MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.045 「フィールド・オブ・ドリームス」(1989年 107分 ビスタ)

2010-05-30 00:59:19 | 2010年劇場鑑賞
監督 フィル・アルデン・ロビンソン  
出演 ケヴィン・コスナー
   エイミー・マディガン
   レイ・リオッタ



引き続いての鑑賞はTOHOシネマズなんばで開催中の「午前10時の映画祭」からの1本。
ケヴィン・コスナー全盛期の傑作「フィールド・オブ・ドリームス」です
この映画は私はレンタルビデオでしか見たことありません。
当時劇場よりビデオ鑑賞派になっていたんですが、劇場で見た友人からは良い映画だと聞かされておりました。
また、ある友人はバット待参で劇場に行き(!)、感動してすぐ野球をしたくなったとか・・・
私も後にビデオで見てその評判の良さを改めて実感したものでした。
20年の時を超えて待望の劇場鑑賞でございます。

(あらすじ)

ある日「それを作れば彼が来る」という“声”を聞いた農夫が、とうもろこし畑を潰して野球場を造り始める。
信念に従って行動する主人公と彼を暖かく見守る家族・・・やがて奇跡は起こるのだが・・・



過去この作品を見たのは後にも先にもビデオで見た一度きりだったんですが、今こうして見るとやはり名作ですね。
夢を信じるという事は誰しも思うところですが、年齢と共に現実という大きなものが目の前に大きく立ちはだかり、信じてた夢は「やはり夢だからこそ夢・・・」と自分に言い利かしてしまい、夢は夢のまた夢・・・
でもこの映画の主人公は夢を信じ勇気ある決断をし、農場を野球場に変えてしまう。
そこで起こる奇跡は夢を信じるものにしか見えない・・・

ファンタジー・・・それも夢を持って生きる大人の逸話。
前見た時は畑の向こうから名選手たちが出てくるシーンに感動したもんでした。
でもこの主人公は別に野球選手になりたい訳でもないし、野球選手に会いたい訳でもないと思います。
その向こうにあるのは亡き父へのある思い・・・この辺のところ20年前のビデオ鑑賞と、今のこの年齢になった20年後の私の感性の変化が感じられます。
20年前に名選手が出てくるシーンで感動した以上にラストの父親とのやり取りにジーンと来るものを今回感じた次第であります。



最近は悪役などの怪演でお馴染のレイ・リオッタがかつての名選手で出てくるんですが、なんか最近はいつも嫌な奴を演じてるんで、そのギャップに笑いそうだった。
後、バート・ランカスターが実にいい存在感でよかったですね~



★★★★ 2010.5.27(木) なんばTOHOシネマズ スクリーン6 20:00 B-14

No.044 「処刑人II」 (2009年 117分 シネスコ)

2010-05-29 00:37:23 | 2010年劇場鑑賞
監督 トロイ・ダフィー
出演 ショーン・パトリック・フラナリー
   ノーマン・リーダス
   クリフトン・コリンズ・Jr



本日の作品は10年ほど前に製作された「処刑人」の続編です。
続けて2本見たいのですが主だった作品はだいたい見ており、この映画の後に見る作品をあれこれ考えながらの鑑賞・・・
前作はスカっとした2人の活躍が良かったB級アクションの傑作でしたので、今回も期待しての鑑賞です。
でもその割には設定など細かい部分は忘れてます。

(あらすじ)

コナー(ショーン・パトリック・フラナリー)とマーフィー(ノーマン・リーダス)のマクマナス兄弟とその父イル・ドゥーチェ(ビリー・コノリー)が、イタリアン・マフィアのボスを処刑してから8年。
兄弟もよく知る神父がボストンで殺される。
自分たちへの挑戦状だと悟った兄弟は、逃亡先のアイルランドからボストンに舞い戻る。



前作「処刑人」から大分月日が流れたので細かい内容や設定は正直忘れてます。
ただ逆さまでの回転撃ちなどのド派手な銃撃戦やスタイリッシュな映像はなかなか見応えがあり前作は面白かった。
でも今回は冒頭の処刑人が復活するシーンやクライマックスの銃撃戦以外は前作よりかなり落ちると思いました。

