MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.44 「ザ・カラテ2」

2019-09-29 00:04:26 | 2019年劇場鑑賞




朝一の新世界東映は実はこちらが先に上映
上映始まる前にトイレしてたらアチャー!ホチョー!の怪鳥音がー
始まってるやんけ!

今回は前作で目を負傷した山下タダシが全くの盲目で戦う事になります
バンダナを目に巻いて山城新伍の屋台のラーメンを、食べてたら突然2人組の刺客ギロチンブラザーズ(笑)が襲いかかる!
いきなり屋台をはちゃめちゃにする乱撃戦からスタート!
この2人はインド人からの刺客だが顔を黒塗りした日本人俳優てのが笑わせる

山下タダシを倒すために世界中から武道家が集まってくる
鎖を振り回すブルー・ゲラー(西ドイツ)
ナイフ投げの達人ドクター・ワン(スウェーデン)
変形のサイを扱うキラー・サムソン(米国)
韓国ハプキドーの達人 金振八(韓国)
そして燃えよドラゴン、Gメン75でお馴染みヤン・スェ扮する怪力で自動車をぶっ壊すドラキュラ・ジャック(香港)
このワールドカップ級の怪人達(笑)が山下タダシの前に立ち塞がる!

相変わらず敵が武道の達人ながら飛び道具をバンバン使用する危ない奴らばかりで盲目のハンディを背負う山下タダシがどうなるか?と思ったが圧倒的な強さで撃破していく
しかも山下タダシはブルースリーもやらなかったフォーヌンチャクの珍技(!)を披露する
ま、片手にヌンチャクを二本ずつ持って振り回すんだが、これあまり意味ないですね(笑)
当てられたヤツは二本分の痛みが多少あるくらい

京滋郷土記念館に秘蔵される時価2億円の日本刀 国宝「鬼切丸」を悪党達に盗まれそれを取り戻すために山下タダシ、鈴木館長、山城新伍、堀越陽子らレギュラー陣が戦いに身を投じていく
相変わらずキレのある鈴木館長、着物姿でアクションの堀越陽子、役に立たなくてすぐアヘアヘと泡吹いてKOされる山城新伍…前作と一緒です

そんな悪党のボスが丸大ハムの田中浩!
鬼神流「木端微塵」と言う地獄突き見たいな技で肋骨と内臓を粉々にするスーパーウェポンの使い手
その技を受け継いだキラー・サムソンとの一騎打ちがクライマックス前のボスキャラ
ラスボスは当然ヤン・スェことドラキュラ・ジャック!
何故かどこかの砂丘での一騎打ちは燃えます

今回は途中で負傷し、父親に先立たれた親子に助けられて暫くそこに厄介になる山下タダシ
そこの少年との触れ合いがサイドストーリー的にシレッと展開
虐められっ子のハジメ君は黄色い巨人の野球帽を被るザ・昭和の小学生(笑)
こんな防止被る子が周りにいっぱい居ましたわ
私も知らず知らずに被ってたと思う
これはツボでした
ハジメ君や彼を虐めるガキンチョ達も半ズボンにランニング姿ってのも逞しい昭和の少年達!
終盤彼らが思わぬ活躍をするのもイイ!

また韓国ハプキドーの達人 金振八と戦ってる途中山下タダシが他に戦う相手がいるから後にしてくれ!と懇願すると
よしわかった!と聞いて上げる金振八
素晴らしいキャラ…て言うか普通ではあり得ない展開
しかも途中ピンチの山下タダシに助っ人までしてしまう

とにかく1.2ともに変な展開に変なのがいっぱい出てくる楽しい映画
何より主人公が1番変なキャラだから余計に楽しい
何でもありの東映娯楽路線の象徴的な映画かも知れないですね
どちらか言えば2作目の方が面白かったけど、いずれも70年代のカラテ映画ブームの雰囲気を味わえてよかった!



トークショーあるようですが
ここでのトークショーの風景が見てみたい



次回作がこれ
行けるかなー




★★★★ 2019.9.26(木) 新世界東映 9:45

No.43「ザ・カラテ」

2019-09-28 22:21:41 | 2019年劇場鑑賞




新世界東映に来たー
ついにザカラテ、ザカラテ2を見に新世界東映に途中2週間前に買ったばかりの電動アシスト付き自転車がパンクするアクシデントにあいながら、何とか滑り込みセーフ

山下タダシと言う「燃えよドラゴン」でブルースリーに敵の情報を説明する劇中の8ミリフィルムでオハラに角材でお腹を叩いてる男がこの山下タダシ
一応出演した事にはなります!

