MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.026 「7つの贈り物」 (2008年 123分 シネスコ)

2009-02-28 23:13:13 | 2009年劇場鑑賞
監督 ガブリエレ・ムッチーノ
出演 ウィル・スミス
   ロザリオ・ドーソン
   マイケル・イーリー



今年は快調なペースで劇場へ足を運んで行ってます。
本日も早速公開されたての作品を連続鑑賞予定です。
その1本目がウィル・スミスの最新作「7つの贈り物」という作品。
このウィル・スミスという役者さんはアクション映画やコメディもやれば、こういうヒユーマンドラマもやるし幅広い仕事をする役者さん。
どちらかというとこう言う映画が派手な作品よりも合うような気がします。

(あらすじ)

過去の事件により心に傷を負った謎の男ベン・トーマス(ウィル・スミス)はある計画を立てていた。
親友のダン(バリー・ペッパー)にだけ打ち明けられた計画は、見知らぬ7人の他人に彼らの人生が変わるような贈り物をすることだった。
そして計画実現のためには、その7人でなければならない特別な理由があった…



冒頭から観客を置き去りにするかの如く、主人公が次々と謎の行動に出ます。
色んな人に色んな場所で、色んな事をします・・・いったいこの男は何がしたいのか?
そんな疑問符を観客に投げかけながらストーリーが進行していきます。

途中にこの男の過去がフラッシュバックで小出し気味に出てきたりして、だいたい過去に何があったのかと言うことが見てる側にも薄々感づいてくるんですが、ストーリーの後半までこのミステリアスな展開が続きます。
そして終盤の20分ぐらいから、この主人公がしようとすることが判明するんですが、正直何か無茶やね~
それはあなた・・・また何か違うでしょう?と主人公に問いただしたくなりました。



友人と弟だけが知ってるその行為は本人以上にこの2人が悲しいよね~
自己犠牲で人を救うということだが、しかし彼の考えるような事をしたところで、何の解決になるのか?
彼のおかげで助けられた選ばれし7人はいいかも知れないし、幸せになれるだろうけど、それが彼に取って果たして最良の事なのでしょうか?
罪の重圧から死を選んでるのと変わらないような行為に思えて、あまり共感(感動)出来ないのが残念・・・もっと他に最良な方法がある筈やぞ・・・と私が映画に出てたら彼に言うたんねんけどな~(笑)

終始悲壮感の塊となったウィル・スミスを見てるだけで、見てるこちらも気が重くなってしまったわい!



★★★ 2009.2.26(木) 布施ラインシネマ10 南館 シネマ10 16:20 F-13


No.025 「鎧 サムライゾンビ」 (2008年 91分 ビスタ)

2009-02-27 23:51:46 | 2009年劇場鑑賞
監督 坂口拓
出演 植田浩望
   夏目ナナ
   やべきょうすけ



今日は天六シネ5ビルに映画を見にきたけど深夜興行は決まって週末なんですが、珍しく平日に来てしまいました。
事情によりこう言う事になったんですが、平日の深夜のホクテンザ1はやはり人はほとんどいないです。
2~3人寝てる人が居るだけです。
本日は和製ゾンビ映画の鑑賞ですが案外日本のゾンビ映画って海外以上にグロかったりするんですよね~

(あらすじ)

休日のドライブを楽しんでいた家族を逃亡中の強盗犯がカージャックする。
一味のリーダー次郎(植田浩望)の指示で山道の奥へ入っていった車は、突然原因不明のトラブルを起こして立ち往生してしまう。
そこは、戦国時代から続く忌まわしい因縁にたたられた禁断の土地で、やがて彼らの前に鎧で身を固めたサムライゾンビが姿を現す・・・



主演がお笑い芸人の桜塚やっくん・・・それが植田浩望と名乗っての出演でAV女優だった夏目ナナや荻野目慶子に吹越満、いしだ壱成 と言った面々の出演です。
でも吹越満はほぼゲスト出演的扱いだし、荻野目慶子も脇役・・・よって話全体的に中心になるのは植田浩望と夏目ナナになるけど役者としては素人はだしの二人だけにイマイチ安っぽいビデオムービー的な感じで、スクリーンで見るとどうも締まりがないね。
自宅でのテレビサイズの鑑賞ならまだしも劇場となるとキツイな~

