MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.018 「シー・ノー・イーヴル 肉鉤のいけにえ」 (2006年 米 84分 ビスタ)

2007-02-27 00:48:19 | 2007年劇場鑑賞
監督 グレゴリー・ダーク
出演 ケイン
    クリスティナ・ヴィダル
    マイケル・J・ペイガン



アメリカのプロレス団体WWE(私しては旧団体名WWFの方がしっくりくるが)が映画製作にまで手を広げたか・・・この作品の存在を知ったとき「へぇ~さぞかし面白くないやろな・・・」と思いました。

主演がWWEのトップレスラーである怪奇派のケイン・・・ザ・ロックが「スコーピオン・キング」で映画デビューしてから映画の仕事が増えたこともあり、このケインも第2のロック様を目指すんだろうか・・・?
ま、アカンで~と思って見に行きましたスプラッター系の残虐ホラー・・・正直期待薄!

(あらすじ)

減刑を交換条件に老朽化が進んで閉鎖されたホテルに修繕の労働奉仕にやってきた8人の犯罪者たちは、週末をそこで過ごすことになっていた。彼らの他にはふたりの監察官とホテルの女主人以外いないはずだったが、ジェイコブという名の巨体の殺人鬼が現われ、チェーン付の肉カギを振り回し、彼らを次々と血祭りに上げていく

いやいや期待してなかったし、正直ストーリーもろくに知らなかったけどいいやんかケイン!
そのリングで鍛えた悪党面と巨漢を生かした力技な殺戮ぶりは結構さまになってていいですよ。

映画としては「悪魔のいけにえ」+「13日の金曜日」(それも1作目)のような設定と展開で、ある意味先が読めてしまうスプラッターホラーの王道パターンだが、分かりやすく面白かったですよ。
複雑な設定で凝ったストーリーのホラー映画も勿論いいけど、単純なパターンでどんどん攻めてくるようなホラーもいいですね。

眼球をくりぬいてビーカーに詰めていくサイコさとレザーフェースのように巨体を生かした殺人を繰り広げる残虐さを合わせ持つ殺人鬼をケインが持ち前の風貌とキャラを生かして演じています。
チェーン付の肉カギを振りまわして突き刺し、そのまま引きずりまわす残忍さは新しいホラーヒーロー(?)誕生の予感させしましたよ。

過去にこのケイン扮する怪物に重症を負わされた元警官がこの怪物と再び対峙するのが大筋だろう・・・と思ってたら何と前半でアッサリと元警官が殺されてしまい、残ったのは虐殺されまくり候補の不良兄ちゃんやビッチなおねぇさんたちのみ・・・皆無名の役者たちだけに誰が死んでもおかしくない予測不能な展開は意表つかれました。
誰が生き残るのかさえ分からない展開で、主役不在のスクリーンは無法地帯!
そうそう主役はやはりケインだったんですね・・・
この作品の最大の見所はケインの派手な暴れっぷりと力技な殺しっぷりですね(ついでに死にっぷりも気合が入ってます)



★★★ 2007.2.24(土) 天六ユウラク座 23:50 中央通路前

No.017 「墨攻」 (2006年 中/日/香/韓 133分 シネスコ)

2007-02-26 00:57:45 | 2007年劇場鑑賞
監督 ジェィコブ・チャン
出演 アンディ・ラウ
    アン・ソンギ
    ファン・ビンビン



大阪・道頓堀に角座という映画館がありますが、元々は演芸の角座として古くから大阪のお笑いの殿堂として親しまれていましたが、今から20数年前に建物を取り壊し新たに角座ビルとしてオープン。
「松竹角座」「SY角座」(後に角座1、2と改名)と二館の映画館が入ったけど演芸場はなくなりまりました・・・
しかし数年前に地下にB1角座として演芸場が復活!
そして昨今のお笑いブームにより演芸場が狭い地下から広い階上へ移転することが決定し、映画館が閉館することになりました・・・映画ファンとしは寂しいね
まぁ、2館のうちの1館は映画館として残るようですが・・・

そしてこの「墨攻」を鑑賞しに来たのは角座ビル5階のある角座2ですが、ここが閉館なのか存続なのかは不明でもしかしたら最後の鑑賞かも・・・

(あらすじ)

