MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

「樽」

2016-12-28 23:19:54 | 書籍



私は映画「犬神家の一族」を見て以来横溝正史の作品にハマって金田一モノの推理小説をほぼ全部を読みました
金田一モノ読破した後は海外の作品に興味を持ち、アガサクリスティー、エラリークィーン、ヴァンダイン、ディクスンカーなど代表的な作家の代表作品は読みましたが、まだ未読だったのがこのF.Wクロフツの「樽」でした

樽の中から出て来た女の死体を巡ってイギリスの刑事、フランスの刑事がイギリスとフランスを股にかけて樽の行方を追う展開
そこに弁護士や探偵なども登場し、主人公の探偵役がコロコロと変わる展開が面白い!
アリバイトリックをいかにして破るか?
と言うのもある種の古典的な作品ですね
ちょっと複雑な部分もあるのでヨーロッパの地理が詳しいともっと楽しめるかもね

勝手に横溝正史フェア2

2016-10-26 22:06:31 | 書籍



たまたま古本屋を覗くと横溝正史の文庫本が店外のワゴンに数冊並べられていた
しかもカバー絵が滅多に見れない初回デザインのものばかり!
「犬神家の一族」の映画化による横溝正史ブームが起こる前の昭和40年代のカバーデザインばかりで、思わずカバーデザイン目当てで購入致しました
もちろん杉本一文氏のものです
私のハマってた横溝正史フェアの時のおどろおどろしいさとは違ってアートチックな感じですね
因みにオール100円!
埃っぽいのはご愛嬌やね

勝手に横溝正史フェア

2016-10-21 15:46:29 | 書籍



角川映画第一弾として「犬神家の一族」が公開され、初めて劇場で横溝正史作品を見て子供ながらにその世界にのめり込み、ついつい小学生の高学年とはいえその原作を手に取り読み始めました
それをキッカケに金田一耕助が登場する作品は中学生になってから殆ど読み尽くして探偵小説ファンとなる訳ですが、謎解きやおどろおどろしい恐怖感は体験出来ても、やはり横溝文学を理解するには中々中学生では難しいものがありました

で、大人になった今読めば、昔読んだのと違った感覚を受けるの間違いないハズなので最近横溝正史の作品を読み始め、数年前からブックオフ辺りから昔のカバー絵を探し出して買いあさっております

杉本一文さんのカバー絵がまた味があって良いんですよね
カバー絵だけでもコレクションする価値ありますね
今は「悪魔が来りて笛を吹く」を40年ぶりに読んでおります
ついつい金田一耕助は西田敏行には…浮かんで来ません!
作品こそ違えやはり金田一耕助は石坂浩二さんについつい読みながら脳内ではなってしまいますねー

「最後の人質」

2016-03-30 19:52:06 | 書籍




旅客機がハイジャックされた
犯人の要求はとある犯罪者の逮捕と起訴
要求が応じられない場合は旅客機を爆破すると言う犯人にFBI女捜査官がネゴシエーターとして立ち向かうが…

まるで映画のような設定、少し凝ったハイジャック犯の正体とその動機…予測不能の展開にイッキ読みしてしまいます
テンポも良く読みやすいです
でも映画とかを見慣れた人には展開読めてしまうかも?
テレビのミニシリーズ辺りで映像化したら面白そうです

レアな懐かしいパンフレット発見

2016-03-27 00:12:06 | 書籍



日本橋の古本屋で懐かしい映画パンフレット発見!
「007は2度死ぬ」とレアな作品
やらせ殺人映画「スナッフ」に「人間解剖」
とりわけ「007は2度死ぬ」は007パンフレット全作コレクト目指してる私にすれば大変嬉しい
いよいよ全作まで王手!
あとは「サンダーボール作戦」

「人間解剖」はまさに人間解剖のドキュメンタリー映画でたしか私が小学生の頃にニューOS劇場でしてたかな?
人間の解剖なんてありえん!
とびびりまくって未見です
パンフレットはオール白黒です
当時の劇場販売価格は100円!

「スナッフ」は実際の殺人が収録されてると言う触れ込みの実はやらせ映画

「ねじの回転」

2016-03-10 10:28:32 | 書籍



幽霊を題材にした名作
「回転」のタイトルで映画化もされてます
襲いかかってきたり、呪ったりする幽霊ではなく
、ただぼーと佇んでいるだけてのが恐い!
家庭教師の主人公が見てしまうんだが、幽霊の正体が判明してからは幽霊そのものより、教え子の兄妹に災いがかかる事をへの恐怖の心理描写がサスペンスを盛り立てる

読んだ翻訳は古いものなので、少々わかりづらいのが残念でしたら

「弓弦城殺人事件」

2016-02-25 09:35:18 | 書籍



ディクスン・カーのカーター・ディクスン名義のミステリー
幽霊が出ると噂されるオドロオドロしい城を舞台に密室殺人を初めとする連続殺人事件が起こる
甲冑など怪奇な雰囲気の満点のアイテムが出てきてカー作品らしいのはいいが、何となく城の内部がよくわからない為、トリック初めイマイチ掴みどころが無かった
またもや力技な感じだった
内部の見取り図があればわかりやすかったかもね
カバーの絵は雰囲気最高なんですがね
昔のハヤカワのカーの小説はこんな雰囲気でしたな

巻末に載ってる付録的な探偵小説論はカー初めエラリークィーンなどの小説のネタバレの嵐なのでご注意!

「皇帝のかぎ煙草入れ」

2016-02-21 23:45:34 | 書籍



ディクスン・カーの探偵小説
お得の密室殺人も無ければ怪奇趣味の色合いもありません
しかしいつも力技な不可能犯罪のトリックで楽しませてくれるカーですが、今回は割とまとも?な本格トリックを見せてくれます
アガサ・クリスティが私もこのトリックには脱帽すると言ったらしいが、たしかに我々読書さえもミスリードされてしまう引っ掛けて的なトリックは読んでいてヤラレタ的な感じがあるし、密室のような不可能犯罪的なマヤカシ的色合いが排除されてるので本格好みの作品となってる

いつものカーの作風は期待しない方が良いので、そちら好みの人には違った印象にはなるかも

「教場」

2016-02-09 17:40:53 | 書籍



これは微妙でしたね
警察学校小説て書かれていましたが、たしかに警察学校小説ではありました
ただミステリーて言う部分では期待したのんとは正直違う印象でした

一行一行が伏線、読み漏らすな!
見たいなコピーだったがそんな大層なようには感じれない
ま、終わって見たらイイ話やん見たいな感じで、期待しすぎると拍子抜けするかも?

しかし警察学校て本当にこんなところ?
て言う驚きはあったな

「火刑法廷」

2016-02-08 16:28:41 | 書籍



久しぶりにジョン・ディクスン・カーのミステリー読んだ
有名な「火刑法廷」
おどろおどろしい怪奇ムードの中で展開される死体消失と人間壁すり抜けの事件
密室の帝王言われるカーだけに不可能犯罪の極致を見せてくれます

↓↓↓↓↓少しネタバレ警報↓↓↓↓↓









解決した後の5ページで全てがひっくり返るどんでん返しは最初意味わからなかったが、ネタバレサイトで確認したら、成る程そう言う事かと納得…
しかし読む人の解釈によりますねー
読んでる途中では間が開いたから伏線とか忘れてとわー

ま、相変わらずの力技ではありますが…