MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

「野獣処刑人 ザ・ブロンソン」

2021-12-28 15:44:00 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)




今年最後の映画レビューになりますかね
数年前にシネリーブル梅田で公開されてた作品
チラシ見た時に「あれっチャールズブロンソンの未公開作品でもやるんかあー?」と思ったら何とブロンソンのそっくりの役者が主演の新作アクション映画だった…

で、csで放送されてたので今回鑑賞したのですが、筋はチャールズブロンソンのデスウィッシュシリーズそのままに、街ではびこる悪人を成敗していく影の殺し屋という「狼よさらば」テイストの作品
キーボードの音色の音楽がなんと言っても80年代風 
懐かしいB級アクション映画を見てる感じで個人的に好きです
わかりやすい設定に先の読める展開
これぞB級アクションと言うのを見せてくれます

抗争に巻き込まれて流れ弾に当たって半身不随の車イス生活になった少女と母親の元に毎月大金が送られてくる
当然その足長おじさんは主役のブロンソンことロバートブロンジーで、彼が撃った弾丸が少女に当たった可能性が高いから、罪滅ぼしに毎月そっと大金をポストに入れている
全く予想通りの展開!(笑)
様々な悪党を成敗してそして最後は麻薬組織のボスと対峙する
しかしボスを筆頭に出てくる悪人の小物感がいかにもと言う感じです
ブロンソンのそっくりさん映画と言われても仕方ない程、B級アクションあるある映画で目新しさは全く皆無だが、逆に安心して見れる映画でこう言う映画は私は好きよ(笑)


No.24 「浅草キッド」

2021-12-22 14:25:00 | 2021年劇場鑑賞




Netflixで話題の新作映画「浅草キッド」
を見て見ました
ビートたけし原作による自叙伝のような作品ですが、テレビ化などの映像化されて居ますが全くの未見で今回やたらCMでやってたのでつられて鑑賞

でもたけしの原作も知らないし、映像化作品も見てないから比較出来ないがこれはかなり良かったですね
まず柳楽優弥のビートたけし具合が素晴らしいんです
たけし独特の間合いと話し方がモノマネとは違う演技と言うもので若きたけしを表現しています
余計にたけしを見ながら物語に入って行きやすいです

たけしの師匠の深見千三郎を演じる大泉洋も、あまり浅草芸人らしくは無いから多分イメージは違うんだだろうけど、でも味のある芝居で私は良かったですね
「笑われるんではなく笑わせろ」を筆頭に金言が散りばめられたセリフはたけしを始め、芸人達に師事されたゆえの魅力のある師匠像を見せてくれます

ストリップ小屋の幕間のコントから漫才でテレビに進出して大出世するたけしと最後まで浅草の舞台にこだわった師匠の深見が初めて世間に知れ渡ったのは火事で焼死した事でと言うのは悲しい事実ですね

門脇麦のストリッパーも良かったが、ダンサー兼深見の女房を演じた鈴木保奈美が印象を残す芝居を見せてくれましたね
ビートきよし役が誰?て感じでしたが、これがお笑いコンビのナイツの土屋伸之で、ナイツの存在感を消した感じがこれまた良かった

晩年(現在)のビートたけしは特殊メイクで、アップになるとイマイチな粗が見えるが引いた絵で見ると今のビートたけしにしか見えん
さすが声も今のたけしの声で凄いなーと思ったらこの場面の声だけ松村邦洋が吹き替えてるんだって
いやー改めてビートたけしのものまねの最強振りを見せつけてくれました

私は大阪だから浅草の当時の雰囲気はわからないが、70〜80年代の再現されたフランス座付近の浅草の風景がとてもよく出来てると思います
それだけにドラマの内容にリアリティを感じられる
大阪で言えば道頓堀とかになるのでしょうかね

昨今の芸人には今や無くなりつつある
弟子と師匠と言う絆を描いた良質な演芸史を見たような作品でした
まさに昭和の雰囲気を描いた映画でした

後、ハイヒールの下りは泣けましたね
たけしが若い頃立ち上がって出て行こうとする深見にサッと靴を揃えて足下に置くんだが、それを見た深見が「真面目に靴なんか置くんじゃなく、女性のハイヒールとか置いてボケろよ バカやろう」と叱られる場面が前半にあって、ラスト辺りでたけしが有名になって深見と酒を飲む居酒屋のシーンで立ち上がってトイレに行こうとする深見に対してたけしが深見の足下に女性のハイヒールを置く…その時の深見の嬉しそうな表情に泣けました
この場面がまさにこの作品を表してるように感じました




No.23 「マトリックス・レザレクション」

2021-12-19 16:11:00 | 2021年劇場鑑賞




マトリックスの話題の最新作見てきました
折りからの寒波でアポロシネマのレイトショーはガラガラ
1番大きいスクリーンでしてるのにね
マトリックス…と言っても今やピンと来ななってんですかね

で、この作品は過去の3作見てますが映像は頭に残ってますが、内容は記憶の彼方…元々シリーズ重ねるにつれややこしい展開だったように思うので、今作前に見返そう、せめて第3作の「レポリューション」だけでも…と思いながら見れず
見切り発車で見に来たけどこの作品は「マトリックス」1作目の続編らしいと言うのは鑑賞後に知りました

