MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.29「NOPE/ノープ」

2022-10-14 12:48:00 | 2022年劇場鑑賞



ちょっとトンデモ系の匂いのするこの作品を見て来ました
前から興味ありましたが、なかなか時間合わずやっとこさギリギリの鑑賞

牧場を営む主人公の父親が空中から降ってきた落下物に当たり死亡してしまう事から、空に何があったのが?と調べて行く内に未確認飛行物体の存在が…

まるで「未知との遭遇」のロイ・ニアリーごとくUFOにとりつかれる主人公
それに協力するおキャンな妹(笑)
寡黙な主人公との対比が結構面白い

これトンデモなくトリッキーな映画を期待してたら、ほぼ直球のモンスター映画で違う意味で期待裏切られた感じで、変な小細工のある不条理な作品になるよりは、これで良かったかな?
一見悪そうで、実は人が良さそうな電気屋の兄ちゃんと主人公兄弟による円盤型エイリアンとの戦いはなかなか楽しく見れました

「サスペリア2」ので出し見たいにオープニングにTVで人気のお猿さんが凶暴になって出演者を惨殺する場面が何か関係あるん?と思いながら見てたら、さほどの本筋に影響無さそうで肩透かし
しかし何かこの監督らしいメッセージ的な物があるらしいですな


2022.10.7(金) TOHOシネマズなんば 本館 スクリーン9 F-10 20:40

思い出名画座vol.18 テアトル梅田

2022-10-09 14:40:00 | 映画館





梅田のミニシアターのテアトル梅田が先月末を持って閉館になりました
私はここの劇場はあまり足を運ぶ事は無かったので思い出名画座で紹介するようや事は無いのですが、映画鑑賞=シネコンになってしまった現在、貴重な単館劇場がまた一つ無くなった事に寂しさを覚えた訳であります

私がここで初めて見た映画はロビン・ウィリアムズ主演の「ジャック」でした
テアトル梅田が誕生して7年経ってましたね
当日は映画の日の感謝デーで狭い場内は満員で、何とテアトル梅田初鑑賞が立ち見で見たと言うのが実はここの劇場の最大の思い出なんです
「ユージュアルサスペクツ」行こうと思いながら行けずや「スクリーム」は行くつもりだったが地元のシネフェスタ4で公開決まってそちらに行ったし、私には縁遠い劇場でした

ここで見た作品はそんなに多くも無く直近の「激怒」「M/村西とおる狂熱の日々」や
「ボーボーウィズショットガン」「キックアス」「呪怨劇場版」「ROOM237」満員の場内大爆笑の「ムトゥ踊るマハラジャ」
などありますが、他にもあるけどスッと出てこない(ジャン・ポール・ベルモンド映画祭は行きたかったなー)
しかし私的にはテアトル梅田が閉館とは意
外でした

やはり厳しかったのかなー?
テナント料とか高いんでしょうなー
いつも行ってた人は寂しいでしょうねー
私も縁遠い割にはちょっと残念です



No.28「LAMB ラム」

2022-10-03 23:35:00 | 2022年劇場鑑賞




内容はあまり知らずに見に来た作品です
1人の女性が子羊を抱いているポスターを見た感じではこれがホラー映画なんて思えない

羊飼いのイングヴァルとマリアの夫婦が羊の出産に立ち会うが、産まれて来たのは羊のようなそうでないような何かだった…2人は我が子のように育てて行くのだが…

この作品はまず何より全編を包む寒々とした感じがとても効果を上げてます
そしてアイスランドの風景がとても雄大でかつ寒そう…
冒頭から何者から逃げ惑う馬や羊達…この動物たちの不安げな表情がとてもリアル
とんでも系の作品を予感させるオープニングです

ある日羊の赤ちゃんが産まれるが、そこに出てきたのは…
コレ途中でと言うか前半で何かわかるのですがちょっとボヤかして書きますが、"羊のような者"が産まれたんです
この夫婦にはアダと言う名前の子供を亡くした過去があり、この"羊のような者"にもアダと名付けて育てて行く一緒に風呂に入り、成長したら服を着せて手を繋いだりして広原を歩く…
この夫婦に取ってこのアダは天からの恵みなんですよね
アダの実の母親の羊が毎日アダのいる部屋の前にやって来ては鳴く
マリアはその度に追い払うが、毎日やってくる母羊を煙たがり遂には銃で撃ち殺してしまう
ここは人間の子供を守る愛情と言うより独占欲が出た怖い場面でしたね

幸せに暮らす3人にイングヴァルの弟がやってくる
アダを見て動揺し、一度は殺そうとするが踏み留まり、アダを可愛がるようになる
しかしこの異形の幸せはやがて破滅へと進んでいく…

