MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

「金田一耕助の帰還」

2016-01-31 23:17:26 | 書籍



ブックオフで108円で購入
これは中々貴重な短編集
貸しボート13号や迷路荘の惨劇、毒の矢
など後に長編として楽しませてくれる横溝正史作品の改稿前の原型となる短編集
改稿された長編と読み比べでも良いかも

No.05 「ザ・ウォーク」

2016-01-30 11:33:23 | 2016年劇場鑑賞




監督 ロバート・ゼメキス
出演 ジョセフ・ゴードン=レヴィット
ベン・キングズレー
シャルロット・ルボン


アポロシネマで2Dにて鑑賞
この作品ばかりで3Dで見て見たかったけどね

実話の映画化と言うことであのWTCのタワーを綱渡りで渡った人が居る事に驚きですね
実話なので成功したと言う事が前提にストーリーが進む為にクライマックスの綱渡りは落ちるかどうか?のようなスリリングさは当然無いけど、でも綱の上で座ったり寝そべってりする姿は何か気持ち良いものではありません(笑)

見たくれは簡単にポンポン渡ってしまうし、何回も往復する姿を見てるとこの作品は成功するかどうか云々より、夢を実現する為にチャレンジする事を主題にした作品ですね
ワイヤー上でワイヤーと支えてくれたタワーに感謝する気持ちを表すシーンなどこの挑戦が彼にとって夢であり崇高な行為である事を感じさせてくれました

またあの911で無くなったツインタワーへのある種鎮魂の意味も込められてるようにも感じれた



★★★ 2016.1.29(金) アポロシネマ スクリーン2 20:45 K-11

映画100選 044「狼たちの午後」

2016-01-28 17:57:50 | 映画100選



これもテレビ洋画劇場で見た作品
実際に起こった強盗立て籠もり事件を元に描く作品だが、強盗犯を演じる目がギラギラさせたアル・パチーノとどこか暗く何かを思いつめてるようなジョン・カザールの陰陽のある2人のコントラストが印象的です
特にアル・パチーノのギラついた目の奥にどこか悲しみを感じさせる目力の芝居はさすがですね

強盗立て籠もり事件をきっかけに人質、警察、過熱するマスコミ、興奮する群衆とまるて一大イベントのような様相を見せると言う今で言う所の"劇場型"の事件に釘付けになります
人質のハズなのに犯人と仲良くなってたり、立て籠もる犯人に直接電話インタビューするテレビキャスターが居たりと少年心にそのぶっ飛んだ展開に興奮したのを今でも覚えています

ほとんどサントラ的な音楽も流れずに現場の雰囲気の音がほとんどて言うのが更に緊張感を高めるドキュメンタリー風な演出もさすがです

テレビ吹き替え版キャストはアル・パチーノ=野沢那智、ジョン・カザール=岸田森
こちらも名演でした

「ゴッドファーザー 」テレビ吹き替え版 登場

2016-01-27 10:32:17 | 映画の話題
2月1日にCSのザシネマで「ゴッドファーザー」のテレビ吹き替え版が放送されます
未だソフト化されていない待ちに待ったマーロンブランド=鈴木端穂 アルパチーノ=野沢那智 ジェームスカーン=穂積隆信 がいよいよ久しぶりに見れます
私は「ゴッドファーザー」を初めて目にしたのがこのバージョンだけに感慨深いです
続けてパート2、パート3もテレビ吹き替え版で連日オンエアらしく、これは超貴重なのでリアルタイムに思いれあるものとしては保存版で録画ですね

http://www.thecinema.jp/thegodfather/

映画100選 043 「ドラゴン危機一発」

2016-01-26 12:54:19 | 映画100選



ブルース・リー第2弾
ブルース・リーの映画としては個人的には「ドラゴン怒りの鉄拳」に続いて見た作品
たしか京橋アカデミーとか京橋名画座て言う名前の映画館で「ドラゴン怒りの鉄拳」との二本立てで初めて見た

ブルース・リーの主演作4作品の中でもヌンチャクも怪鳥音も出て来ない作品だが、少年心に血染めになりながら戦うブルース・リーの姿にはヌンチャクもアチョーも関係ありませんでしたね
舞台がタイと言う事で出て来る悪党はどいつもこいつも暑苦しい顔した悪そうな奴ら!
色黒の若井けんじ見たいなんも出てきてワロタ