グリーンのキラキラが出てきたらマトリックスの世界って感じですね
懐かしく思い出します
オープニングから掴みOKのハイテンションアクションが展開されます
しかし…前作までのストーリーの事が記憶の彼方に消えて鑑賞してるので途中から話が訳分からなくなってきて、ストーリーが進むにつれ症状が悪化(笑)
もはやアクションシーンだけ楽しむ映画になってました(泣)

ネオ役のキアヌリーヴスのあの黒いコート姿、トリニティの最後の最後に本領を見せるクライマックスとマトリックスの世界を堪能出来ましたが、「一から出直せ!」とばかりにもう一度「マトリックス」第1作を見てから鑑賞したらもっと堪能出来ると思いすね

革新的な映像に度肝抜かれたマトリックストリロジーですが、さすが今回は迫力はありますがビックリするほどの映像ではありませんでした
あれから技術も進化してますからね



★★ 2021.12.17(金) アポロシネマ スクリーン1 20:30 K-21






思い出名画座vol.17 (特別編) シアタス心斎橋

2021-12-16 10:59:00 | 映画館
いつもは古い劇場を紹介しますが、今回は最新の思い出も何もない劇場(シネコン)を紹介
(これから何か思い出出来るかもしれませんが)

それが今年オープンした心斎橋パルコにオープンしたシネコン「シアタス心斎橋」
行って来ましたが清潔感のある綺麗なシネコンて感じでしたね
しかし…待ち合いやカウンターがシネコンぼくない
余計なものを排除したような感じは映画を見るワクワクがあまり感じないんですよね
大型モニターで次回作のPRが流れてますが、良く見たら映画ポスター類やパネルなどが目立ってどこにも無いんですよね
しかも映画館時代から劇場鑑賞の楽しみの一つのチラシも目のつくところに置いてない
隅々まで探した訳でないので、チラシもポスターも私が見つけれないだけかも知れず、どこかにあるのかも知れませんが、広いメインフロアで見当たらないて事は多分無いのかな?
次行ったらゆっくり探索してみよう








私が見た「ナチスバスターズ」はスクリーン1で小さい目のスクリーン…と思ったら全てこれくらいの規模の(60席席前後)のスクリーンのようです
ミニシアターのシネコンですね
ごひいきにして頂いてるブロガーさんがホームシアターと言う表現されたのも頷けます

座席に入ったら椅子を見てびっくり、まさに新世界国際の座席とは対極にあるような最先端のような座席!
全席にコロナ対応で仕切りパネルが付いていて足元も広い
最前席と最後部に特別席があり、後部にハイグレードと最前にコンフォートシートがあります
特に最前のコンフォートシートは何と寝ながら見れるような、ちょっとあり得ん座席に吹き出した
ここで見たら私は絶対寝てまうわ(笑)





↑ちょっと半個室?

↑どこまでリラックスさすねん(笑)

今回は一般席で見たんですが左右に仕切りがあるため慣れない事もあり圧迫感がありました
まさに半個室!(笑)
でもコロナ対応としては素晴らしい発想だと思います
ただカップルなんか隣の人と会話しにくいやろな
冬場なので服装が重装備やから脱いだ服装やら鞄とかで仕切り板に挟まれた座席がわちゃわちゃした(笑)
入場券は非接触のQRコードで出入りする
一旦入ってトイレに出てから再入場もQRコードを通す
アポロシネマ感覚でチケット見せて通り過ぎようとしたら追いかけて来て呼び止められた(笑)
店員さんもきっちりされていて、スクリーン入る前には「お待ちしておりました」て言われる
トイレから帰ってきても言われる

コロナ禍にオープンしたシネコンらしく、感染対策がキッチリされたと言うよりそちらに重きを置いた感じのシネコン
我々世代の映画ファンの思う映画館からさらにかけ離れた映画館らしくないシネコンて感じですね
これも時代なのか…とはいいつつとても綺麗で良いシネコンではあります

それと55歳以上はいつも1100円はナイスです!


阿部野の会社からチャリンコで行ったんですが、パルコ内に3時間無料の駐輪場が4階にあり利用したけど、映画終わった22時にはパルコ自体営業終わってて4階にエレベーターは止まらず駐輪場に行くのに一旦ビルの外に出て横の入口から駐輪場直通エレベーターに乗り直さないと行けないのが面倒でした
夜の御堂筋をチャリ疾走して帰路に着きました
いやーしかし街中人増えたねー
いつもなら今頃は忘年会でしたなー






No.22 「ナチス・バスターズ」

2021-12-13 12:03:00 | 2021年劇場鑑賞





初めて今年オープンした心斎橋パルコの12階にあるシネコンであるシアタス心斎橋に行って来ました

ま、このシネコンに関してはまた触れるとして
本日見たのこの作品
ロシアの戦争アクション作品
1941年ドイツ兵たちの間で恐れられている百発百中の謎のスナイパー「赤い亡霊」
そんな中壊滅した赤軍の生き残り5人が無人の古屋で休息をしていたらドイツ軍の部隊がやってくる
仲間を人質に取られた赤軍は自力で奪還を試みるが嫌味は司令官率いるドイツ軍の前に歯が立たず、赤軍壊滅か⁉︎と思われた時、姿なき赤い亡霊の銃弾がドイツ兵達を殲滅していく…