やはりもう一度前作を復讐しておけばよかったかな?
評判によるとなかなか評価も高いようですが、前作を見てるほうが楽しめるような作りになってるようです。
ウィレム・デフォーのカメオ的な出番などは、前作見てる(または憶えてる)かどうかによって印象が違うようです。



それでも私としては前作の方がよかったかな~
今回は全体的にユルユルなコメディタッチのような印象があり、どうも好きになれなかった。
特に女特別捜査官演じるジュリー・ベンツや三バカ大将のような刑事のトリオが織りなすユルユルな雰囲気はかすかに前作の良い部分を憶えてる者としては目障りでしたね。
ジュリー・ベンツの女捜査官が最初に出てきた時は、この嫌な女が処刑人たちの活躍にギャフンと言わされるんかな?と思ってたけど・・・やはり期待ハズレだったな~
期待が多きすぎたのかな?

ま、それでもクライマックスの銃撃戦は前作にひけを取らない迫力ではありましたがね~
それが何とか救いかな~
久々のピーター・フォンダの登場は懐かしさと共に歳取ったな~という寂しさもやや感じました。


★★ 2010.5.27(木) 敷島シネポップ1 17:35 J-10

「大恐竜展」

2010-05-25 00:12:13 | ライヴ&イベント
本日は日曜日ですが朝から雨、雨、雨です
そんな雨の中 長居公園内の大阪市立自然史博物館で開催中の「大恐竜展」を見てきました
こんな天気だから人出は少ないだろうと思ってたら、なんのその恐竜人気をナメては行けませんね~夕方とはいえ結構な人手です
意外なのはカップルが多かったこと・・・そしてみんな携帯やデジカメで記念撮影です



↑雨であろうがなんだろうが会場内は盛り上がってます!

今回は南半球の大陸から発掘された化石がテーマで、特に目玉がティラノザウルス上回るほどの巨大な肉食恐竜ギガノトザウルスとマブザウルスの2体の標本骨格です。
特にマブザウルスは同じ場所から発掘された幼体も同時展示という親子の共演という泣かせる?志向です。
ティラノザウルスとギガノトザウルスにマブザウルス、見た目は同じように見えるんですが、骨格や足の形など比べると相違点が多く、標本を見てるとまったく別物であるのがわかります。(歯の形なども全然違う)


↑マブザウルスの親子

↑ギガノトザウルス

↑雑魚・・・いや失礼!小さい恐竜たちもいっぱいいるよ!

もちろん他にも太古の昆虫や植物の化石や、小型の恐竜の化石展示されてます。
でも子供から若者、カップルに家族連れとマニア風の輩etcと様々な人が居ますが皆さん真面目に見ております、
パネルの説明文を真剣に読んだり、標本を色んな角度から熱心に見てカメラに収めてる人、また中には音声解説のデコーダーを借りて学習してる子供たちなどもいます。
赤ちゃんを抱き上げ恐竜の口元に近付けて写真を撮るお父さんなどなど・・・皆さん思い思いに楽しそう。


↑丹波竜コーナーもあり、好きな人にはたまりません

しかしあんな大きい標本を見てると、実際に肉が付いた状態で動いてる姿を想像すると怖いですね~でも迫力満点でしょうけど・・・
また産まれたての恐竜の赤ちゃんが密集した化石も興味深かったですね~
一時話題になった兵庫県で発掘された丹波竜のコーナーもあり、丹波竜の化石を真近で見れます。


↑「ジュラシック・パーク3」でお馴染のスピノザウルスのフィギィアも売ってた・・・どうでもいい人にはまったくどうでもいい情報でした。

会場外ではお馴染オリジナルグッズコーナーもあり、ちびっ子や家族連れで賑わっておりました。
5月30日までやってます・・・興味のある方は是非



★★★ 2010.5.23(日) 大阪市立自然史博物館

No.043 「グリーン・ゾーン」 (2010年 114分 シネスコ)

2010-05-23 00:44:22 | 2010年劇場鑑賞
監督 ポール・グリーングラス
出演 マット・デイモン
   グレッグ・キニア
   ブレンダン・グリーソン