ケンカをしないと母との約束をペンダントに込め、頑なに我慢に我慢を重ねた末に怒りを爆発させて、アッと言う間にチンピラたちを一掃する爽快感
トリー・リュウとの血染めの一騎打ちやラストのボスとの対決を制したウルトラC級のナイフ蹴り返し…
また仲間を皆殺しにされ川辺で復讐を誓う時の物悲しくも決意を秘めた表情
クラッカーを食べながら立ちはだかる悪党2人を前蹴り2発で打ちのめした後、食べさしの残りのクラッカーかじるユーモラスな姿…私に取ってブルース・リーならではの名シーンの目白押しなのです

映画としてはハリウッド作品である「燃えよドラゴン」よりも出来栄えとしてはかなり落ちると思うのですが、そこにブルース・リーが居るだけで映画として成り立ってしまうんです
だからストーリー展開が不自然だろうと、パンチ一撃で壁が人の形で抜けるようなコントまがいなシーンがあっても全て許せてしまうんです
(仮にブルース・リーじゃなかったら珍作の仲間入りしたかも?)
何気に後にブルース・リー映画でお馴染みのノラ・ミャオが2シーンほど出てきます
たいした役でないのに不自然なまでなクローズアップの寄り方など売り出し中の雰囲気が伝わる

またラストに手錠を掛けれたチェン(ブルース・リー)にヒロインのチャオ・メイ(マリア・イー)が寄り添うシーンに流れるマイク・レメディオスの歌う♪鋼鉄の男が流れるエンディングのカッコ良さは当時の劇場初公開版のフィルムでしか味わえないのが残念でした
逆にリアルタイム世代しか味わえない特権とも取れますね
しかし数年前に発売されたBlu-rayに奇跡的にこの劇場初公開版が収録され、リアルタイム世代のオッサンを泣かせたもんでした

因みにブルース・リーの全作品のポスター&チラシデザインの中でもこの「ドラゴン危機一髪」のポスターが1番気に入っております(添付画像のやつ)


映画100選 042 「悪魔のいけにえ」

2016-01-24 11:54:58 | 映画100選



この作品は劇場ではなくレンタルビデオ創世記にVHSビデオで見た
折しもスプラッターホラーブームでレンタルビデオ界が盛り上がりを見せてた時代
内容は知ってながら未見だったこの作品を初めて目にした時の衝撃!
スプラッター映画とか言われながら直接的な残酷シーンはおろか血すら殆どしない!
しかしそれと同時にそういった描写がなくてもこんなショックな映画が出来るもんだと思ったもんです

ざらついた画面に荒々しい演出
さほど上手いとも言えない出演者たち
そんな典型的な70年代のB級テイストなホラー映画がここまで名作と言われるようになるとは想像しなかったですね
やはり観客の視覚より神経を脅かすようなトビー・フーパー監督の演出が効いてます

序盤に怪しげな舞台設定でジワジワと恐怖が近づく雰囲気を見せといて、唐突に現れるレザーフェイスの衝撃の登場シーンから一気に加速していく中盤!
そしてマリリン・バーンズ扮するサリーが殺人一家に囚われてからの後半は超絶ハイテンションでラストまで引っ張らる
殆ど悲鳴が響きわたる後半は下手なサントラ音楽よりも効果的だし、まさに眼球が画面からはみ出しそうなくらいのクローズアップは見るものにサリーの極限の恐怖が伝わってくる

また唸りあげたチェーンソーを振りかざしながら追いかけてくる大柄なレザーフェイスと逃げる華奢なサリーとの距離を遠近感で見せる事で捕まりそうで捕まらないサスペンスを生むカメラワークなど、とにかく残酷シーンなどなくても観客を恐怖に追い込むのには十分な演出を見せてくれるトラウマ級の恐怖映画です

後にシリーズ化、またはリメイクされたりするが精巧な特殊メイクで作られた後のレザーフェイスのマスクより、1番安っぽいこの第1作のマスクが1番雰囲気が出ていて個人的には好きです
しかし続編作らずこの第1作だけにしといて欲しかったなー

最近は高画質の4K版なども作られてるが、それはそれで良いとは思いますが、でもこの作品の雰囲気が1番味わえそうな画質が粗いVHSビデオで改めて見たいような気がします
ヤフオクなんて高額だろうから、どっかの中古ビデオ屋さんで眠ってたら欲しい

新世界国際の看板屋さんは存続の危機?

2016-01-23 11:24:46 | 映画の話題
新世界国際が昨年秋にリニューアルされたがまだ行ってません
どう変わったのか興味あるとこではありますが、
閉館はせず存続を決意した看板まで作って気合いを入れてただけにさて?