紀元前370年頃、巷淹中(アン・ソンギ)率いる趙の10万の大軍が住民わずか4千人の梁城に攻め入ろうとしていた。梁王(ワン・チーウェン)は墨家に援軍を頼んでいたが時間切れで、降伏しようとした時に墨家の革離(アンディ・ラウ)という男がたった1人で城に到着する。彼は1本の矢で趙軍の先遣隊を退けてしまい……。

人気コミックの映画化ですが、このコミックは読んだことありません・・・よってまたしても先入観抜きで見れました。

アンディ・ラウ扮する革離のストイックな風貌と姿勢は戦略家というよりジェダイの騎士風でいいね。
彼のおかけで風前の灯火だった城が難攻不落の城に変わっていくんだから大した物。
兵隊だけでなく住民からも信頼されていくのは指揮を取る者は人間的な魅力と信頼、そして何より平和重んじる姿勢が大事だと思わせてくれます(いつの時代もそうだけど)

そんな革離に嫉妬し、謀反者として追放しようとする梁王の人間的な嫌らしく汚い部分は革離とは対照的に描かれて見ていて面白かったですね~
ホント「この腰抜けの王め~」なんて思って見てたらキッチリしっぺ返しくらうけど、むしろ敵軍を率いるアン・ソンギ演じる巷淹中の方が軍人としてはいさぎ良さがありましたよ。

合戦のシーンや城での攻防戦などはCGとエキストラを使ってさすが中国映画(合作だけど)らしいスケールと迫力があります。
あの手この手の色んな両軍の戦法も見所のひとつで後半に出てくる気球攻撃もユニークでしたね。

中国の名優ウー・マもさりげなく重要な役で出ていますが、それより紅一点のファン・ビンビンさんに今回はヤラレました・・・
いやぁ~可愛いですね~ 声がマンガ見たいな声だけどそれがまたいいね~
ほとんどノーメークらしいけど・・・ノーメークでこの美貌なら・・・暫くついて行きま~す!



★★★★ 2007.2.22(木) 角座2 18:40 J-18

No.016 「DOA/デッド・オア・アライブ」 (2006年 米/独/英 86分 シネスコ)

2007-02-24 02:01:49 | 2007年劇場鑑賞
監督 コリー・ユン
出演 デヴォン青木
    ジェイミー・プレスリー
    ホリー・ヴァランス



TVゲームの映画化作品って色々ありますが、「バイオハザード」「トゥーム・レイダー」といった作品は実際の原作ゲームをプレイした事あるので、ゲームと映画の雰囲気の違いなど分かったけど、昨年公開された「サイレント・ヒル」や今回の「DOA/デッド・オア・アライブ」は原作であるゲームをプレイしたことがないので、先入観なく1本の映画として見れました。
それが良いのかどうかは分からないけど、原作を知ってるのと知らないとでは評価も変わってきますね。

(あらすじ)

行方不明の兄を捜すために北海道の忍者村を去り、抜け忍として追われる身となったかすみ(デヴォン青木)。世界最強のファイターを決めるトーナメント、デッド・オア・アライブに参加することになった彼女は、そこでプロレスラーのティナ(ジェイミー・プレスリー)や女泥棒のクリスティー(ホリー・ヴァランス)と出会う

この作品はお気楽なバカ映画としては結構楽しめる作品だと思いますね。
冒頭のシーンを見ただけで「あっ、こう言う映画ね・・・」と感じとれてしまう判り易さが人によってはしらけるかも知れないけど、格闘ゲームが原作の映画化作品と思えればそこそこ面白いと思います。

何といっても主役となる美女の一人である、かすみ役のデボン青木が一番の注目で、「シンシティ」での寡黙でスタイリッシュな殺し屋役が印象的で今回もその‘ふてくされた観月ありさ‘風の風貌で小気味いいアクションに、何と真っ赤なビキニ姿までも披露してくれる!
そのデボン青木にジェイミー・プレスリー 、ホリー・ヴァランス 、サラ・カーターとのビキニでのビーチバレーのシーンはまさしくサービスカットの連発で本編とはあまり関係はないけど男性陣はついつい見入ってしまう・・・
でもお色気だけでなくアクションはそれなりにキッチリとこなしてるし、皆さん頑張ってます。

