MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

映画100選 072 「続 荒野の用心棒」

2016-04-29 23:58:06 | 映画100選



「荒野の用心棒」、「夕陽のガンマン」と並んで三大マカロニウェスタンの一つと私の中では思ってる作品
フランコ・ネロ扮するガンマンのジャンゴが主人公で、棺桶引きずりながら雨の中を泥だらけで歩くオープニングからして引き込まれます

マカロニウェスタンに付き物の耳削ぎなどの残酷描写等もあり、今となっては地上波で見れないでしょうね
でもこの映画で最も衝撃的なのはラストシーンです
墓場で敵に囲まれたジャンゴがグチャグチャに潰された両手で十字架に解体したコルトを固定し早撃ちで撃ちまくり相手を一網打尽にする!
子供心に拳銃の撃ち方って色々あるんやなーと驚いたもんです
秘技 十字架撃ちは今見ても痺れます!

泣きの主題歌もイタリア語、英語版ともに聞くだけで涙腺緩む名曲です


映画100選 071 「ジョーズ」

2016-04-28 23:50:26 | 映画100選



生涯の一本選ぶとすればこの映画
映画100選の頂点をなす映画
映画の魔力にどっぷりハマるキッカケになった映画
まさにジョーズの前にジョーズ無し!
ジョーズの後にもジョーズ無し!
私はあるゆる賛辞をこの作品に送ります
小学校4年の10歳の時の初見か50歳の今に至るまで40年間ベストオブベストだったし、これからも変わる事はないでしょう
その辺の事情は当ブログのカテゴリーで「オールタイムベスト」の[キングの名画座 第2回 「ジョーズ」]にくどいほど書いていますのでご興味ある方はご覧下さい

小学校4年生の感性で見たこの作品の衝撃と満員の梅田グランドの観客たちの反応は10歳の私には尋常ではない異常事態に映りました
映画館で悲鳴やどよめきが起こるなんて当時の私には想像すらつかなかったし、ラストのサメの爆発では拍手喝さいには鳥肌たちまくり!
映画の魔力に魅せられた瞬間でした

まさに私に取って映画とはコレ!

映画100選 070 「ジャガーノート」

2016-04-27 12:40:53 | 映画100選



これは爆弾映画の傑作!
ジャガーノートを名乗る謎の人物が豪華客船に爆弾を仕掛け、莫大な金額を要求してくる
イギリス海軍から爆弾処理のチームが客船に乗り込み爆弾解除に乗り出す
そして警察はジャガーノートの正体を突き止めるべく操作に乗り出す

この日作品はやはりまず爆弾処理班のリーダー ファロンを演じるのリチャードハリスが最高に良いのです
最初の方のシーンで爆弾を解除した後に鼻歌を歌うシーンが出てくるが爆弾処理という究極的な緊張感の中鼻歌が最後に出ると言うところの凄さを感じさせるキャラで、その彼さえも窮地に陥る豪華客船の爆弾処理の困難中状況を際立たせている

無数ある爆弾をチーフのファロンが解体していき、それに追随するように隊員たちが後に続いていく緊張感、ファロンがブービートラップだらけの爆弾を経験と直感で解体していくスリリングさは最高です

また同時進行して地上では犯人探しに奔走する警察の動きも描かれていて、陸と海とのサスペンスな展開が面白い!
そしてラストの赤か?青か?の究極の選択は後に様々な映画に影響を与える迫真の名場面で、三谷幸喜が古畑任三郎でもネタとして使ってたぐらいに今ではポピュラー
しかし結果分かっててもドキドキするし、またこの映画ではファロンと犯人のやり取りからこの場面に直結してるので、まさにスリルの極致を楽しめます

No.19 「ボーダーライン」

2016-04-23 15:16:03 | 2016年劇場鑑賞



監督 ドゥニ・ヴィルヌーヴ 
出演 エミリー・ブラント 
ベニチオ・デル・トロ 
ジョシュ・ブローリン 



なかなか評判が良いらしいので見て来ました
メキシコの麻薬カルテルとFBI捜査官たちとの闘いを描いた作品だが、全体的にテンポよく進行しグイグイ引き込まれるストーリーで期待通りの面白さ
死体が無数に壁に埋め込まれてりするような、平和な我々からは非現実な出来事ながら、実際の現実に世界の何処かでこのような事が起こってるのかなー?と思ってしまう
ニュースに出ない悲惨な事は多々あるんでしょうね

序盤の犯人護送シーンの半端ない緊張感に見てる側も緊張させる
並走する一般車両を疑いながら走行するのは現実にイラクやアフガニスタンなんかでもあるんでしょうねー
命がいくらあって貰い足らないのがわかります

