MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

「極悪女王」

2024-10-01 14:29:00 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)




話題沸騰中のNetflixのドラマ見ました!
ゆりあんレトリィバァが女子プロレスの大悪党ダンプ松本を演じる事で話題になってるこの作品
ダンプ松本の半生を描かれているんですが、そこには夢を求めてプロレス界に飛び込んできた女子達の夢や希望だけでなく挫折、嫉妬、憎しみと男子とはちょい違った感情が入り乱れる凄まじい人間ドラマとなっている
ダンプ松本とクラッシュギャルズの長与千種、ライオネス飛鳥の3人が中心でドラマは周りますが、ドラマはビューティーペアからスタートするのが好感持てます
全てあの2人から後の女子プロレスの世界が始まるだけに、ここを出発点にしたのは良いですね
それぞれがジャッキー佐藤に憧れている姿…当時の女子プロレスの選手たちは皆そうだったんでしょうね

長与とダンプの落ちこぼれ2人の友情から血で血を洗う抗争を展開するまではちょい端折り気味で駆け足感を感じましたが、全5話でここまで詰め込めるんだから、それは仕方なし

しかし我々のようなリアルタイム世代からしたら再現度の高さが秀逸でした
唐田えりか演じる長与千種は最初はイメージがどうかと思ったが、後半ある時に鋭い視線をダンプに投げかけた場面はまさに長与が憑依したかのような迫力がありました
剛力彩芽のライオネスも剛力彩芽てわからんぐらいになりきってたし、ゆりあんは悪役になってからはダンプ松本そのもの!
特に長与との大阪城決戦はまさにゆりあんを捨ててダンプ松本になりきったかのような壊れ具合で凄まじい!
もはや演技ではなくダンプそのものでした
また宣伝カーの存在や会場に詰めかけるファンの女子達の髪型など当時を意識してるし、週刊プロレスや週刊ファイト(微妙に名前変えてるが)の表紙のレイアウトなどさりげなく再現
実況中継の放送席に植田コミッショナー(またそっくり!)がしれっと席ってるのもツボ(笑)
ここまで来たら松岡きっこも再現して欲しかった(笑)
実名でジャガー横田や大森ゆかり、クレーンユウ、モンスターリッパー(!)、デビル正美、ブル中野…そして阿部四郎
みんな役者さんが身を削って演じているのが凄い
全日本女子プロレスを運営する松永兄弟は斎藤工だけ昭和っぽく無かったが…(笑)
プロレスシーンも実際の名場面をアングルから見事に再現してたり、ドロップキックの飛び方や角度まで当時の女子プロレスラーらしく描かれている
会場の雰囲気、入場テーマ曲、リング上の歌謡ショー(「かけめぐる青春」、「炎のバイブル」)の雰囲気、リングアナのコールの仕方…もうタイムスリップでしたわ

女子たちが故に様々な人間模様があり、昭和らしい厳しい上下関係は今ではきっとアウトな事案ばかりですね
またチャンピオンのジャガー横田と人気No. 1のクラッシュギャルズとの確執も女子プロレス1強時代ならではのスター複数が並び立たずのような状況も生々しい
ダンプ松本をテーマに当時の女子プロレス界の内側を見せられてるような感覚にもなるくらい描かれてます
現代のプロレスの認識では避けて通れないアングル(劇中ではブックと表現されてる)あった上でのプロレスと言う所もきっちり描かれて、そこへアングル破りなのも出てくる
(あのクライマックスの伝説の試合がアングル破り?ほんまかいな)

クライマックスとなるダンプvs長与の髪切りマッチは当時現地観戦してた者としては雰囲気と臨場感は完コピ過ぎて悶絶!

当日の事を書けば大阪城公園駅を出て階段を降りたとこから行列が出来てると言う男子プロレスの大阪城大会を遥かに凌駕する光景にびっくり!
大阪城ホールのプロレス興行は新日本プロレスや全日本プロレスでも入場者10000人行くか行かないかの時代に対して、たしかこの日は12000人くらい入ったと思います
女子プロレスでこの数字は当時では破格だったんではないでしょうかね

もう会場はほぼ女子中高生!
当時は二十歳すぎの私でさえ浮いた存在!
そして壮絶な結末は長与が椅子に極悪同盟たちに押さえつけられ、ダンプがバリカンで長与の髪の毛を刈る!
「いやー!」「やめてーー!」「ちぐさー!」女子達の泣き叫ぶような悲鳴と嗚咽にまさにパニックとなった大阪城ホールの異常なまでの空気に圧倒され、ガチに長与千種の髪の毛が刈られていく姿に身体が震えた
その数年前に大阪府立体育会館で見た猪木vs木村の敗者髪切りヘアーマッチでの誰も坊主にされなかった予定調和な不完全燃焼試合とは大違い!

