MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.030 「ホリデイ」 (2006年 米 135分 ビスタ)

2007-03-31 01:08:52 | 2007年劇場鑑賞
監督 ナンシー・マイヤーズ
出演 キャメロン・ディアス
    ケイト・ウィンスレット
    ジュード・ロウ



春休み真っ最中と言う事もあり平日の木曜日とはいえ、シネコンの待合いやチケットカウンターはどこも一杯ですね。
特に親子連れが目立つのはトラえもんやワンピース、ハッピーフィートなどの話題のアニメ作品が続々公開されてるせいでしょうね。
活気があるのはいい事ですね・・・で、チビッコに混じってチケット売り場で購入したのが、キャメロンディアズとジュード・ロウが共演で、さらにケイト・ウィンスレットとジャック・ブラックという豪華な顔合わせのラブストーリー「ホリデイ」の鑑賞。
さすがにちびっこは居ないけどカップルや女性が目立つ客層でやはり平日にしては結構な入りですね。

(あらすじ)

ハリウッドの映画予告編製作会社の社長アマンダ(キャメロン・ディアス)と、ロンドン郊外に住む新聞記者のアイリス(ケイト・ウィンスレット)。クリスマス直前になってそれぞれ恋に破れた2人は、ネットを介して“ホーム・エクスチェンジ”をすることに。アマンダはロンドンに、アイリスはビバリーヒルズに旅立つが……。

“ホーム・エクスチェンジ”・・・という聞き慣れない言葉が出てきますが、向こうでは流行ってるのかな?
ま、数週間互いに同意の上で自宅を交換する事なんですが、現実的に考えると何かと危なっかしいような気がするんですがね~
そんなことを思いながら見てましたが、互いにそれぞれ恋に破れて死にたいぐらいどん底に落ち込み、気分を一新させリセットさせるという意味ではホーム・エクスチェンジのような荒治療(?)もいいかもね。
また上手い具合にそれぞれのホーム・エクスチェンジ先で新しい出会いとそして恋を見つけて行くんですが、まぁ~出来すぎのような気もするけど・・・

キャメロン・ディアスとジュード・ロウのエピソードがさすが時間的には割かれてるような感じですがケイト・ウィンスレットとジャック・ブラックのエピソードの方が私としてはイイ話やな~と思いましたけどね。
またケイト・ウィンスレットと老人とのエピソードもほのぼのとして好きですけどね。

キャメロン・ディアスが映画の予告編を製作する仕事をしていると言う設定なので所々に今の自分の状況を予告編風にナレーションが頭をかすめる所なんかは気分一新のホリディでのどことなく仕事が付いて回ってきてる感じがよく出てました。
後、思わぬところで思わぬ名優がカメオ出演してるのも笑わせたな・・・

男性よりこれは女性が見れば共感できる部分が多い映画ですね



★★★★ 2007.3.29(木) アポロシネマ8 スクリーン6 16:10 G-15


    





思い出名画座 Vol.2 「千日前OSスバル座」 (大阪 ミナミ)

2007-03-29 02:44:59 | 映画館
思い出に残る映画館第二弾は前回の南街会館のすぐ近くにある千日前OSスバル座です。
ミナミの繁華街のど真ん中の南OSプラザビルの中にあり、居酒屋やパブ、レストランが入ってるせいもありいつも賑やかな所にあり、最上階の5Fに映画館があった・・・
あったと言わざる得ないのは昨年9月に閉館してしまい、もうこの劇場で映画を見ることがないのが残念です。

この映画館は昔は一戸建ての劇場だったようで数々の名作を上映をしていたようです。
後に現在のビルの建設に伴いビルの中に入ったようですね。
そんな歴史を貴重な写真で館内のロビーに展示されてましたね。

また壁には新築してから歴代公開作品のチラシが1面に日付入りで貼られていて、歴史や記録にこだわってた劇場でしたね。
また旧作のパンフレットやチラシ、前売りの半券等の販売もしておりコレクターに取っても嬉しい劇場でしたよ。