先ほどの「パリより愛をこめて」に続いて鑑賞したのは戦争映画です。
戦争映画は昔から好きで、子供のころTV洋画劇場でいろいろ見ました。
「大脱走」「戦略大作戦」「ナバロンの要塞」などの戦争アクションや「トラ、トラ、トラ」「史上最大の作戦」「戦場にかける橋」などの史実に基づいた作品・・・どの映画も面白くワクワクして見たもんでした。

でも題材が第二次世界大戦モノからベトナム戦争モノへと変わってきた頃から、単にアクション映画、またはスぺクタル映画として単純に活劇として見れないような作品が増えてきたように思います。
例えば「地獄の黙示録」「プラトーン」と言った作品はたしかに凄い映画でしょうし面白いんだが、それと同時に戦争の狂気や悲惨さと言った部分が大きく描かれ、そちらの方がテーマのようになってきました。
もちろんそれは悪いことではないのですが、こう言う映画が多いということはアメリカがいかにバカな事をベトナムやイラクなどでしてるかって事か・・・
そしてこのイラク戦争を描いた映画もそんな1本です。

(あらすじ)

ロイ・ミラー(マット・デイモン)と彼の部隊は、砂漠地帯に隠された大量破壊兵器の行方を追う極秘任務に就くが、国防総省の要人によって手掛かりを奪われてしまう。
国防総省の動きを不審に思った彼は、同じ疑念を抱いていたCIA調査官ブラウン(ブレンダン・グリーソン)と共闘することに。
部隊を離れ単独で調査を開始し、執ような妨害工作に苦しみながらも謎の核心に迫っていく。



大量破壊兵器の行方を追う一人のアメリカの兵士を主人公にしてるが、兵器の行方を追うのもアメリカなら、兵器の偽の情報を流して情報操作してるのもアメリカ・・・まさに何やってんの?と言いたくなるような部分をアメリカ映画が作ってる自虐的な映画。
あげく見方同士で撃ち合うという場面まで出てきます。

フセイン宮殿跡に築かれたアメリカ軍の居留地グリーンゾーンのゴージャスさにビックリ。
目の前が最前線の戦場とは想像つかないリゾート気分のアメリカ人。
そういう皮肉もこの映画はさりげなく見せてくれます。

またアメリカ軍に協力を申し出るイラク人のフレディ存在も印象的でした。
イラク人でありながら自国の為にアメリカに協力するんですが、私はいつこのフレディが死ぬのか・・・?と思ってました。
と言うのも大体のパターンならこのキャラは途中でアッサリ早々に死んでしまい(ま、演じる俳優がスター級なら別だが)、後は主人公が彼の死を無駄にしないために・・・と大活躍するんですが、こお作品では彼は最後まで作品の中で生かし、最後は「アメリカに好き勝手はさせない、ここは私たちの国だから」というような意味のセリフを言わせます。
このイラク人の存在はこの映画に取って重要な役割を果たしてると思います。
ダメダメなアメリカ(またはブッシュ政権?)を描いた作品と言えるかも?



戦争映画というより戦争サスペンス見たいな部分もあるんだが、戦闘シーンは最近流行りの手ぶれを利かした臨場感溢れる映像で見せてくれます。
作品自体テンポもよくて、この辺はさすがポール・グリーングラス監督の上手いところです。
ただマッド・デーモンの単独行動がやけに目立ったのが気になる・・・ま、主役やから仕方ないが・・・


★★★★ 布施ラインシネマ10 北館 シネマ1 20:00 G-10

No.042 「パリより愛をこめて」 (2010年 95分 シネスコ)

2010-05-21 23:21:56 | 2010年劇場鑑賞
監督 ピエール・モレル
出演 ジョン・トラヴォルタ
   ジョナサン・リス・マイヤーズ  
   カシア・スムートニアック



早くも公開間もない最新作の鑑賞です。
それも製作がリュック・ベンソンで、監督が「96時間」のピエール・モレルとなかなかいいコンビの作品。
監督作は当たりハズレがあるリュック・ベンソンだが、プロデュース作品は結構面白いのがあり、あまりはずさないので期待出来そうです。

