「ナンタ(乱打)」という韓国のミュージカルのことは、聞いたことがあります。厨房の什器を打楽器のように扱い、ひとつのステージにしてしまうミュージカルです。池袋サンシャイン劇場に、その「ナンタ」が来たので、観てきました。
とにかく報復絶倒。笑わせます。包丁でまな板を打楽器のようにリズミカルにたたき、大量の野菜(キャベツ、キュウリ、ニンジン、たまねぎなど)を切り、キッチンがさながら音楽室のようです。演じている5人は、キャラクタがはっきりしていて、個性的です。すばらしい身体能力、運動神経、演技力です。
ストーリーはあってないようなものですが、支配人がキッチンの3人のコック(男性2人、女性1人+支配人の甥)に6時までに(1時間で)結婚式の料理を作り上げよ、という難題をもちかけ、そこから厨房がすったもんだの大混乱する展開です。包丁でリズムを刻む、お皿投げの大動芸、カンフー対決の勃発。時計が定刻の6時に近づくと絶対絶命の大ピンチが訪れます。
観客との交流もあり、5人ほど舞台に連れだされ一時俳優になりました(いまの若い人はあまりものおじせず、舞台にあがりますね)。ゴミ袋が飛んできたり、カラーボールが観客席に大量にばらまかれたり、とにかくすごいです。韓国パワー炸裂でした。
カムサムニダ。
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