今夜はビルボードライヴ大阪でのライヴです
ボビー・ブラウン ジョニー・ギル ラルフ・トレスヴァントと言うゴージャスなライヴです。
80年代後半当時のディスコはユーロビートが主流だったがボビーブラウンと言うアーティストのブレイクによりユーロビートから徐々にブラックミュージックがディスコの主流に変わって行きました。
そしてディスコのみならず、音楽業界もボビーを筆頭に様々なアーティストのCDが発売され、FM放送ではブラックミュージックが盛んに流れてくるようになりました。
その火つけはやはりボビーブラウンと言っても過言ではないでしょうね~
特に♪Every Little StepのPVの中で踊るボビーのステップがフロアで流行し、ユーロビートのパラパラがいつしかみんなランニングマンと化していた・・・そんな踊れるブラックミュージックの曲をニュージャックスウィングというてましたな。
そんな懐かしい思い出とともに今宵はあのバブル真っ盛りの80~90年代のディスコ気分で・・・
そんな中ビルボードライブ大阪に着くや、テーブル自由席エリアはほぼ満員で客層は40代前後の男女がほとんどです。
私は後方のカジュアルエリアのほぼ中央で見ておりますが、後方はいくつか空席がありますね~
ま、木~土の3DAYだから木曜平日の21:30の回ってことで多少空いてるのかな?
さて21時33分暗転とともにまず演奏するバンドの面々が登場。
それぞれスタンバイが完了するや流れてきたのが映画「ロッキー4」のサントラからのインスト♪Training Montage!
あのプロレスラー、高田延彦の入場テーマとしてもお馴染みの曲の中出てきました、白いタクシード姿の3人!
客席から巨体をゆすりながらステージへ!
やんやの大歓声でテーブル席のお客さん総立ちでこの3人を出迎えます。
互いにユーモラスに身だしなみのチェックをする3人・・・正直、私の位置からは誰が誰やらわからん!
あれがボビーか?と思ったらジョニーギルだったり・・・さすがにあの絶頂の頃からはお変わりなりましたね~
そう思ってる内に1曲目ボビーの♪On Our Ownのイントロが流れてきます。
「ゴーストバスターズ2」のサントラ収録の代表曲の一つですね。
もちろん歌うのはボビーですが、他の2人は横でダンスとコーラスです。
そう、それぞれピンで歌うのではなく常に3人でそれぞれの代表曲を歌うという
、まるで3人ユニットのような状態なのです。
もうノリノリの場内で、リードボーカルのボビーがステージ狭しと動きまわっております。
やがて演奏はラルフの♪Stone Cold Gentlemanに変わります。
ノンストップMIXのような流れるような曲のチェンジですね。
スキンヘッドにサングラスのラルフは3人の中では一番体型はスラッとしていてスマートです。
当然はリードボーカルはラルフですが、甘い歌声を聴かしてくれてます。
そして3人目ジョニーの♪Fairweather Friendです。
何と意外とこのジョニーが一番ステージでは一番盛り上がっておるように思います。
ダイナミックな声も健在で、一番ステージの運動量も多い!
そして4曲目にしてボビーの♪Every Little Step!
もう場内は大喜びです。
でも昔のディスコのようにあのランニングマンステップしてる人は居なさそう・・・もうするスペースもなさそうだがね。
ステージも狭いからボビーも踊る事はできないでしょうね~と言うより体が付いていけないか・・・
でも間奏の時に少しステップもどきの動きを見せたときのどよめきは・・・あの踊りをするか?という期待のどよめきだったのかもね?
でも結果チラッとステップ見たいなアクションを見せただけで、ランニングマンのステップはしなかったな・・・と言うより"ステップ"をしたつもりだったのか?またはステージ狭くてできなかった?まぁ~後者にしておきましょう。
この後3人はステージ上でイスに座りニューエディション時代の曲を演奏します。
そのすべてがメロウなバラードナンバーです。
私はニューエディション時代の曲は知らないんですが、それでも♪Can You Stand The Rain ♪Helplessly In Love、♪With You All The Way など数曲をそれぞれ曲によりリードボーカルが変わって歌います。
このコーナーが意外と長く3人は座ったままで体力回復も兼ねてるのかな?
ほんと昔を懐かしみながら歌ってる雰囲気が出ていましたよ・・・でもバラード続きすぎやな~
♪Mr.Terephone Man"からまた立ち上がり、ジョニーの♪There U Go"から今度はボビーの名バラード♪Roniです。
ややボビーの声が少し違和感あり・・・な感じなんですがバラードの代表曲を力一杯熱唱しております。
そして一部客席にマイクを向けて客に歌わせたりしていたんですが、突然曲の後半部分を最前列の男性にマイクを渡すやRoniの終盤部分を完璧(?・・・多分)に歌いきりました。
これには場内だけでなくステージの3人も大喜びで、それぞれこの男性と握手やハイタッチなどして盛り上がってます・・・英語出来るっていいね~
続いてラルフの代表曲♪Sensitivityのミディアムテンポなダンスナンバーで、ステージ狭しと動きながら歌い上げ、今度はジョニーの必殺バラード♪My,My,My!
メロウかつダイナミックにこの名曲をジョニーが歌うんだが、この曲がもしかして一番盛り上がったんではないかな?
それほどジョニーの歌声は全盛期と比べて遜色なし!一番歌が上手いと思ったよ。
曲の後半はもう気合いの入った熱唱で、溜めに溜めて歌いきるとこなんかは堂々たるステージぶりです。
本日一番の大歓声ですね~そしてジョニーに負けじとボビーのもう一つの代表バラード♪Rock Witchaが・・・みんな待ってましたと大喜びですが、でも先ほどのジョニーがやっぱり良かったよ。(それにしてもバラード特集やな)
そして軽快な♪Rub You The Right Wayのイントロ!またまたジョニーがステージで魅せてくれます。
今度はアップテンポなニュージャックスゥイングナンバーでもうジョニーは激しくステージで歌い踊ります。
もう3人は多分汗でべとべとでしょうね~この歌を歌いながら3人がステージを降りて、そのまま帰っていきました。
最後はジョニー・ギルの曲で終わるとは…意外でした。
3人が消えるとステージのバンドメンバーがアンコールを諭すように手拍子を客席に強制します。
そしたら楽屋からマイクを通して3人の声が聞こえてきて、多分「もう1回やったろかい!」見たいなセリフ(英語わからんから想像ですが)のやりとりの後、再び登場しアンコール曲ボビーの♪My Prerogativeでお別れです。
ボビーは最後まで観客に手を振り、寄ってきたお客さんには握手やハグなどするサービスをしてたのが印象的でした。
20年前ではこんなに近くで見れて触れるなんて有り得なかったでしょうね。
この3人が一度に見れるという意味ではカジュアルエリア¥14500は仕方ないかな~(自由席は¥16500)
でもバラードがしつこいぐらい多かったのが、個人的には消化不良でございました。
まだまだアーティスト的には元気なんだろうけどピンではシンドイかな~
雰囲気が何か昔懐かしいアーティストのディナーショー見てる感じで微妙でした。
でもリアルタイム世代としてはあのボビーブラウンやジョニー・ギルがこんなに近くで、しかも生歌聴けたってことは嬉しいことですな~
今一度オーラを復活させて、またまたR&B界の第一線に出てきてほしいものです。
ボビーの元嫁ホイットニー・ヒューストンが来年早々アリーナツアーをするんだから・・・
☆☆☆ 2009.11.26(木) ビルボードライブ大阪 カジュアルエリア D2-6