(あらすじ)

CIAの異端児諜報員ワックス(ジョン・トラヴォルタ)とコンビを組んだことから、地味な諜報(ちょうほう)活動の日々が一転、危険な麻薬捜査に乗り出すこととなった駐仏アメリカ大使館員のリース(ジョナサン・リス・マイヤーズ)。
捜査を続けるうちに、二人は爆弾テロリストによるアメリカ政府要人暗殺計画を突きとめる。



地味な活動しかした事のない大使館員が、アメリカからやってきた型破りな諜報員とコンビを組み、まさにパリを舞台にワックスとリースの大乱戦を展開!
映画としてはテンポもよく元々短い上映時間が更に短く感じました。
何よりもジョン・トラヴォルタの特異な風貌とキャラ設定がこの映画の命ですね。
パッと見にはジョン・トラヴォルタと分からない人も居るかも知れないようなスキンヘッドの強面顔は、最近の彼の作品の中でも特異なキャラですね。

分かりやすいアクション一辺倒な作品だけど、時折オッ!と思わすような意外な展開も用意されていて楽しいですね。
でも後半の展開は有名な某韓流アクションムービーを思わすような展開となり、もしかしてしっかりとリュック・ベンソンもパクッたか?!(笑)
相手役のジョナサン・リス・マイヤーズとのキャラの対比も両極端で、コンビ映画の基本形を見せてもらった感じ・・・



しかしジョン・トラヴォルタが画面に登場してからやたら人が死にまくること!
簡単に相手を殺し過ぎるのは、アメリカ人が凄い野蛮な奴らって思わせてるような感じ・・・?
でもそういう細かい事やツッコミを抜きにして、頭空っぽにして見るのがこの映画の楽しみ方。
そう言う風に見ると迫力もあり、一応ストーリーも少し捻ってるので色んな意味で見応え十分の活劇アクションとなってます。

「パリより愛をこめて」と、タイトルだけならラブストーリー物かと思わしといて、実はまったく正反対なハチャメチャな映画って所が気に入ったね。



★★★★ 2010.5.20(木) 布施ラインシネマ10 南館 シネマ9 G-7 












No.041 「隣の家の少女」 (2007年 91分 ビスタ)

2010-05-18 00:16:09 | 2010年劇場鑑賞
監督 グレゴリー・M・ウィルソン
出演 ブライス・オーファース
   ダニエル・マンチ
   ブランチ・ベイカー


ひさしぶりに十三にやってきました。
先週からレイトショーで公開中のバイオレンスホラーである「 隣の家の少女」を見にきたのですが、何故月曜かと言うとこの劇場は毎週月曜はメンズデーで1000円で見れるからなのです。
よって場内は男性ばかり・・・まぁ内容が内容だけに女性には鑑賞勧めれないけどね~
でも女性も男性たちと来てる人居ましたよ・・・

(あらすじ)

1958年、小さな街で暮らすデイヴィッド(ダニエル・マンチ)の隣家に、ニューヨークから姉妹が越して来る。二人は家庭の事情で叔母(ブランチ・ベイカー)の所に預けられており、デイヴィッドはすぐに姉のメグ(ブライス・オーファース)と打ち解ける。だが、次第に彼はメグが叔母とその息子たちに虐待されていると気付き始め…



この作品に描かれる暴力はまったくもって理解不能なんだけど、理解不能な暴力事件が後を絶たないのも事実ですね。
これは映画の中の世界と思えないのが何より怖いね~
日本でも女子高生コンクリート殺人と言うのがありましたが、まさにこの映画はその事件を連想させます。

美しい少女メグが監禁され縛られて、言葉で罵られるのを手始めに虐待はどんどんエスカレート!
叔母は悪ガキらとともにナイフを使い身体を傷付け、性的な暴行も含め、様々な手段でなぶりものにしていく・・・
やがてその人数は増え近所の少年少女らもその場に居合わせる。