内容的としては「八っ墓村」の発端の落ち武者&津山32人殺しのエピソードにゾンビの要素をプラスしたような話しで、北村龍平が原案脚本と言う意味では今や奇跡の傑作といわざる得なくなった「VERSUS ヴァーサス」と似てる部分がある。



鎧をきた落ち武者ゾンビはそれなりにいいけど個人的にはもう少し沢山出てきて欲しかったな~
またゾンビお決まりの噛み付いたりするような行為は無く、そのかわり刀で首をはねると言うゾンビらしかぬ殺し方。
また主人公が落ち武者ゾンビと戦うけどバイオレンスて言う意味ではなんか中途半端な印象ですな。
また時折出てくる不必要なギャグがまた寒いの何の・・・無理にくだらないギャグ(例えばゾンビに殺された警官の首と腕が空中に舞いあがり敬礼のポーズを取る)を入れるぐらいなら他にする事あるやろ!

何よりもラストの子役の男の子の号泣する芝居がやけに気合いが入っていてゾンビより印象が強いと言う困ったゾンビ映画でもある。



★★ 2009.2.25(水) 天六ホクテンザ1 23:50

WBC強化試合

2009-02-25 00:36:30 | ライヴ&イベント



WBC日本代表の強化試合 日本VSオーストラリア戦が京セラドーム大阪であるので行こうと思ったんですが、何と当日券売り場は早朝からの行列でエライ事になってるようです。
友人が2時すぎにドームまで足を運んでくれたのですが、とても買える状況ではなさそうとの事・・・案の定並んでる間に完売したようです。

でも翌日25日のチケットは発売されてるようで、翌日のチケットの列にならんだそうですが、私は翌日は行けないので一か八かダフ屋狙いで足を運ぶことにしました。
案の定ドーム周辺は凄い人、人、人、・・・・ドーム横のコンビニなんて店内をトグロを巻くようなレジの行列!
しかも最後尾は店の外・・・万引きされんぞ~でもこんなにコンビニが混雑してるのは初めてですね。
おそるべしWBC効果・・・いやイチロー効果!

ダフ屋にチケットを聞くと

ダフ屋「今日はどの席も1万円以上するで」
キング「1万円はようださんわ」
ダフ屋「8000円にしたるわ」
キング「そんなに出したら電車賃無くなるがな」
ダフ屋「なんぼなら出せるんや?」
キング「出しても6~7000円や」
ダフ屋「7000円にしたるわ」
キング「6000円にならんか?」
ダフ屋「そらぁ殺生や!7000円が限界や」

その後いろいろ当たったがどのダフ屋も1万円か8000円ですね。
結局は元のおっさんのとこで、何と外野自由席を7000円で購入し入場。

センター後方のスコアボード下というハイアングルでの観戦となりました。
まだその後ろスコアボードの裏にも座席あるんですが、そこも一杯です。
何か後ろの壁とスコアボードに圧迫されて個室見たいになってます。


↑座席から見たグランド

でも国際試合と言ってもそこは強化試合、本番ではないので観客席のムードは緊張感のかけらもありません。
イチロー、ダルビッシュ、福留、城島・・・お目当ては滅多に見れないスター選手なのです。
特にイチロー!彼が居なければ多分満員にはなってないでしょうね~それほどの人気です。
彼が打席に立つたびに凄まじいフラッシュがたかれます。

つい数週間前まではそんなにチケットは売れてなかったと思うんですが、やはり日本代表のキャンプなでの過熱人気の報道で一気にチケットが売れたんでしょうね。
結構思いつきできたにわか野球ファンも多いでしょうね~
その証拠に安い席からどんどん売れて行ってようですからね・・・2年前の大阪で開催された世界陸上見たいやね。


↑イチローが近くで見れるライトスタンドは満員

選手たちは来るべき本番に向けての最終調整だろうけど、観客席は思いっきりユルユルモードです。
オーストラリアの攻撃になれば注意力散漫になり、日本側の攻撃は注目して見るけどオールスターを見てるようなリラックスムード!
ま、本戦じゃないから仕方ないけどね。

イチローが後半退き、もしかしたら大半帰り出すのかな?と思ったけど、意外と皆残ってます・・・そう藤川球児を待ってるようです。
さすがはタイガースのおひざ元関西ですね~
同じタイガースの岩田が出たときも大歓声でしたからね。

