MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

映画100選 番外テン 07「クリープショー」

2017-02-28 15:34:18 | 映画100選 番外編



ジョージAロメロとスティーブキング、トムサビーニが組んだ強力ホラーオムニバス映画
ホラーブームの最盛期に公開された作品だが、すでに輸入版などで当時のマニアからは絶賛されてました
最初のファーザーズディから最後のゴキブリのエピソードまでコミック雑誌形式の展開にホラーファンを刺激しまくるエピソードの連続でとても楽しい120分

やはり強烈なのは最後のゴキブリの話
身近に居る存在だけに、見てる側も気持ち悪さ増大!
身体からゴキブリが這い出てくる特殊メイクはまさにトムサビーニの真骨頂炸裂!
80年代のホラー映画界のまさにスリートップの共演による贅沢な作品

No.09「ラ・ラ・ランド」

2017-02-25 23:08:59 | 2017年劇場鑑賞




いち早くアカデミー賞候補の作品を見てきました
公開初日と言う事もありアポロシネマはレイトショーながらも結構な混み具合ですね

最初に出るシネマスコープの文字でワクワク!
まず度肝抜かれるのがオープニングの渋滞中の高速道路での大人数での歌とダンス!
長回しによる計算されたカメラワークに赤や青、緑などの原色カラーの衣装が横長のシネマスコープ画面に映えます
この作品がクラシカルなミュージカル映画である事を宣言してるかのようです
まさにこれこそ劇場で観るべき映画ですね

主人公2人の出会いもお互いの立場から描かかれ、そこから2人のラブストーリーが歌と踊りを交えて描かれる
夜景を見ながらのタップ、天文台のプラネタリウムでのファンタジックなダンス…まさに王道のミュージカル映画の展開です
しかしこの作品は単に歌って踊ってハッピーでなく、ハリウッドの光と影が中盤から作品を覆ってきます
いつしかこの作品がミュージカル映画である事を忘れてしまうほど歌が止み、2人の夢と現実に戸惑って行く姿が描かれます
この辺は正直ダレましたが…

最後までハッピー一直線でも良かったのに…と思ったりしますが、このへんがこの作品の非凡な所でクライマックスは切ないミュージカルとなっていきます
成功するためには時には犠牲を伴う時がある
ハリウッドのそんな姿を見せてくれる明るさと切なさの緩急織り交ぜたミュージカル映画でなかなかの秀作でした

ジョン・レジェンド扮するシンガーの下りもなかなか現実的な音楽界の一場面を見せてくれます




★★★★ 2017.2.24(土) アポロシネマ スクリーン4 20:40 E-3

「プラネット・オブ・ファイヤー」

2017-02-24 13:35:29 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)



80sビデオ!中古ビデオ店ワゴンからの逆襲 vol.15



引き続き中古ビデオ店から購入した作品
当時絶頂のマイケル・パレの出演作
パッケージ見る限りはマイケルパレ主演のように見えるが実は悪役で主役ではありません
邦題もマイケル・パレのヒット作「ストリートオブファイヤー」をもじったタイトルですね

近未来の設定で囚人を収監している施設のある地球とは別の惑星が舞台
しかし見る限りは地球と全く変わらず、惑星である事を見ていて忘れさせてくれます
マイケル・パレ扮する悪党が他の囚人共々脱獄し大暴れして逃走するのを警官やハンターたちが追う!
妻を殺された1人の警官が復讐を誓いマイケルたち悪党を追う!
てっきりこの人が主人公かと思いきや、アッサリとマイケルに返り討ちで悔しさ滲ませ絶命!
変わりに主人公たちの良き相談相手だった引退した元大佐が老体にムチ打って立ち上がる
これがリチャード・ファーンズワース!(結局彼が主役)
レジェンドが銃を取り悪党マイケル・パレと対峙する…

全体のストーリー展開で言えば西部劇を思わせます
変なSFチックにせず普通に西部劇として作れば良かったのにね
ハリボテの乗り物が砂漠を駆け回るだけでも、映画自体を安っぽくさせてます
「マッドマックス2」見たいな世界観がある訳でもなく、全体的に気の抜けたビール感が全編を覆う
マイケル・パレファンが見たらどうかな?
「ストリートオブファイヤー」のような不良感は当時のファンにしたら満足度あるかも?
ま、悪役ですが…



★★

「ヘルファイアー」

2017-02-23 19:57:03 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)