ドラマは赤軍の生き残り達が中心として進んで行きます
赤い亡霊は冒頭から見事なシューティングでドイツ兵を抹殺して行くんですが、姿無きスナイパーとしてミステリアスな存在かと思いきやいきなり冒頭から顔出しして意外でしたね
それも「」ジュードロウのような端正な顔とは程遠いダニエルグレイグをペチャとしたどちかと言えば悪党ヅラ
しかも血まみれでしんどそう…以後登場するたびに弱ってる

途中赤軍たちを救うが、その際にもドイツ兵を蹴散らした後は姿を表して瀕死の状態で保護され、意識不明に陥ってる
でもドイツ兵の匂いを嗅ぎつけるやムクッと起き上がり、何事もなく銃を持って普通に飛び出していく
このあり得ない感じの不死身さははなかなか楽しい(笑)
赤軍やドイツ兵らはみんな泥だらけなのに対してドイツ軍の指揮官だけ綺麗な顔なのが
ラスボスの悪役らしく象徴的でした

後半は戦争アクションと言うよりマカロニウェスタン調になっていく
音楽なんてまさにマカロニ風です
堅いロシア映画でなくエンタメ路線の意外な拾い物の作品でした



★★★★ 2021.12.11(土) シアタス心斎橋 スクリーン1 20:15 D-8



「化身」

2021-12-07 16:43:00 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)




黒木瞳さんの宝塚退団後の実質スクリーンデビュー作品ですね
初めての鑑賞です

文芸評論家の中年男が垢抜けない若いホステスを自分好みの女に変えようとする
食事に誘い肉体関係を持ちマンションを買い与えた上に店を出す資金も用立てる
しかし女は見る見る内に綺麗になりバタ臭さい女からから洗礼された女に変わって行くのだが、同時に自立し中年男からも去っていく…

1人の女に金を使いやがて失って行く男を演じた藤竜也が哀愁を感じさせる芝居を見せてくれます
なんぼでも金を使うまさにバブル時代の男って感じで、こんな人夜の街には当時ちょいちょい居てたと思います
男のエゴで女を自分の元に囲い、輝かしてやがて逃げられてしまうと言うイカレこれな藤竜也を慰める梅宮辰夫の「俺たちは渡し船見たいなもんさ…」と言う言葉になんか無理矢理納得して諦める藤竜也が弱々しく映る
これ男の一つの姿でもあり、やはり逞しいのは女性なんやなと改めて感じる訳であります
先日見た「ひとひらの雪」もそんな感じでしたな
どちらも男の負け!見たいな結末(笑)

黒木瞳さんのオールヌードが話題になった作品ですが、それに隠れて阿木燿子さんもオープニングから藤竜也との濃厚な絡みを見せてくれます
中年になった目線からは若いけどスレンダーな黒木瞳さんより肉感的な阿木燿子さんの方が…良さげです(笑)
宝塚のイメージを覆す全編に渡ってのフルヌードの濡れ場は今の若い女優さんでここまで出来る人は居ないでしょうねー
そんな事を感じさせてくれます
まさに熱艶でございました
当時からR-18の作品だけに性描写が注目されますが、男目線から藤竜也に注がれる悲哀な姿が1番印象的でありました



No.21 「ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ」

2021-12-05 00:54:00 | 2021年劇場鑑賞




先週に続きマーベルの作品
そうテレビでよく宣伝が流れてるヴェノムの最新作です
前作は正直あまり印象も無かったんですが、今作はさて?
しかしなんかマーベル作品が多すぎません(笑)
粗製濫造になってないかな?
先週の「エターナルズ」も私は乗れず…
ま、マーベルシリーズは好きな人は好きなようですが、取り敢えず当たるだけに作る側も製作しない訳には行かないんででしょうけどね
と、言いながら、私もこの作品を見に来てるわけで(笑)

先週は「エターナルズ」に堅苦しさに疲れたけど今回はある意味コミックらしい肩の力の抜けたコメディ!
ヴェノムに入り込まれた主人公が体内のヴェノムと口ケンカしながらドラマが進んで行くのは時としてうるさいと感じるが、先週の事を思えばなかなかマーベルコミック作品の明るい面が出ていて楽しめました 
途中からこの2人の関係が「ど根性カエル」のひろしとピョン吉みたいに感じてきて微笑ましくなってきた(笑)

そこにウッディハレルソンのもう一体の赤いヴェノムとのバトルもあり、97分と言う実に良心的な時間の中にまとめられた
なかなか私は前作より楽しめたと思います

正月明け早々に次のマーベル作品公開!
またかいな!
「スパイダーマン」の新作
ま、見に行きますけどね



★★★ 2021.12.3(金) アポロシネマ スクリーン4 20:45 J-22