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【岩崎俊夫BLOG】社会統計学論文ARCHIVES

社会統計学分野の旧い論文の要約が日課です。

時々、読書、旅、散策、映画・音楽等の鑑賞、料理とお酒で一息つきます。

イヴ・アレグレ監督「デデという娼婦」(フランス、1948年)

2019-08-20 11:03:37 | 映画


デデ(シモーニュ・シニョレ)はベルギーからフランスに流れてきた娼婦。マルコというさえない男に付きまとわれ、娼館「ビッグ・ムーン」で働いています。オーナーのルネ(ベルナール・ブリエ)は、デデに優しく、何かと声をかけてくれます。

ある日、デデが往来を歩いていると、水兵たちの喧嘩騒動にでくわします。そこでフランチェスカ(マルセル・パリエロ)に出会い、互いに気心が知れます。フランチェスカは、貨物船の船長で、武器の密輸もしている男で、あとでわかったことですがルネと旧友でした。

デデは以来、フランチェスカと心を通い合わせるようになり、オーナーのルネはそれを暖かく見守っていました。デデの様子の変化に気が付いたマルコは、気持ちがおさまりません。生活力がなくデデの稼ぎをあてこんで生きているマルコは、デデに店から金を借りろ、とせっつきます。マルコのデデにたいする態度にたいして腹をすえかねたルナは、マルコを店から追い出します。

デデは港をはなれるフランチェスカについていくことを決心します。オーナーのルナ、店の仲間との別れ。フランチェスカとの待ち合わせは波止場、出航は夜中の3時。しかし、この情報を知ったマルコは、波止場で待つフランチェスカを射殺。ルネと現場に着いたデデは、フランチェスカの遺体を目のあたりにします。マルコの仕業とわかったデデは、ルネの車で探します。高跳びするなら駅、ふたりはそこに向かいます。案の定、マルコはそこにいました。ルネは拳銃をつきつけてマルコを波止場に連れ出します。ルネはマルコを殴りつけ、マルコは昏倒。ルネとデデは、地面に倒れているマルコを車で轢きます。「ゆっくりと」とデデ。苦しんで死ね、とデデは思ったのでしょう。

オットー・プレミンジャー監督「天使の顔」(フランス、1953年)

2019-08-19 13:00:17 | 映画
ジーン・シモンズの悪女ぶりがすごい映画です。



イギリス人一家トレスメインの屋敷には、ビヴァリーヒルズにたっています。そこに救急車が到着。屋敷の寝室には、チャールズ・トレメイン(ハーバート・マーシャル)の後妻(継母)キャサリン(バーバラ・オニール)がガス中毒で横たわっていました。かろうじて大事にはいたりませんでしたが、誰がこの事態を仕組んだのか?

救急車を運転していた隊員は、フランク(ロバート・ミッチャム)です。救急活動を終えてフランクが帰ろうとすると、若い女性がピアノを弾いていました。19歳のダイアン(ジーン・シモンズ)です。

フランクとダイアンの関係がそこからはじめりますが、フランクにはメアリー(モナ・フリーマン)という恋人がいました。ダイアンはフランクに関係をもとめてきます。彼女はメアリーにも直接会って、いろいろと情報を入れようとします。メアリーは不機嫌になるばかりです。

ダイアンはフランクをお抱えの運転手に雇い、結婚をせまります。しかし、継母の事件にダイアンがかかわっているとうすうす知ったフランクは、運転手の仕事をやめ、屋敷から出ていこうとします。

このあたりからダイアンの悪女ぶりが、表に出てきます。やり手の継母を殺し、トレスメイン家の資産想像をねらっていた彼女は、自家用車に部品の一部に手をくわえ、父親と継母を事故死させてしまいます。キャサリンの運転する車が逆走して崖から転落させ、事故死にみせかけるというものでした。

フランクとダイアンが容疑者にあげられますが、弁護士の奇策によって、ふたりは結婚し、陪審員に証拠不十分であることを納得させ、無罪の判決をえます。しかし、フランクはこのやり方に納得できず、ダイアンと別れることを決意します。