主演はエミリー・ブラント扮する捜査官なんだが、正直映画の中では殆ど活躍するわけでなく、実際はベニチオ・デル・トロやジョシュ・ブローリンの2人が中心で、エミリー・ブラント扮する主人公の女捜査官の目を通して悲惨な現場と法規外な作戦の是非を我々に見せてくれる
主人公の立ち位置はそちらだったのかな?と思いました

ベニチオ・デル・トロのクライマックスの仰天行動にビックリだが、実際の現場では案外ビックリではないのかも知れない…
と、そう思わずにいられないほどの重い雰囲気の作品であります
しかし見る価値はありな一品です



★★★★ 2016.4.21(木) なんばパークスシネマ シアター5 20:35 F-6



映画100選 069 「アンタッチャブル」

2016-04-22 13:38:41 | 映画100選



これも好きな映画です

禁酒法の時代のシカゴの街を牛耳る犯罪王アル・カボネに挑む4人の財務官たちのドラマ
サスペンスとアクションに満ちた娯楽作品となってます
主演の絶頂期のケビン・コスナーも良いが、ショーン・コネリーの存在感はやはり貫禄です
堂々たる助演ぶりにオスカーも納得です

またカポネに扮したロバート・デ・ニーロが素晴らしい!
顔を太らせ髪の毛まで抜いてカポネになりきったのは カメレオン俳優の面目躍如と言ったところ
2人のベテランの存在はこの作品を見ごとに締めておりますね

ブライアン・デ・パルマ監督の凝ったカメラワークや映像表現も随所に見られるが、それらが集約されるのが駅の階段落ちのシーン
スローモーションとカット割りで子供を乗せた乳母車が駅の階段を落ちて行く中の銃撃戦は緊張感の中見応え充分の名場面!
そしてアンディ・ガルシアやケビン・コスナーのカッコよさも極まっています

しかしこの映画の好きなシーンはラストで4人で撮った写真をケビン・コスナー扮するエリオット・ネスが感慨深く眺めるシーン
帰って来ない日々だが写真だけはいつまでも残ってくれると言うの感じられる良い場面です

とにかくいつ見ても飽きない名作です

映画100選 068 「ドラゴン怒りの鉄拳」

2016-04-19 13:54:19 | 映画100選




初めてブルースリーの映画を見たのがこの作品
小学生の時に大阪、阿倍野のアポロローズ(現アポロシネマ8 スクリーン2)で見たんですが、それまで変身ヒーローに憧れてた私が初めて生身の人間を凄くて強いと思わせてくれた作品との出会いでありました

特に前半の見せ場である道場破りのシーンの圧倒的な強さにビックリ!
ブルースリーの周りを円を描くように取り囲む敵を俯瞰で捉えた構図にシビレる
囲んだ敵を睨みつけながら拳法着をゆっくり脱ぐブルースリーのタメによる緊張感!
そして一斉に襲いかかる敵をまさに蹴って蹴って蹴りまくって蹴ちらすと言うブルースリーの大暴れに小学生の私は衝撃を受けました
しかも更に追い打ちをかけるようなヌンチャクさばきのカッコよさ!
怪鳥音が鑑賞後いつまでも頭の中で響きわたり、ブルースリーの真似をしながら電柱や壁に闘いを挑む…典型的なブルースリーにやられた少年でございます(当時そんな少年は無数に居ましたがね)

ブルースリーの主演作の中でも1番シリアスな作品でもあるし、作品全体的に暗く重い雰囲気の作品ではある
闘いのシーンでもブルースリーも何処か悲壮感漂わすような雰囲気なのでスタイリッシュな映画になってます
因みに悪役は全て日本人です

前半の大勢を相手にする道場破りのシーンにロシア人空手家との一騎打ちとラストの橋本力とのヌンチャクvs日本刀の対決など色んな闘いをブルースリーはこの作品で見せてくれ、その見せ場の連続に何度見ても、そして幾つになっても興奮させられる映画なのです

エンディングのブルースリーが無数の拳銃に向かって怪鳥音とともに高く舞いがるストップモーションが実際この人がこの世に居ない事を切実に感じさせてくれる幕切れについつい涙目になりますね
もちろんマイク・レメディオスの英語の主題歌がそれに拍車をかけるんですがね

No.18 「スポットライト 世紀のスクープ」

2016-04-16 16:41:56 | 2016年劇場鑑賞




監督 トム・マッカーシー
出演 マーク・ラファエロ
マイケル・キートン



アカデミー賞作品賞を受賞した話題作
神父による幼児性的虐待をカトリック教会ぐるみで隠蔽していたと言う事実を明るみにするために新聞記者たちが立ち上がる実話

実話ベースだけに映画的な派手な事件も起こらないし、アクションはもちろん殺人とかも起こらない
映画としてもある意味淡々と地味な映画ではある
しかしそれがリアリティがあり、ノンフィクションな雰囲気が出ていて良かったと思います
相手が相手だけにキッチリ裏を取らないと行けないと言う慎重さの中の緊張感
そんな中での編集部のカンカンガクガクな議論とかは、70年代の名作「大統領の陰謀」を彷彿させる

