No.015「チャイルド44 森に消えた子供たち」

監督 ダニエル・エスピノーサ
出演 トムハーディ
ゲイリーオールドマン
ヴァンサン・カッセルら


この映画見る前にブックオフで原作を買いまして、読んでからの鑑賞でした
大筋の展開は原作通りですが、ある人物の設定が少し異なっていたので、
当時のソ連の貧困層の悲惨な状況からくる恐ろしい時代背景が産んだ運命を原作では感じさせてくれた
しかしこの映画版も終始重くて冷たい雰囲気が画面から滲み出てくるし、登場する人物たちも何処か疲れた感じもあり、旧ソ連時代の空気感の中での恐ろしいドラマが展開される

トムハーディのマッドマックスとはガラリと変わった芝居ぶりも良い感じ
良い人はそれなりに、悪い奴は悪い奴なりに収まるのはいかにもドラマ的だが、途中までは猟奇殺人の結末以上に主人公夫婦がどんな運命を辿るのか？
そちらの方が興味が持たれ、ミステリーサスペンスでありながら、夫婦の再生となるラブストーリー的なドラマの側面もあります
中々の秀作ですが、やはり原作は超えてないかなー


☆☆☆☆ 2015. 7.24金)TOHOシネマズなんば プレミアスクリーン 11:10 B-3

Iwatani Presents Mariko Takahashi Concert

先日、高橋真梨子さんのコンサートを見てきました
超満員のフェスティバルホールは流石に年齢層は高いけど、品の良さそうな大人たちが集まった感じですね

今回はカバーアルバムを出した事もあり序盤はカバー曲からスタートでした
しかし♩桃色吐息が5曲名に披露されるとやはり高橋真梨子さんの世界に一気になりましたね
この曲がヒットした時は私も社会人になりたての頃でしたから、当時を思い出されます

その前に演奏された♩五番街のマリーでもそんな思いにかられました
正直高橋真梨子さんの歌は有名な曲しか知りませんが、その歌唱力はわかっていても生で聞くと素晴らしいですね
常連のファンとのやり取りなどMCも客席に笑いが絶えない雰囲気で、特にバックバンドのヘンリーバンドのユニークなオリジナル曲によるパフォーマンスコーナーは大変盛り上がりましたね

後半は♩はがゆい唇に♩for you…と言った代表的なヒットナンバーが披露されました
特にfor you…はバブルの頃のカラオケではＯＬたちの定番ソングだったと思いますが、当時あちらこちらのカラオケパブやスナックでfor you…よく聞いたもんでしたね

もっとシンプルなステージかと思ったがライティングや映像のようやものが凝っていて実に視覚的にも楽しめたショーでした


NEXT SHOW 2015.8.13 ネイサンイースト



★★★★ 2015.7.16(木) フェスティバルホール 18:30 指定席 二階 4列33番 (チケットぴあ)

No.014「ターミネーター 新起動／ジェネシス 」

監督　アランテイラー
出演　アーノルドシュワルツネガー
　　　ジェイソンクラーク
　　　エミリアクラーク



久しぶりのターミネーター最新作見てきました
アーノルドシュワルツネガーがターミネーターに復帰
今度はどんな話になるかと思いきや

1作目と2作目を混合させたような前半の展開から一転
未来での出来事の影響で我々が知ってるターミネーターシリーズの図式がコロリと変わるもう一つのターミネーターシリーズのような話になります

パラレルワールドと言うか、ターミネーター自体をリイマジネーションしたような新展開で、このシリーズも再起動したって事か

なかなか上手い事を考えるもんですね
映画も迫力ある展開やし、お馴染みのキャラが登場するし
なかなか旧シリーズファンとしても楽しませてもらいました
でもシュワちゃん演じるターミネーターがコミカルなキャラになってて、それはそれで如何なもんかなー？
と思いつつ、今後新たなターミネーターシリーズの行末を案じるのでありました


★★★　２０１５．７．１７ （金）アポロシネマ８　スクリーン1　２１：００ I-7

No.013 「アベンジャーズ／エイジ・オブ・ウルトロン 」

監督　ジョス・ウェドン
出演　ロバート・ダウニー・Jr
　　　スカーレット・ヨハンソン
　　　クリス・ヘムワ―ズ



アポロシネマにて話題のアベンジャーズ2見てきました
個別のシリーズを挟み数年毎にヒーロー集結シリーズのアベンジャーズが公開される
一種のイベントになってますね

今回はアベンジャーズのそれぞれのキャラの内面的な描写も描かれていて前作よりもドラマチックになってます

もちろんアクション部分も手加減なしの迫力あるバトルの連続
巨大なアイアンマンとハルクの対決はモンスター映画見てる見たいだったし、アベンジャーズとウルトロン軍団の白兵戦もスビーディーで見応えあり

3作目もこのクォリティを継続してくれれば良いですが…
バットマンvsスーパーマンも期待しよう！



★★★★　２０１５．７．９（木）アポロシネマ８　スクリーン1　２１：０５　Ｊ－３

No.012 「マッドマックス 怒りのデス・ロード」

監督　ジョージ・ミラー
出演　トム・ハーディ
　　　シャーリーズ・セロン
　　　ニコラス・ホルト



待望の最新作を見てきました
正直、マックスはメルギブではないし、前作から３０年経過して今更感もなくはない・・・
期待しながらも裏切られるの前提で鑑賞するんだろうな～と思いつつもいざ見れば...
それは３０年間溜まっていた鬱憤を一気に晴らすような大暴れな快作となっていました

120分の大半はアクションシーンでそれもど迫力の改造車バトル！
シリーズのコンセプトは何ら変わらず、ひたすら破天荒にスクリーンに車が、バイクが、人間が吹っ飛ぶという爽快なまでの阿鼻叫喚の極楽浄土！
もうここまで来たら狂ってます（笑）
多分この後公開されるアベンジャーズもターミネーターもここまでじゃないでしょうね～

目見張るような珍な改造車がもう常識外で楽しいし、あの手この手襲ってくるウォーターボーイズ、爆音轟かせる巨大スピーカーを積んだトラックでひたすらギターを搔き鳴らして戦いを鼓舞するやつなど
武器や車輛、キャラクターたちもユニークで、さすがこういう世界観の先駆的作品ですね
マックスにはいまいち魅力が感じられないけど・・・

核戦争後の荒れ果てた世界が舞台の物語ぐらいで、後は細かい説明もないのもある意味イサギいい
人物、ドラマ描写よりアクションシーンに全て注ぎ込んだようなジョージミラー完全復活の一篇でした
破天荒すぎてもう笑ってしまうしかない！
久々に燃えさせてくれたぞ！

エンドロールの雰囲気が全然合ってない日本向け主題歌はいらん！



☆☆☆☆☆　2015.7.2(木)　アポロシネマ８　スクリーン4　21：05　I-17