ダイアンは弁護士のところにでかけ、自分が仕組んで、父母を事故死させたことを訴え、調書をとってもらおうとしますが、一度無罪判決が出ている以上、判決は覆りません。

フランクに別れをつがられ行き場を失ったダイアンは、彼との別れに40分の時間をくれとたのみ、彼女が運転する車イン一緒に乗り込みますが、あろうことか、突然ギアをバックに入れ、車は後ろ方向に暴走。そのまま二人は帰らぬ人となりました(無理心中?)。

ビリー・ワイルダー監督「情婦」(アメリカ、1957年)

2019-08-17 14:11:56 | 映画



この映画の最後で、結末を誰にも言わないように、とわざわざ観客に依頼があります。映画の結末をあちこちでもらすのはマナー違反で、常識ですが、あらためて製作者から依頼があるのは珍しいです。しかし、映画全体をみると、それもうなずけます。

富裕な中年未亡人が殺害され、容疑者レナード・ヴォールが無罪を主張します。財産がすべてレナードのものになる、という遺書が出てきます。ヴォールがどんなに無罪を主張しても、状況は不利です。法廷で争いになりますが、検察側による殺害の立証が弁護側の見解を圧倒しますが、陪審員によって逆転無罪になります。しかし、・・・・。

俳優たちの個性、演技がすばらしいです。とくに、法廷弁護士のウィルフリット卿を演じたチャールズ・ロートン。彼は心臓病で退院したばかりですが、退院後の介護を担当した看護婦のエルザ・ランチェスター。容疑者レナード・ボールのタイロン・パワー。事件の顛末がどうなるのかにハラハラドキドキですが、これら俳優の名演技も楽しめます。一級の名演技です。

原題(Witness for the Prosecution )は「検察側の証人」という意味。日本で公開されたときのタイトルは「情婦」。邦画タイトルは、容疑者の妻(マレーネ・ディートリッヒ)を指しているのですが、中身を反映していないばかりか、適当とはいえません。一回つけられたタイトル名は変えないのが通例で、「情婦」だけはなんとかならないのか、と思います。

裁判では被告人の妻は証人になれません。しかし、検察側の証人としてなら、可能です。 クリスチーネは、法廷の証人台で堂々と被告人である夫に不利な証言をします。他の証人の発言もことごとく、被告人を追い詰めるものばかりです。有罪判決は、決定的のようです。ところが、そこに弁護士のウィルフリット卿が入手した一通の手紙が・・・・。

この映画の最後の7分ほどのあっと驚く展開。原作はアガサ・クリスティです。

ジュールス・ダッシン監督「裸の町(The Naked City)」

2019-08-16 00:00:55 | 映画


伝説の名画ですが、長く観ることができませんでした。先日、DVDを入手、待ち焦がれた飢餓感で鑑賞しました。

巻頭にナレーションが入る。ーこの映画はスタジオで取られた部分は1フィートもなく、すべてはニューヨークで実際に撮影されたセミ・ドキュメンタリーであり、このエピソードは800万市民の物語のなかの一挿話にすぎないー

ある夏の夜、ニューヨーク西50丁目のアパートの一室で、20代後半の女性が二人組の男に殺されました。クロロフォルムを嗅がされて、殺されたようです。この事件解決のプロセスが、この映画のストーリーです。

ベテラン警部補ダン(バリ・フィッツジェラルド)と若手刑事ジミイが、事件の捜査にあたります。殺された女性はモデルで、所持していた貴金属が奪われていました。

ジミイはモデルの友達ルス・モスリン(ドロシー・ハート)に話を聞き、ダン警部補はモデルと婚約関係にあったフランク・ナイルス(ハワード・ダフ)に尾行をつけます。

殺人のあった同じ頃、もうひとつの殺人事件がイースト川で起こっていました。バカリスという男が溺死体で発見されたのです。この二つの事件には、関係がありました。実はバカリスは屈強のウイーリーと組んで、モデルから貴金属を盗んだのですが、その分け前をめぐって争いになり、バカリスは殴り殺され、川に放り込まれ、溺死したのです。