そしてこのドラマのクライマックスがこの試合なんだが、細部は覚えてないけどその入場からラストの髪切りまでの再現度が素晴らしい
会場の雰囲気はまさにあの感じ(またはそれ以上?)
プロレスが好き、リアルタイム世代とかと言うのも差し引いてもこのドラマは良く出来ていると思います
ゆりあんの熱量、さらに唐田えりか、剛力彩芽のスキャンダル先行だった2人が役者として大きく化けそうな可能性を感じさせてくれる熱演
この3人だけでなく、レスラー役の方々が実在の人物を決してものまねではなく演技で似せていく姿にも感動させられます
ラストの試合はちょい涙が・・・

実際の髪切りマッチは今では地上波では絶対放送不可能な試合ですが(普通に茶の間で放送されてた)
このドラマも地上波でも無理!
だからこそ振り切った演技と演出が出来た故の傑作ドラマ誕生!
昭和の出来事を今のコンプライアンスでは完全再現は厳しいね
それを成し得たこの作品は期待以上でした

YouTubeなどでここで描かれた実際の試合を見返すといかに再現度が高いか感心してしまいます



「ザ・ダーク」

2024-09-13 16:43:00 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)




U-NEXTであったから見て見たB級ホラー
劇場でも80年初めくらいに公開されてたけど、私はレンタルビデオバブル期に東映ビデオでリリースされてたのを見ました
ま、随分立ってからですが・・・(笑)
あまり良い印象は無かったけど、内容はあまり覚えてません
ポスターやビデオジャケ写真が良いので久々に見たいなと思ってたら数年前にDVDで発売されてるのを知り、買って見たいなーと思って数年
U-NEXTで発見して再見した次第

暗闇に謎の何かが潜み、次々と犠牲者が…警察が必死に追った挙げ句その正体はゴリラ見たいな宇宙人!

爪の長い手で人間を捻り殺すのはまだ良いが、たまに目から怪光線出したりするのは興醒め!
期待とは違う作品で、やはり当時も同じくガッカリしたんでしょうな

「グリズリー」のリチャード・ジャッケルが出ていてB級色豊かな作品

で、DVDいつ買うって?誰が買いますかいな!(笑)


「宇宙からのツタンカーメン」

2024-09-02 19:25:00 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)





40年くらい前にテレビ朝日の日曜洋画劇場で放映された「宇宙からやって来たツタンカーメン」と言う映画がありました
前週の予告で見た時に顔半分焼けた女が出てきてショッキングだった記憶ありまして、当日の放送は見る事はありませんでした
しかしその後にホラーファンとなった私はその作品がずっと気になってまして数年前にDVDが発売され、これは買わなあかんなとなってから現在…未だ買ってません(見たいのに(笑))
しかし嫁さんがU-NEXT3ヶ月無料のキャンペーンを利用したのをキッカケに色々検索したら何とありますやんか「宇宙からやって来たツタンカーメン」が!
タイトルは「宇宙からのツタンカーメン」に変わってますが、今やトンデモ系のカルト映画となったこの作品をやっと見れる事になりました

ツタンカーメンの墓から発掘されたミイラは宇宙人だった…(邦題でネタバレ)
このミイラ男は一緒に棺に入れられてた5個の光る玉を学芸員に盗まれた事から、光る玉を取り返すべく殺人を繰り返す…




いかにもなミイラ男(宇宙人)の造形が古典的なやつ
盗んだ学芸員によって古物商に売られたり、ガールフレンドらにプレゼントされたりと拡散された光る玉を求めて夜な夜な街中を彷徨う
割と出て来るチープなミイラ男目線の一人称カメラがちよっとダラけてきます