とにかくこの映画はどう転がるのか予測不能の展開で、見てるこちらもアダが可愛くなってくるから不思議
色々と伏線がありそうだが大して回収もされず観客に委ねるような手法
ラストには"ソレ"が出て来てダークファンタジーのような印象も感じますね
見る人によって感想は変わるかも?
ちょっと今までに無かったような大自然の中の異形の愛情が段々怖くなってくるようで私は面白かったですけどね
また大自然には我々の想像を超えた何かがある…
ホラー映画と言うほど怖さはないけど、重く寒々しいトーンの奇怪な寓話のようなストーリーについつい没入してしまう魅力ある映画です


★★★★ 2022.9.30(金) なんばパークスシネマ シアター11 20:40 E-2


さらば燃える闘魂!ありがとうアントニオ猪木

2022-10-01 18:49:00 | その他





アントニオ猪木さんの訃報が友人から持たされました
仕事中でしたが、ちょっと動揺しましたねー
アントニオ猪木はまさに私の青春でもあります

プロレスや猪木の話題で青春してましたなー
あの学校の教室で、廊下やテラス?見たいなとこで、やれ1対3ハンディマッチやヘアーマッチや逆ラリアートや猪木失神とか…毎日プロレスで盛り上がってた頃…楽しかったなー

小学生の時猪木vsアリ戦が始まる直前友人と学校帰りに「どっち勝つかな?」「そりゃ猪木がアリ捕まえてコブラツイストかけたら終わりやんか」と実際のルールを全く知らず商店街で語り合ってアリ戦見に家に急いで帰ったのも思い出の1つです

大阪府立体育会館に中学生の頃から通い
猪木vsハンセン、アンドレ、ホーガン、ブロディ、ラッシャー木村、長州力などなど猪木のファイトは生で目に焼きつけて来ました
田中リングアナウンサーが「赤コーナーよりアントニオ猪木選手の入場です!」の声と共に大歓声!
そして流れる♫炎のファイター!
イノキボンバイエ!イノキボンバイエ!イノキボンバイエ!に合わせて鳴り響く手拍子と耳をつん裂く大猪木ゴール!「イーノーキー!イーノーキー!」…その何十分前には藤波辰巳の入場時のドラゴンコールに圧倒され、またタイガーマスクがコーナーポストに立った時の大歓声に身体が震えた…しかしこのイノキボンバイエが流れた瞬間はそれすらを遥か凌駕するこの日の1番の地鳴りのような大歓声が大阪府立体育会館に響き渡るのです
炎の飛龍も虎戦士も燃える闘魂には敵わなかった
プロレス生観戦で1番私が好きな場面はアントニオ猪木の入場シーンでした
あれこそLIVEでしか味わえない至高のひと時でした

1.2.3ダーで昨今の若い人達からも知られていましたが、晩年はちょっと変な人みたいに思われたかも知れないけど、良くも悪くも色々な仕掛けはなかなか誰しも出来る事では無かったでしょう
まさに迷わず行けよ!行けば分かるさーの世界です

昭和59年6月14日蔵前国技館
第2回IWGP決勝戦
前年度にホーガンのアックスボンバーに場外叩き落とされKO負けし、そのリターンマッチとなったこの試合でも場外でアックスボンバーを食らった猪木が大の字になってしまった
場内に大猪木コールが響き渡る!
その時の古舘伊知郎の実況がとても心に残ってる
「超満員1万3千人のそれぞれの心の中のプロレスラーが猪木を励ましている」
ファン一人一人に心の中にプロレスラーが居る…プロレスファンを泣かせるフレーズでしたね
猪木が病と戦ってる時も我々の心の中のプロレスラーは猪木を励ましただろうか…?

今、アントニオ猪木を崇拝してる芸能人やプロレスラー達がコメント出してます
私のLINEにも多数の友人から訃報の知らせ来ました
親戚とちゃうちゅうに!(笑)
でも私ら世代男子はアントニオ猪木に影響受けた最後の世代と行っても良いでしょう
みんな何らかの反応してしまうんでしょうね
ジャイアント馬場さんの時はこう言うんじゃなかった気がします
やはり猪木ならではのカリスマ性があったんでしょうね
天国で馬場対猪木戦を力道山、テーズ、ゴッチ立ち会いの元実現させてるかも?
猪木さんの死と共に昭和プロレスも終わりかな
ご冥福をお祈りします
そして若き日から魅了してくれてありがとうございました
私はアントニオ猪木のDVD見て偲びます

因みに私がアントニオ猪木心の名勝負選ぶとしたらコレかな
劇画との相乗効果でテレビ見てても緊張感が凄かったのを覚えてます






昭和55年2月27日蔵前国技館
WWF格闘技世界ヘビー級選手権試合
アントニオ猪木vsウィリー・ウィリアムス