館内やロビーなどの床や壁、座席は赤色で基調され、空間も広く清潔な映画で、とくに700人以上入るスタジアム式の客席は前の人の頭を気にせず見れる点では私の中ではまだシネコンなんか無かった時代にはもっとも見易い劇場でしたな。
そして左右に湾曲した巨大スクリーンも見易くて良かったですな~
ここの劇場の親会社のOSグループの招待券がよく格安チケットショップで出回っていて、それを買ってよく見にいきましたが、大体¥1300ぐらいだったから今思えば前売り券買うのとあまり変わらないな。

主に東宝の洋画系が上映されていて 初めてここで見た映画は雑種犬が活躍するファミリームービー「ベンジー」だったな~
子供心に広い劇場やな~と言う印象でスタジアム式の上段で見たため しばらくの間は二階席で見たと思い込んでました(二階席はありません)

かつてここで「2001年宇宙の旅」がリバイバルされた事があったように思うけど 当時中学生だった私は不覚(?)にも見逃してしまい、あの湾曲した大スクリーンで見てみたかっな~と今となって悔やんだりしてます。

音響設備も良かったし、古い劇場だけど昨今のミニシアターばりの落ち着いた雰囲気の映画館だったし本当に惜しいですね。
南街会館の閉館に伴い、晩年は「なんば東宝」の替わりに東宝系の邦画上映館として邦画を上映していて、最後のロードショー上映作品が「UDON」でした。



2006年9月末の閉館でしたが、最後の3日間はワンコインによる名作を上映していたけど見にいけなかったな~
「2001年宇宙の旅」「タイタニック」「風と共に去りぬ」とまさに巨大スクリーンの最後を飾るに相応しいラインアップでした。
ア~見に行けなかったのが残念です・・・「2001年宇宙の旅」を湾曲した巨大スクリーンで見るチャンスだったのにね・・・

No.029 「ラストキング・オブ・スコットランド」 (2006年 米/英 125分 シネスコ)

2007-03-28 00:59:00 | 2007年劇場鑑賞
監督 ケヴィン・マクドナルド
出演 フォレスト・ウィッテカー
    ジェームズ・マカヴォイ
    ケリー・ワシントン



シネコンってところは週末になると遅い回の上映があったりして、結構助かったりしてます。
MOVIX堺も土曜日はレイトショーというよりはミッドナイトショーと言ってもいいくらいの遅い回の上映がありますが、この「ラストキング・オブ・スコットランド」も23時45分という日付が変わる寸前の上映(終映は深夜2時!)て事で見に行きましたが、チケットカウンターで指定席を選ぶ時に比較的空いてるエリアをて事で、最後列の中央を選んでの鑑賞。
上映スクリーンがMOVIX堺で一番デカイ12番シアター・・・中に入ると何と見にきてるのん我々だけやんけ!
ガランとした巨大な客席の最後列に座るオッサン3人・・・こんだけ空いてんのにワザワザ最後列に座るのは何か滑稽やね~
まぁ、上映間際に2組のカップルが入ってきたので何とか500人近いキャパの客席で7人でのミッドナイトショー鑑賞!

(あらすじ)

1971年、スコットランドの医学校を卒業したニコラス(ジェームズ・マカヴォイ)は、診療所で働くためにウガンダにやって来る。ある日、彼はアミン新大統領(フォレスト・ウィッテカー)の演説を聞きに行った帰り道で、偶然にも大統領の捻挫の治療をすることになる。大統領から気に入られたニコラスは、アミン一家の主治医になるが……。

何も知らなかったんですが、主人公の医師は架空の人物だったんですね。
てっきり実在の人物だと思っていました。
その青年医師の目を通して描かれるイディ・アミンと言う名の世紀の怪物!
そのアミン大統領のケガを手当てしたことがキッカケで彼の主治医として招かれ、そこで目撃するのは世紀のカリスマが見せる多くの人民を引っ張るリーダーシップとおぞましいほどの残虐性!
側近として仕えながらも序々にアミンの狂気の前に未曾有の恐怖を体験することになる・・・

