MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

「野菊の墓」

2022-06-29 20:51:00 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)





松田聖子の初々しい映画デビュー作品
今回が初鑑賞でした
当時そのカツラの不似合いさに漫才のネタにされるぐらいイジられ倒され、ぶりっ子と呼ばれてた時代(そういや松田聖子さんがそう呼ばれてた時代あったねー)もあり、セリフの棒読みが笑いのタネにされ何かと話題になってた作品です

初めて映画を見たが、たしかにセリフ回しらかくし芸大会のコントドラマ見たいだし、カツラも似合ってません
まさに松田聖子を売り出すために作れられた作品
相手役の桑原正さんはオーディションで選ばれた新人俳優
これまた松田聖子に勝るともおとろない棒読みセリフでそちらの方が驚いた

しかしこの作品はこの2人の素人はだしの初々しい芝居が役柄にぴったりハマってるんですね
だから悲しい話に妙なリアリティを感じて結果とても良かったんです

また加藤治子、村井國夫、赤座美代子、樹木希林、愛川欽也、島田正吾と凄い演技派が周りを固めてるのも単にアイドル映画の域を超えて締まった作品になってる
松田聖子を売り出すような作品だが、意外と面白かったのもその辺しっかりした演出が良かったんでしょう
 
原作は有名な小説で過去に何度も映画化されている名作であります

旧家の息子政夫は手伝いに来てる従姉の民子と相思相愛の仲睦まじい中であるが、そんな2人の想いを知った大人達は旧家の息子が年上の嫁を貰う事に反発して2人を引き裂こうとし、政夫が家をあけてる間に民子に無理矢理縁談を持ちかけ軍人と結婚させてしまう…

ちゃんとした有名な原作を元に描かれているので2人の名演と言うより迷演が帰って古い時代の若者らしさが自然に出て良かったと言う意外に普通に楽しめた作品でした

しかしこれ東映映画なのが意外でした
もっとも東映らしからぬ映画!




「愛情物語」

2022-06-27 18:54:00 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)





この作品はビデオリリース時にレンタルで借りて以来の鑑賞です
角川映画は劇場公開と同時にビデオリリースもすると言う画期的な戦略で大ブームを起こしましたが、薬師丸ひろ子の「メインテーマ」と併映だったこの作品も公開時にレンタルビデオ店で並んでいました
「メインテーマ」はなかなか空いて無かったけど、この作品は比較的よく空きがありましたね

内容ほとんど覚えてなくて見たんですが、親から捨てられた主人公が毎年誕生日に花を送ってくれる謎の人物に足長おじさんと呼び、それは自分の父親ではないかと謎の足長おじさん探しの旅を始める…
てっきり渡瀬恒彦がその足長おじさんと思ってたら全然違っていて、やはり全くレンタルビデオ鑑賞の時の記憶が無くなってましたな

角川春樹が「時をかける少女」で大林宣彦監督の演出に身を任せていた原田知世に嫉妬して自ら監督しただけあって原田知世の魅力が全開
当時は渋い魅力で人気だった渡瀬恒彦はあまり渋くなく、むしろ原田知世のママ母役の倍賞美津子がキャラに相応しいきっぷの良い女性でラストを締める見事なVサインを見せてくれる

クライマックスの父親であるお屋敷に住む室田日出男と再会する屋敷のシーンが何故か照明や音楽が不気味なホラータッチになるのは良くわからん(笑)
もしかして角川春樹監督が大林宣彦のファンタジー路線にダークさで対抗した?(笑)


No.17「東京2020オリンピック SIDE:B」

2022-06-25 00:55:00 | 2022年劇場鑑賞




サイドAを見て最後の予告で面白そうたまからサイドBを見に来ました
観客は我々入れて4人
相変わらず寂しい

紛糾する会議の模様からスタート
まるで原田眞人監督の映画見たいに目まぐるしく意見が飛び交うカットが続き
延期により戸惑うアスリートや裏方さんなどの表情と組織委員会の動きを追う
報道やニュースのカメラが入っていない所まで描かれるのは公式映像ならではか
映画はAよりまだ面白かった
ある意味今回の特殊なオリンピックとなった2020大会に相応しい記録映像かも知れない
五輪の裏側のゴタゴタと言うワイドショー的視点で見てしまえるのがチト残念か


★★★ 2022.6.24(金) アポロシネマ スクリーン2 21:05 N-12


No.16「東京2020オリンピック SIDE:A」

2022-06-07 14:24:00 | 2022年劇場鑑賞




見る予定は無かったんですが、他に時間合う映画が無かったので見てきた
初日のレイトで観客6人
なんかどこのシネコンもこの作品は閑古鳥泣いてるらしいですね

SIDEAはアスリートにスポットを充てるらしいです
一年延期になった東京2020の開会式の演出など殆ど出ない
そこにはアスリート達の様々な思いが描かれていく…オリンピックの華やかさも無ければ記録映画の割にはオリンピック競技のシーンも少なく、五輪の中の群像劇のような人間ドラマドキュメント
しかも地味に淡々として、とても私はしんどかった…公式記録映画と言う感じはあまり感じない

有名なテーマ曲でお馴染みのグルーノブル冬季オリンピックの記録映画「白い恋人たち」のような詩的さなどは微塵もなく、ただ眠かった

終了後にSIDE:Bの予告
こちらは東京オリンピックの裏側にスポット当ててる見たい
荒れる会議、険しい表情の小池知事、五輪反対デモ、森喜朗会長辞任…
まだこっちの方がきっとおもろそうやね



★★ 2022.6.3(金) アポロシネマ スクリーン2 20:40 N-21