集団心理の怖さもあるが、何よりその虐待をそそのかす鬼畜のような叔母に誰も刃向かえず、ただ言われたままに暴挙を繰り返す子供たちの痛みや罪悪感に対する感覚のマヒ具合が怖い!
その中にメグに恋心を抱くデイヴィッド少年も居るんだが、彼はなんとか彼女を救いたいと思っているんだが、鬼のようなオバはんには刃向かう事も出来ない・・・そのくせ虐待現場にはいつも居合わせて傍観することしか出来ない。(前半は映画史上もっとも“クソ役に立たない”主人公)
そんなもどかしさを観客に味わせ、そして決してヒーローが現れて悪どもを成敗してくれる訳がない・・・そうわかって見てる我々観客もある種の覚悟が必要な作品。

何故この子がこんな目にあってしまうのか・・・?
この鬼畜老婆に何があったのか?(普段から自分の子供にビールを進めて飲ますトンデモ女だが)メグという少女の美貌が気にいらないのか?
具体的な説明は無いが、この虐待にエスカレートするキッカケを作ってしまったのが他ならない真面目なデイヴィッド少年というのが痛いね・・・
よかれと思ってメグの為にした“ある事”がかえって仇になってしまうという辛さはこの少年に取って重いものとなっていく。



そんなデイヴィッド少年をメグは決して責めない。
瀕死のメグに助けようと思ってもどうする事も出来ない、辛さやもどかしさをデイヴィッド少年がメグに語った時にメグが「そうしようと思ってくれる事がうれしい」というセリフが
彼の人生に大きな重荷と罪と言う名の十字架を背負って生きることになっていく・・・それはオープニングで大人になったデイヴィッド(演じるは「ダイハード」のTVキャスターのおっさん)が交通事故にあったホームレスを何とか助けようとするシーンへと帰結していくように思いました。



★★★ 2010.5.17(月) 第七藝術劇場 20:45





No.040 「沈黙の鉄拳」(2009年 94分 ビスタ)

2010-05-16 00:09:18 | 2010年劇場鑑賞
監督 キオニ・ワックスマン
出演 スティーヴン・セガール
   マーライナ・マー
   ジェシー・ハッチ



最近鑑賞頻度がめっきり減った天六シネ5ビル。
ここでのゴールデンウィーク作品の目玉?がお馴染スティーヴン・セガール主演作「沈黙の鉄拳」!
セガール映画と言えば大半はこの劇場で公開され、いつも見に行ってましたが、ここに来て寂しいことが・・・
この劇場を含む9館共通の株主招待券が毎月金券ショップで出回り、安い所で570円ほどで買えたんですが、今月はこの招待券が金券ショップから消えてしまった!
聞いて見たところどうやら廃止になったらし・・・
570円だから少々の駄作でも笑ってれたのに、今後は正規の金額もしくは前売りで見ないと行けない・・・厳選して見ることになりそうなので天六の鑑賞が激減しそうです。(でも
6月に「ハロウィン2」あるのでこれは行きますが・・・)
と、言うよりいよいよこの劇場も存続が危ないん違う?

(あらすじ)

元特殊部隊所属のシェーン(スティーヴン・セガール)は無実の罪を着せられ投獄されるが、6年後に身の潔白が証明されたため釈放される。
自由の身になったものの服役中に妻や子どもに見捨てられた彼は自暴自棄になっており、自分を狙った強盗をぶちのめしてしまう。
彼はそのまま逃走し、偶然駐車場で中国人による警官殺しを目撃する。



ここ数年はダメ出し連続のセガール映画。
この映画もストーリー的にはいつもに増してシッチャカメッチャカ!
中国マフィアにロシアマフィア、さらには悪徳警察・・・悪い奴らが入り乱れて殺し合いを繰り広げる。

でもこのシリーズは毎回内容よりセガールがどれだけ活躍するかに懸ってます。
いつも書くけど年齢とともにそのアクションの質や運動量も落ち、“沈黙のアクション”と化してたのですが・・・
だがこの映画のセガールはいつもとは違います。
全盛期と比べればまだまだですし、早回しもますます高速化!
相変わらず一部スタントも使います・・・だが往年の強くて怖いセガールの片鱗を感じました!