で、8-2で日本リードで迎えた最終回、「ピッチャー藤川」のコールを待つファンは「ピッチャー馬原!」の場内アナウンスと同時に大きな溜め息と共に一斉に席を立ち家路に急ぐのでした・・・
東京ドームの本戦はもっとピリピリとしたムードで国際試合の雰囲気味わえるんでしょうね。


★★★ 2009.2.24(火) 京セラドーム大阪 外野上段自由席


No.024 「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(2008年 167分 シネスコ)

2009-02-23 00:45:22 | 2009年劇場鑑賞
監督 デヴィッド・フィンチャー
出演 ブラッド・ピット
   ケイト・ブランシェット
   タラジ・P・ヘンソン



余談ですが前夜は中学の同窓会があり、久々にお会いした皆さん方と短い時間だったが懐かしいひと時を過ごさせてもらいました。
卒業して30年近くなりつつありますが、昔の記憶と変わることのない面影がそこにありました・・・皆、歳は取りましたがね~

その翌朝に見に行った作品が「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」というアカデミー賞にノミネートされてる話題作です。
予告で何度も見たけどデヴィッド・フィンチャーらしからぬファンタジックな深イイ話なんでしょうか?
早朝だと言うのにチケット売り場は行列が出来てます。
さすが日曜ですね~普段は平日しか行かないから何か新鮮な光景ですな。

(あらすじ)

80代の男性として誕生し、そこから徐々に若返っていく運命のもとに生まれた男ベンジャミン・バトン(ブラッド・ピット)。
時間の流れを止められず、誰とも違う数奇な人生を歩まなくてはならない彼は、愛する人との出会いと別れを経験し、人生の喜びや死の悲しみを知りながら、時間を刻んでいくが…



「セブン」や前作「ゾディアック」と言ったちょっと怖く、または刺激的な映画を撮ってたデヴィッド・フィンチャー監督にしては珍しい人間ドラマ。
それも老人として産まれ、歳を取るに連れてドンドン若返っていくというありえない物語・・・でも一見ファンタジックなストーリーになりそうな所なんだが、妙に現実的な雰囲気が感じられる。
それはファンタジックなのはブラピ演じるベンジャミンだけで、それ以外の登場人物はごく普通の人たちだからでしょうか?
普通に歳を重ねて老いていく人たちと、逆に歳を重ねるごとに若くなっていくベンジャミン・・・この差が深イイどころか、せつなくも残酷なお話となっていきます。

この映画は逆行していく数奇な人生を描きながら、老いて行く現実と逆に若返っていくと言う非現実のすれ違いが生む様々な出来事に向き合って生きていく主人公の姿を通して、後戻りできない人生の中でどれだけその時を大切に生きていくかというの描いているようにも感じる。



ネタバレになるから詳しくは書けないけど、後半に彼が下す決断はまさに切なく悲しいですね。
年齢がすれ違うズレが互いに年を重ねることでますます大きくなってしまうのはホント残酷です。
167分という長尺ながら1人の人間の一生を見せて貰ったような充実感のある映画でした。

しかしブラピ一人でほとんど老け役から若い役まで特殊メイクとCGで描いたのはさすがですね。
老け役はまだしも若い役のメイクも素晴らしいですね。
まるで「リバー・ランズ・スルー・イット」の頃のブラピに戻ったような出来でしたね。



★★★★ 2009.2.22(日) アポロシネマ8 スクリーン1 10:00 H-14

No.023 「雷神-RAIJIN-」 (2008年 96分 ビスタ)

2009-02-22 00:33:18 | 2009年劇場鑑賞
監督 ジェフ・F・キング
出演 スティーヴン・セガール
   ホリー・エリッサ・ディグナード
   クリス・トーマス・キング



本日2本目の作品はなんとスティーヴン・セガールの最新作・・・しかし上映する劇場はいつもの天六シネ5ビルでなく敷島シネポップというロードショー系の普通のミニシネコン・・・
おいおい!いつもの天六シネ5ビルなら金券ショップで590円で招待券手に入るけど、敷島シネポップなら安くてもレイト料金1200円!
あのセガール映画に1200円は冒険だぞい!

