監督 サーシャ・ガヴァシ
スティーヴ・“リップス”・クドロー
ロブ・ライナー
ラーズ・ウルリッヒ
いよいよ2009年最後の映画観賞となりました。
めったに行かない梅田での映画観賞で、場所がこれまためったに行かないシネリーブル梅田。
上映されてる映画がヘビメタバンドのドキュメンタリー映画ってことで男性客が多いですね。
それもライブ同様に年齢層が全体的に高いです。
(あらすじ)
1973年に結成されたヘヴィメタルバンド、アンヴィルが1982年に発表したアルバム「メタル・オン・メタル」は、後にビッグになる数多くのメタルバンドに影響を与えた。
しかし、当の彼らはスターダムにのし上がることなく、現在は地元でしがない仕事をしながらバンド活動に精を出している。
そんな彼らにヨーロッパ・ツアーの話が舞い込むが…
冒頭に元ガンズのスラッシュやモーターヘッドのレミー、スレイヤーのトム・アラヤなどメタル界の大物たちがいかにアンヴィルというバンドが自分たちに影響を与え、リスペクトしているかと言うことを語ってるインタビューから始まるこの映画。
ドキュメンタリーでありながらリアルな人間ドラマを見てるような感銘を受けました。
30年のキャリアで13枚のアルバムを出していてもバンドとしては今だ成功
せず・・・それでも50歳を超えてもまだまだ夢を諦めない気持ちは、とても前向きだが決してカッコ良くないところがカッコいい・・・
ヨーロッパツアーに出ればろくに客は入らないし、1万人収容のアリーナのロックフェスに出れば観衆はわずか170人ほど・・・道に迷ったせいでライブの2時間遅れて演奏すれば大半客は帰った後で、しかもライブハウスのオーナーはギャラを払わないと言いだし掴み合いのケンカに!
またロックフェスで一緒になったビッグアーティストらに昔のことの思い出を話しかけると、誰も憶えてないというイタイ状況に・・・
そんな悲惨なツアーでも当人たちは何か楽しそうに見えてくる。
好きなことをしてると言う充実感があるのかも知れないが、やはり彼らにも家族がいるのでそればかりしていられない現実がある。
普段は給食の配送の仕事をしてる現実をもカメラは追い、家族へのインタビューを交えながらアンヴィルというバンドのストーリーを綴る。
でもサクセスストーリーではないのが妙に共感が持てますね。
家族の見方も様々で妻は理解してくれて応援してくれてるが、実姉は「もう終わってる・・・」とつれないコメント(笑)
見ていてイタイことばかりのこの2人の姿だが、時には落ち込み、また時にケンカをしてしまう・・・でも気がつけばそこにはやはりアンヴィルが存在する。
そんな彼らを見てると応援したくなるし、見てる側も力をもらえる作品です。
だからこそラストの幕張メッセでのラウドパーク06での場面は感動的なシーンとなってきます。
久々の日本からのビッグショーのオファーで勇んで日本へ行けば出番が昼の11時35分というオープニングアクト的な出番に不安を募らせる。
本国でさえ100人くらいでしか客が来ないのにステージに出て客が5人ぐらいだったらどうしょう・・・と真剣に悩む姿は実に人間的で、見てる側もほんと不安になってしまうぐらいです。
それだけにいざ幕張のステージに立った時の満員のオーディエンスたちのアンヴィルコールは鳥肌が立つぐらいの感動的でした。
おそらくアンヴィルはこのままブレイクする事はないように思うけど、現在14枚目のアルバムを制作中というエンドロールのテロップはまだまだ夢を諦めないオヤジたちの心意気が伝わって参りました。
2009年締めくくりにいいのん見たわ~
1年間ありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。
☆☆☆☆☆ 2009.12.29(火) シネリーブル梅田 シアター2 15:40 B-10
スティーヴ・“リップス”・クドロー
ロブ・ライナー
ラーズ・ウルリッヒ
いよいよ2009年最後の映画観賞となりました。
めったに行かない梅田での映画観賞で、場所がこれまためったに行かないシネリーブル梅田。
上映されてる映画がヘビメタバンドのドキュメンタリー映画ってことで男性客が多いですね。
それもライブ同様に年齢層が全体的に高いです。
(あらすじ)
1973年に結成されたヘヴィメタルバンド、アンヴィルが1982年に発表したアルバム「メタル・オン・メタル」は、後にビッグになる数多くのメタルバンドに影響を与えた。
しかし、当の彼らはスターダムにのし上がることなく、現在は地元でしがない仕事をしながらバンド活動に精を出している。
そんな彼らにヨーロッパ・ツアーの話が舞い込むが…
冒頭に元ガンズのスラッシュやモーターヘッドのレミー、スレイヤーのトム・アラヤなどメタル界の大物たちがいかにアンヴィルというバンドが自分たちに影響を与え、リスペクトしているかと言うことを語ってるインタビューから始まるこの映画。
ドキュメンタリーでありながらリアルな人間ドラマを見てるような感銘を受けました。
30年のキャリアで13枚のアルバムを出していてもバンドとしては今だ成功
せず・・・それでも50歳を超えてもまだまだ夢を諦めない気持ちは、とても前向きだが決してカッコ良くないところがカッコいい・・・
ヨーロッパツアーに出ればろくに客は入らないし、1万人収容のアリーナのロックフェスに出れば観衆はわずか170人ほど・・・道に迷ったせいでライブの2時間遅れて演奏すれば大半客は帰った後で、しかもライブハウスのオーナーはギャラを払わないと言いだし掴み合いのケンカに!
またロックフェスで一緒になったビッグアーティストらに昔のことの思い出を話しかけると、誰も憶えてないというイタイ状況に・・・
そんな悲惨なツアーでも当人たちは何か楽しそうに見えてくる。
好きなことをしてると言う充実感があるのかも知れないが、やはり彼らにも家族がいるのでそればかりしていられない現実がある。
普段は給食の配送の仕事をしてる現実をもカメラは追い、家族へのインタビューを交えながらアンヴィルというバンドのストーリーを綴る。
でもサクセスストーリーではないのが妙に共感が持てますね。
家族の見方も様々で妻は理解してくれて応援してくれてるが、実姉は「もう終わってる・・・」とつれないコメント(笑)
見ていてイタイことばかりのこの2人の姿だが、時には落ち込み、また時にケンカをしてしまう・・・でも気がつけばそこにはやはりアンヴィルが存在する。
そんな彼らを見てると応援したくなるし、見てる側も力をもらえる作品です。
だからこそラストの幕張メッセでのラウドパーク06での場面は感動的なシーンとなってきます。
久々の日本からのビッグショーのオファーで勇んで日本へ行けば出番が昼の11時35分というオープニングアクト的な出番に不安を募らせる。
本国でさえ100人くらいでしか客が来ないのにステージに出て客が5人ぐらいだったらどうしょう・・・と真剣に悩む姿は実に人間的で、見てる側もほんと不安になってしまうぐらいです。
それだけにいざ幕張のステージに立った時の満員のオーディエンスたちのアンヴィルコールは鳥肌が立つぐらいの感動的でした。
おそらくアンヴィルはこのままブレイクする事はないように思うけど、現在14枚目のアルバムを制作中というエンドロールのテロップはまだまだ夢を諦めないオヤジたちの心意気が伝わって参りました。
2009年締めくくりにいいのん見たわ~
1年間ありがとうございました。
どうぞ良いお年をお迎えくださいませ。
☆☆☆☆☆ 2009.12.29(火) シネリーブル梅田 シアター2 15:40 B-10