MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.065 「踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望」

2012-09-30 17:13:26 | 2012年劇場鑑賞
監督 本広克行
出演 織田裕二
   柳葉敏郎
   深津絵里



TVシリーズからリアルタイムで見ていましたこのシリーズ
当時滅多にTVドラマは見ない私が留守録してまで見ていたもんですが、いよいよ今回でファイナルのようです
前作の「踊る大捜査線 THE MOVIE 3 ヤツらを解放せよ!」があまりにもツマラナイ映画だったから、今回も過度な期待・・・というよりまったく期待せずに鑑賞です

(あらすじ)

国際環境エネルギーサミット会場で誘拐事件が起こり、その後被害者が殺された状態で発見される。
殺害に使われたのは、警察が押収した拳銃だった。
捜査を担当することになった湾岸署だったが、青島(織田裕二)ら捜査員には情報がまったく開示されない方針が決定。
そんな中、第2の殺人が起き、続く第3の事件では真下(ユースケ・サンタマリア)の息子が誘拐されてしまう。



今回は過去の事件がバックボーンとして展開していき、本筋一本で展開していき、いつもより小ネタ的な事件は少ない
その分ストーリーとしてはいつもよりシンプルな感じがした
でも細かい伏線がチョクチョクあるのはいつもの通り・・・
「ブレードランナー」を思わすようなセリフなどは相変わらずこの監督の映画好きの現れか?

前作のようなダラダラした感じはなかったので、結構面白く見れました
無理やり感のあるスリーアミーゴの再結成や、派閥争いにビールの隠ぺい工作等、事件とはまったく無縁のところでドタバタするお遊びも健在ですが、ここら辺はマジで見ると実にバカバカしいので賛否が分かれるかも知れないが、でもこれが無いと「踊る大捜査線」では無いしね~



シリーズの総決算的な意味あいの作品にしては、なんか終わった感のようなのが感じられない
あわよくば復活出来るようにしてんかな?
でももういいで・・・



★★★ 2012.9.27(木) TOHOシネマズなんば 本館スクリーン2 18:30 N-26

No.064 「ブラック・サンデー」(1977年 143分 シネスコ)

2012-09-21 23:53:07 | 2012年劇場鑑賞
監督 ジョン・フランケンハイマー
出演 ロバート・ショウ  
   ブルース・ダーン
   マルト・ケラー



午前10時の映画祭の一環として公開された「ブラック・サンデー」を見てきました
なんたって劇場公開直前に公開中止となった幻の劇場公開作です
スクリーンで見るのは貴重な事なんです
館内も平日の昼にはそれなりの入りだけど、男性客中心の客層は相変わらず年齢層高いです

(あらすじ)

大統領を含む数万人の観客を呑み込んだスーパーボウルの競技場を爆破しようと企む国際テロ組織と、イスラエル特殊部隊の攻防を描いたトマス・ハリスのベストセラーの映画化。フランケンハイマー演出のダイナミズムが染み渡る堂々たるアクション・スリラー大作で、劇画的にまで次々と見せ場を連ねる昨今流行の“ジェットコースター・アクション”では決して味わえない、大人のエンタテインメントになっている



見どころの多い映画だけど、前半はやや各主要キャストのそれぞれの行動を交互に描かれて行くんだが、正直この辺りのシーンはやや疲れる
でも中盤から後半に盛り上がって行くのはさすがですね~最近の作品にはない重厚な雰囲気さえ感じます
特にクライマックスに近付くに従ってどんどんとサスペンスが盛り上がっていく所はさすがジョン・フランケンハイマー監督らしいです

スタジアムのシーンは実際にスーパーボールの試合でロケしただけに臨場感は抜群です
昨今の作品ならCGでスーパーボールのスタジアムさえ作ってしまうんだろうけど、生の会場というライブ感が伝わってきて、ある意味アナログならではの凄さのようなものを感じます
特に飛行船のシーンはCGでは味わえない実物のもつ迫力がスクリーンからひしひしと伝わってきました



色々政治的な背景で上映中止になったらしいけど、今見て見るとそんなに中止にしないとイケないような内容とまでは思えないんですがね~
劇場未公開というのがとても残念な感じ・・・
それと今回初めて知ったのがこの作品の原作がトマス・ハリスだったんですね~
あの「羊たちの沈黙」の作家とは思えないスケールの大きいパニック小説・・・だったのかな?(原作読んでないからわからない)