借金の方に畑を取られたアメリカの育ての婆ちゃんを助けるために日本で開催される武道トーナメントに出場する山下タダシを主人公に彼の前に立ちはだかる様々な珍武道家との戦いを描いた文字通りのカラテ映画!

武道の達人とはいえ出てくる奴が手斧や吹き矢、ナイフ投げなど武道家の割には得意技は武器使用のワザ(笑)
山下タダシはアチャー!とブルースリーのものまね芸人がやりそうな怪鳥音を発しながら圧倒的な強さで珍客を撃破する!
山下タダシのアクションは早回しあるとはいえキッチリした動きで中々のもんですね
ただ喋ると今まで見た映画の中でも、これほど人は棒読みでセリフを言えるものなのか?と思うぐらい棒読みのセリフ!
アクションとセリフのギャップが決してこの人は役者では無いんだなと思わせてくれます
とにかく山下タダシが話すたびにニヤける(笑)

武道大会は中盤で終わり、後半は大会を金がらみでギャンブルをしていた大会プロモーター達の悪事に挑む姿と大会からのライバル ブラックタイガーとの決着戦に挑む姿が描かれる
誘拐されたラーメン屋の娘を救いにヤクザの事務所に乗り込むシーンはドラゴンへの道見たいで、福本清三や川谷拓三らのゴロツキ相手に事務所で大乱闘!
壁が人型に抜けたりして盛り上げる(笑)
クライマックスはお約束の荒地でブラックタイガーと一騎打ちと70年代カラテ映画の真髄を見せてくれます
しかも目を負傷したので完全は盲目での戦い
心の眼で戦うと言う域に達していきます

山下タダシの相棒的存在のラーメン屋の山城新伍がコミックな芝居で盛り立ててくれるし、鈴木正文 日本正武館館長がそのままの役で出演し、キレのあるアクション見せてくれます実際にアントニオ猪木の格闘技戦のレフリーをした人
よく知らないけどその娘役の堀越陽子は着物姿でこれまたアクションをこなす
この辺の人達は3作に登場するレギュラーらしい
さぁ次が楽しみー



ドラゴン直撃世代には堪らない上映
しかし最終日て事で客は3〜4人で新世界のジイさんばかりやった



★★★★ 2019.9.26(木) 新世界東映 11:15

No.42「アナベル 死霊博物館」

2019-09-23 10:20:53 | 2019年劇場鑑賞




死霊館シリーズの一編
スピンオフ作品として作られたが、こちらも3作目となる
生き人形と言う怖いのを題材にした作品だが、これ実際にある人形をモチーフにしてます
実際の人形は映画ほどおぞましい顔はしてませんが…

霊能者として有名なウォーレン夫婦の元に生き人形が来るとこから始まる
夫婦の家の地下には霊障のある曰く付きの物ばかり保管してる心霊博物館のような部屋に生き人形アナベルが安置される

後は夫妻が家を空けて、留守番に残った娘とベビーシッターとその友人が恐怖体験をする話になる
ベビーシッターの友人が心霊部屋に忍び込みアナベルの封印を解き放ち家中が霊だらけになる
割と良くある安定の展開
過去のシリーズに登場した歴代アイテムや霊が三人に襲いかかる
怪獣総進撃の幽霊版(笑)見たいになってます

騒動の元になるベビーシッターの友人が単にアホタレと思ったら過去に自分の過失で父親を亡くすと言う悲しい経験があり、それに関連する行動で霊達の封印を解いてしまう

アナベル自体はチャッキーのように直接動いて襲いかかる訳でないが、突然ベッドで添い寝してたりとあの顔が布団の中に至りとびっくりさせられる
これ日本に置き換えたら市松人形みたいなんになるのかな?
やはり突然布団に居てたら怖いね(笑)

ストーリーとしては一夜の話
家の中で怪奇現象におののく三人の女子たちによる絶叫の夜
色々仕掛けあって楽しめた
でも題材に人形を使うとある種の怖さが約束されるから
後はそこからどう発展していくかなんですが、死霊博物館のアイテムなどを上手く使い、絶叫三人娘がのたうち回る中々面白いお化け屋敷映画になったと思います