この美女陣たちに混じって晴れてハリウッドデビューを果たしたケイン・コスギはさすがと思わせる身体能力の高さ見せてくれ(跳び箱を20段以上飛べれる訳やね~)ワイヤーや早まわしを差し引いても気合の入ったアクションを披露しています。
日本ではこんな役者が少ないから頑張ってほしいですな~

随所に出てくる「DOA」のロゴを使った場面転換の編集や、冒頭の主要人物の紹介のコマーシャル的な見せ方など作品の感じに合っていて良かったし、細かいエピソードをつないで主要人物を紹介、兄妹の復讐のような設定や格闘トーナメントの存在、そのトーナメントで復讐の相手と戦う・・・この辺の設定に「燃えよドラゴン」似た展開を感じたのは私だけかな・・・

そうそう悪役にエリック・ロバーツが出てました・・・こういうB級映画が板についてるね~この人は・・・



★★★ 2007.2.22(木) 敷島シネポップ2 16:30 J-9

「原子人間」

2007-02-23 00:37:33 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
ハマープロ製作のSFホラー映画の代表作。
不時着した宇宙船から唯一生き残った宇宙飛行士に謎の生命体が憑依し次々と色んな生物を吸収し、怪物へと変貌していく・・・

後のB級ホラー「溶解人間」をどことなく想像してしまったし、謎の宇宙生命体に取りつかれると言う意味では「エイリアン」や「遊星よりの物体X」などいろんなSFホラーを連想してしまいます。

不気味に腕がサボテンのように腫上がり次々と人を襲うけど、段々と人間の姿から変化していき最後はカニかクモのような形のクリーチャーに変貌していくのはモンスター映画風。
原子人間の秘密が段々と明らかにになっていくストーリー展開もミステリアスで面白いですね。

まだ人間の姿をしてる時のビクターの悲壮な顔立ちがモノクロ画面に映えて不気味さの中に哀切感が漂います。
途中河辺リでの少女とのシーンは「フランケンシュタイン」へのオマージュか?



★★★

「星空の用心棒」

2007-02-22 01:56:56 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
ジュリアーノ・ジェンマ主演のマカロニウェスタン。
60年代から70年代にかけて一斉を風靡したジュリアーノ・ジェンマ・・・スクーターのCMなどで日本でも人気がありましたね~
この作品はその若かりし頃のジュリアーノ・ジェンマが大活躍するマカロニウェスタン!

ま、「星空の用心棒」という邦題はあまり意味がわからないけど、無実の罪で投獄された主人公が脱獄して真犯人を突き止め復讐を果たすというマカロニの王道的なストーリーだが、若きジェンマが体を張ったスタントで機敏なアクションを見せてくれるのも見所です。

前半、脱獄した直後は髭面で髪の毛もバサバサで薄汚いジェンマが悪党でもある床屋を銃で脅しながら散髪する場面は妙に滑稽で面白いが、散髪が進むにつれ序々に精悍な顔立ちになっていくところは二枚目ならではですね。

哀愁を帯びたトランペットが印象的なテーマ曲に乗って脱獄するオープニングから壮絶な銃撃戦となるクライマックスまで一気に見せてくれる痛快な映画。



★★★

劇場パンフレット 「黒帯ドラゴン」

2007-02-18 01:24:32 | 書籍
大阪は日本橋のアイドルやタレント、映画などのお宝グッズの店を通りがかりに覗いて見ると、かなり古い映画のチラシやパンフレットなどが置いていたけど、何気なくパンフレットのところを見ていくと「黒帯ドラゴン」のパンフレットを発見!
この作品は「燃えよドラゴン」で空前のブルース・リー人気とともに訪れた空手映画ブームに乗って公開された「燃えよドラゴン」にも出演してる黒人空手家兼俳優のジム・ケリー主演で監督も「燃えよドラゴン」のロバート・クローズ。

これは貴重やね・・・でも価格は¥1050-!当時は¥200ぐらいで劇場で売られたんだろうけど、これが高いか安いかは個人の価値観によりますね。
私はこの作品自体の存在は当然公開当時から知ってたけど一度も見たことないし、DVDはおろかビデオ等のソフト化は一切出てなかっと思います。
でも逆にそれがこの映画の希少度を上げてるかもね~
多分ここで逃せばこのパンフレットは一生おそらく目の当たりにする事はないだろう・・・と思い買ってしまいました。
内容は全然たいした事も書いてないし、ページもそんなにないけど何とも時代を感じさせるパンフにまずまず満足。
いつかソフト化されたら見てみる事にしましょう・・・レンタルで!