★★★★ 2012.9.20(木) TOHOシネマズ梅田 アネックス シアター10 15:50 D-5

No.063 「デンジャラス・ラン」(2012年 115分 シネスコ)

2012-09-20 00:03:42 | 2012年劇場鑑賞
監督 ダニエル・エスピノーサ
出演 デンゼル・ワシントン
   ライアン・レイノルズ
   ヴェラ・ファーミガ



この日に見た3本目の作品はデンゼル・ワシントンの最新作
今回は凶悪犯という悪役ですが、「トレーニング・ディ」でも悪徳刑事を演じてたように、こんな役でも難なくこなしてしまうデンゼル・ワシントンの役者としての実力を見せてくれるでしょう
それがこの映画の一番の見どころではないでしょうか?

(あらすじ)

36か国で指名手配中の元CIAの腕利きエージェントであるトビン(デンゼル・ワシントン)は、南アフリカのCIAのアジトに連れてこられる。
彼が身柄を拘束されるやいなや、鉄壁の守りを誇るはずの隠れ家が何者かの攻撃を受ける。
アジトの管理責任者である新人のマット(ライアン・レイノルズ)は、何とかトビンを連れて敵から逃れるが……



デンゼルが悪役と言っても心底悪い奴なのか?
という疑問を持ってしまうが、やはり・・・って感じでした
でもこういう役でも実に凄みのある悪役を演じてしまうのはさすがデンゼル・ワシントン!
相手役のライアン・レイノルズがあたふたするような役だけにこの2人の対比が面白くて、でも気がつけばちょっとした良いコンビに見えてくる・・・

CIAにそれぞれのアジトの管理責任者が居て、そこでしかるべき任務まで淡々とした日々を送りアジトで過ごすという人たちが居るというのがこの映画で知りました
映画では危険な任務を遂行する工作員しか描かれてないから何気に斬新でした



映画の展開としては特に目新しいものはなく、結局デンゼル・ワシントンの凄さだけが印象に残る作品
それちCIAにもこんな仕事があるんだな~と言う事ぐらいか・・・
まぁ~普通に面白かったっていう作品でした




★★★ 2012.9.13(木) TOHOシネマズなんば 本館 スクリーン7 21:40 F-25


No.062 「ディクテーター 身元不明でニューヨーク」(2012年 83分 シネスコ)

2012-09-18 21:22:17 | 2012年劇場鑑賞
監督 ラリー・チャールズ
出演 サシャ・バロン・コーエン
   アンナ・ファリス
   ベン・キングズレー



予告の時からなんか変な映画やな~と思ってた作品 中東でハリウッドの映画でなんか事件が起こったとかどうとか聞いたがてっきりこの映画か?と思ってしまった(笑)
こう言うコメディ映画は日本ではビデオスル―だったりする訳ですが、特にこの映画は主役のサシャ・バロン・コーエンが日本では馴染みのない役者だけに、よく劇場公開されたもんだな~と感じています

(あらすじ)

アラジーン将軍(サシャ・バロン・コーエン)は、幼いころから北アフリカにあるワディヤ共和国の独裁者として君臨していた。彼は気に入らない相手を即刻処刑したり、核ミサイルの開発に手を出したりとやりたい放題だったが、ある日、核ミサイルの件で国連から釈明を求められてしまう。
そこで将軍は意気揚々とニューヨークに旅立つが、陰謀により捕らえられ、立派な口ひげをそられてしまい……



冒頭からして「キムジョンイルび捧げる」というスーパーが登場すように実にブラックなネタで笑わしてくれるが、そのお下劣度は相当キツイ・・・
よってオープニングからドン引きしてしまう人も居るでしょうね~
正直、この調子で最後まで行かれたら・・・と私も早々にお下劣ギャグの食傷気味でした



しかし筋の無いおバカパロディオンリーの作品かと思ってると、アメリカ映画らしいラブコメ的な要素が途中から入ってきた辺りから面白く見れた
終わって見れば王道的なハリウッドコメディ映画のような作品でした
しかしこの作品での数々のお下劣ネタはブラックを通り越して下品そのもので、ダメな人は眉をしかめるのは必至です
楽しめる人と楽しめない人が確実に別れる作品・・・でもそう言う所にどこか爽快感を感じてしまう