破壊力満点の重みのあるセガール拳が復活!
この映画から滲み出てくるのは単にひたすら強いセガール・・・彼の映画はこれで良いのです。
いつもより顔の見えるアクションが多いし、銃撃戦より素手での格闘アクションが中心なのが良いです。



やられる悪役も腕はへし折られたりは当たり前、あるものはラリアートで一回転して叩きつけられ、ノコギリの刃に首が突き刺さり、あるものは人間ミンチ見たいになっていくという壮絶な死に様・・・そんなエクスタミネーターぶりに久々に満足!
そして何よりもセガール本人には悪党が指一本触れらることなく、まったくノーダメージで映画が終わる!
まさに久々の“オレ様最強ムービー”でした。

セガールが復活の兆しが見えたのはいいが、今度は映画館が“沈黙”しそうで今後の天六シネ5ビルの行く末が気になる・・・



★★★ 2010.5.13(木) 天六ホクテンザ2 20:10

No.039 「プレシャス」 (2009年 109分 ビスタ)

2010-05-14 23:09:14 | 2010年劇場鑑賞
監督 リー・ダニエルズ
出演 ガボレイ・シディベ
   モニーク
   ポーラ・パットン



アカデミー賞にノミネートされた話題作を見てまいりました。
意外と大々的というよりは大阪では粛々と東宝系列で上映されてまして、上映館数少ないからさぞかし上映劇場である敷島シネポップは混んでるかと思ったらガラガラで拍子抜けでした。

(あらすじ)

実父と義理の父によって妊娠を2度させられ、母親(モニーク)からは精神的にも肉体的にも虐待を受ける16歳の少女プレシャス(ガボレイ・シディベ)。
悲惨な家庭環境に生きる彼女は、学校の先生や友達、ソーシャルワーカー(マライア・キャリー)らの助けを借り、最悪の状況から抜け出そうとするが……



16歳と言う年齢で人生の半分ぐらいの苦労背負った一人の少女の物語。
悲惨なまでのその生活は悲しみにみちたもので我々では考えられない。
でも親による子供への虐待が現実に社会問題になってる昨今の事、映画の中だけの世界とは割り切れない切実なテーマとして観客にのしかかる。

容姿も体形も世間から差別やイジメの対象になっしてまうプレシャスが、辛い時に脳裏に浮かぶもうひとつの正反対な自分の姿が、逆に彼女が置かれた状況の悲惨さが余計に伝わりました。
ある時はレッドカーペットをセレブとしてフラッシュを浴びながら歩く姿、またはシンガーとして華やかなスポットライトをステージで浴びる・・・そんな偶像の世界に逃避してしまう姿は彼女を悲惨な現実から少しでも遠ざけたり、辛さを緩和させてしまう自己防衛のように見える。 そ
れ故に彼女の壮絶なまでの青春が悲惨で苦しいものであるのが良くわかりました。

しかし一人の教師と、同じようにそれぞれ悩みを抱えた者たちと出会う事により、彼女を精神的に強くしていく姿はいろいろな人に見て欲しい部分ですね。
女教師の一言一言がプレシャスに取って重要な言葉となって行くのですが、この女教師もある種の偏見と戦い悩んで来たハズ・・・教師の自宅に尋ねたシーンで女教師のある事を知りプレシャスもきっとこの教師も様々な偏見などを生き抜いた来た事を知ったでしょう。



やはり人を傷付けるのは人でもあれば、また人を助けれるのも人なんですね そんな素朴で当たり前の事を痛切に感じさせてくれます。
そして何よりプレシャスを演じるガボレイ・シディベの熱演とオスカーを受賞したモニークのブチ切れ具合最高の名演があっての映画であります。



★★★ 2010.5.13(木) 敷島シネポップ3 16:50 E-3


グルメスポットvol .25 「南自由軒」(洋食)

2010-05-12 00:25:13 | グルメ


西成区の庶民的な商店街である動物園前1番街商店街にある老舗の洋食屋さん
昔からの味を受け継いだ味は在り来りの洋食とは一味違うと同時に素朴な懐かしさを感じさす

例えばふわふわなタマゴに巻かれたオムライスなどはあっという間に出来上がるも中身のライスとふんわりとしたタマゴが中々のバランスで、そこに特製のデミグラスソースがかかる。
このソースが濃厚ながらも甘くサッパリした味で独特です。