ミイラ男の身体に付着する緑の液体に触れると触れた箇所から身体に火傷が進行して死に至る
昔見てショックを受けた予告に出てきた顔の焼けた女がその状態

しかしこのミイラ男は人間を殺したいのではなく単に光る玉を取り返したいだけ…それがないと元の宇宙人に戻れないので結果的に光る玉を持つ者たちが犠牲者となる
なんだかんだで1番悪いのは一儲けしようと棺の光る玉を盗んだやつ
当然そいつも報いを受けます

終盤は無事に光る玉も戻り、無事に宇宙人に戻った所で、彼を守ろうとした主人公の博士を連れて宇宙に帰ると言う突然、殺人ミイラ男映画から「未知との遭遇」見たいになり画面に大きく「 to be continued…」何と「つづく」で映画が終わる(笑)
何じゃこりゃ?

たしかに脱力系のカルト映画になるのもわかります
最初からそう思って見ると腹も立たない、それなりに私は楽しめた作品でした
真面目に見てたら脱力必至でしたね
でもやっと念願かなって見ましたわ
で…DVDはいつ買う?
書いませんがな(笑)
1度見たら充分!(笑)

しかし淀川センセイはどう解説したのかな?



「真実の瞬間」

2023-07-27 16:07:00 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)


 

この作品も劇場では見てなくて、レンタルビデオのリリース時に鑑賞
その時見た感想は正直微妙でした
ロバート・デ・ニーロに当時ハマっていて、この作品の持った印象では思ってたんと違うかったんでしょうな

今、改めて見たら全然印象が変わり
アメリカ映画界を襲った共産主義の弾圧…赤狩りと言われる時代の映画関係者たちの怒りと苦悩が描かれると言う興味深い話です

主人公の映画監督デビッド・メリルがハリウッドに帰ってくるや
公聴会への召喚状が届いていて、共産党の党員の疑いが掛けられて仕事を奪われて、党員の名前を吐けば元のハリウッドデ仕事ができると言うもの…断固とした意思で抵抗を試みるが周囲の仲間達は屈して公聴会で名前を挙げたりするものも居たり、自ら命を断つを者まで出たりと当時のハリウッドの人間関係のドラマが興味深いです

ロバート・デ・ニーロ扮するメリルは公聴会を断固拒否しながらも仕事の無い現状や周囲の空気感に悩まされながら、心が微妙に揺れ動くのを抑えた芝居で見せてくれ、クライマックスの公聴会では一転激しい抵抗を見せるメリルを迫力がある芝居で本領を見せつけてくれます
鑑賞当時は私も若かった?からかあまりこのテーマにピンと来なかったけど、今見たらロバート・デ・ニーロの代表作に入るような作品とかまでも行かないが、なかなかの佳作だと感じました

ハリウッド赤狩りと言えばエリア・カザン監督が公聴会で共産主義の疑いのある人物の名前を挙げて、その行動に賛否両論の中後に数々の名作を放った
その功績を讃えてアカデミー賞名誉賞を与えられたが授賞式でスタンディングオーベーション中に座ったまま腕を組んたニック・ノルティが厳し顔してたのが印象的だった


「ハンナとその姉妹」

2023-07-19 23:33:00 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)



ウッディ・アレン監督作
昔、ビデオレンタルリリース当時借りて見て以来の鑑賞ですが、当時のアカデミー賞でマイケル・ケインが助演男優賞、ダイアン・ウィーストが助演女優賞を取ったと言う事で話題になりました
改めて見たらマイケルケインは妻の妹リーに惚れて不倫に陥るイケナイ夫をユーモラスに演じて、さすがに芝居の幅の広さを見せてくれますが、ダイアン・ウィーストは正直思ってた程の出番は少ない目のような気がした
しかしこの女優さんは独特の空気感でやや少ない出番ながらも存在感出していて、そこらへんが上手はとこなんでしょうな

タイトルにあるハンナ演じるミアファーローの元旦那をウッディアレンが演じるが、神経質なキャラはこの方の真骨頂
しかもハンナのもう1人の妹ホリーと過去に不倫に陥っていたというこちらもイケナイ夫…昨今ではゲス不倫と言うんですかね
つまりハンナさんは前夫と現夫にそれぞれ2人の姉たちと浮気されてると言うイカレコレな人なんですね
そこがまたユニークな話
大人の恋愛喜劇ですが、なんだかんだ収まるとこに収まると言う嫌味のない映画ってのが安心して見れる
昔見た時より今回見た時の方が面白く見れた
20代前半で見るのと50代後半で見るとでは感想も変わりますね