青年医師ニコラスの目=観客の視点から見るアミン大統領という存在は時には子供っぽくユーモラスにも写り、また悪魔のような非道な一面も見せる。
「食人大統領アミン」というB級映画があるぐらいアミン大統領の残虐性は有名ですが、かつてアントニオ猪木と格闘技戦の噂も出たくらいの格闘技に実力者(ボクシングの王者だったんですね)としての印象ぐらいしかありませんでした。。
勿論この作品ではそんな話題は出ませんが、ある事がキッカケで全てを疑うようになり、恐怖に怯え、その結果やがて残酷な殺人者となっていく部分が映画が進行するにつれて判っていきました。

そんなアミン大統領を演じるフォレスト・ウィッテカーの演技が噂以上に良かったと思いましたね~
さすがアカデミー主演男優賞を受賞したのも納得ですね。
元々前から上手い役者さんだとは思っていましたが、テンションの高い彼のアミンの芝居にドンドン画面に引き込まれましたよ。

特に最初にアミンが画面に登場する(その前にチラッと写るけど)演説のシーンのハイテンションぶりはいいですね。
アミンの後ろ姿からカメラは撮り、その背中の向こう側では熱狂してる人民たちの姿を描くカットが印象的で、フォレスト・ウィッテカー 演じるアミン大統領のカリスマ性としてのオーラが画面から伝わってくるようでした。
似たような撮り方で後方から背中越しに人民を写していた「蒼き狼 地果て海尽きるまで」の即位式のシーンの反町隆史演じるチンギスハーンとは画面から伝わってくるオーラが全然違ったよ。

この作品で感じたのはアミンという男の弱さ故に自衛と野望のため凶暴な悪魔になっていったある意味悲しい男なんやね・・・て言うことでした。
そんな思いを感じさすのも稀代の悪魔を人間味溢れる男として演じたフォレスト・ウィッテカーの素晴らしい芝居によるものだと思います。

歴史的に有名なエンテベ空港の場面がクライマックスで、実際のハイジャック事件とその裏の拷問シーンが同時に描かれるが、この辺の実話と架空のドラマとを融合させたサスペンスの盛り上げ方はさすがは傑作「運命を分けたザイル」の監督であるケヴィン・マクドナルドの手腕が生きてますね~
深夜の鑑賞だったけど時間を忘れさすほどの見事な映画だったと思います。



★★★★ 2007.3.24(土) MOVIX堺 シアター12 23:45 O-18

No.028 「ダウト」 (2005年 米 93分 ビスタ)

2007-03-27 00:48:54 | 2007年劇場鑑賞
監督 ウェイン・ビーチ
出演 レイ・リオッタ
    LL・クール・J
    メキー・ファイファー



今年に入って天六シネ5ビルに見に行く作品が少し減ったような気がします。
昨年は怒涛のB級映画ラッシュに天六が私のメインの鑑賞劇場かと思ってしまいました。
でも今年は今のところは新作映画は少なく、これまで「007/カジノロワイヤル」「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」そして月末公開の「ディパーテッド」と2番館的な感じで私的にはすでに見た作品が多く、あまり天六にはここしばらくご無沙汰でした。

久々に見にきた作品が「ダウト」という映画ですが、クライムサスペンスのようだが、ストーリー等の予備知識もなく鑑賞・・・しかしこんな映画gはかえってその方が良かったりします。

(あらすじ)

恋人のノラ(ジョリーン・ブラロック)がレイプ事件に遭遇し、犯人の男(メキー・ファイファー)を射殺したとの一報を受けた地方検事フォード・コール(レイ・リオッタ)。ノラは正当防衛を主張し、フォードに助けを求めるが、「真相を知っている」と主張する男ルーサー・ピンクス(LL・クール・J)が警察署に現れ……。