同時に「ジョーズ」(¥210-)「スクワーム」(変形チラシ版¥105-)のチラシも買って帰りました

発表!日本アカデミー賞

2007-02-17 01:31:17 | 映画の話題
聞けば今年で30回を迎える日本アカデミー賞(これでよく続いたな・・・)
毎回見るたびにその間の悪さやどうも形式ばった演出が鼻に付いていたのですが、それもこれも本家のアメリカのアカデミー賞のゴージャスさとそのエンターティメントに溢れた授賞式の演出の面白さとついつい比較してはイケナイと分かりつつも{アカデミー}という名のもとにやはり比べてしまっているからなんですがね。

今回も放送開始早々新人賞の受賞インタビューが音声の故障で音楽だけが流れ、その中で途切れ途切れにスタッフの慌てふためく声が入ってる始末!
「やってくれよったな・・・」

今回は「フラガール」(悔しながら未見!)で好演の南海キャンディーズの静ちゃんが新人賞で選ばれてる関係かどうかは知らないが、相方の山ちゃんがインタビューアとして出ているけどハッキリ言ってまだ局アナにさせた方はましですね。
過去に徳光和夫や日テレの局アナがしてたけど受賞者にインタビューする時の映画の話題はいかにも作品を見てるような話方だったが、山チャンは質問の内容の書いた紙を片手に見ながらのインタビューで、まったく作品は見てません・・・てのがアリアリで、不慣れなせいもあるかしてことごとくトークもすべり気味・・・見せ所である相方の静ちゃんへのインタビューも見事滑っておりました。

大体の主だった賞は予想通りで、最優秀主演女優賞が中谷美紀は意外だったね~「フラガール」の勢いで松雪泰子あたりかと思ったが・・・
最優秀主演男優賞の渡辺謙はもう当然って言うか、今は彼に渡さない訳にはいかんやろ・・・て言う雰囲気やね。(勿論 渡辺謙の実力と実績は賞にふさわしいと思います)

関口宏と前年の最優秀主演女優賞のコンビの司会も定着してるが、そつない司会ぶりだけどやはり地味ですな。
別に本家の真似をしなくてもいいけど、せっかくの映画の祭典なら映画らしく華やかに派手にやってほしいと思うもんです。
第1回はたしか宝田明、次が岡田真澄だったかな・・・まだその頃のほうが良かったかな

No.015 「守護神」 (2006年 米 139分 ビスタ)

2007-02-17 00:51:11 | 2007年劇場鑑賞
監督 アンドリュー・デイヴィス
出演 ケヴィン・コスナー
    アシュトン・カッチャー
    ニール・マクドノー



ケヴィン・コスナー・・・この人を私が初めて知ったのは85年当時としては久々の西部劇である「シルバラード」だった。
ケヴィン・クライン 、スコット・グレン、ダニー・グローバーらと共演した作品だが、この作品で注目され、その後「ファンダンゴ」「追いつめられて」「アンタチャッブル」「フィールド・オブ・ドリームス」と一気に主演作が続々公開され、モルツのCMにも出演し歌まで披露していた・・・そして自ら監督、主演した「ダンス・ウィズ・ウルブズ」で見事オスカー監督の仲間入り!
その後も活躍は続くが「ウォーターワールド」「ポストマン」と大作がコケたあたりから少しづつ陰りが見え始めここ数年は地味~に活動してる印象でした
2000年代に入ってジョニー・デップやブラッド・ピッドなど若手スターの台頭でいつしかメジャー作品からは遠ざかり気味のような感じでした。

しかしこの「守護神」で久々の全国ロードショー系大作での登場!
ケヴィン・コスナー復活の1本になるか、否か?