(あらすじ)

署内でも評判のすご腕刑事ジェイコブ・キング(スティーヴン・セガール)は、12歳のときに双子の弟が殺害される現場を目撃して現在でも過去の悪夢から逃れることができずにいた。
そんなある日、管内で次々と猟奇的な殺人事件が続発。
ジェイコブは過去の忌まわしい記憶と闘いながら、残忍な殺人鬼を追い詰めていくのだが・・・



今回はセガールが単独で脚本を担当してるようです・・・それだけで嫌な予感!
いつもと違いサイコサスペンス風の映画となってますが、1本の映画の中に別々の事件があり、サイコ犯が2人出てきます。
かなり欲張りな設定で、よって支離滅裂な内容となってしまいます。
一応珍しくいろいろ推理したり、難しい顔して机に座り資料とにらめっこしたりと、いつもより頭を使った捜査をするけど結局最後は力技で解決していまうのはさすがセガール映画の真骨頂。

またオープニングで時限爆弾を体に仕掛けられた女性を助ける場面もアッサリ犯人を見つけ、「ジャガーノート」ばりに何色の配線を切るかと、リチャード・ハリスばりの場面も出てくるけど、これまた力技で解決!(笑)

だが彼の持ち味は格闘アクションのはずですが、肝心のアクションは吹き替えバレバレで、激しいカット割りでそれをごまかしてしてます。
まるで別の映画を見てるかのようにアクションシーンとなると細かいカット割りの編集にしまいに見てるこちらが酔うぞ~



いつもならザコ相手に一撃で倒すけど、今回は手こずり結構攻められます。
彼の映画ではほとんど相手に何もさせず一方的にやっつけてしまうの良かったのに・・・“ハリウッド最強の男”“銀幕のバーリドゥーダー”といつも最強を誇ってた彼にもかげりが来たか・・・ま、映画はとっくの昔にかげりまくってますがね・・・

過去のトラウマを抱えるという設定で、何度か子供時代にフラッシュバックするけど、このセガールの子役時代がまた全然似てない!
そしてこの映画最大のミステリーが事件が解決した後のエピローグ!
「な、な、な、なんやねんこれ?」と目が点になるセガール映画史上最大のどんでん返しが疲れた体に追い打ちをかけ、脱力感という名のトドメを刺してくれます・・・ホンマ笑わしよんな~!



★★ 2009.2.19(木)敷島シネポップ3 20:10 G-7




No.022 「フェイク シティ ある男のルール」 (2008年 109分 シネスコ)

2009-02-20 23:46:44 | 2009年劇場鑑賞
監督 デヴィッド・エアー
出演 キアヌ・リーヴス
   フォレスト・ウィッテカー
   ヒュー・ローリー



本日はポリスアクションムービーを2本続けて見ます。
1本目は今年何かとよく訪れるTOHOシネマズなんばでの鑑賞で、キアヌ・リーヴス主演のアクション映画・・・キアヌ・リーヴスと言えばついこの間もで公開されていた「地球が静止する日」でも主演しており、立て続けに主演作が連続公開となります。

(あらすじ)

ロサンゼルス市警のトム・ラドロー刑事(キアヌ・リーヴス)は、かつてのパートナーを目の前で殺されたあげく、その犯人を取り逃がしてしまう。
ところが、単なる殺人では終わらず、事件の裏には巨悪の陰謀が隠されていた。
ラドローは踏みにじられたプライドを懸け、後戻りできない“エリア”に足を踏み入れる決意をするが……



前作「地球が静止する日」のキアヌ・リーヴスが“静”なら今回の作品は“動”のキアヌ・リーヴスと言えるでしょうね。
とにかく冒頭から拳銃を乱射して悪党をメッタメッタにしてしまいます。
最近の彼には珍しい武闘派コップの役で、オープニングシーンでも朝目覚めるやすぐさま拳銃を握りしめ弾が装填されてるか確認し、歯を磨く時も傍らに拳銃を置いているぐらい・・・

どことなく危険なオーラを出しながら、勤務中でもウオッカのミニボトルを飲みほし、悪党のアジトに単独で踏み込み全員射殺!
しかも偽装工作をして不当な捜査を隠ぺいしようとするダーティな刑事だったりする。
かつての同僚が殺され若手刑事とコンビを組んで真相を探る(と言うより復讐ですね。)のだが、思わぬ事実を知る事になっていく・・・
単なるアクション一辺倒でなく表面の事件からその裏に潜む真相を序々に浮かび上がらせていく所は「LAコンフィデンシャル」のジェームズ・エルロイの脚本だけあって良く出来ている。



