昨日は飛鳥山界隈の案内をしたが、この日はついでに王子神社、王子稲荷まで足をのばした。王子駅の周辺は、かなり賑やかな商店街であり、車道もひろく、車の行き交いも頻繁である。このような地域に、一方に飛鳥山、道路を隔てた一角に昼なお暗いうっそうとした緑地があり、そこに神社と稲荷とがあるのが不思議なくらいだ。
王子神社の創祀年はよくわかっていないが、紀州熊野権現の勧進によってたてられたという言い伝えがある。元享二年(1322)、当地の領主豊島氏が社殿を再興し、王子権現と称された。明治以前には禅夷山東光院金輪寺が別当として奉していたが、明治以降は仏教色を払しょくし、王子神社と社名をあらためたとのこと。
王子稲荷も創祀年代は不詳。関東の稲荷神社の総元締め。毎年、大晦日の夜に関東一円の稲荷神社から狐が集まって参詣したという逸話が残っている。
休憩タイム。一昨日の「ちい散歩」で触れた老舗の「石鍋久寿餅店」によって、久寿餅を注文した。しっかりした歯ごたえ、黒蜜がおいしく、一息つくことができた。
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