MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.093 「 ICHI」(2008年 日本 120分 ビスタ)

2008-11-29 00:38:26 | 2008年劇場鑑賞
監督 曽利文彦
出演 綾瀬はるか
    中村獅童
    大沢たかお



今日は布施ラインシネマにて久々に映画鑑賞・・・今日は綾瀬はるかちゃん主演作を二本続けての鑑賞 まず最初は女座頭市として話題の「ICHI」です。

ご存知勝新太郎の座頭市は好んでよく見ておりますが、さて綾瀬はるかちゃんが居合抜きの達人ICHIをどう演じてくれるのか・・・?

(あらすじ)

三味線を背負い、人とかかわることを避けながら、一人で旅を続ける目の不自由な“離れ瞽女”の市(綾瀬はるか)。
とある宿場町に流れ着いた彼女は、一風変わった浪人・藤平十馬(大沢たかお)と出会う。
やがて二人は、若き2代目・虎次(窪塚洋介)率いる白河組と、万鬼(中村獅童)を首領とする万鬼党の争いに巻き込まれ……。



まず綾瀬はるかちゃんの盲目の芝居はよかったですよ。
ただ離れ瞽女となった薄幸の娘の役だがその現代的な美形な顔立ちからは薄幸度数はゼロ!
寡黙でスタイリッシュな市を演じてるけど、もう少し泥臭い“汚れ具合”が欲しいところ・・・と言っても綾瀬はるかちゃんには大半の人はそこまで求めてないか・・・
もっと彼女の殺陣の場面が多いかと思ったけど意外と言うかやはりと言うか思ってたより少ない目でしたね。
相変わらず現代的な時代劇らしくアクションもカット割りとスローで見せ、当たり前だが勝新のようなダイナミック差は皆無です。
勝新のようなアクロバティックなアクションは敢えてせず、リアリティなアクションにこだわったらしいけど、もう少し派手でもよかったのでは・・・?
しかし相手を切り殺した後に見せる表情はどことなく寂しげにも見え、居合抜きの達人とはいえそこは女の子らしくてよかった。
また美しい歌声も聞かせてくれます。



売れに売れてる大沢たかお演じる刀の抜けない弱きな侍も優男らしく雰囲気出てたし、悪役の中村獅童演じる万鬼の憎々しいまでの芝居はここ最近の彼の映画の芝居の中でも最高ではないでしょうか?
こういう役は本当にうまいね。
大沢たかおの演じる藤平十馬との対極的なキャラは藤平十馬=ベビーフェース、万鬼=ヒールという図式を明確にしていてわかりやすい。
前半の腰抜けで気弱な侍の姿から後半、厳しい顔つきに変わり、まさに「ダイハード」の黒人警官ばりに立ち上がる藤平十馬を見事演じてる大沢たかおも上手くなりましたね。
いろいろ短期間に出てるだけの事はあります。

オリジナルではメ○ラなんていう言葉が何度も飛び交うこの座頭市シリーズですが、さすがに今や差別用語になるためこの映画では一切使われません・・・



★★★ 2008.11.27(木) 布施ラインシネマ10 南館 シネマ9 16:40 L-5


グルメスポットvol .20 「らーめん 極 」(ラーメン)

2008-11-24 01:12:30 | グルメ
JR天王寺駅から西に下った市大病院前にあるラーメン店
10人ほど入れば満席となる狭い店内だが、何かと口コミなどで人気があるようです。
入ってすぐに券売機があるけど色々組み合わせのセットがあって悩みます・・・というよりわかりにくいな~



ラーメンの種類は数種類あるけど食べたのはとんこつ・・・一見濃厚な感じだけど食べると意外と見た目よりあっさり・・・でもとんこつらしいパンチもあり食べ終わる頃にはコッテリ派も満足できます。
他にも鯛塩風味ラーメンという鯛からダシを取ったスープが特長のラーメンもあります。


↑チャーシューライス・・・とろとろ卵が豪快に乗った名物メニュー・・・しかしとろとろ卵が苦手なキングには戦慄の一品となってしまった(衝撃で画像が手ぶれしてしまった)

またごはん系ではチャーシューライスというのがあり、チャーハンの上にトロトロの半熟玉子が豪快にかかった一品でこの店しか味わえない人気メニュー・・・しかし私は苦手



大阪市阿倍野区旭町1-1-21 06-6644-3849  11:30~14:00 18:00~22:30

グルメスポットvol .19 「Parigot」(パン屋)

