【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

わたくし生まれも育ちも葛飾柴又です(東京散歩⑧)

2009-08-05 00:03:30 | 旅行/温泉

東京散歩⑧  葛飾区柴又

  映画「男はつらいよ」のファンです。48作全部ではありませんが、かなり観ています。その舞台は、柴又・帝釈天です。ここには「寅さん記念館」もあるということで、一度は行ってみたいと思っていました。

  東京の北東部、江戸川のほとりに位置する葛飾柴又には、京成電鉄の「柴又」駅で降ります。改札を出ると寅さんの像が立っています。画像写真のとおりです。

 そこを過ぎるとすぐに題経寺(日蓮宗)への参道に出ます。映画でおなじみです。両脇にはいろいろなお店がひしめいています。帝釈天への参道は本当に狭く、大げさな言い方をすればすれ違うのにも肩がぶつかりそうです。門前町の雰囲気が如実です。

 だんご屋の「とらや」というのがありますが、このお店は映画が有名になってから屋号を変えた店。映画のモデルは高木屋という老舗のおだんご屋さんです。こちらも今も健在です。小さいお団子で小豆の餡がおいしいです。

 さて山門がみえて、お寺の境内に入ります。それほど広い空間ではありません。これが帝釈天か・・・。本堂に、帝釈堂。その帝釈堂の前に端龍の松が植わっています。


 江戸時代からの庶民の信仰の対象であったインド渡来の神様ですね。ここの縁日は、庚申の日。18世紀後半にこのお寺の本堂を修復していたところ、紛失していた板本は発見され、その日が庚申の日だったので、そうなったそうです。

  山田監督は、映画「寅さん」を撮るにあたって、豊かな自然があり、庶民の温かい心がかよいあう下町らしい場所を探しに探してロケハン。浅草はもともとは下町と言われていたが、今では喧騒でとても映画の舞台にはしにくかったようです。下町の雰囲気が自然に残っている場所は今ではほとんどなく、ようやく見つけたのが葛飾柴又でした。以来、この映画の影響で、葛飾柴又は東京の下町の代表になっています。

 次回は葛飾柴又のおまけで「寅さん記念館」です。

 ちなみに昨日、8月4日は、寅ちゃんこと渥美清さんの命日です。


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