私はアナベルシリーズのなかでは1番比較的面白く感じました

劇中アナベルの実際の人形と同じ人形がチラッと出てましたね



★★★ 2019.9.20(金) アポロシネマ スクリーン4 21:15 G-3

No.41「ロケットマン」

2019-09-16 12:56:32 | 2019年劇場鑑賞




エルトンジョンの半生を描いたこの作品
昨年は「ボヘミアンラプソディー」でクィーンでしたが、あの映画の大ヒットでクィーン人気が盛り上がりました
さて今回はエルトンジョンブーム来るのか?
ま、今のところ無さそうですね
「ボヘミアンラプソディー」のライブエイドのようなこれぞクライマックス!的な場面はないが、エルトンジョンと言うスーパースターの"知ってるつもり"風の浮き沈みのドラマを見せてくれる

私はユアソングぐらいしか良く知らず
曲を聴いて初めてこれはエルトンジョンの曲だったのか…てのがいくつかあるぐらいです

ややこしい家庭に育ったジョンはピアノの才能をある時に発揮し音楽に目覚めていく
ここらのストーリーは昔、小学校の図書館にあった偉人伝記シリーズ見たい(笑)
でもこの作品所々に俳優がエルトンの曲を歌うミュージカルになっている
私的にはそこが好みでした

音楽だけでなく男色と言う性にも目覚め、音楽上の永遠のパートナーとの出会い、また裏切りなどを経験した挙句薬物、アルコール中毒になっていくまさに転落のロックスターの典型を見せてくれます
高慢ちきな態度や言動はスーパースターのプライドに隠された孤独感を時々感じさせる
それを見事に表現したタロン・エガートンはなかなかの好演でした
しかしジョンの子役が実際の子供時代のジョンとそっくりで笑いました

奇抜なコスチュームとメガネは今の時代では完全な色物として扱われるでしょうが、あそこまでの個性的なアーティストは皆無ですね



★★★★ 2019.9.13(金) アポロシネマ スクリーン5
I-4

青春の「いくつもの星の下で」を見つけて

2019-09-15 13:56:16 | その他
いくつもの星の下で




この曲は30年以上前にたまたまカセットテープに録音していた曲で
オフコースの鈴木康博が歌っていた曲で、正式にCDとかで聞きたいと思ってたのですが曲名がわからず
鈴木康博のライブラリーにもヒットしなかったんですが、先日この曲のタイトルが「いくつもの星の下で」でという曲でしかも鈴木康博
ではなくオフコースそのものの曲だと言うのを知りました
ホーカルが小田和正でなく鈴木康博が歌ってるのでソロ曲と思っていた
永年の喉のつっかえが取れました
ま、知ってる人は知ってる有名な曲かもしれませんが(笑)


いくつもの星の下で


今夜は ありがとう
ここまでついてきてくれて
話したい ことがあるから
もう少しいてよ
あなたの前だけは僕は素直でいたい
信じてほしいからせつない思い打ちあける

いつもひとりくやし涙流してきた男のことを
あなたに 聞かせたい僕のすべて教えたい
そばに来て

長い夜が 明ける頃
星が いくつも消えてゆく
ただひとつ輝いて残るのは
ああ…

僕のことわかるだろう
うまくは言えないけど
それでもそれでもいいならひとことで答えて
いつもひとりくやし涙流してきた男のことを
あなたに 聞かせたい
僕のすべて 教えたい
そばにいて


恥ずかしながらたまたま録音した当時(1987年くらい)はまさにこの歌詞の心境でして
私の胸にタイムリーに入ってきました
歌詞見ると32年前の情景が浮かんできます
そんな浮いた心境だった当時でも私は「死霊のはらわた」「ゾンビ」「悪魔のいけにえ」を愛するボンクラでもあった事を付け加えて置かなければならない


No.40「ザ・ネゴシエーション」

2019-09-13 14:16:01 | 2019年劇場鑑賞



またまた夫婦50割引きで鑑賞
料金は2400円です
値上げなってますな
この作品は韓国ドラマ好きの嫁さんのリクエストで行く事になった
久々のシネマート心斎橋です
女性が多いけど男性も割と居てますね

ソウル市警危機交渉班の警部補ハ・チェユンは担当した事件で人質と犯人の両方を死なせたことに責任を感じ、辞職を考えていた。その時、ハ・チェユンのもとに応援要請が入る。タイのバンコクで、韓国人が拉致される事件が発生し、ミン・テグと名乗る犯人が交渉相手にハ・チェユンを指名したというのだ。