2008-11-21 00:16:40 | グルメ

勝山通から上町筋に入った所にあるパン屋さん。
パンの種類も多いがそのほとんどがあまり見慣れないオリジナリティ溢れる創作パン。
全体的にパンが小さい目なのが個人的には残念だが(値段もそこそこするし) それでもどのパンもしっとりとした上品な味で美味しい。

とくにカスタードクリームの入ったパンはオススメ!
いろいろ試したがとにかくパンの名前がカタカナでややこしく覚えれなかったのでパンの画像だけ載せます。






余談だがレジでパンを購入中表に泊めた車が駐禁切られそうになったら奥の厨房から店主が「車見たげて~!」と大声で言ったかと思うとレジの女の子が「パンをお持ちしますので車の中でお待ち下さい」ときた・・・なかなか行き届いた店だわい



大阪市天王寺区上本町9-3-4 06-6774-5087 7:30~20:00 第1.3火曜定休

グルメスポットvol .18 「麺や ながしろ」(ラーメン)

2008-11-20 01:18:46 | グルメ


地下鉄千日前線南巽駅を上がったところにあるラーメン店
元味と新味の2種類のラーメンがベースで、鳥がら&豚骨ラーメンの元味とそのスープに魚介スープをブレンドしたWスープでアッサリめに仕上げたのが新味となります。
どちらも美味しいけど好みはこってり風味の元味です。
また食べたことないけど鬼味という辛い系のラーメンもあり。


↑ラーメン元味(650-)

↑ラーメン新味(650-)

またギョウザはやや小ぶりながら薄い皮に具がタップリ詰まっていて割りとハズレの多いラーメン店のギョウザにしてはウマイ! ヤキメシもまぁまぁ・・・



レジで次回使える50円割引券を毎回貰えるのもいいね



年中無休 月~木 11:30~0:00 土日祝前日 11:30~1:00

グルメスポットvol .17 「JAY」(インド料理)

2008-11-19 01:01:24 | グルメ

布施ラインシネマ10北館前にあるインド料理の店
店内はインドの調度品が数々飾られ、マサラテイスト一杯なインド音楽のPVが流れていてスタッフもシェフも全てインド人の方。
メニューも豊富でムンバイ5つ星ホテルでシェフをしていたインド人シェフの作る本格インド料理が味わえます。
ナンとかサモサ、タンドリーチキンなどの定番メニューは勿論のこと、カレーも数種類あり、野菜やチキンにラム肉やフィッシュカレーと言った具材によってカレーの味付けも変わり中々楽しませてくれます。
やはりカレーショップのカレーとは味付けも違いまさにインド料理って感じで辛いと言うよりスパイシーと言う言葉が合います(当たり前だがカレーを注文してもライスはついてません・・・別でライスは注文してください)

 
↑フィッシュカレー


↑ラムカレー

またここでいつも食べるのがベジタブルサモサで表面がパリパリの生地の中にカレー風味のポテトが詰まっていてその中の野菜やカシューナッツなどの具材がポテトの食感と合間ってなかなかのオススメの一品で緑色したスパイシーなソースを付けて頂きます。


↑ベジタブルサモサ(500-)

カレーは辛さの調整もしてくれるしテイクアウト可能なのも嬉しいですね。
昼どきは600円代からある数種類のランチがいいですね(食べたことないが)
お向えの布施ラインシネマ10の半券を見せるとラッシー又はビールを1杯サービスしてくれるのが嬉しいね
日本語OK


東大阪市足代新町1-43 06-6784-0541

No.092 「ワイルド・バレット」(2006年 独/米 122分 シネスコ)

2008-11-16 00:26:35 | 2008年劇場鑑賞
監督 ウェイン・クラマー
出演 ポール・ウォーカー
    キャメロン・ブライト
    ヴェラ・ファーミガ



久々の天六ユウラク座での鑑賞はいつもの天六より1~2回分早い回の上映時間での鑑賞です。
ここで上映される作品はB級ホラーやアクションが多いので大抵上映時間が90分台の作品が多いんですが、今回の映画は122分という天六シネ5ビルで新作として公開される映画にしては長尺・・・いつもの深夜の回だと遅くなる上に作品にょっては眠気が来るかも?
と言う訳で20時台の時間に合わしての鑑賞。
でもこの時間でも寝てる人が多いな・・・

(あらすじ)

殺しに使用された銃の後始末を仕事にするジョーイ(ポール・ウォーカー)は、警官殺害に使用した銀のリボルバーの始末をすることに。
しかし、地下室に隠したはずだったリボルバーが、隣の家で起こった発砲事件で使用されていたのだ。
発砲したのは、ジョーイの息子の友人で、ロシアンマフィアの養父から虐待を受けている少年オレグ(キャメロン・ブライト)だった・・・



