MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.025 「鎧 サムライゾンビ」 (2008年 91分 ビスタ)

2009-02-27 23:51:46 | 2009年劇場鑑賞
監督 坂口拓
出演 植田浩望
   夏目ナナ
   やべきょうすけ



今日は天六シネ5ビルに映画を見にきたけど深夜興行は決まって週末なんですが、珍しく平日に来てしまいました。
事情によりこう言う事になったんですが、平日の深夜のホクテンザ1はやはり人はほとんどいないです。
2~3人寝てる人が居るだけです。
本日は和製ゾンビ映画の鑑賞ですが案外日本のゾンビ映画って海外以上にグロかったりするんですよね~

(あらすじ)

休日のドライブを楽しんでいた家族を逃亡中の強盗犯がカージャックする。
一味のリーダー次郎(植田浩望)の指示で山道の奥へ入っていった車は、突然原因不明のトラブルを起こして立ち往生してしまう。
そこは、戦国時代から続く忌まわしい因縁にたたられた禁断の土地で、やがて彼らの前に鎧で身を固めたサムライゾンビが姿を現す・・・



主演がお笑い芸人の桜塚やっくん・・・それが植田浩望と名乗っての出演でAV女優だった夏目ナナや荻野目慶子に吹越満、いしだ壱成 と言った面々の出演です。
でも吹越満はほぼゲスト出演的扱いだし、荻野目慶子も脇役・・・よって話全体的に中心になるのは植田浩望と夏目ナナになるけど役者としては素人はだしの二人だけにイマイチ安っぽいビデオムービー的な感じで、スクリーンで見るとどうも締まりがないね。
自宅でのテレビサイズの鑑賞ならまだしも劇場となるとキツイな~

内容的としては「八っ墓村」の発端の落ち武者&津山32人殺しのエピソードにゾンビの要素をプラスしたような話しで、北村龍平が原案脚本と言う意味では今や奇跡の傑作といわざる得なくなった「VERSUS ヴァーサス」と似てる部分がある。



鎧をきた落ち武者ゾンビはそれなりにいいけど個人的にはもう少し沢山出てきて欲しかったな~
またゾンビお決まりの噛み付いたりするような行為は無く、そのかわり刀で首をはねると言うゾンビらしかぬ殺し方。
また主人公が落ち武者ゾンビと戦うけどバイオレンスて言う意味ではなんか中途半端な印象ですな。
また時折出てくる不必要なギャグがまた寒いの何の・・・無理にくだらないギャグ(例えばゾンビに殺された警官の首と腕が空中に舞いあがり敬礼のポーズを取る)を入れるぐらいなら他にする事あるやろ!

何よりもラストの子役の男の子の号泣する芝居がやけに気合いが入っていてゾンビより印象が強いと言う困ったゾンビ映画でもある。



★★ 2009.2.25(水) 天六ホクテンザ1 23:50