捜査のプロセスが緊迫した描写で、展開されます。殺人犯がわからない状態で、話が進んでいきます。

最後は、女性殺しの犯人のひとりウイーリーをダン警部補が追いつめていきます。そのシーンはウイリアムズバーグ橋の鉄塔です。鉄塔を上へ上へと逃げるウイーリー、それを追跡する警官隊。銃撃戦が始まり、結局、殺人犯は鉄塔から落下します。ニューヨークの真夏の夜の事件の結末でした。

ジャン=ピエール・メルビル監督「この手紙を読むときは」(フランス、1953年、104分)

2019-08-15 00:03:51 | 映画
メルビル監督の作品。



男女の奇妙な愛のかたち。カンヌの教会で修道女になっているテレーズ(ジュリエット・グレコ)は、両親が突然、交通事故死にあい、祖父の依頼で妹のドゥニーズ(イレーヌ・ガルテル)の面倒をみるようにいわれ、還俗し、文房具店をひきつぎます。

もう一人の人物はマックスという女たらし。自動車重里工場で働いていますが、ホテルに滞在している金持ちの女性イレーヌにとりいろうとしていた矢先、ホテルのボーイ・ビケからイレーヌが離婚を考えていることを知ります。マックスはそこで、イレーヌに専属の運転手になりたいという話をもちかけ、あつかましくもホテルで同居を始めます。

そのマックス(フィリップ・ルメール)は偶然に通りで出あったドゥニーズを誘惑し、うぶな彼女はマックスにほのかな恋心をよせます。

イレーヌはテレーズの文房具店で、便箋を特注します。日にちをおいてドゥニーズはイレーヌの居るホテルの部屋に文便箋を届けにいきますが、彼女は外出中でそこにはマックスが寝転んでいました。マックスに激情がはしり、ドゥニーズをそこで犯します。絶望したドゥニーズは、遺書を書いて、レラン諸島行きの船にのり、海に身をなげて自殺をはかります。ドゥニーズは一命をとりとめますが、テレーズは彼女の遺書を読み、事情を知ります。遺書は「姉さんがkの手紙を読むときは・・・」で始まり、それがこの映画のタイトルに使われています。

一方、イレーヌは行き違いから、自身の車でニースにいく途中、事故死します。それというのも、マックスがその存在がわずらわしくなったビケを殺そうと、ビケにボルトがはずれるように細工したイレーヌの車を貸そうと図ったのですが、思わぬ行き違いからイレーヌがそれに乗ってしまったからでした。マックスはこの事件の容疑者として判事の尋問を受けますが、嫌疑不十分で不起訴になります(ビケは失踪)。

テレーズは妹を自殺に追い込んだマックスを許せず、ふたりを結婚させて問題を落着させようとします。不可解なことに、ドゥニーズはこの姉の案に同意します。マックスは仕方なくドゥニーズに求婚します。祖父は孫娘ドゥニーズに結婚祝いとして金貨100枚をプレゼントします。マックスはこれを盗みだします。あろうことか、マックスが惚れていたのは姉のテレーズで、モロッコでひと稼ぎしにいくが一緒にならないかと強引に、暴力的に迫りますが(その場面が上の画像です)、テレーズはこれを毅然として拒否します。

ここまでの筋はわかります。わからなくなるのはこの後です。

翌日、結婚の約束が破れたドゥニーズと祖父母が田舎に発つのを見送ったテレーズは、突然、レザルクに向かう電車にカンヌ駅から乗り込みます。それはマックスと落ち合うためでした。あれほど、マックスの申し出、勧誘を拒否した彼女がzなぜ、翻意して、マックスと落ち合おうとしたのでしょうか? しかも、座席に座っているテレーズの顔には、希望のかけらもありません。謎です。