意外と面白い映画でした・・・ただ時間がやはり長いな~
ただテンポもよく、一夜の出来事だけど次から次に「24」ばりにいろんな事態が起こって退屈しません。
映像も凝っていてブライアン・デ・パルマのようなカメラワークなんかも見せてくれます。
例えばジョーイの部屋の窓をカメラが抜けて道を隔てた向かいのオレグ少年の家の窓に一気にワンカットで抜けるカットなんかもデ・パルマやヒッチコック風だし、またその場面でジョーイの家の窓をカメラが抜ける瞬間ガラスの表面の汚れや垢が一瞬写りこむ芸の細かさも披露。
ほんとタランティーノが喜びそうな映画ですね。

一丁のリボルバーの行方を追ってまさに血眼になって奔走する主人公ジョーイに扮するポール・ウォーカーですが、この人こんな役所が多いですね。
彼の×の×××がこの映画の伏線か・・・?と個人的には感じたけど、もしそうなら抜け目ない演出ですね。
またロシア少年を演じたキャメロン・ブライトのふてくされたキャラがまた面白いです。



このロシア少年が体験する夜のアメリカの街はまるでダークファンタジーのようで、やはりアメリカの夜はまだまだ怖いのかね~と思ってしまいますね(ほんとチェンジしてもらわな・・・)
また幼児虐待や子供を誘拐して殺害するサイコ夫婦が登場する・・・まさに子供視点から見たらほんと恐ろしい映画。

結構残酷なシーンや拷問シーンもあり、特にジョーイが体験する“人間ホッケー”は見てるだけでも痛いぞ~
最後には意外な仕掛けも用意された天六の映画にしては拾い物の一篇。



★★★ 2008.11.13(木) 天六ユウラク座 20:20 中央通路前

No.091 「レッドクリフ Part I」 (2008年 中/日/台/韓 145分 シネスコ)

2008-11-15 01:23:53 | 2008年劇場鑑賞
監督 ジョン・ウー
出演 トニー・レオン
    金城武
    チャン・フォンイー
  


いよいよこの秋一番の話題作の登場です。
いつの間にか2部構成になってしまったけど、「三国志」の中での大きな見せ場である赤壁の戦いを描いたこの映画は、三国志ファンをはじめ、かっこいいTVスポットや話題性で見にきた若い人や年配の方々など幅広い客層で、平日とはいえ結構どこも客足は好調のようです。
ちなみに私は三国志はまったく知りません・・・そんな人でも大丈夫なんかい?

(あらすじ)

はるか昔の中国で絶大な権力を握る曹操(チャン・フォンイー)は、その兵力にものをいわせて敵国を攻めたてていた。
彼の天下統一の野望を打ち砕くため、孔明(金城武)と周瑜(トニー・レオン)はともに協力し、連合軍を結成。だが連合軍の数はわずか6万、片や曹操の軍勢は80万で、その兵力の差は誰の目にも明らかだったが……



ある程度の予備知識を入れて鑑賞したけど、映画本編始まる前に日本語で簡単な人物構成の説明があるのは助かりますね~
そして劇中でも主要人物が出るたびに時々人物名が字幕で表記されるのも、わかりやすく三国志ビギナーには親切で良いです。
どうしても中国のこういう歴史ものは難しい漢字の名前や複雑な人物構成で頭がこんがらがったり、ついでに皆同じ顔に見えてきて誰が誰やらわからなくなったりしてしまいがちだけど、その点この映画ではわかりやすかった。

主演の2人金城武とトニー・レオンが実によく、また悪役となる曹操を演じるチャン・フォンイーの憎々しい芝居も印象的です。
印象的と言えばリン・チーリン演じる小喬の高貴なまでの美しさ・・・惚れたね~
男勝りなじゃじゃ馬娘の尚香を演じるヴィッキー・チャオとの対照的2人のキャラクターの美女の競演はまた違った意味でも見所ですな。



まったく三国志を知らなくても、曹操率いる80万の軍隊に国を追われた劉備軍たちと、曹操に次なる標的にされた孫権が手を組み連合軍を結成して80万の大軍に5万の兵力で決戦を挑む・・・というように、曹操がヒールでベビーフェースである孫権・劉備がその悪に立ち向かう・・・そういう単純な見方でも十分楽しめる構成なのでさすがはジョン・ウー監督ですね。

