MOVIE KINGDOM Ⅱ

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ポイントは★~★★★★★★

私の名曲100選 No.013 「恋はみずいろ」by ポール・モーリア・グランド・オーケストラ 

2021-07-25 14:47:00 | 私の名曲100選
恋はみずいろ ポール・モーリア  L'amour est bleu   Paul Mauriat



我々の世代でポール・モーリアを知ってる人は多いでしょうね
10代の頃きっとどっかで耳にしたであろう楽曲群
ポール・モーリア知らんかっても、メロディを聞けば「あー聞いた事あるある...」ていう人は多いと思います
時にはTVの中で、あるいはラジオから流れてきてたり、または喫茶店の有線で1970年代から80年代にかけて、どこに居ても彼のサウンドを耳にしたもんです
私は小学生の頃、例に寄って自宅に兄貴のこのポール・モーリアのLPレコードがあり、時々聞いたりしてたので子供ながら奇麗なメロディに魅了されたもんです
そのアルバムにはたしかこの曲は入ってなくて、最初に興味を惹いたのは「エーゲ海の真珠」でした
何かで一番有名なのが「恋はみずいろ (L'amour Est Bleu "Love Is Blue")と知り4曲入りのレコードを買い初めてこの曲を聞いたのであります
こう言うのをイージーリスニングと呼ぶのを知るのは随分大人になってからでした

奇麗で情感のあるピアノのメロディは当時小学生高学年の私の心にヒットしまして、以降ポール・モーリアの音楽を聞くことになります
元はフランス語の歌詞のある曲だそうですが、ポール・モーリアがインストゥルメンタルでカバーし、今やこの曲と言えばポール・モーリアとなってます(少なくとも私は)
ディスコが流行った1976年には「恋はみずいろ77」というノリノリのディスコアレンジされたのもありましたね
もちろんポール・モーリア楽団の演奏です
いろんなアーティストにカバーもされ、長く演奏され続けられてる名曲ですが、ポール・モーリアさん自信がタクトを振る来日公演を一度は見て見たかったですね
あんだけ毎年に来日してたのに今思えば残念です
当時、小学生だった私を少し大人の気分にさせてくれた名曲です

「さらば映画の友よ インディアンサマー」

2021-07-21 16:26:00 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)






この作品はタイトルだけ知ってましたが、見るのは初めてです
Amazon primeの配信で見つけました
主演が川谷拓三でのがいいですね
監督はこれがデビュー作となる原田眞人
1979年の作品だが、ドラマは1968〜1969年の設定でその頃の世相が描かれたり、流行歌謡が流れる

冒頭に川谷たくぼんが必死に走ってる
どこにむかってるかと思えば、それは映画館!
汗だくになりながら上映に間に合うたくぼん…
いつもの席に座りを映画が始まる
何とも無い様なオープニングですが冒頭のこのくだりで心掴まれます
映画、映画館に思いれあるものには(特に昭和)この雰囲気が実体験としてあるのでグッと来ました
昭和の映画館の原風景がそこにあります
この川谷拓三扮するダンさんは映画を年間365本見るのを20年間続けるのを目標にしている映画マニア
所々映画の名セリフを日常的にも使う

ぺちゃくちゃ喋る女子達に静かにするよう注意したら逆に痴漢の疑いをかけらる悲しいたくぼん(笑)そこで知り合った映画好きの青年シューマ(リチャード・ウィドマークのファン)❤️と意気投合し、2人に友情が芽生えていく
この青年は1人の女性、浅野温子扮するミステリアスなミナミに一目惚れしてからドラマは展開しだす

私はこのダンさんとシューマの2人の映画マニアによる映画のような友情ドラマを思って見てたら、ちょっと予測が外れた展開になってました
シューマとミナミのドラマにシフト展開したストーリーはダンさんが脇役に周り、若い2人の男女の話になり、しかもこのミナミが実はヤクザの女とわかってからドラマは急展開!
そこからダンさんが再び中心になり、まさに「タクシー・ドライバー」のようなクライマックスになってびっくり!(笑)
しかしロバート・デ・ニーロと言うよりは高倉健とダブらせた描き方は昭和の時代の映画マニアっぽいダンさんらしいね

もっと2人の映画マニアによる友情ストーリー中心を期待してものとしては、やや思ってたんと違う感あるけど、ダンさんがジーン・ケリーよろしく映画館の前で雨の中で踊る場面はまさに「雨に唄えば」の再現!
ここはファンタジックな世界を見せてくれるし、アラン・ドロンとチャールズ・ブロンソン共演の「さらば友よ」の看板の前で看板の写真と同じようなポーズをするカットなど映画愛は随所に感じられる
何より昭和の映画館の風景が堪らないです