80sビデオ!中古ビデオ店ワゴンからの逆襲 vol.14



かつて通ってたレンタル店でおいてた作品
しかし当時は全く見る気になれなかったが、たまたま覗いた中古ビデオ店で見つけて100円なので購入して見た

70年後の未来ヘルファイアーと言う次世代物質を巡る物語
パッケージにはSF&アクション&ホラーの娯楽フルコースと書いてるが、単に脈略のない脚本と言うだけ(笑)
70年後の未来となってるが何を基準にして70年後なのか知らんが街並みは普通の80年代
ハードボイルドなキャラの主人公の探偵は安っぽ〜いピーターコヨーテ見たいな人で独り言のナレーションがハードボイルドな雰囲気を出してます
ハリボテの宇宙船が出てきたと思ったら、アッサリ地上からライフルで撃ち落とされるヘタレぶりに絶句
アクション、SFの要素はわかるがホラーの要素は?
ま、ヘルファイアーに触れた者が石炭みたいに身体がボロボロになる特殊メイクがホラー的な要素ぐらいか
当時のビデオバブル時代にありがちな安っぽい作品でした



★★

No.08 「ザ・コンサルタント」

2017-02-19 09:30:33 | 2017年劇場鑑賞



公開終了寸前に鑑賞
あまり内容知らずに見に来ましたが
冒頭にちょっとした重要なエピソードが語られますが、これが後々に伏線となっては行くのは予想が付きますね

アクション映画だと思っていたが、たしかにハードなアクションあるしベンアフレックの圧倒的強さの前に悪党がバッタバッタとなぎ倒されピストルでトドメまで刺す爽快さはボーンシリーズを彷彿させる物があります
しかしどことなく暗いと言うか物悲しげな雰囲気は主人公の生い立ちとキャラのせいなのでしょうか?
自閉症などの障害のある子は普通と違う部分があるので、その部分を伸ばすと天才が生まれたりすると言う定義のような物をこの作品で感じられ、それが主人公にしたら数字であり、格闘スキルだったのかな?
そんなテーマに沿ってる部分もありやはりスッキリアクション映画って感じではないんですね

でも終盤にクライマックスにかけて思わぬ展開になるんですが、これは途中で予想できたがエピローグの一捻りはやられました
さてこれはシリーズとかになるのかな?
◯のその後が描かれてないのが次の前フリとは考えすぎか…


★★★ 2017.2.17(金) アポロシネマ スクリーン7 21:00 H-14

「暗闇にベルが鳴る」

2017-02-17 20:25:45 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)




これも今回が初見
1976年の正月映画だったような記憶があります
「フリックストーリー」「コンドル」「続 ラブバック」とか並んで公開されてたような…
それから40年以上の歳月かけてのテレビで鑑賞

アメリカの都市伝説になった電話を使ったサスペンス
イタズラ電話を逆探知したら自分の家の中からかけられてたと言うパターンの都市伝説を映画一本かけて描かれます
今となっては使いつくされたパターンなのでさほどの驚きは無いんですが、当時は特に日本ではドッキリな展開だったんですかね

でもツマラ無いん訳ではなくサスペンス、ホラー的な見せ場がふんだんに用意されていて楽しめますし、当時人気の主演のオリビア・ハッシーの可憐さも当時としてはこの作品の見所の1つですね
家の中で住人が消えて行く不可思議さはツッコミ何処ありますが、ビニール被されて放置され、絶命して苦悶の表情した死体などビジュアル的に不気味な場面も多く、ジョン・サクソンが出てるのも実はB級です的な雰囲気は好みです
あー、映画館で見たかったなー

「地獄のコマンド」

2017-02-15 17:18:06 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)



チャックノリス主演のアクション映画
まさにチャックノリス絶頂期の作品ですね
レンタル店に置いてとがパッケージがイマイチなのとチャックノリスと言ういかにもB級感のある雰囲気で未見でした
この当時はレンタルでチャックノリスの映画は「野獣捜査線」しか見たこと無かったですね

今回初めて見たら意外と面白かったですね
まさにチャックノリス 1人舞台の大暴れ
国家転覆狙うテロリストが全米各地で同時多発テロ敢行!
そこにチャックノリスがあらゆるとこに二丁サブマシンガンで現れテロリストを蹴散らす
なかなかテンポもよく全米に散らばったテロリストたちを一網打尽にするワナを仕掛けるクライマックスまで飽きずに見せてくれます

今となってはこの時代のB級アクションはCGなんてないから迫力がB級とは言え結構ありますね
チャックノリスのマーシャルアーツは今回は控えめでした
思えばこう言う路線は後にスチーブンセガールに受け継がれていくんですね