孔明と周瑜の友情や、周瑜と小喬の夫婦愛、そして悪の総帥である曹操が一方的に寄せる小喬への異常なまでの愛情・・・それぞれのドラマ部分も描きながら、見せ場はやはりアクション場面ですね。
人馬を使った激しいまでの戦闘シーンは黒澤明監督の「七人の侍」の影響を受けてるようでさすが迫力満点!
スローモーションも多用されてるが、少ししつこいように個人的には感じたがね。

また関羽・張飛・趙雲と言った“三国志版三銃士”のような豪傑たちの活躍シーンもそれぞれ見せ場が用意されていて、人間離れした豪快なアクションを見せてくれます。(この3人の普段のキャラの面白さも愛着が持てて、見てる側も感情移入してしまいそう)



また戦闘で見せるさまざまな陣形で曹操軍を追いこむシーンの大群衆による壮大な映像も凄いし、また白兵戦での血しぶき上げてのバトルは先に刃の付いた棒のような物で楯の下から足を切り刻んだり、無数の鋲が付いた筒にロープを通したもので大軍を一網打尽にしたりとまさに大量虐殺のような壮絶さはこれまたジョン・ウーの映画らしいですね。
最後はジョン・ウー定番の鳩まで飛び出す赤壁の戦い第1ラウンドは実にイイとこで終わり、第2ラウンドへとなだれ込んでいきますが、これゃパート2公開の4月が待ち遠しいね~ でも4月って・・・間が開きすぎやな~



★★★★★ 2008.11.13(木)アポロシネマ8 スクリーン1 16:20 I-19

グルメスポットvol .16 「グリル太平」(洋食)

2008-11-12 01:22:31 | グルメ
生野区今里随一の歓楽街である今里新地。
少しコーリャンテイストな雰囲気のクラブやスナックと和風的な遊郭の名残を残す町・・・そんな場所のメインストリートを抜けると歓楽街の謙遜とは打って変わり静かな住宅街が広がってるが、そこにこの店があります。

ここの店の人気メニューは何と言ってもハンバーグ。
大きな塊のようなボリュームのある煮込みハンバーグで、やや甘い目のデミグラスソースが染みこんだ一品は箸で切れるほど柔らかく、口の中に入れたら溶けるようにほぐれて行きます。


↑ハンバーグ(900-)

もう一つの看板メニューがこれまたシンプルなトンカツ!ノーマルなトンカツと特製トンカツがあり 特製トンカツは豚一頭から数枚しか取れない上質な肉をコミック本ぐらいの分厚さで切り、じっくりと揚げた一品。
個人的に分厚い分固く感じたりもするが、ボリュームがあるのは嬉しいね。


↑特製トンカツ(1300-)

予約すればコース料理もあるらしい。
また店主が大のワイン好きで、店の奥にワインセラーを作ったほどでソムリエの田崎真也さんとも交流があるらしい。

そうそう、前にここのご主人にトンカツの切る方向が逆だと怒られたことあったな・・・
時々貸切で入れない場合あり


新地中央通り南200MM 営業時間 11:30~21:00 
06-6752-6694



No.090 「アイズ 」(2008年 米 97分 シネスコ)

2008-11-11 00:51:52 | 2008年劇場鑑賞
監督 ダヴィド・モロー
出演 ジェシカ・アルバ
    アレッサンドロ・ニヴォラ
    パーカー・ポージー



この映画の元ネタはタイ映画のオキサイド、ダニー・パン兄弟監督作「the EYE」ですが、公開当時やたらと話題になったもんです。
試写会では途中退席者が続出したとか、幽霊が写ってるとか・・・途中退席者の真意はわからないが、画面に幽霊が写ってるというにはスポーツ新聞の記事になったりしてましたね。
いずれにしても久々に公開前からいろんな噂の出るホラー映画の登場に懐かしく感じたもんでした。

70~80年代ころのホラー映画の宣伝コピーにはよく「失神者続出!」とか「全米上映禁止!」「心臓の弱い方はご覧になれません」といった怪しげな宣伝コピーにつられよく劇場におびき寄せられたもんでした・・・ドキドキしながらね。

久々の天六ホクテンザ2での鑑賞ですが、こういう映画が似合う劇場での鑑賞です。
しかも深夜の回となれば尚更雰囲気が出てまいりますな。



(あらすじ)