No.11 「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」

2021-07-12 17:26:00 | 2021年劇場鑑賞





音を立てたら即死!
そんなキャッチコピーそのままのスリリングなホラー映画の続編
前作で妊娠した主人公のエミリーブラント扮するイヴリンが産まれた赤ちゃんと生き残った2人の息子と娘で音を立てないサバイバルな旅を続けるうち、かつてご近所だった男性と遭遇した事から新たな恐怖と試練に立たされる

今回はエミリーブラントの活躍より耳が不自由な娘リーガンが大活躍します
ご近所だった男エメットとリーガン、エヴリンと息子のマーカス
この2組が別の場所で怪物達と対峙する
これを同時進行で上手く見せる演出は面白かったですね
相変わらずバイオハザードに出てくるようなクリーチャーの頭が割れたりするグロテスクさはなかなか良い

音を出したらアウトなので前作同様今回もセリフは少なく手話などでやり取りするが、表情や仕草で感情表現するだけに役者さん達も中々のハードルの芝居だったでしょうな
また主人公達を窮地に落とし入れる音が出るアイテムも今回は赤ん坊の鳴き声が加わりスリリングさを出してる
でも前作よりはちょっと大人しくなった感はあるけども、中々楽しめました

エメットとリーガンが離れた島でモンスターがいない生活をしてる人たちの所に船で行くが、平和な生活が彼ら2人が島に来た為に船に潜んでたモンスターに平和を破壊される
これ欧米と比べたら感染が少ない日本にオリンピックと言う外様が来て感染爆発を起こすのを想像してしまいました



★★★ 2021.7.10(土) アポロシネマ スクリーン プラスワン 19:15 E-1


私の名曲100選 No.012「忍冬」by因幡晃

2021-07-03 16:59:01 | 私の名曲100選
因幡晃 - 忍冬



忍冬(すいかずら)というのは花の名前
この曲は1985年に昼ドラの主題歌となってた曲です
そのドラマは見てなかったんですが、その当時会社の上司がカラオケスナックに行くとこの曲をよく歌ってたんですね
上司の当時付き合ってる彼女の名前がしのぶさんと言うもあったのかどうかはさておいて
後にじっくりこの曲を聞くと、その歌詞の切なさに身もだえました

不倫・・・いわゆる実らない恋をしてる女性が主人公
妻子ある人に恋をしてる女性が叶わないとわかっていてもそばに居たい
例え友達としての立場で密かに永遠に愛するだけでも構わない・・・そんな一途に切ない女心を因幡晃さんの美声で聞かせてくれます
歌詞に出てくる「しのぶ」は名前ではなくしのぶ恋の意味があるんですね
昨今は不倫の上にゲスが付いたりするものがありますが、昭和は不倫と言う行為を[しのびあい]なんて言いましたね
しのぶ恋と花の名前の忍冬を掛け合わせた歌詞が絶妙です
心に刃を乗せる忍という文字 時々心が痛むのは刃が暴れるせいなのねと歌う歌詞の中に罪悪感と愛してもどうにもならない切なさが聞き取れます
2番の歌詞でも愛しい花なら忍冬...どうして私の愛しさは忍と言う時がつきまとう...切なさの極地のようなこの歌詞に曲をつけたのは「吾亦紅」の杉本真人さん
この歌詞の世界観にぴったりのメロディに因幡晃さんの歌声が染みる名曲です


「忍冬」

だっていつかこじれて 駄目になるより
恋の匂いさせずに そばにいたいわ
たまに逢ってこうして 飲めるだけでも
女として少しは 夢があるでしょ…
失くせない 人だから
つづけるひと幕 友達芝居 だけど
忍ぶという字は 難しい 心に刃を乗せるのね
時々心がいたむのは 刃が暴れるせいなのね

もっと楽な生き方 してもいいのに
なぜかわざと淋しい 道をえらぶの…
今日は今日の傷みが 胸をしめても
ひとり席を立つまで 泣きはしないわ
ばかなのね 古いのね
死ぬまでひそかに 愛するなんて だけど
いとしい花なら 忍冬 夏でも秋でも春の日も
どうしてわたしの愛しさは 忍ぶという字がつきまとう

忍ぶという字は 難しい 心に刃を乗せるのね
時々心がいたむのは 刃が暴れるせいなのね
Lai Lai Lai…
Lai Lai Lai…