映画はこのあと、マックスがモロッコ行きの電車に乗り遅れそうになり、ホームに入ってきた電車の前を横切ろうとしてはねられ、絶命します。

テレーズは再び修道院に戻り、妹の魂の救済と、マックスのあの世での安寧を祈ります。

映画鑑賞歴【2019年6月】

2019-07-31 21:26:48 | 映画
6/4 原田真人監督「関ケ原」日本 2017年 ☆☆☆
6/6 クリスチャン・ジャック監督「パルムの僧院」フランス1948年 ☆☆☆★
6/9 ルネ・クレール監督「夜の騎士道」フランス ☆☆☆
6/10 ドン・テイラー監督「5人の軍隊」イタリア 1969年 ☆☆☆★
6/11 オリヴィエ・ダアン監督「グレース・オブ・モナコ 」フランス 2013年 ☆☆☆★
6/12 萩上直子監督「レンタネコ」日本 2010年 ☆☆
6/14 ティム・バートン監督「エド・ウッド」日本 1994年 ☆☆☆☆
6/15 リュック・ベッソン監督「ジャンヌ・ダルク」アメリカ/フランス 1999年 ☆☆☆★
6/17 今村昌平監督「豚と軍艦」日本 1961年 ☆☆☆☆
6/18 ジョディ・フォスタ監督「マネー・モンスター」アメリカ 2016年 ☆☆☆★
6/19 ヘンリー・ハサウェイ監督「悪の花園」アメリカ 1954年 ☆☆★
6/20 ボブ・フォッシー監督「オール・ザット・ジャズ」アメリカ 1979年 ☆☆☆☆
6/21 テオ・アンゲロプロス監督「霧の中の風景」ギリシャ 1988年 ☆☆☆★
6/22 ジョゼフ・マンキーウィッツ監督「大脱獄」アメリカ 1970年 ☆☆☆★
6/23 フランソワ・トリュフォー監督「終電車」フランス 1981年 ☆☆☆☆
6/24 マーティン・スコッセシ監督「ギャング・オブ・ニューヨーク」アメリカ 2002年☆☆☆★
6/25 ロジャー・ドナルドソン監督「スピーシーズ」アメリカ 1995年 ☆☆
6/26 パトリッリ・タトポロス監督「アンダーワールド ビギンズ」アメリカ 2009年☆★
6/27 ポール・ブリックマン監督「卒業白書」アメリカ 1984年 ☆☆★
6/28 レナード・ニモイ監督「スリーメン&ベイビー」アメリカ 1987年 ☆☆☆
6/29 ジョン・バダム監督「ブルー・サンダース」アメリカ 1983年 ☆☆☆

映画鑑賞履歴【2019年5月】

2019-07-30 23:29:32 | 映画
5/1ロブ・ライナー監督「スタンド・バイ・ミー」アメリカ 1986年 ☆☆☆★
5/2ジョン・フォード監督「怒りの葡萄」アメリカ 1940年 ☆☆☆☆
5/3ジョエル・シューマカー監督「依頼人」アメリカ 1994年 120分 ☆☆☆★
5/5マイケル・リッチー監督「候補者 ビル・マッケイ」アメリカ 1972年 ☆☆☆★
5/6石川淳一監督「エイプリルフールズ」日本 2015年 ☆☆☆
5/8エリック・トレダノ他「最強のふたり」フランス 2011年 113分 ☆☆☆☆
5/9ピーター・ボグダノヴィッチ監督「デイジー・ミラー」1974年 アメリカ ☆☆☆★
5/10ロバート・マリガン監督「アラバマ物語」アメリカ 1962年 ☆☆☆☆
5/12ジェリー・ザッカー監督「ゴースト ニューヨークの幻」アメリカ 1990年 ☆☆☆★
5/13和泉聖治監督「相棒」日本 2008年 ☆☆☆★
5/14マイケル・クライトン監督「コーマ」アメリカ 1977年 ☆☆☆★
5/15フランシス・F・コッポラ監督「ワン・フロム・ザ・ハート」アメリカ1982年 ☆☆☆★
5/17イングマール・ベルイマン監督「サラバント」スウェーデン 2003年 ☆☆☆☆
5/21スティーブン・スピルバーグ監督「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」アメリカ 2002年 ☆☆☆☆
5/22今井正監督「キクとイサム」日本 1959年 ☆☆☆★
5/23アンドリュー・デイビス監督「刑事リコ」アメリカ 1988年 ☆☆
5/24スティーブン・ソダバーグ監督「オーシャン11」アメリカ 2001年 ☆☆
5/25グレゴリー・ホブリット監督「真実の行方」アメリカ 1996年 ☆☆☆☆
5/26チェン・カイコー監督「覇王別姫 」中国 1993年 ☆☆☆★
5/27アーリス・ハワード監督「コロンバインの空に」アメリカ 2014年 ☆☆☆
5/28ジョージ・クルーニー監督「ミケランジェロ・プロジェクト」アメリカ・ドイツ 2013年 ☆☆☆☆
5/29ロン・ハワード監督「スプラッシュ」アメリカ 1984年 ☆☆☆★

