戦争映画の期待してた作品
昨今の戦争映画流行りの人体損壊などの残酷描写は無く、それ以上に戦場の緊張感、または生き残る為の緊張感がヒシヒシと画面から伝わってくる作品でした
戦闘機の爆撃により一斉に身を沈める兵士たちの動き、スピットファイヤとメッサーシュミットの空中戦でのなかなか機銃の弾が当たらないとこ、民間の船に助けられた兵士がそのまま戦場へ救出に向かおうとする船長に徹底して反抗する姿など戦場の緊張と恐怖が伝わる描写は残酷描写だけでなく戦争の悲惨さ恐ろしさが感じられます
また戦闘というより追い詰められて逃げていく展開が描かれてるので、空中戦以外は戦う場面が余り少ない戦争映画でもはありますね
時間軸を巧みに使った展開はノーラン監督の真骨頂ですが、それ以上に観客を戦場の中に放り込んだような緊張感溢れる戦場のシーンが印象的
ただ個人的にはもう少し展開に起伏があればもっと良かったような気がします
★★★★ 2017.9.25(金) アポロシネマ スクリーン4 21:05 H-6