「潮騒」

2023-07-08 00:13:00 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)




1974年度のイヴ・モンタンとキャサリン・ロスの恋愛映画をCSで録画して鑑賞
この作品は子供の頃見てた映画チラシの本などで存在知ってましたが、鑑賞は今回が初めてで、ちょっと前にシネリーブル梅田で女優さんの特集上映の一環で公開されてました
行きたかったが時間合わず今回の自宅鑑賞

女医との恋愛ドラマですが、大人の恋愛を育む2人の様子にチラチラとインサートされる海岸でたむろしてるゴロツキが最後にキャサリン・ロス扮する女医に絡んできて、助けに来たイヴ・モンタンが袋叩きに合い死んでしまうと言う、言われなき暴力に愛が引き裂かれると言う悲しい映画
2人のロマンスは恋愛映画らしくまだいいんだが、それ以外がいまいち私はよくわからなかった

途中トイレでおしっこ中のイブ・モンタンに唐突にカンフー攻撃しかけてくる危ない紳士
こいつは映画後半にケーキ屋にいちゃもん付けて陳列ひっくり返したりして大暴れして店主に射殺されたりする
存在が意味不明…

イブ・モンタンが刑務所に犯罪者を訪問する
銃を渡して脱獄の手伝いするわ、キャサリン・ロスの女医さんの兄貴は妻を亡くして娘と2人暮らしだが
後半は情緒不安定な感じで何かありそう?…なままほったらかしで終わる
なんか良くわからん設定がちょこちょこあってなんか微妙ではありますが、チラシしか知らなかった古き70年代の映画見れてまずは良かったです
キャサリン・ロスさん綺麗でしたよ
ヌードも見せてくれました


「竹取物語」

2023-03-30 22:20:00 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)





これ未見だったので見て見ました
当時売り出し中の沢口靖子さんを主演に置いて脇を名優たちで固めた日本昔話の竹取物語=かぐや姫

しかし市川崑監督作のかぐや姫はSFファンタジー感を全面に出した作品
そもそも竹取物語のかぐや姫は最後に月に帰る時点でSFと言っていいでしょう
この作品はそこを強調したような作品

途中恐竜は出てくるわ、最後は「未知との遭遇」見たいにUFO出てくるわと市川崑監督が真面目に作ったSF映画だがそれだけに珍作扱いされたりする

主演の沢口靖子や三船敏郎、若尾文子、小高恵美、石坂浩二、岸田今日子など豪華なメンバーだが、わざとかどうかわからないが皆んな芝居が下手に見える不思議な映画でした
当時新人で売り出しの主演の沢口靖子と東宝シンデレラガールの小高恵美らは特にひどい(笑)
市川崑が良くOKにしたなーと思ってしまう

これも昭和の特撮映画のひとつとして見ればそこそこ楽しめるかも?

ラストのピーター・セテラの主題歌(曲はさすがシカゴサウンドらしくいい!)がやたら浮きまくるのも見所(笑)



「チェルノブイリ1986」

2023-02-27 11:02:00 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)




劇場で見逃した作品

チェルノブイリ原発の事故をロシアが描いた作品
テレビドラマで「チェルノブイリ」と言う作品を見て、その事故の恐ろしさをまざまざと見せられましたが、この作品は1人の消防士に焦点を当てた作品でした

主人公は事故直前かつての恋人と再会
シングルマザーとして子育てしてるんだが、その子こそ実は我が子と知る事になる

そんな最中に原発爆発事故が発生
あろう事か主人公の子が付近にいたために被爆してしまう…

消防士として任務に当たり、現場で様々な地獄を見る主人公
さらに被爆してやつれて行く子供と恋人を連れ出すが、2人を置いて自分は自ら燃えさかる地獄の原発へ決死隊として対時する

この作品映画館でみなあかんくらい迫力がありましたが、ドラマとしてはちょっと弱い
ロシアが本国の事故を映画化しましたが、恋愛と原発事故とはちょっと合ってなく、むしろ消防士だけに焦点当てた方がもっと面白かったかも?
本国製作でないテレビドラマの「チェルノブイリ」が良く出来てただけに・・・
劇場で見てたらまた違う印象持ったかもですね