(あらすじ)

任務中に大切な相棒を失い、心と身体に深い傷を負ったベテランのレスキュースイマー、ベン・ランドール(ケビン・コスナー)は、レスキュー隊員のエリートを育成するスクールの教官に赴任することになった。彼は訓練生の1人で、高校の水泳チャンピオンだった経験を持つジェイク・フィッシャー(アシュトン・カッチャー)に興味を示す。

海難事故でのシーンは迫力あるCGで見せるところはさすがハリウッド大作って感じだが、今更この程度では驚きません。
しかしこの作品は面白かったです・・・何がいいかって定石なパターンを崩さずひたすら王道的な展開で、過去にトラウマを持つ教官と訓練生の物語を軸に過酷な訓練シーンと訓練生同士の友情とそしてお約束のラブストーリー・・・色んな映画のエッセンスを散りばめたような作品(「愛と青春の旅たち」「トップガン」あたり何か連想しそう)
予告でオチの予想はついたしな~

まったく予想を裏切らない展開はある意味は奇をてらわない分安心して見れます。
「此処とこの辺のツボを押さえておけばそれなりの映画が作れるよ・・・」て感じの映画です。
ワンパターンなストーリーでまったくダメ・・・ていう方々も居るかもしれないけど、そのワンパターンな展開で押し切ってしまった事に拍手しましょう(でも皮肉じゃなく面白かったよ~)
「守護神」てタイトルもなるほど~と思ったし、何か海の伝説や神話のような解釈もいかにもありそうな感じ。
そんな作品の中でケヴィン・コスナーは久々に全盛時のオーラが少し戻ったような気がしたが・・・ま、こう言う映画だからかな?

主題歌がブライアン・アダムス・・・何故か今ごろブライアン・アダムス・・・私の世代的にはいいけどね。



★★★★ 2007.2.15(木) MOVIX堺 シアター11 18:10 O-23


No.014 「Gガール 破壊的な彼女 」 (2006年 米 93分 シネスコ)

2007-02-16 00:21:53 | 2007年劇場鑑賞
監督 アイヴァン・ライトマン
出演 ユマ・サーマン
    ルーク・ウィルソン
    アンナ・ファリス



夕方この映画を見るために急いで家を出たけど、大阪市内の自宅から堺市の海辺りMOVIX堺まで道中渋滞などがあり、現地到着は本編上映までギリギリ間に合うかどうかの際どい時間・・・いざスクリーンに入るともう本編始まってた!(アチャー!)でも席につくなりタイトル文字が出たので雰囲気的に今始まった(1分ぐらいかな?)トコって感じで、まぁ~ぎりぎりセーフってとこでした。

昔「スーパーガール」って言う映画がありましたが、あれはたしかスーパーマンの妹か従妹か親戚か・・・忘れたけど何かそんな設定だったと思いまけど、このユマ・サーマン演じるスーパーガール=Gガールも宇宙人ではないけど超人的な能力を持つスーパーヒロイン!
そのスーパーヒロインと普通の男性が恋に落ちたら?ていう作品で、勿論ロマンチックなラブストーリーではなくドタバタなコメディ映画であります。

(あらすじ)

建設会社で働くマット(ルーク・ウィルソン)は、地下鉄で眼鏡美人(ユマ・サーマン)に声をかける。だがその瞬間に彼女がひったくりにあい、犯人をつかまえた彼はその美女とデートの約束をとりつける。そのころ、NYは超人的パワーを持つ正義の味方“Gガール”の話題でもちきりだったが、じつはその美女こそがGガールで……。

マットと付き合いだした当初はGガールであることを内緒にしていたが、カミングアウトしてからの展開がこの映画の本筋ってところで、最初はスーパーガールの能力とその物珍しさに有頂天だったマットが序々に気持ちが離れだし、やがて同僚の女の子と浮気をし、それを知ったGガールの恐ろしいまでの仕返しが待っていた・・・ドタバタコメディの中にスーパーマンシリーズのパロディ的な要素少し取り入れた感じの作品で、特に2人でNYの夜空をデート飛行する場面は往年の「スーパーマン」でのクリストファー・リーブとマーゴ・ギターの有名なシーンのパロディですね。
しかも空中でSEXを始める始末・・・

Gガール誕生の秘密が劇中語られるが、子供の頃イジメられっ子だった彼女が同じイジメられっ子の冴えない男子とデートの途中落ちてきた隕石に触れたおかげで超能力だけでなく美貌までも変わりイジメられっ子から一転モテモテの人気者なってしまうというサクセスストーリーだけど、それよりその彼女の影で依然イジメられっ子のままの冴えない男子がそれを妬んだまま大人になり、Gガールに復讐を誓うエディ・イザード扮する悪役の方が心情的に加担してしまうな~
しかも彼女を付けねらいながも心の中では崇拝してるという悪役だけどイジラシイ一面を持ち合わせる泣かせる奴だったりする・・・(誰がやつをこんな風にした~?)