★★★ 2012.9.13(木) TOHOシネマズなんば 本館 プレミアスクリーン 19:50 B-8

No.061 「最強のふたり」(2011年 113分 ビスタ)

2012-09-15 23:34:14 | 2012年劇場鑑賞
監督 エリック・トレダノ 、オリヴィエ・ナカシュ
出演 フランソワ・クリュゼ
   オマール・シー
   アンヌ・ル・ニ



久しぶりの3本まとめて見てきました
夏休み映画から秋の映画へとの中間的な時期ですが、こんな時期に意外と良い映画が公開されたりします
この映画もその1本と言っていいような期待作であります
でもこの映画はコメディというカテゴリーに入ってるようで・・・障害者と介護者の話がコメディーって・・・

(あらすじ)

不慮の事故で全身麻痺(まひ)になってしまった大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は、新しい介護者を探していた。スラム出身の黒人青年ドリス(オマール・シー)は生活保護の申請に必要な不採用通知を目当てに面接にきた不届き者だったが、フィリップは彼を採用することに。
すべてが異なる二人はぶつかり合いながらも、次第に友情をはぐくんでいき……



久しぶりに良い映画を見ましたね
感動的なドラマなんだけど、無理やりに感動させようとするような意図もなくて自然にドラマに入っていけるのがいいですね
障害者と介護者と言う一見深刻な人間ドラマを連想してしまいそうだが、常に明るく笑わせてくれる
一見強面でやんちゃな黒人のドリスが全身麻痺で完全介護が必要なフィリップに対して、何の気遣いもなく言いたい事を言う。
眉を潜めそうな事でもフィリップはいつも笑って楽しそう・・・
色んな介護者に介護されてきたであろうフィリップだが、本当に彼が必要としていた者こそがこのオマーのように、障害者だからと言って変に気を使わない、本音で接してくれる人間だったんでしょうね



これもまさに色んな要素が重なって産まれた縁というものなんでしょうね
単に友情とか簡単な言葉では表せないような絆を感じさせてくれます
クラシック音楽趣向のフィリップに対してアースウィンド&ファイアーのブギ―ワンダーランドでお返しするドリス、このダンスのシーンで何故か目頭が熱くなり、ラストのレストランでのドリスとフィリップの笑顔に涙ポロポロ出そうになった
泣かそうとするのでなく、いつしか気がつけば目頭を熱く濡らせてくれる・・・そんな自然体な人間力の素晴らしさが感動を呼ぶ快作!



★★★★★ 2012.9.13(木) TOHOシネマズなんば 本館スクリーン5 16:50 C-9


「UNISONIC Special Guest GOTTHARD」

2012-09-12 23:53:13 | ライヴ&イベント



グランドキューブ大阪で今日は元ハロウィンのメンバーで構成されたバンド ユニソニックを見てきました
しかし各地ライヴハウスでの開催なのに大阪だけこのオオバコなのは何故?
よほど場所が空いてなかったんでしょうね~
現にこの大阪国際会議場は2階建てホールですが、階上は開放していなくて1階は後方はほとんど空席でした
まぁ~ゼップとかハッチならよく入ったんでしょうけどね



↑GOTTHARD

まずスペシャルゲストのゴッドハードのショーからスタートなんですが、ボーカルのスティーブの事故死という悲劇を乗り越えて奇跡の復活だそうです
そう・・・このバンドの事はよく知りませんのです
今回ニューボーカリストとしてニック・メーダーを配しての来日ですが、1曲目から大盛りです
今回はハロゥインファンが多いように思う中、結構彼ら目当てのファンも多いです

私は前から2列目の端よりで見てたんだが、前列端に車いすの少年とお父さんがいたんだが(そのいでたちがとてもロック!)
ギターのレオが少年を指さしギターピックを投げてあげたのは微笑ましいかった・・・ただ勢い余って少年の頭上をピックが通り越してったけど・・・
途中バラードナンバーがあり、ボーカルのニックが亡きスティーブの捧げるかのように熱唱します
曲とか知らないけど、結構良かったです



↑UNISONIC

セットチェンジの後、いよいよユニソニックの登場です
ワーグナーのワルキューレ奇行のSEでメンバー登場!
ギターを抱えたカイ・ハンセンがポ―ンとジャンプして出てきます
マイケルキスクがサングラスかけて登場・・・でも珍妙な動きを見せる
♪Unisonicからスタート
アルバムには1曲目に入ってる印象的な曲だけに反応はさすがに爆発的でサビの部分も大合唱が起こってます
「ユ~ニ~ソニ~ック !」と大合唱
♪Renegade では何とマイケルが客席に降りてホールを練り歩いて歌う!まるで演歌歌手みたい(笑)
更に曲の合間に客席の空いて部分を指差し苦虫潰したような顔で首を捻る(笑)「次はソールドアウトにしてくれよ」 見たいな事を言って場内爆笑 実にお茶目なオッサンだ!

