MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

No.022 「フェイク シティ ある男のルール」 (2008年 109分 シネスコ)

2009-02-20 23:46:44 | 2009年劇場鑑賞
監督 デヴィッド・エアー
出演 キアヌ・リーヴス
   フォレスト・ウィッテカー
   ヒュー・ローリー



本日はポリスアクションムービーを2本続けて見ます。
1本目は今年何かとよく訪れるTOHOシネマズなんばでの鑑賞で、キアヌ・リーヴス主演のアクション映画・・・キアヌ・リーヴスと言えばついこの間もで公開されていた「地球が静止する日」でも主演しており、立て続けに主演作が連続公開となります。

(あらすじ)

ロサンゼルス市警のトム・ラドロー刑事(キアヌ・リーヴス)は、かつてのパートナーを目の前で殺されたあげく、その犯人を取り逃がしてしまう。
ところが、単なる殺人では終わらず、事件の裏には巨悪の陰謀が隠されていた。
ラドローは踏みにじられたプライドを懸け、後戻りできない“エリア”に足を踏み入れる決意をするが……



前作「地球が静止する日」のキアヌ・リーヴスが“静”なら今回の作品は“動”のキアヌ・リーヴスと言えるでしょうね。
とにかく冒頭から拳銃を乱射して悪党をメッタメッタにしてしまいます。
最近の彼には珍しい武闘派コップの役で、オープニングシーンでも朝目覚めるやすぐさま拳銃を握りしめ弾が装填されてるか確認し、歯を磨く時も傍らに拳銃を置いているぐらい・・・

どことなく危険なオーラを出しながら、勤務中でもウオッカのミニボトルを飲みほし、悪党のアジトに単独で踏み込み全員射殺!
しかも偽装工作をして不当な捜査を隠ぺいしようとするダーティな刑事だったりする。
かつての同僚が殺され若手刑事とコンビを組んで真相を探る(と言うより復讐ですね。)のだが、思わぬ事実を知る事になっていく・・・
単なるアクション一辺倒でなく表面の事件からその裏に潜む真相を序々に浮かび上がらせていく所は「LAコンフィデンシャル」のジェームズ・エルロイの脚本だけあって良く出来ている。



キアヌのまわりを固める脇役陣もフォレスト・ウィッテカーをはじめ、名前は出て来ないけど、どこかで見たことのある連中たちが固めてるので作品全体に締まりがあって退屈することなく見れました。
正義のために、本当に悪を徹底的に裁くためには汚いことも必要・・・そんな所も垣間見れたりするリアリティさもよく出てたね。
「地球が静止する日」より遥かにこちらの方が面白い意外と骨太なクライムサスペンスです。



★★★★ 2009.2.19(木) TOHOシネマズなんば スクリーン5 18:00 C-14