クライマックスはもうシッチャカメッチャカだけど以外と楽しめるスーパーマン物のパロディ映画・・・て感じの作品でした。



★★★ 2007.2.15(木) MOVIX堺 シアター3 16:20 H-3

No.013 「世界最速のインディアン」(2005年 米/ニュージーランド 127分 シネスコ)

2007-02-13 01:45:16 | 2007年劇場鑑賞
監督 ロジャー・ドナルドソン
出演 アンソニー・ホプキンス
    クリス・ローフォード
    アーロン・マーフィ



私の住んでるのは大阪市内のど真ん中ですが、映画を見に行くには実に恵まれた場所だけど、どうしても人が多いキタの梅田方面よりミナミの難波方面に見に行くことが多いです。
梅田と比べてミニシアター系は全然少ないのがたまに瑕で見逃した作品も数が多い・・・しかし昨年オープンした隣街の堺市のMOVIX堺では12スクリーンもある巨大シネコンってことでミニシアター系でしそうな作品が上映されるので助かってます。(「ホテルルワンダ」もここで上映してくれて見ることが出来た)
それに週末は結構遅い時間のレイトショーをやってくれるのも嬉しいですね。

そしてこの「世界最速のインディアン」もこの劇場のおかげで見ることが出来ました。
上映開始が23時40分という遅い時間の上映で、このMOVIX堺はほとんど海の近い場所にあり、ここの複合施設以外は周りは何もないヘンピな所なんで「こんな遅い時間に客は居るんかいな・・・」と思ってたらさすが三連休かして、そこそこ人は居ましたね・・・ま、ほとんどの人は「どろろ」か「守護神」目当て見たいだけどね。

(あらすじ)

ニュージーランドで暮らすバート(アンソニー・ホプキンス)の夢は、伝説のバイク“インディアン”でライダーの聖地アメリカのボンヌヴィル塩平原で世界記録に挑戦すること。年金暮しの彼は倹約に励み、隣家の少年(アーロン・マーフィー)の協力も得て廃品を利用してバイクの改良を試みるが、なかなか渡航費まで手が届かない

最初この作品の存在を知った時、題名の感じからしてインディアンの話かと思ったらインディアンってバイクの名前だったんですね。
そして実話だと聞いて今年流行のドキュメンタリーかと思ったら名優アンソニー・ホプキンス主演の劇映画だったんですね。

なかなか良い映画でした・・・夢を追い続けることの素晴らしさを教えてくれる映画だと思います。
年老いても尚バイクでスピード記録に挑戦する姿は老人が老体にムチ打って・・・見たいな悲壮感などはなく、まるで少年のように生き生きとしてチャレンジしていく姿は何か目標や夢を持ってる男だからこそだと思います。
その主人公バートをアンソニー・ホプキンスが実に力を抜いて自然に演じてるところがまた良かったですね。

早朝からバイクのガンガン噴かすようなご近所迷惑な爺さんなんだけど、彼に関わる全ての人々の暖かいこと・・・一切この映画には悪者が出て来ないのも特筆する部分ですね。(強いて悪者と言えば料金ボッタくったタクシーの運チャンぐらいか)
色んな人物が彼に絡んでくるけど皆イイ人・・・前半でバートにタイマンを張った暴走族の兄チャンたちも渡航するバートを激励するしね・・・
またバートと親友のような関係である隣に家の少年との交流も、見た目は祖父と孫のような感じだけど立派に友達のような関係を形成をしていて、この少年がバートの姿を見て大きく色んな事を感じるものがあるでしょうね。

作品を見終わって気づいたけど観客は男性客が多かったんだが、バイク好き、あるいはライダー風の男性が目立ってたね・・・



★★★★ 2007.2.11(日) MOVIX堺 シアター7 23:40 H-18