曲調はやはりハロウィンと似た感じで親しみやすいです
♪King For A Day、♪I've Triedと力強いナンバーが続くが、ドッと沸いたのがマイケルの「オールドソングを・・・」と言った時!
彼がオールドソングと言えば当然ハロウィン時代の曲・・・「マ~チ・・・」と言っただけで♪March Of Timeを察知したオーディエンスは大熱狂!
本日一番の盛り上がり?と言ってもいいぐらいの大盛り上がりです
「タ~イム!マ~チ~タイム!」と歌う!歌う!
本家ハロウィンでも今だ歌われ、その度にみんな大喜びのこの曲、今までは現ボーカリストのアンディ・デリスのボーカルでしか生歌は聞いた事無いが、今回初めてCD同様にマイケルの声で生歌聞けて感動です

♪No One Ever Sees Meのようなアコギなバラードも手を左右に振らせてオーディエンスを一つにするマイケル。
かと思えば♪Star Riderのようなミディアムテンポのロックバラードではサビで腕を挙げて「スタ~ライダ~」とみんな歌う・・・アルバムは一枚しか出てないが、そのアルバムの曲のほとんどが演奏されてる感じです
更に禁止のジャンピングまで起きた♪We Riseで場内の盛り上がりもクライマックスへ!
♪Never Change Meで一端本編終了!

当然アンコールの拍手が鳴りやまず、しばらくしてカイが登場し軽くギターのパフォーマンス!
そのパフォーマンから♪Future Worldのリフに流れていくと言うハロウィン定番パターンへ・・・
もちろん爆発的な歓声で再度迎えられたマイケルがマイクスタンドごと客席に向けると自然発生的にみんな歌詞の出だしを歌いだす!
当然サビでは本家ハロウィン同様にお馴染みの合唱大会です!
やはりハロウィン時代の曲が一番盛り上がってしまいます・・・ハロウィンのシャツ着た人が多数いるしね(実は私もその一人だが)
同じくハロウィンの初期の代表曲♪I Want Outに続く・・・もうマイケルの声も出てるのか出てないのか分からない
再びホールを練り歩くマイケル・・・もう前身汗だくですね
こうしてマイケル&カイの新ユニットのライブは終幕を向かえるのであります

ユニソニックよりハロウィンの曲が一番盛り上がるのは現状では仕方なしだが、このバンドがどこまで続くのか・・・ハロウィンからの脱却するにはこのユニットの今後の動向次第でしょうかね~
何よりも♪Future World、♪I Want Outと言った初期のハロウィンの曲がCDのようにマイケルの声で聴けたのは良かったですね


Unisonic大阪公演セットリスト

01.Unisonic
02.Never Too Late
03.Renegade
04.King For A Day
05.I've Tried
06.My Sanctuary
07.March Of Time(Helloween cover)
08.No One Ever Sees Me
09.Star Rider
10.Souls Alive
11.We Rise
12.Never Change Me

(Encore)

13.Future World(Helloween cover)
14.I Want Out(Helloween cover)




★★★★ 2012.9.8(土)大阪国際会議場 メインホール 指定席 1階 ab席 8番(イープラス)



No.060 「プロメテウス 3D版」(2012年 124分 シネスコ)

2012-09-04 00:07:10 | 2012年劇場鑑賞



監督 リドリー・スコット
出演 ノオミ・ラパス
   マイケル・ファスベンダー
   シャーリーズ・セロン


この日の2本目は最新作の鑑賞
場所は同じくTOHOシネマズ梅田です
この作品が上映してるスクリーンはかつての北野劇場跡のスクリーンで、これがやたら広い!
天井のシャンデリア風の電球といい内装の感じはかつての劇場の風格を漂わします
なんか懐かしい雰囲気を感じますね

(あらすじ)