No.07 「ゾンビ3」

2017-02-13 11:07:08 | 2017年劇場鑑賞



十三 シアターセブンにホラーマニアックス10
「ゾンビ3」見てきた
30年以上前にビデオで見た映画だが内容忘れてた
満席の場内はほとんどが40〜50代のマニアックなオッさんたち(笑)…しかも1人で来てる
終了後は映画ライターの浅尾典彦氏のトークショーもあり盛り上がったイベントだった
ロビーで浅尾氏と記念撮影して貰い少しお話しもしてきた
久々に私の映画魂のダークサイドに帰還した一時だった

で、映画の方は全く見た時の記憶が無いので初見同様なんですが、さすがイタリアゾンビ映画だけにグロ描写は力入ってますね
血糊、内臓などの赤色がやけに鮮明なのが印象に残ります
役者たちの下手くそな芝居はこの手の映画ならお約束
ゾンビに対して「生きてる感じがしない」とかゾンビに迫られ「やめてくれ、私は仲間だ!」など珍セリフでは失笑も起こり、いかにもオッさんな役者がマザコン少年の役してたりと違う意味で見所がある(笑)
またゾンビの頭を粉砕したら「お〜!」と客席から声が上がる
なかなか変なホラー映画もみんなで見たら楽しい?

乾いたミイラ風ゾンビは被りもん丸出しでチープだが、結構それって味がありますね
サンゲリアのパクリ的なウジ虫ゾンビなど、それ系ゾンビ好きには良いですね
ただ大鋸や丸太などゾンビか小道具使うのは如何なものか?と個人的には感じました
思ってたよりはツマラなくなかったゾンビ映画です
しかし「風と共に去りぬ」も映画と言う芸術ならこの映画も同じく映画と言う芸術なんですね
改めて映画と言う幅の広い世界が大好きで良かった(笑)



★★★ 2016.2.11(土) シアターセブン 19:00

No.06「マグニフィセント・セブン」

2017-02-11 17:31:10 | 2017年劇場鑑賞



あの「荒野の七人」のリメイク作で、しかもこのメンツだけに期待しての鑑賞
結果だけ見たらまさに王道的な勧善懲悪なアクション作品で楽しめました
七人の侍と言うよりはやはり荒野の七人のリメイク作品なんですが、オリジナルに沿った展開でヒネリが無いぶん、逆に安心して見れる西部劇になってます
ヒネリ?があるとしたら強いて言えばリーダーのデンゼルワシントンが村人たちに手を貸す真の理由が別にあるぐらいかな?
ただその理由がオリジナルにある無償の助っ人ぶりからやや遺脱するんですがね…ま、ここらは「荒野の七人」でなく「マグニフィセント・セブン」であることで良しとしましょうか

助っ人集めの描写がやや大雑把なのが残念ですが、7人それぞれのキャラはなかなか立っていて良かったと思います
見ながら誰が生き残るかなー?何て予想しながら見るのも楽しかったです(笑)

悪役が憎たらしければ憎たらしいほど、爽快感があるのでこう言う映画は悪役の存在が大事だと思います
そう意味ではピーター・サースガード悪党振りは憎たらしくて◎ 
好み的にこの作品は合格点でした



★★★★ 2017.2.10(金) アポロシネマ スクリーン6 21:00 F-6

「ウォリアーズ」

2017-02-09 21:58:58 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)




これも70年代のアクション映画ですが今まで未見でした
今回初じめて見たけど予想以上に面白かった
ワクワクして最後まで見れましたね

ストリートギャングの集会に参加したウォリアーズだが、集会の主催者が暗殺されその罪をウォリアーズたちになすりつけられる
殺された主催者のチームがウォリアーズに復讐するために全ストリートギャンググループにウォリアーズ抹殺を指示する…
地元の町に戻る為にはストリートギャングたちの攻撃と警官隊の追撃をかわさないと行けないと言うガントレットな逃避行がスリリングに描かれる

襲いかかる刺客たちもキッスアーミーのようなペイントに野球のユニフォームのギャングやバスで乗り込んで追いかけて来る奴らに色仕掛けで罠をしかけるスケバン軍団等個性的な面々で楽しいです
しかも割とみんな弱い(笑)てかウォリアーズが強いのか!?

落書きだらけの電車なんか見てると昔のアメリカの鉄道は怖いと言うイメージを持ってる時代あったなーと思い出させてもくれました

最後までテンションを落とさず見せてくれる快作で、さすがこの時代のウォルター・ヒル監督はええ仕事してますね