↑改装当時の決意表明

しかし先日劇場前を通ったら看板屋さんへのエールのか看板が出ていました
ここは昔からのか手書き看板を使用してた数少ない劇場なんですが、ついに看板屋さんが危機になってんのかな?
こちらも動向が気になります


↑手書き看板へのエールが手書き看板で作られてた

何にしても昭和の映画館としての風情が残る唯一の劇場だけに何とか今まで通り劇場、看板共々存続して欲しいもんです

映画100選 041 「バック・トゥ・ザ・フューチャー

2016-01-22 12:52:17 | 映画100選



80年代を代表する作品と言えば間違いなくこの作品
殆どの人がこの作品を面白いと思ってるハズ…と断言しても言い過ぎでないくらいの面白さ
高校生が過去にタイムスリップして若き両親と出会い、母親が自分に恋してしまい自身の存在が危うくなると言う当時としては斬新な着想とアイデアで子供から大人まで楽しめる超娯楽作

練られた脚本に細かくセリフなどに散りばめられた伏線などは見事の一語で、さらにマイケル・J・フォックスのコミカルな芝居がその面白さに拍車をかけてる(当初キャスティングされたエリック・ストルツだとここまで傑作にならなかっただろうね)

前フリで序盤に85年の町の風景や風情を見せてタイムスリップしてから過去と現在を比較させる見せ方や、マイケルがギター弾きまくるシーンのテンションの時代のギャップ、ヴァン・ヘイレンのカセットテープや55年の子供たちが遊んでる木製の車をスケボーにアレンジするなど、とにかく時代の違いを凝りに凝った見せ方で、何度見てもいろいろ発見できそうな場面の連続で飽きないですね

またセリフ一語一語に遊び心あったりするので、この映画を隅から楽しむなら繰り返し見る事がオススメ
この作品は劇場、海賊版ビデオテープ、VHSビデオ、DVDと色々見たが、久しぶりにブルーレイで見たらメチャ高画質でまたまた新鮮に見れました

映画100選 040「スーパーマン」

2016-01-20 09:20:56 | 映画100選



「君も空を飛べる」
そんなキャッチコピーで公開されたのが劇場版スーパーマン!
公開当時は大阪はミナミの松竹座の大画面で見たんだが、ジョン・ウィリアムスの勇壮なテーマ曲に乗ってキャストやスタッフの文字がスクリーン上の宇宙を飛び交うオープニングでまず飛んだ気分になれたの思い出しますな

単にスーパーマンが活躍するストーリーでなく、クリプトン星からドラマがスタートし、地球に舞い降りてクラークケントとして生活するまでのいわゆる誕生編がじっくり前半に描かれるのが当時中学生だった私には意外であり、丁寧に作ってるなーと思ったもんです
大柄な割にはヘタレな大人になったクラークがロイスレインがヘリコプターで事故に巻き込まれた時にスーパーマンとして初めて活躍した場面の爽快感は今でも印象的

演じるクリストファー・リーヴのクラークを演じる時のでくの坊振りとスーパーマンに変身した時の颯爽とした感じのギャップをなかなか上手く演じる分けてたね
今でもやはり私の中ではスーパーマンと言えばクリストファー・リーヴなんです

悪役のレックスルーサー演じるジーン・ハックマンのコミカルな芝居も嫌味なく大物俳優ながら楽しそうに演じていましたね
このクリストファー・リーヴ版はシリーズとして4作品作られたけど、次作の冒険編ぐらいまでだったかなー
後は作品的にはガクッと落ちる気がする

映画100選 039 「チェンジリング」

2016-01-18 15:25:24 | 映画100選



オカルト映画の中でも家にまつわる作品数多くあります
「ヘルハウス」「家」「悪魔の棲む家」などが思い浮かぶが、それらと遜色ないかまたはそれ以上に怖いのがこの作品だと思います

妻子を交通事故で亡くした作曲家が古い屋敷に引っ越したが、そこで怪奇現象に遭遇しやがて少年の霊が彼に何かを訴えかけてくる
じわじわと恐怖が増幅していくのを残酷シーンも無く、昨今やりがちな大きな音でビックリさせるようなハッタリのような余分な効果音も無く、ストーリーにそった恐怖演出で怖がらせてくれます

勝手に鳴るピアノ、川に捨てたはずのボールが階段からびしょ濡れで転がってくる、決まった時間に屋根裏から謎の物音がする等怖いシーンがてんこ盛りだが、何より1番の恐怖シーンは交霊会の場面とその後の記録のテープを聞くシーン
この場面は是非部屋を真っ暗にして音量のボリュームを上げて鑑賞して頂きたいもんです

心霊ホラー映画ながら終盤はミステリー的な要素が全面に出てくる展開で、それまでの恐怖のドラマの真相が明るみになるにつれこの作品のタイトルの意味もわかってくる
単に怖いだけのゴースト映画ではない実話ベースのミステリーとしても楽しめれる傑作ホラーです