MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.33「TALK TO ME トーク・トゥ・ミー」

2023-12-23 17:56:00 | 2023年劇場鑑賞




これが今年最後の劇場鑑賞かなー?
そんな事思いつつ、シネマート心斎橋の「ヘルレイザー」を蹴ってこちらに来ました(映画館のスクリーンで見た事ないから見たいけど)
なんばパークスシネマはロビーから賑わってます
そしてこの作品も初日のレイトショーとはいえ、スクリーン11は結構満員でびっくり!
いつも通路側買うんだが、何と微妙にその付近がチケット売れてて、結局最後尾の端!
ホラー映画はお客さん多い方が盛り上がります

不気味な手の置物を握り「トークトゥーミー」と言えば目の前に霊が現れて憑依され、90秒以内に置物の手を離せば大丈夫だが90秒超えるとそのまま取り憑かれてしまう
そんなゲームをする若者達の中に母を亡くし、父親との関係もおかしくなってる主人公のミアが参加して、90秒チャレンジするが、その刺激的な体験にハマり、連発して憑依ゲームを楽しむが、親友の弟がチャレンジしたら何とミアの亡くなった母親の霊が現れて悲劇的な事故が起こる…

日本で言えばコックリさん、我々の時代に流行ったキューピットさんを思わせますね
私はこのオカルト映画らしい設定は結構好きですね
私は面白く見れて期待値を上回りました
何より昨今ホラー映画にありがちな、やたら大音量の効果音で驚かしたり、意味もなくドキッとさせるような演出があまり見かけず純正に90秒チャレンジのスリルとボッと出てくる幽霊の怖さを見せてくれて良かったです
特に憑依された者の表情のメークと演技がどれも秀逸で、特に主人公ミアの憑依された目つきなんか最高でした
演じるソフィ・ワイルドさんの目の大きい顔立ちによるものもあるでしょうが最高のトリップ感でした

友人の弟が霊に憑依された影響で顔面を掻きむしり、頭を打ち続け、眼球をえぐりだそうとする自傷行為に走るえげつなさも凄まじいスプラッター描写ですが、母親の死の真相、父親との確執、それらにより苦しんでる主人公のミアの心の闇が作品全体を最後まで支配してるようなタッチが良いですね
それだけに切ない終わり方はバットなのかハッピーなのか…ミアを思うとどちらなのか複雑なエンディング
最近見た中ではなかなか秀作なホラー映画でした



★★★★ 2023.12.22(金) なんばパークスシネマ シアター11 20:55 J-1






No.32「エクソシスト 信じる者」

2023-12-12 17:43:00 | 2023年劇場鑑賞




人生初のインフルエンザにかかり、この映画の感想どころでは無くなった週末
38.8度の高熱なんてまさに"未体験ゾーン"だっただけに世の中こんなしんどい事あんのかい!て言うくらい悶絶しておりました

で、この「エクソシスト信じる者」ですがあの「エクソシスト」とリンクした映画になっています
仲良し2人組の少女が森で行方不明になるが、後日発見されてから2人の身に異変が起きる…
ラッセル・クロウの「ラスト・エクソシスト」の時にも書きましたが、我々世代の映画ファンはエクソシストと言う言葉に弱い(笑)
しかも本家とリンクした作品なら尚更!

かつて悪魔に取り憑かれた娘をもつクリスマクニールが登場するとグッとエクソシストのシリーズであると実感してきました
もちろん演じるのはエレン・パーステン
彼女が登場してからあのエクソシストのテーマ"チュブラーベルズ"が流れ出す
しかも少女2人に取り憑く悪魔がパズズと言うかつてリーガンに取り憑いた悪魔!
おー!我々世代の映画ファンは悪魔と言えばパズズですよね(笑)
驚いたのはこのクリスがパズズと対峙する事!
まさかの直接対決は聖職者でもないクリスの完敗!

よってそれぞれの保護者と祈祷師、神父らがこのパズズと対決するに至ります
ここのクライマックスが見所てすね
また2人の少女が白人と黒人、白人側は富裕層、黒人側父1人子1人の片親家族と言うのも、ちよっとしたアメリカらしい対比を絡めています
2人をいかにして救うかと言うのはネタバレになるからアレですが、これも何かと対立している両家族らしい結末

リーガンことリンダ・ブレアのゲスト出演は無理矢理感ありありですが、今後3部作として続くらしいと言う意味で言えば何か関わってくるのかな?



★★★ 2023.12.8(金) アポロシネマ スクリーン5 21:05 F-14


No.31「首」

2023-12-03 22:16:00 | 2023年劇場鑑賞




北野武監督の話題の最新作見て来ました
明智光秀が織田信長を打った有名な本能寺の変を北野武なりの解釈で描いたのがこの映画

今日は映画の日で1000円!
因みにこの日スクリーン前でチケット確認してたのはアポロシネマの鑑賞注意映像でお馴染みの名物支配人さんでした

私は歴史とかわからないし、戦国武将とかも有名な人の名前知ってるくらい
本能寺の変も良くわからず、鑑賞直前の待ち時間でWikipediaで見る
それでもよくわからない(笑)

一つ知ったのは明智光秀の織田信長への襲撃の動機が不明なのと、信長の死体が見つかって無いって事くらい…
よってこの映画史実との違いを比べたりする楽しみは私にはありません

しかし感想としては面白かったです
戦国時代のドラマながら、まるで天下取りの為のに様々な画作をすとかは組長の跡目争いみたいに見えて来て、まるで戦国時代版アウトレイジとして見れてしまうのはまさに北野武らしさ
私はそんな風に見えて面白かった

明智光秀始め男色系のやつらが居てちちくりあったり(笑)
服部半蔵率いる忍者軍団出て来たりと、どれが史実でどれが架空なのか、私はわからないので普通にエンタメ時代劇として見たら楽しかったです

また羽柴秀吉に扮するビートたけしと大森南朋の羽柴秀長に浅野忠信の黒田官兵衛…この3人が揃う場面はいつも3バカ大将よろしくコミカルな味付けで、突然コントが始まったようになるのは賛否両論か(笑)

ある意味グロテスクに欲望渦巻く、いやらしくも凄惨な戦国時代劇
何より織田信長を演じた加瀬亮の振り切ったサイコな暴君降りは際立ってました



★★★ 2023.12.1(水) アポロシネマスクリーン6 20:50 E-15