藤井道人監督「新聞記者」(於:MOVIXさいたま)

2019-07-09 12:05:01 | 映画


必見です。

満席でした。

社会部の女性記者・吉岡エリカ(シム・ウンギョン)が内閣府主導の医療系大学院大学新設の真意に疑問をもち、その狙いを官邸の圧力に抗しながら、追及していく話です。

大学設置の仕事は本来、文科省の担当ですが、特区に医療関係の大学院大学の設置を内閣府が進める不自然さ、そして調査していくと、この医療系学科は軍事関係の薬品の開発に貢献できる人材を育てることを暗に意図していて、吉岡記者がこれを一面記事に、すっぱぬくというもの。

外務省から内閣情報調査室(内調)に出向中の若いエリート官僚・杉原拓海(松坂桃李)が資料の提供に関与しますが、事件があかるみになる直前に、吉岡記者に最初に情報を流した官僚が自殺します。

展開はサスペンスタッチ。吉岡記者の叫び「わたしたち、このままでいいんですか?」が残響のように心のなかでこだまします。

映画は現在の偽造・ねつ造、嘘・欺瞞の安倍内閣を暗示し、緊張感のなか2時間はあっという間にすぎました。


映画鑑賞履歴【2019年4月】

2019-05-09 17:48:59 | 映画
4/2 山田洋次監督「小さいおうち」日本 2014年 ☆☆☆☆
4/4 ジャン・ルノワール監督「ピクニック」フランス 1936年 ☆☆☆
4/5 ジャン・ヴィゴ監督「アタランタ号」フランス 1934年 ☆☆☆☆
4/6 チャン・イーモウ監督「初恋のきた道」中国 2000年 ☆☆☆☆
4/8 フィリップ・ノイス監督「パトリオット・ゲーム」アメリカ 1992年 ☆☆☆☆
4/9 リュック・ベッソン監督「グラン・ブルー」フランス 1988年 ☆☆☆☆
4/10 ジャン・ピエール・メルヴィル監督「仁義」フランス/イタリア 1970年 ☆☆☆★
4/13 リチャード・ブルックス監督「弾丸を噛め」アメリカ 1975年 ☆☆☆
4/16 佐藤東弥監督「カイジ」日本 2009年 ☆☆★
4/17 平山秀幸監督「しゃべれどもしゃべれども」日本 2007年 ☆☆☆
4/18 ジョン・フォード監督「タバコ・ロード」アメリカ 1941年 ☆☆☆☆
4/20 ミック・ジャクソン監督「メモリー・キーパーの娘」アメリカ 2008年 ☆☆☆★
4/21 ジョン・シュレジンジャー監督「マラソンマン」アメリカ 1976年 ☆☆☆☆
4/22 パク・ジョウォン監督「われらの歪んだ英雄」韓国 1992年 ☆☆☆
4/24 ジョン・スタージェス監督「墓石と決闘」アメリカ 1967年 ☆☆☆★
4/26 森義雄監督「聖の青春」日本 2016年 ☆☆☆★