ハ・チェユン演じるのがソン・イェジン
あの「頭の中の消しゴム」の人
犯人がヒョンビンと言うイケメン人気俳優
今回は冷徹な悪役のようです

交渉人と言う事で女交渉人のハ・チェユンがどうやって凶悪な犯人と交渉していくのか?と思ったが常に犯人の手に踊らされて良いとこなし!
前半は交渉していく場面中心だが途中からは、この犯人が何故こんな事件を起こすのか?何故彼女を選んだのか?
と言う展開に焦点が移り、例によってその裏に韓国政府の不正疑惑が見え隠れしていく展開になり、本物の悪党が出てきます
よってさすが普段は良い役で主役を張る人気者のヒョンビンだけに、そう簡単にはとことんのワル役では無い設定になっていきます(笑)

ストーリーはさほど珍しい脚本では無いようにおもいますが、主人公のハ・チェユンが警察上層部や政府のお偉方に啖呵を切って、不正を暴こうとする終盤はちょっとしたカタルシスがある
また事の発端となる不正疑惑のお偉方によるお決まりの保身に走る為の無茶振り(人質に関係なく突入して全員殺してしまえ!と司令だしたり)など、韓国政府の色んな疑惑が報じられる昨今だけにリアリティ感じた

終わってみれば悪役のヒョンビンが1番カッコいいと言う(笑)展開
終映後の明かりついた時の嫁さんの第一声が「は〜やはりヒョンビンはカッコいいわー」と言う言葉が全てものがたってますな



★★★ 2019.9.12(木) シネマート心斎橋 劇場2 18:30 E-1


No.39「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

2019-09-08 23:41:50 | 2019年劇場鑑賞




久々にタランティーノ映画
前作は見逃してたからねー
で、レオとプラピ初共演で話題になってるこの作品
アポロシネマのレイトショーは満杯に近い盛況です

古き良きアメリカ映画界をタランティーノらしいタッチで描いた作品ですが、万人ウケと言う訳ではないかも知れないですね
私は面白く見れましたが、マックイーン、ブルースリー、ロマンポランスキー、シャロンテート殺人事件、チャールズマンソンとそのファミリー…この辺を全く知らなかったらちよっと苦しい161分かも?

でもディカプリオの落ちぶれたスターとそのスタントマンのプラピの関係が凄くいい感じなんですね
ディカプリオに対するブラピの人の良さが特にこの2人の友情を形成してるようで、この辺も見所ではあります
イタリア映画に出演を勧められた時のディカプリオのショック受けるとこなんか、当時はそんなもんなんやなーとちょっとリアリティに感じた
またブラピが犬にエサをあげる場面がやけに丁寧に描いてると思ったら、これクライマックスで生きてくるんですねー

最後はきっとあのシャロンテート殺人事件に行き着くと予想してましたが、これがまさかの展開で…
どうもパッしない2人がこの事件を機に運が向いて来そうな兆しで幕を閉じるこの映画
タランティーノは古き良きハリウッドの奇跡を史実を変えて描きたかったのかも知れませんね

後、相変わらず流れる音楽が最高です!


★★★★ 2019.9.6(金) アポロシネマ スクリーン5 20:00 C-13



No.038 「劇場版 おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~」

2019-09-02 11:50:47 | 2019年劇場鑑賞



これ嫁さんがテレビでハマって、私もついつい見てしまったドラマなんですね
そのザ・ムービーがこれ
久々に嫁さんと夫婦50割適用で鑑賞
アポロシネマはお客さんよく入ってます

このドラマはまさにおっさん達のおっさんによる恋愛を描いたラブコメディ
はるたん事春田と牧のイケメンカップルを中心に周りに出てくるのが皆ホモまたはホモっぽいてのが面白い
脚本の面白さもさることながら、あの役者がこんな芝居を…て言うギャップが笑わせる要因の1つになっています

今回は映画版と言う事で力を入れての作品なんでしょうが、個人的にはテレビ版のような人間関係の妙で話が転がっていく喜劇でよかったとおもうんですが、テレビドラマの劇場版にありがちな、やたら派手になりすぎた印象を受けました
この話に拉致監禁や大爆発や火災からの救出劇とかは要りませんて!




★★★ 2019.8.29(木) アポロシネマ スクリーン4 18:30 F-1