小太りMTB

ちっともMTBに乗ってないMTBerのブログ

29 エピソードⅣ 新たなる希望(そのまんまだけど、ホントはその2)

2005年06月04日 | MTB[SURLY 1×1]
 さて、前回の「28 エピソードⅤ オートマチック・マニアックスの逆襲(ホントはその1)」で破綻した、リアハブエンド幅関係の問題を解決しないといけません。金曜に方策を立て、土曜に材料準備、加工、見通しを得ないと、来週一杯なにも出来なくなってしまいます。なんせ加工は自転車屋さんの作業場を借りないと出来ないもので。
 そこで、昨日は問題解決の方策を考えました。

[問題1.ハブエンド幅関係]
(1)LH側: フレームにハブが納まらない
 問題は、「I-Dapter(インター3にディスクローターを取りつける部品)を、このようにダブルナットで固定している為、この図のA部エンド幅調整代4.7mm(図の左下)に、このダブルナットが納まらない」ということでした。
対応策
surly_r_hub_03s 先ずLH側のI-Dapterの構造を軽く説明します。左の写真は、インター3ハブからI-Dapterを外した映像です。ハブ、I-Dapterの各々のスプラインが勘合して、回転方向の固定を行います。
 アクスルシャフトについているナットが2つ見えますが、ハブ内側のものがハブの玉押しで、外側のシルバーのナットが玉押しを固定するダブルナットです。シルバーのナットはI-Dapter付属の専用ナットです。このナットのハブ外側のフランジ形状がI-Dapterに圧入されているベアリングの内筒に接します。
surly_r_hub_02s この写真はI-Dapterをインター3ハブに取り付けた状態です。このままではI-Dapterが軸方向に動いてしまうので、ナットで固定する必要があります。
 そもそもを何故ダブルナットで固定したかと言うと、取説通りシングルナットで締め付けるとハブが回転しなくなる(回転が重くなる)為でした。
 何故回転が重くなるか?それは、ナット軸力がベアリングシール面を介してベアリングボール自体に入力されているからではないかと考えました。(実はそうではないらしいことが、今日分かったのですけれども。)

<図1>
surly_r_hub_05s そこで、ベアリングの内筒のみにナットの軸力が入るようにすれば、シングルナットでも回転は重くならないと考えた訳です。
 具体的に説明します。<図1>の①を参照願います。答えは単純です。図のようにベアリング内筒のみに接するスペーサーをアルミ管筒で作り、薄厚ナットで締め付ければ良い訳です。って、あれ?あれれれぇ~?
 あぁーッ!! スペーサーの長さの数値間違ってる。毎度のことですけど今気が付きました。正解は2.2。7.2は間違い。なんで?(この図の左下A部の4.7と9.8を取り違えたンですね。)
 まっイか。どうせこの案はNGだったンですから。別の記事にしようと思ってたンですけど、上記案でも何故かハブの回転が重くなってしまうんです。今日アルミ管筒からスペーサーを作って確認しました。ナットの軸力により、ベアリングの内筒と外筒が軸方向にズレて仕舞うんでしょうか?そういう構造にはなっていないと思うんですけど。
 考えても仕方ないので、自転車屋さんに薄厚ナットを貰って、ダブルナットで固定しようと思ってた訳なんですけど、4.7mm内ではダブルナットは組めない。スペーサーだけですと、フレームにホイールを固定するナットの軸力が入って回転が重くなるでしょうし。うぅ~ん困った。来週はホイール組めませんんね。ノックアウトです。記事のタイトルとは違う内容になってしまいました。ショック・・・・。
 オリジナルのインター3(軽快車)の構造を良く見てみよう。

 本当はこの後、LHスペーサー、RHのプッシュロッドの問題と続く訳でしたが、上記の通り完全に打ちのめされたので、これでおしまい。尻切れトンボでごめんなさい。
 ああ~、どぉしよぉ~・・・・・・・

※今現在の思いつき
・ベアリング、ナット間に樹脂ワッシャー(出来れば自己潤滑性のあるもの)を挟み、ナットは強強度のロックタイトで固定。(取れなくなっちゃうンだよなぁコレ)
・フレームエンドに固定するナットをダブルナットとする。
これでどうだッ!! どうかなぁ~・・・・。

-<6/7 追記>----------------------------------------
 すぐ上の案、全然ダメですね。LH側だけをダブルナットにしてもRH側締め付け時の軸力が入っちゃうし、両側をダブルナットにすると、ハブが回転する軸力では、ホイールをフレームに固定するだけの軸力は確保できない。
 思いつき何て書くもんじゃないですね。あ~恥ずかしい・・・。
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