映画鑑賞履歴【2019年3月】

2019-05-08 14:14:41 | 映画
3/1 イーゴリ・タランキン監督「チャイコフスキー」ソ連 1970年 ☆☆☆★
3/2 ティム・バートン監督「スリーピー・ホロウ」アメリカ 1999年 ☆☆☆★
3/2 ヤン・デ・ボン監督「Speed (スピード)」アメリカ 1994年 ☆☆☆☆
3/3 アレクサンドル・ソクーロフ監督「マザー、サン」ロシア/ドイツ1997年 ☆☆
3/4 ダニー・ボイル監督「スラムドッグ・ミリオネア」イギリス 2008年 ☆☆☆★
3/5 三谷幸喜監督「ステキな金しばり」日本 2010年 ☆☆☆★
3/6 スタンリー・キューブリック監督「バリー・リンドン」アメリカ 1975年 ☆☆☆★
3/7 ベルナルド・ヴェルトリッチ監督「1900年」イタリア/フランス/ドイツ 1976年 ☆☆☆☆★
3/8 クリント・イーストウッド監督「ミリオンダラー・ベイビー」アメリカ 2004年 ☆☆☆
3/9 フランク・ロイド監督「戦艦バウンティ号の叛乱」アメリカ 1935年 ☆☆☆★
3/11 ロイ・ハワード監督「インフェルノ」アメリカ 2016年 ☆☆☆★
3/13 グレゴリー・ナバ監督「セリナ」アメリカ 2016年 ☆☆☆
3/14 ルイ・マル監督「死刑台のエレベーター」フランス 1957年 ☆☆☆☆
3/18 スティーブン・スピルバーグ監督「インディージョーンズ」アメリカ 1984年 ☆
3/19 スティーブン・スピルバーグ監督「ブリッジ・オブ・スパイ」アメリカ 2015 ☆☆☆☆
3/20 ルネ・クレマン監督「鉄路の闘い」フランス 1945年 ☆☆☆
3/23 降旗康雄監督「あなたへ」日本 2012年 ☆☆☆☆
3/28 ジョン・フォード監督「真珠湾攻撃」アメリカ 1943年 ☆☆☆
3/29 アイラ・サックス監督「あぁ結婚生活」アメリカ 2008年 ☆☆☆★
3/30 山田洋次監督「母と暮らせば」日本 2015年 ☆☆☆☆
3/31 ブライアン・デ・パルマ監督「カリートの道」アメリカ 1993年 ☆☆


映画鑑賞履歴【2019年2月】

2019-03-02 14:08:32 | 映画
2/1 スティーブ・マックイーン監督「それでも夜は明ける」2013年 ☆☆☆
2/2 セシル・B・デミル監督「十戒」1956年 ☆☆☆☆
2/3 シドニー・ポラック監督「ランダム・ハーツ」1999年 ☆☆☆★
2/4 ピーター・ウィアー監督「刑事ジョン・ブック/目撃者)」1985年 ☆☆☆☆★ 
2/6 大友啓史監督「3月のライオン」2017年 ☆☆☆☆
2/7 アンドリュー・デイビス監督「守護神」2006年 ☆☆☆
2/8 ウール・グロスバート監督「恋におちて」1984年 ☆☆☆☆
2/9 デイミアン・チャセル監督「ラ・ラ・ランド」2016年 ☆☆☆☆
2/10 ロブ・ライナー監督「ミザリー」1990年 ☆☆☆☆
2/12 大友啓史監督「3月のライオン 続編」2017年 ☆☆☆★
2/13 スティーブン・ソラバーグ監督「エリン・ブロコビィッチ」2000年 ☆☆☆☆
2/14 アルフレッド・ヒチコック監督「泥棒成金」1955年 ☆☆☆☆
2/15 ミック・ジャクソン監督「ボディ・ガード」1992年 ☆☆☆
2/16 スティーヴ・グローヴス監督「恋のゆくえ ファビュラス・ベイカー・ボーイズ」 1989年 ☆☆☆★
2/18 クロード・ルルーシュ監督「白い恋人たち」1969年 ☆☆☆
2/19 スティーブ・スピルバーグ監督「ターミナル」2004年 ☆☆☆★
2/19 内田けんじ監督「鍵泥棒のメソッド」2012年 ☆☆☆☆
2/20 ロン・ハワード監督「アポロ13」1995年 ☆☆☆☆
2/22 ウォーレン・ベイティ監督「レッズ」1981年 ☆☆☆☆★
2/24 ロジャー・スポティスウッド監督「ボブという名の猫 幸せのハイタッチ」 2016年 ☆☆☆★
2/25 ヘンリー・ハサウェイ監督「勇気ある追跡」1969年 ☆☆☆☆
2/26 平松恵美子監督「あの日のオルガン」2019年 ☆☆☆☆
2/27 マーティン・リット監督「ハッド」1962年 ☆☆☆★
2/28 ヴィターリ・カネフスキー監督「動くな、死ね、甦れ」1989年 ☆☆★

