ホラー映画が好きな私ですが、小学生の頃はまるっきし怖いのはダメでございまして、テレビの怪談もの何かも避けていました(中学生くらいから怖いもの見たさ的な興味は出てきて現在に至る)
1973年に公開されたこの映画もマスコミに大々的に宣伝されていて、少年雑誌などにも特集を組まれていたので当然知っていた
何より悪魔に取り憑かれた少女の顔がおぞましく変わるのが怖くてイラストを見るのも嫌でした
当時公開前から悪魔に取り憑かれた特殊メイクをしたリンダ・ブレアーの顔はマスコミでは画像は公開されてなく、替わりにイラストなどが載っていたのです
初めてまともに鑑賞したのはテレビで10代後半の頃、そしてホラー映画ファンになった大人になってから何度も見たけど、この映画は見れば見るほど恐ろしくもまた素晴らしい名作だと感じている訳であります
この作品の大ヒットにより日本ではオカルト映画ブームが巻き起こり、オカルト映画と呼ばれる、今で言うホラー映画が続々と公開されましたね
悪魔に取り憑かれた14歳の少女リーガンが恐ろしい形相で太い男の声で毒づき、口から緑色の汚物を吐き散らしたり首がクルッと回ったり、十字架を股間に突き刺したて「ファックミー!」を連呼する…まさに公開当時失神者出たとかが頷けるようなショックシーン連発は今の時代見ても凄いです
(ま、首がクルッと回ったりするのは今となったら笑ってしまうが…)
そしてこの映画は怖がらすだけのホラー、オカルト映画と言うカテゴリーを超越したテーマがあると思います
科学や医学と信仰、善と悪、希望と絶望など色んな事の対極にあるものを対比させて、神と悪魔との対決の物語を見せてくれる崇高な作品なのであります
♫チュブラーベルズの美しい旋律と共にいつまでも心に残るまさにホラー映画のベストワン!