キアヌのまわりを固める脇役陣もフォレスト・ウィッテカーをはじめ、名前は出て来ないけど、どこかで見たことのある連中たちが固めてるので作品全体に締まりがあって退屈することなく見れました。
正義のために、本当に悪を徹底的に裁くためには汚いことも必要・・・そんな所も垣間見れたりするリアリティさもよく出てたね。
「地球が静止する日」より遥かにこちらの方が面白い意外と骨太なクライムサスペンスです。



★★★★ 2009.2.19(木) TOHOシネマズなんば スクリーン5 18:00 C-14

映画ファンの深夜勤務!?

2009-02-19 00:07:54 | 映画の話題


ふと最近懐かしく感じた事があるんですが、一昔前まで週末になると映画館では深夜興行=オールナイト上映と言うのが頻繁に行われてましたね。
最近はシネコンが主流になり気が付けばオールナイト上映と言うのがほとんど無くなり、時折ミニシアターなどの企画イベントぐらいしか聞かれなくなりました。

その昔は新作映画の公開初日はだいたい繁華街の劇場などはオールナイト上映をしていたもんでしたね。
21時過ぎから始まり明け方の6時くらいまで4~5回上映してました。
もちろん昼間よりかは観客も少ないし、自由席が主流だった当時は好きな座席で鑑賞出来たので昔は好んで行ってましたね。
あまり遅い回は行った事はないけど時間が遅ければ遅いほど居眠りしてる人が出没するのもちょとした昭和映画館の風情だったりもする・・・

また話題作になると公開日より1~2週間早く土曜日に先々行や先行オールナイトが実施され、いち早く話題作が見れたもんでした(最近は先行上映とか行って昼の通常時間帯に上映されてますね~ま、その深夜版ですな)
ただ先行上映は特別興行になるらしく前売り券が通用しないのが難点で、予め前売り買ってたら泣く泣く公開初日以降まで我慢するしかなかったな~

ちなみに初めてオールナイト上映を体験したのは小学生の頃に姉と兄の三人で行った「オーメン」の先行オールナイトだったな。
深夜の帰り道にお寺の墓地の横を通る時にグレゴリー・ペッグが墓地で野犬に襲われるシーンを思いだして怖かった事を覚えてますわ。

またオールナイト上映でも昼間並に満員になることだってあります。
「エイリアン2」なんて席を探すのに苦労したし、「ターミネーター2」なとばあの大バコの南街劇場が人で溢れかえってチケットが売って貰えず門前払いされたし・・・また「セブン」の時でも劇場の外は長蛇の行列だったしな~

シネコンの時代になり劇場が消えオールナイト上映てのが特殊な劇場(ポルノ映画館やいまだ数は少ないながら細々と残る二番館)ぐらいでロードショー系のシネコンはまず無いですね。
ただ大阪の天六シネ5ビルは新作B級映画を公開してるけど連日オールナイトしてます。

今はオールナイトの変わりにレイトショーという形態が定着しており、20時以降から1回のみの上映をシネコンなどで実地されてます。
シネコンによっては連日レイトショーしているところもあるし、週末のみと言う所もあるでしょうがそれはそれで助かりますけどね。
レイトショーは昼間より安く見れるし結構利用しています。

条例や治安の事もあるかも知れないけど、もうオールナイト興業が以前のようにロードショー系では復活することは無いでしょうし、懐かしい思い出としてチョイ書いて見ました。

No.021 「マンマ・ミーア!」 (2008年 108分 シネスコ)

2009-02-17 00:11:46 | 2009年劇場鑑賞
監督 フィリダ・ロイド
出演 メリル・ストリープ
   ジュリー・ウォルターズ
   ステラン・スカルスガルド



久々のミュージカル映画を見にアポロシネマ8へ
本日は2月14日のバレンタインデーと週末の土曜日が重なりアベックで繁華街は溢れております。
「ブラッディバレンタイン3D」でやわなムードを一掃しちまぇ~て気分ながら見に行ったのは只今話題の「マンマミーア」です。