映画鑑賞履歴 【2019年1月】

2019-03-01 22:37:23 | 映画
<2019年1月>
1/1 吉田大八監督「紙の月」☆☆☆★
1/3 クリント・イーストウッド監督「ハドソン川の奇跡」☆☆☆☆
1/5 セルゲイ・ボンダルチェック監督「戦争と平和」☆☆☆★
1/7 黒澤明監督「どん底」☆☆☆☆
1/8 ロバート・ゼメキス監督「フォレスト・ガンプ/一期一会」☆☆☆☆
1/9 スチュアート・ミラー監督「オレゴン魂」☆☆☆★
1/10 リチャード・ベンジャミン監督「マネー・ピット」☆☆☆
1/11 クロード・ルルーシュ監督「愛と哀しみのボレロ」☆☆☆☆
1/12 ルイス・マイルストン監督「二十日鼠と人間)☆☆☆☆
1/13 ロバート・ゼメキス監督「永遠に美しく」☆☆☆★
1/14 ウォルター・ヒル監督「ストリート・オブ・ファイア」☆☆☆
1/16 ペドロ・コスタ監督「溶岩の家」☆☆
1/17 ルカ・ルチーニ監督「ミラノ・スカラ座 魅惑の神殿」☆☆☆☆
1/18 ヴィクター・フレミング監督「風と共に去りぬ」☆☆☆☆☆
1/19 マーティン・7ブレスト監督「ミッドナイト・ラン」☆☆☆☆
1/24 山本薩夫監督「戦争と人間<第1部> 運命の序曲」☆☆☆☆☆
1/26 山本薩夫監督「戦争と人間<第2部> 愛と哀しみの山河」☆☆☆★
1/28 山本薩夫監督「戦争と人間<第3部> 完結編」☆☆☆★
1/26 チー・ピュー・シン監督「マイカントリー マイホーム」☆☆☆
1/28 ジョナサン・デミ監督「フィラデルフィア」☆☆☆☆
1/29 黒澤明監督「どですかでん」☆☆☆★
1/30 William Wyler監督「 おしゃれ泥棒」☆☆☆☆
1/31 木下恵介監督「カルメン故郷へ帰る」☆☆☆★

平松恵美子監督「あの日のオルガン」(於:さいたまMOVIX)

2019-02-28 15:48:12 | 映画
「さいたまMOVIX」で「あの日のオルガン」を観ました。太平洋戦争中、戸越地区の保育所から南埼玉の荒れた寺を修繕し、ここに疎開した保母さんたち、そして53人(映画では30人)の子供たちのはなしです。平野村は今は、私が住んでいる埼玉県の蓮田市の高虫です。

迫りくるB29の空襲、子供たちの命をどのように守るか。保母さんたちは所長とともに協力して、疎開を決めます。なかには反対する親もいましたが、所長は懸命に走り回って、南埼玉のお寺を見つけ、疎開を決行します。

そのお寺は使われていないほとんど廃屋状態、ねずみがすみつき、雨戸はこわれ、まともな戸、窓もありません。保母さんたちは必至でここを人間の住める状態に保全し、臨時の保育園としてスタートします。

食べるものものも少なく、おねしょをする子はまだたくさんいて、保母さんたちは四苦八苦。近くの住民の協力があって(反目も)、子供たちはしだいにここの生活になれてきます。

オルガンが一台あり、みっちゃん先生が時々弾き、童謡を子供たちと歌っていました。過酷な戦争中の生活、空襲は日に日に激しく、本州の奥深くまでやってきます。ここの保育園でもしばしば警戒警報を聞くようになり、子供たちは防空壕へ避難を余儀なくされます。3月10日の東京大空襲では少なからぬ子供たちの父親、母親が亡くなりました。