神の使いと言われる神父とはいえ所詮は人間
そんな神の使いと言われる人間を裁くのは、たとえ犯罪者とはいえ並大抵でないけど、彼らは正々堂々と正面からペンの力で立ち向かう好編
それと役者それぞれ良い味を出してる



★★★★ 2016.4.15(金) TOHOシネマズなんば 本館スクリーン1 20:45 D-3

No.17 「恋におちて」

2016-04-14 23:59:31 | 2016年劇場鑑賞




監督 ウール・グロスバード 
出演 ロバート・デ・ニーロ
メリル・ストリープ


午前10時の映画祭にて鑑賞
これはビデオで初めて見て、なかなか大人の恋の秀作だと思いました
色んな役柄に合わせて体型や風貌まで変えてしまうロバート・デ・ニーロがごく普通の男を演じ、対する名優メリル・ストリープも普通の主婦を演じる
そんな名優2人が不倫と言う禁断の恋に揺れる男女を見事な芝居で見せてくれます
しかし禁断と言う言葉のような暗さはない

まるで運命のように無意識に接近やすれ違いを繰り返し、やがて出会い、恋に落ちる…まさにそれぞれ家庭を持ってるにも関わらず赤い糸に導かれていくかのように惹かれる2人が初々しい
会話してる時、会話が途切れ沈黙の時さえも2人は楽しそうにしている
まるで初恋の少年と少女のようにトキメく姿がやけに微笑ましいのはやはりこの2人の名優の力か
駅で彼女を待つデ・ニーロが会った時のセリフをブツブツ言いながら考える姿や、デートの前に着る服に迷うストリープ…中年の2人が見事な初々し芝居を見せてくれます

それでも家庭と言う理性で一線を越えられない事でためらう2人の戸惑う姿に不倫と言う罪の重さを知り得る大人ならではの姿に納得
またロバート・デ・ニーロ演じるフランクの妻が夫の告白を聞いてフランクに平手打ちをする感覚
肉体の関係が無くそのまま別れた事に対して「その方が余計に悪い!」と言うセリフは正妻からしたら、2人が心で繋がってたと言う事だから屈辱以外何者でもないですね
そんな気持ちもリアルに伝わってくる

クリスマスに出会いクリスマスで再会する
互いに家庭が崩壊していても、それを出さずにさり気なく近況を語り合う2人の抑えた会話の切ないなかの大人の恋愛の幕引きの姿はある意味ハッピーエンド?
と思ったらやはりそれでも赤い糸に導かれているんですね
と言うより強引に赤い糸を手繰り寄せた感じのラストは大人の恋のそれぞれの第2章が始まる訳でございます
でも互いに家庭壊してるんやけどねー(笑)

この物語をやさしく包むディブ・グルーシンの音楽も聞き逃せません



★★★★★ 2016.4.14(木) TOHOシネマズなんば 別館シアター12 10:00 E-7

映画100選 067 「死刑台のエレベーター」

2016-04-13 22:38:48 | 映画100選



この作品を初めて見たのはもう大人になってからだが、噂以上に面白かった
見事なまでの脚本とモノクロの陰影を効かせた映像、そしてマイルス・デイビスによる音楽…その全てが三位一体となった上質なサスペンス映画となっています

社長夫人が不倫関係にある重役と共謀して夫である社長を殺害を画策し完全犯罪を企む
夫を殺害したまでは良かったが、実行犯である愛人の重役がエレベーターに閉じ込められた事から事態は思わぬ方向に展開していく
ロープ、ピストル、カメラなど小道具が重要なキーになり、ストーリー展開の持っていきかたが完璧ですね

1組の若いカップルも絡み、愛人が裏切ったのでは?と疑心暗鬼日なる社長夫人の心理描写をも挟みながら完全犯罪が徐々に崩れて行き、そして現像液に浮かび上がる1枚の写真で完全に崩壊していくまでを見事な演出で見せてくれるクライム映画の大傑作です

ジャンヌ・モローの美しさも見所だが、それさえも霞むほどの素晴らしいストーリーです

さらば銭湯

2016-04-11 16:24:40 | その他
昨年引っ越しするまで長年住んでいた町の銭湯が廃業されたようだ
町に住む友人からの情報だが先月の3月末で閉められたようです

お年寄り夫婦で営業されていたが、やはり年齢的なものなのかどうか?理由は知らないが寂しいもんです
自宅に風呂が無かったので雨の日も風の日も、はたまた台風が接近しようが通ったもんでした
大雨に行ったときは「こんな天気に良く来てくれた」とおばちゃんに感謝された事もあった

引っ越しして1年、なかなか行く機会無かったが、もう一度ご夫婦の顔を見に行きたかったが残念だ