またハンバーグはフライパンで表面を焼き、そこにデミグラスソースをたっぷりとハンバーグが沈むぐらい投入!
時折コテで押さたりしながら煮込んでいく。
出来上がったハンバーグはソースが中まで染み込んで箸で切れるくらい柔らかく、口の中でお肉の味が染み渡ります。




↑全てのメニューにカロリー表示 とんかつ399カロリーを実現!

ここの特長は全てのメニューにカロリー表示されていて、そのほとんどがカロリー控えめになってるのは嬉しいね。
トンカツなんか400カロリー未満と言う低カロリーで、たしかに脂身も無くサッパリした味でした。
またご飯は昔ながらの釜で炊いてるのもご主人のこだわりを感じます。

ハンバーグとカツレツが楽しめる1000円のランチもおススメ。



AM11:45-PM7:30 大阪市西成区太子1-11-5 06-6641-0404 

No.038 「ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲」(2010年 106分 ビスタ)

2010-05-11 00:36:28 | 2010年劇場鑑賞
監督 三池崇史
出演 哀川翔
   仲里依紗
   阿部力



久しぶり日曜日の夕方に映画鑑賞してきました。
「ゼブラーマン ゼブラシティの逆襲」を見に行ったんですが、いつもの平日と違い人も多いから前目の席になるかな?と思っとたら何と殆どお客さん居ないでやんの!
あまりヒットしてないんかな?寂しいね~

(あらすじ)

教師の市川新市(哀川翔)が目覚めると、東京の街はゼブラシティなる都市に変ぼうしていた。
警官に発砲され意識を失った新市が再び目を覚ますと、ゼブラシティの犠牲者たちが集まるコミューンにいた。
そこで15年分の記憶を失い、かつて自分が地球を救ったゼブラーマンだったことを知った新市はリハビリを開始するが…



前作から雰囲気がガラリと変わったシリーズ第2弾。
三池×クドカンの遊び心満載の演出と脚本は前作のままだけど、ゼブラシティという呼び名がどうしてもゴッサムシティを連想してしまう所から、どことなく「バットマン」または「ダークナイト」を意識してるのが伺える。
音楽もなんとなくダニー・エルフマン調に聞こえてくる・・・

1日2回の5分間だけ無法地帯となる条例ゼブラタイムってのがなかなか面白いですね~
ちょっと「リアル鬼ごっこ」見たいな感じだけど、仮面をかぶった警察隊にミニスカ軍団などが殺戮の大暴れ!
そこへ記憶をなくしたゼブラーマンが自分をモデルにしたTVドラマのDVDを見てリハビリを開始、再び悪のエイリアンとそしてゼブラクィーンとの対決へ・・・と内容は前作より派手になったバカ映画って感じです。

ただ内容云々より今回はキャラクターがどうしても印象に残る作品です。
そう!何と言っても仲里依紗が演じるゼブラクィーンが断然イイんです!
意外とムッチリしたボディにボンテージ風の露出度の高いコスチューム・・・そのドSなキャラは仲里依紗のイメージとは180度変貌を遂げた奇跡の一品!?
ゼブラシティのの歌姫という別の顔を持つ彼女の曲のPVで披露される歌にダンス・・・本年度の最強ヒロイン大賞決定と言っていいんじゃないすか?



前作の鈴木京香さん演じたゼブラナースも男性目線では目から鱗でしたが、いかんせん出番がワンシーンのみで、胸元の露出度の高かったコスチュームもじっくり見れなった。
そんな意味では主役のゼブラーマンよりもしかしたら出番多かった?ゼブラクィーンの方がインパクトは強烈です。

もうひとつよかったのが前作同様劇中流れる「ゼブラーマンの歌」・・・もちろん歌うは水木一郎!
ヒーロー物には不可欠な人選ありがとう!



★★★★ 2010.5.9(日) アポロシネマ8 スクリーン3 17:40 F-19