人類が長年にわたって追い続けている、人類の起源にまつわる謎。
地球で発見された古代遺跡から、その答えがあるかもしれない未知の惑星の存在が浮かび上がる。
科学者たちを中心に編成された調査チームは、宇宙船プロメテウス号に乗り込んで問題の惑星へと向かう。
惑星にたどり着いた彼らは、人類のあらゆる文明や常識を完全に覆す世界を目の当たりにして息をのむ。
誰も到達できなかった人類誕生の真実を知ろうとチームの面々が探査に没頭する中、思いも寄らない事態が迫ろうとしていた・・・



この映画の予告の段階からずっと気になってたのが、このビジュアル感がどうもリドリー・スコット監督のある映画とそっくりな事!
誰もがそれに感じてると思うのですが、まさか同じセットしか思い浮かばなかった?
あるいはわざと・・・?
冒頭の冷凍冬眠から覚める宇宙船の乗組員や2本の腕を曲げたような宇宙船や巨大人の造形、さらには軟体生物を切り刻めば、酸性の血液噴き出し宇宙服さえ溶かしてしまう・・・
もうまったく×××××やんけ!

そう思ってたら何とこれって×××××と実はつながってる?!
辻褄が合わないような部分もあるけど、どこからどう見ても「×××××:リイマジネーション」あるいは「×××××:ヒギンズ」のような映画・・・エンドクレジットもH.R.ギ―ガ―(言うてもた!)の名前も知っかり出てくる



さて映画としてはSF映画らしい謎に満ちた冒険心がいっぱいの映画だけど、展開的にこれと言った目新しさは感じない
あの映画にソックリのビジュアルだし、余計にそう感じるんですが、ただ最新の技術で作られたという意味では言えば絵図ら的にはあの暗い死の惑星がリニューアルして凄く重みのあるセットで迫力が増していた

最近売れっ子のノオミ・ラパスが主人公・・・でもこういう映画にはなんか地味な感じ?
次回は本家「ミレニアム」のリズベッド役のイメージとは全然違う007のボンドガールとか・・・



★★★ 2012.8.30(木) TOHOシネマズ梅田 シアター1 21:15 J-37

No.059 「夜の大捜査線 」(1967年 109分 ビスタ)

2012-09-02 21:01:56 | 2012年劇場鑑賞



監督 ノーマン・ジュイソン
出演 ロッド・スタイガー
   シドニー・ポワチエ
   ウォーレン・オーツ



久しぶりに梅田で映画鑑賞
それも午前10時の映画祭です
今回は「夜の大捜査線 」ですが、この映画はもう20年くらい前にレンタルビデオで見たきりです
TV映画劇場でも意外と見てないんですね~それだけに楽しみなんですね

(あらすじ)

南部で発生した殺人事件の容疑者として、駅で列車を待っていた黒人青年ヴァージルの身柄が拘束された。
しかし警察の取り調べによって、ヴァージルは殺人課の刑事であることが判明する。
警察署長のビルは、ヴァージルに反感を覚えながらも、協力して捜査を進めていくが……



さすが名作と言われる作品だけあって見ごたえのある作品ですね
今の時代から見ると強引な理由での犯人の検挙は無茶もいいとこだが、そもそも最初にディップス刑事がウォーレン・オーツ扮する刑事に無茶ぶりな尋問で逮捕される事自体がムチャな設定や・・・
まぁ時代的な感覚が違うのかも知れないけど、今見るとやや滑稽ですね

それでも刑事と判ってから、事件の捜査を一緒にする事になるんだが、ロッド・スタイガー扮する署長との対立が人種差別的な側面を見せるのもある意味この時代を反映しています
2人で署長の自宅で酒を飲みかわすシーンがあるが、和やかに飲んでたと思ったらいつの間にか口げんか・・・それもやはり人種差別的なものを感じさせる



2人の捜査が核心に近づくにつれて周囲の視線も署長に黒人の見方のように思われてくる・・・
この作品は白人と黒人の刑事が殺人事件を追う映画ではあるけど、人種の偏見を乗り越えて分かり合えて行く人間ドラマという見かたができますね
ラストの駅のシーンもしつこくその辺を押しつけるのでなくさり気無く別れて行くのも良かったですね



★★★★ 2012.8.30(木) 梅田TOHOシネマズ アネックス シアター10 18:00 D-14