映画鑑賞履歴(2018年)【12月分】

2019-01-01 00:25:34 | 映画
12/1「学校」山田洋次監督 1993年 ☆☆☆★
12/2「VIVA MARIA!」ルイ・マル監督 1965年 ☆☆☆
12/4「東京家族」山田洋次監督 2013年 ☆☆☆
12/5「事件」野村芳太郎監督 1978年 ☆☆☆☆★
12/6「冬冬の夏休み」候孝賢監督1985年 ☆☆☆☆
12/7「2001年宇宙の旅」スタンリー・キューブリック監督 1968年 ☆☆
12/8「DESTINY 鎌倉ものがたり」山崎貴監督 2017年 ☆☆☆★
12/11「喜劇・駅前金融」佐伯幸三監督 1965年 ☆☆☆
12/12「石の花」アレクサンドル・プトゥシコ監督 1946年 ☆☆☆
12/14「Working Girl」マイク・ニコルズ監督 1989年 ☆☆☆★
12/15「静かなる決闘」黒澤明監督 1949年 ☆☆☆★
12/16「台北カフェ・ストーリー」シアオ・ヤーチュアン監督 2010年 ☆☆
12/18「ワイアット・アープ」ローレンス・カスダン監督 ☆☆☆
12/18「喜劇・駅前大学」佐伯幸三監督 1965年 ☆☆
12/19「白雪姫と鏡の女王」ターセム・シン・ダンドワール監督2012年 ☆☆☆
12/20「美女と野獣」クリストフ・ガンズ監督 2014年 ☆☆☆
12/22「ジェシー・ジェームズの暗殺」アンドリュー・ドミニク監督 2010年 ☆☆
12/25「サウンド・オブ・ミュージック」ロバート・ワイズ監督 1965年 ☆☆☆☆
12/25「喜劇・駅前弁天」佐伯幸三監督 1966年 ☆☆
12/27「アゲイン」大森寿美男監督 2014年 ☆☆☆☆
12/28「戦争と平和」キング・ヴィター監督 1956年 ☆☆☆
12/29「横道世之介」沖田修一監督 2012年 ☆☆☆☆
12/30「八つ墓村」野村芳太郎監督 1977年 ☆☆☆☆


映画鑑賞履歴(2018年)【11月分】

2018-12-04 16:21:43 | 映画
11/1「アンカーウーマン」ジョン・アヴネット監督 1996年 ☆☆☆☆
11/3「リバー・ランズ・スルー・イット」ロバート・レッドフォード監督1992年 ☆☆☆☆
11/4「ロング・グッドバイ」ロバート・アルトマン監督 1973年 ☆☆☆★
11/5「シャイン」スコット・ヒックス監督 1997年 ☆☆☆★
11/6「私をスキーに連れてって」馬場康夫監督 1987年 ☆☆☆
11/7「切腹」小林正樹監督1962年 ☆☆☆☆☆
11/8「アンストッパブル」トニー・スコット監督 2010年 ☆☆☆
11/9「ワーテルロー」セルゲイ・ボンダルチェック監督 1970年 ☆☆
11/10「何がジェーンに起こったのか」ロバート・アルドリッチ監督 1962年 ☆☆☆☆
11/11「マリー・アントワネット」ソフィア・コッポラ監督 2006年 ☆☆☆
11/12「クリクリのいた夏」ジャン・ベッケル監督 1999年 ☆☆☆☆
11/14「湖のランスロ」ロベール・ベッソン監督 1974年 ☆☆☆★
11/15「張り込み」ジョン・バダム監督 1987年 ☆☆☆★
11/16「張り込みプラス」ジョン・バダム監督 1993年 ☆☆☆
11/19「アンフェア the end」佐藤嗣麻子 2015年 108分 ☆☆
11/19「タバコ・ロード」ジョン・フォード監督 1941年 ☆☆☆☆
11/20「王様と私」ウォルター・ラング監督 1956年 ☆☆☆★
11/21「愛と喝采の日々」ハーバート・ロス監督 1977年 ☆☆☆☆
11/22「タクシー運転手-約束は海を越えて-」チャン・フン監督 2017年 ☆☆☆☆
11/25「クレオパトラ」ジョゼフ・L・マンキーウィッツ監督 1963年 ☆☆☆
11/25「宮廷画家ゴヤは見た」ミロス・フォアマン監督 2006年 ☆☆☆★
11/26「家族」山田洋次監督1970年 ☆☆☆☆★
11/27「故郷」山田洋次監督1972年 ☆☆☆☆
11/28「キネマの天地」山田洋次監督1986年 ☆☆☆☆☆
11/29「遥かなる山の呼び声」山田洋次監督 1980年 ☆☆☆☆★
11/30「息子」山田洋次監督 1980年 ☆☆☆☆