRクランクのように気合を入れて磨いてません。サンドペパーは、#400、800、1000、1500と番手がとびとびで、磨き傷の消し込みもいい加減です。
 水研ぎが終わったら、食器用洗剤で洗います。

Seatpost_shimano600_09s ピカールで磨きます。そこそこ綺麗になりました。しかし、よく見ると腐食痕が消しきれていません。
 
Seatpost_shimano600_11s ボルトは鋼+クロムメッキなので、赤錆だらけでした。手持ちのM10ステンレスボルトに交換しようと思ったらピッチが合いません。細目ピッチ(多分)は大きなホームセンターに行かないと手に入らないので、今のボルトを使います。
 取り合えず錆落し。これでも落としたつもりです。

Seatpost_shimano600_12s そして錆止めにタッチアップペイントをしておきます。


 後は、ボルトにグリスを塗って組み立てて出来あがり。
 最終的に実測質量は250gになりました。まあ、並の質量でしょう。加工での軽量化は大した量ではないでしょうけど。
Seatpost_shimano600_10s_1