「クリスタル殺人事件」

2023-02-18 15:43:00 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)




アガサクリスティ原作の映画化作品は大概見てますが、これは長年未見でした
一つはポアロ物でない事が理由の一つですが、原作は読んだ事あるはずなんですね
遠い昔で内容も忘れてます
原作は「鏡は横にひび割れて」ですが映画の邦題は当時の流行語を反映してかクリスタル殺人事件(笑)

アシュラーランズベリーのミスマープル始めエリザベステーラー、ロックハドソン、エドワードフォックスとオールスターキャストではありますが、ポアロ探偵のナイル殺人事件やオリエント急行殺人事件と比べると地味な作品
原作のせいもあるか知れませんが…
多分原作を結構端折ってる?ような気もする

で、ミスマープルはポアロみたいに動き回る事はなく自宅で用事をしていて、実際現場で動くのはエドワードフォックス扮する警部で、その結果をマープルに報告してマープルが推理する
そして最後の最後に出向いて犯人を追いつめる
安楽椅子型の探偵と言うやつなんですが、私はあまり好みではないんですね
よってクリスティはマープル物は余り読んでませんでした

この作品もミスマープルの出番は少なく最後に乗り出して事件を解決する
しかし先程書いたように割と端折ってるような気がするので、やたら呆気なくマープルが乗り出して来て終わり見たいな感じで、個人的には消化不良な印象です

映画化するにはちょっと地味な原作ではないでしょうかね
で映画も更に地味になったような気がする


「西部番外地」

2023-02-10 17:12:00 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)





私が小学生の頃この映画のパンフレットがうちにありました
多分うちの兄が天王寺ステーションシネマ辺りで見てきて買ったパンフレットではないかと思われます
その為にこの映画のタイトルは知ってましたが、今まで見た事なく今回CSでしてたので迷わず鑑賞

主演はデビッド・ジャンセン、ジーン・セバーグに若き日のデビッド・キャラダイン、ボー・ホプキンスと1970年の製作の作品としては役者は揃ってます

刑務所を脱獄した男がちょっとしたトラブルである男を撃ち殺す
殺された男の妻が犯人の男に賞金をかけ行方を追うがやっと見つけた男に仇でありながら惹かれていき、やがて愛し合うように…

これパンフレットやポスターのビジュアルのイメージではいかにも西部劇的な作品と想像してたらちょっとタッチの違った西部劇てした

夫の復讐のため賞金をかけ町のガンマン達がこぞって主人公を追うが偶然に自ら遭遇し復讐を遂げようとするが、何故が男の虜になり行動を共にする…クライマックスは賞金目当てのガンマン達に包囲され、賞金を取り下げるとガンマン達に宣言するも当然ながら誰も納得せず一斉射撃され破滅的なラストを迎える

大人の恋愛感情はどこでどうなるかわからないと感じさす作品でしたね
夫の仇に復讐する為に殺そうとするが逆に反撃され乱暴され、男の虜になってく…
賞金目当てのガンマン達はてっきり連れ去られたと思って助けようとしたら、男に着いて行くと言うガンマン達にすりゃ何のこっちゃ見たいな女心(笑)ですが、悲しいエンドロールを見ながらちょっとこれもアメリカニューシネマの一つなのかな?と思ってしまいました

髭面のデビッド・ジャンセンはなかなか渋く良い感じ出てます
マカロニにイーストウッドを意識した?て感じのキャラです
ジーン・セバーグさんは名前は良く聞いた事あるが、あまり他の作品見た印象ないですが、ロングヘアーから途中から頭を怪我した事でショートカットに変わりそちらもなかなかのお似合いでした

その夫役を演じて早々に殺されるデビッド・キャラダインや賞金目当てでデビッド・ジャンセンを追うガンマンの1人のボー・ホプキンスは若いですね
そんな役者達の若き頃も見れて良かったですし、なんだかんだでそこそこ楽しめる西部劇でした

この作品のパンフレットはまだ家のパンフレット入れにしてる衣装ケースにまだ残ってるハズ…懐かしく感じパンフレットをまた開いて見たくなりましたね