劇団四季が数年前まで大阪でロングラン上演していたあのミュージカルですがこのミュージカルの最大の特長は全編通してアバのヒット曲が歌われる事でしょう。
♪ダンシング・クイーン、♪ギミー! ギミー! ギミー!、♪ママ・ミア、♪マネー、マネー、マネー 、♪レイ・オール・ユア・ラヴ・オン・ミーetc・・・
アラフォー世代には懐かしい歌のオンパレードで内容とはまた別の意味でも楽しめそうですね。



(あらすじ)

エーゲ海に浮かぶギリシャの小島で、シングルマザーの母ドナ(メリル・ストリープ)に育てられたソフィ(アマンダ・セイフライド)。
彼女のひそかな願いは、まだ見ぬ父親とバージンロードを歩くこと。
結婚式を控え、父親探しをすることに決めたソフィは、内緒でドナの日記を読み、父親の可能性のある昔の恋人3人に招待状を出す。

主演がメリルストリーブですが、この演技派の彼女が歌って踊ると言うイメージが湧いて来ないんですね。
そう思って見てたら何と上手に歌い踊りすっかりミュージカルスターのごとき振る舞いにさすがだな~と感じたしだい・・・
また意外な歌声を聞かしてくれたのが6代目ジェームス・ボンドことピアース・ブロスナン。
父親候補の三人の男性の中でもっとも歌の出番が多く、まさに歌う007と言った感じ・・・



エーゲ海の海をバックに描かれる小さい島でのファンタジーのような出来事にアバのヒット曲が合いますね。
この映画を見て改めてアバというグループには数々のヒット曲があった事を再認識させてくれます。

こういう映画はバレンタインデーのような日に鑑賞するには相応しいですね。
嫌らしさもないし、後味も爽やかだしハッピーな気分にさせてくれます。
最後にカーテンコールの如く歌い踊る、主要キャストを見てたら舞台版も見てみたくなりましたね。



★★★★ 2009.2.14(土) アポロシネマ8 スクリーン6 21:05 H-13 




No.020 「13日の金曜日」 (2009年 97分 シネスコ)

2009-02-16 00:06:03 | 2009年劇場鑑賞
監督 マーカス・ニスペル
出演 ジャレッド・パダレッキ  
   ダニエル・パナベイカー
   アマンダ・リゲッティ
   



何でもかんでもリメイク流行りのホラー映画ですが、ついにあの人気シリーズもリメイクされました。
あの「13日の金曜日」(以下13金)がマイケル・ベイのホラーリメイクシリーズ(勝手に命名)として復活です。
しかも公開が2月13日の金曜日・・・かつてリメイク版オーメンも2006年6月6日公開でしたが今回もそれにならって(?)の公開・・・と言う訳でバレンタインデー前日の2月13日金曜日に行って参りました。
ちなみにバレンタインデー当日2月14日はリメイク版「血のバレンタイン」こと「ブラッディバレンタイン3D」公開・・・入場場料2000円だから行かないよ

(あらすじ)

行方不明の妹を捜していたクレイ(ジャレット・パダレッキ)は、クリスタル・レイクのほとりで壊れかけた古い小屋を見つける。
彼は警察や地元の人々の忠告にも耳を貸さず、ジェナ(ダニエル・パナベイカー)ら大学の友人たちと一緒に週末を湖のほとりで過ごすことにする。
やがて彼らの前にホッケーマスクをかぶった謎の男が現れ・・・



13金リメイクで気になる点は果たしてジェイソンは登場するのか?と言うこと・・・13金と言えばホッケーマスクのジェイソン・・・当たり前じゃないかと思われがちだがオリジナルの1作目には大筋としては本来はジェイソンは登場しません。
ジェイソンが出て来るのは13金パート2からで、しかもトレードマークのホッケーマスク姿はパート3からです。

しかしこの映画は開巻早々にジェイソンの母親が登場、そして生き残ったヒロインに首が吹っ飛ばされると言う13金の1作目のラストからスタート!
なるほどパート1をリメイクするのでなく それ以降のクリスタルレイクでのドラマになるんですね。
どちらかと言うとパート2&3のリメイクと行ったとこかな?
キャンプに来た若者5人が順番にジェイソンに殺されていき、いよいよヒロインとおぼしきギャルのみ・・・いつもより登場人物少ないがな?
もしかして後はヒロインとジェイソンの一騎打ちで持たすの?と思ったらヒロインが襲われたとこで“FRIDAY THE 13TH”のタイトルがスクリーンに浮かび上がる!
今までのは前フリだったんですね~約25分にも及ぶ長い長い前フリを経ていよいよ本筋スタート!



