【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

マーティン・スコセッシ監督「アリスの恋」(アメリカ、116分、1974年)

2016-11-18 10:00:06 | 映画

    

   元気がでる映画です。主演のエレン・バースティンが魅力的です。とくに、女性はそう思うかもしれません。女性の自立がテーマですが、映画ですからそのことを声高に叫んでいるのではなく、全体をみればそういうことなのかとわかります。そして、ハッピーエンドです。終わり方がよいです。ただ、アメリカ社会だという印象は否めません。誇張したシーンが続きますが、これはストレス社会ですね。こんな毎日を過ごしていたら、疲れてしまうのは必至です。

 
この映画の製作年は、1974年。アメリカで、女性の社会進出が顕著になっていくはしりの頃です。


 32歳のアリス(エレン・バースティン)は、夫のドン・ハイヤット(ビリー・グリーン・ブッシュ)をトラックの運転中の事故死で失います。そのアリスには、12歳になる一人息子のトム(アルフレッド・ルッター)がいました。

 住んでいたソコロを引き払い、故郷のモンタレイに戻り、夢だった歌手として出直したいと考えます。所持金がなく、故郷に向かう途中のバーなどで歌い、お金を稼ぎながらの生活です。

 親子の旅の始まりでした。アルバカーキで、アリスは歌の仕事をみつけると、そこに一人の男が近づいてきました。ベンという27歳の若者でした。しかし、彼は最初こそ優しかったものの、デートを重ねるうちに正体をあらわします。不倫が発覚し妻リタ(レーン・ブラッドバリー)が現われ、ベンがアリスのもちに怒鳴り込んできます。

 動転したアリス親子は、とるものもとりあえず、荷物をまとめて町を飛び出しました。ツーソンまできた彼女は、ウエイトレスとして働きはじめます。そこでデイヴィッド(クリス・クリストファーソン)という男が声をかけてきました。そのうちに、アリスはトムと気心が知れるような関係になり、ロマンスが芽ばえました。

 さてこの二人の行く末は?


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