幼いころに視力を失った目の不自由なバイオリニスト、シドニー(ジェシカ・アルバ)。姉ヘレン(パーカー・ポージー)の勧めで角膜移植手術を受けた彼女は、心理療法士ポール(アレッサンドロ・ニヴォラ)のもとで視力を回復させていく。
しかし、マンションを徘徊(はいかい)する少年や突然襲い掛かる女性など、不可解な光景を目にするようになり……

この映画を見てたらオリジナルの「the EYE」を思いだしてきました。
そういう意味ではオリジナルに忠実にリメイクされてると言っていいでしょうね。
同じタイ映画の「心霊写真」をリメイクした「シャッター」が奥名恵が出演したりして、東洋的なムードを感じさせたリメイクだけど、今回は完全に主要キャストはアメリカ人のみの出演で完全なアメリカを舞台にした展開になり、オドロオドロした点が無くなったのは致し方ないか。
主演がオドロオドロしさとは到底無縁の健康ムッチリボディで明るいお色気を提供してくれるジェシカ・アルバ!
あまり今まで無かった役どころでそのナイスなボディは今回は封印ってのがチト寂しい・・・どう考えてもこの映画の中でビキニ姿になるような要素がないからね。



しかしオリジナルに忠実に再現しようとしてるのかして、出てくる幽霊たちはオリジナルに出てきた幽霊とだいたい同じで、アメリカっぽくない・・・かと言ってアメリカ的なクリーチャーお化け見たいなん出されてもな~
やはりアジアホラーを完全にアメリカリメイクするのは無理がある?

でもストーリーや視覚的効果で怖がらすだけでなく、流行り(?)の大音量でビックリさせたりする手法も用いてるんだが、通信簿を探す少年幽霊の母親役を演じてるのがあの「ベスト・キッド2」でアメリカ版空手バカ一代=ラルフ・マッチオを骨抜きにしたヒロインのタムリン・トミタってのが違う意味でビックリ!
いや~歳食ったな~



★★★ 2008.11.7(金)ホクテンザ2 23:00 5列目端

  



No.089 「イーグル・アイ」(2008年 米 118分 シネスコ)

2008-11-08 02:24:34 | 2008年劇場鑑賞
監督 D・J・カルーソー
出演 シャイア・ラブーフ
    ミシェル・モナハン
    ロザリオ・ドーソン



本日鑑賞のこの映画は公開から少し日にちが経ってますが、まだまだ観客も多いようです・・・結構席が埋まってたのが意外でした。
まぁ、予告編は何度も劇場で見たけど、少し期待しての鑑賞ですがはたして・・・

(あらすじ)

アリアという謎の女性の電話で引き合わされた互いに面識のないコピーショップ店員のジェリー(シャイア・ラブーフ)と法律事務所の事務係レイチェル(ミシェル・モナハン)は、愛するものを奪われ、アリアの指示通りに行動することを強いられる。
2人はすべてが謎のまま命令に従って行動するが、やがてFBIの追っ手が迫る。



オープニングからテロリストのボスと思われる男を衛星からキャッチし 攻撃を仕掛ける場面からスタートしますが、この場面からでも自国に居ながら他の国に攻撃を仕掛ける昨今のハイテク軍事力の凄まじさを見せてくれます。
この作品も大きな見所は逃げ惑う二人の主人公を何者かがあらゆる手段でメッセージを送り、そして攻撃を仕掛けたり行く手を阻んたりする。
見てる観客も確実に主人公たちのそばに敵が居てないのがわかるだけにどこから、またはどんな手段で彼らの行動を監視し、攻撃してくるかわからない・・・そんなサスペンスな展開にプラスしてド派手なアクションを盛り込んだところだと思います。

見えない敵に襲われる恐怖やテロの脅威というよりこの作品で感じるのは誰かにつねに監視されてる恐怖。
どこにいっても行動が見破られてしまうというのある意味怖い・・・実際のところこの映画のようなシステムがまだあるとは思わないけど、あっても不思議でないだけに怖いですね。



ド派手なアクションシーンが目につきますが、訳分からないなまま行動を起こさないといけない主人公たちが追い詰められながら真相を探っていく展開はサスペンス映画としての要素もあります。
特にクライマックスはヒッチコックのあの名作へのオマージュ?と思えるようなシーンも出てくるしね~
なんとなく派手な場面を省くとヒッチコックの映画に似てるように感じるのは気のせいかな~
思えばこの監督は前作「ディスタービア」ではしっかりヒッチコック監督の「裏窓」をやってくれてますからね~
まさか21世紀のヒッチコックを狙ってる???



★★★ 2008.11.6(木) なんばパークスシネマ シアター4 18:05 D-11