またまた若者の一団が登場。
なんと8人ぐらい居る・・・そうでなきゃね~スラッシャー映画は犠牲者が多くなければつまらんがな。
後はお馴染みのパターンで森の別荘で過ごす若者が一人また一人血祭りに挙げられいきます。

しかしこの殺し方はかつてのシリーズで見た手段が次から次に出てきて、殺し方もご丁寧にリメイク?
それ自体は悪くないけど、ただオリジナルを何度も見てる者にしては先が読めてしまうのはホラーファンの性か・・・どこからジェイソンが出てきて襲いかかり、どの凶器を使うか・・・予想出来てしまうだけになんかワクワク感が感じられなかった(ま、知らない人はドキドキしただろうからいいんだけどね)

ではこのリメイクはダメなのかと言うと決してそうではなく、80年代のスラッシャー映画の王道的パターンの作品で、バカカップルがジェイソンに次々と血祭りに挙げられ、裸の姉チャンも無駄に出てくるし、人相の悪い保安官も顔出します。
まぁ一言でいえば奇を狙わず無難にリメイクに成功した映画・・・と言えるかも?



★★★ 2009.2.13(金) なんばパークスシネマ シアター5 18:15 F-22





No.019 「20世紀少年<第2章> 最後の希望」 (2008年 139分 ビスタ)

2009-02-15 00:34:56 | 2009年劇場鑑賞
監督 堤幸彦
出演 豊川悦司
   常盤貴子
   平愛梨



今日2本目である次の作品も3部作の2作目にあたる「20世紀少年<第2章> 最後の希望」
前作のおさらい上映会などがワンコインで開催されたりして、何かと話題のヒット作です。
金曜ロードショーで「もうひとつの20世紀少年<第1章>」と言う名の総集編も放映され、一応それを見てから来ました。
前作は劇場で見てるけど、007同様忘れてる部分もあるでしょうからね~
おさらいの積もりで見てきました。

(あらすじ)

“血の大みそか”から15年後の2015年。歴史では、2000年の巨大ロボットによる人類滅亡計画は、悪魔のテロリスト、ケンヂとその仲間が行ったものとされ、それを阻止した“ともだち”は救世主と崇められていた。
高校生になったケンヂのめいであるカンナ(平愛梨)は、そんな“ともだち”中心の国家に反抗し、問題児とみなされてしまう・・・



前作以上に登場人物も増えてますます第3章に向けて盛り上がりを見せますが、今回はそれに向けての繋ぎ的なストーリー・・・でも面白かったですよ。
なぜならTVで前作の総集編を見てたから、忘れてる部分を補えてストーリーのすんなり付いていけましたしね。

まぁ007以上に予習が無いと(前作を見てないと)辛い作品ですがね。
でも複雑に絡む人間関係ややたら多いキャラなど前作もそうだったけど、分かりやすく描かれていたのもポイント高し!

前作の中心人物だったケンヂに変わり、今回はカンナとオッチョがだいたいストーリーの中心。
また国家を支配する“ともだち”がリーダーとなってる2015年が今回の舞台だが、なんかこの“ともだち”の存在が北の国の将軍様のように日本国民が崇拝してるのが印象的で、“ともだち”何かあろうもんなら気が狂った見たいに日本国民が泣き叫ぶような絵はかつてTVニュースで見た映像を彷彿させます。



また“ともだち”が宗教絡みで日本を征服したのを見ると、これまた日本を揺るがせた大事件を起こしたカルト教団を連想した方も多いでしょうね。
まさに連中がやりたかった事はこの映画のよう事なんでしょうね~

マインドコントロールや情報操作で国民を操る“ともだち”に立ち向かうのが、かつて70年代に少年期を過ごした者たちってのが同世代として興味深いです。
次回作がほんと楽しみですね。



★★★★ 200.2.12(木)布施ラインシネマ10 北館 シネマ7 19:05 G-2