正直、天六らしからぬ(?)よく出来た作品だと思いましたね。
ひとつの事件の証言を色んな側面から見せていく手法は黒澤明監督の「羅生門」を連想させるところで、映画の大半は取り調べ室が舞台になるのは「ユージュアルサスペクツ」風ですね。
少しづつ明らかになっていく事件の真相を現実と過去をフラッシュバックさせながら観客に見せていくけど、どれが本当の真相かどうかは中々手の内を見せない心憎い脚本ですね。
「ユージュアルサスペクツ」で言うところの[カイザーゾゼ]捜し何ですが当然直球勝負でなくカーブにスライダーにカットボールと多彩な変化球で観客に挑みます
こう言う美味しい脚本の作品を短館系の限られた劇場での公開は残念だけど、狭い空間で見た方がこう言う映画はいいのかもね。

主演がレイ・リオッタで、この人はどちらかと言うと悪役のイメージが強いんですが、「ナーク」で渋~い刑事役を演じてから、私の中ではイメージが変わりましたね。
この作品でも中々いい味を出してましたね。
色んな役をこなすいい意味での怪優ですね。

色んなクライムサスペンス系の映画の要素が入ってるような話なので、何となく先が読めるような感じなんですが、いざラスト近くになると目まぐるしく観客をもてあそぶ展開にこれはただもんではない脚本だと驚かされてしまいます。



★★★ 2007.3.23(金) 天六ユウラク座 22:30 中央通路前

No.027 「ナイト ミュージアム」 (2006年 米 108分 ビスタ)

2007-03-26 00:10:15 | 2007年劇場鑑賞
監督 ショーン・レヴィ
出演 ベン・スティラー
    カーラ・グギーノ
    ロビン・ウィリアムズ



ベン・スティラーという役者さんの作品って結構個人的には好きですが、イマイチ日本ではヒット作がないし、また劇場公開されずビデオスルーってこともしばしあります。
でもこの作品は結構ヒットしてるようですね。
まぁ、春休み公開って事もあるし、CGなどで動きだす人形や剥製の特殊効果などがTVCMで流れたこともあるけどね。

(あらすじ)

ニューヨークで暮らす失業中のラリー(ベン・スティラー)は前妻が(キム・レイヴァー)が再婚すると知り動揺する。愛する息子ニッキー(ジェイク・チェリー)とのきずなを保つために、ラリーは自然史博物館の深夜勤務の夜警員の仕事を引き受け、真夜中に警備を始める。ある夜、展示物が魔法を使ったように生き返り、ローマのグラディエーターやカウボーイたちがジオラマから飛び出して戦いを始め……。

この作品の見所はやはり夜な夜な動きだす自然史博物館に展示される剥製や人形たち!
ティラノザウルスの骨格が「ジュラシックパーク」よろしく大股で走り出し追いかけてくる!でも実は骨を投げて遊んでもらいたいだけだったり・・・と実にユニークな奴だったり、ミニチュアの人形たちが大群で襲い掛かってくるけど、「パペットマスター」や「ドールズ」のような怖いもんでなく、ミニチュアだけに実は人間に全然歯か立たない・・・
剥製のライオンや象が走りまわる・・・この辺は「ジュマンジ」を思わせますね。
そう言えば「ジュマンジ」同様にロビン・ウィリアムズも出てますね。

最初はこの頂上現象に手を焼いていたベン・スティラーが2日目からは見事な順応ぶりを見せて夜の博物館を仕切っていくところなんかは面白いところです。
またゲスト出演的(その割には出番多し!)に出てるオーウェン・ウィルソンがミニチュアのカーボーイで登場してくるが、ベン・スティラーとは「ズーランダー」「スタスキー&ハッチ」と共演する機会が多いですね。

アメリカのコメディは本国ではバカ受けで場内は爆笑の渦だったりするんだろうけど、笑いのツボの違いから日本では意外とウケなかったりする時があるけど、こう言うわかり易いファミリー向けの映画は世界共通で楽しめていいですよね。
しかし観客がガラガラだったからあまり笑い声が聞けなかったな~
場内の笑い声の相乗効果で面白さが倍増する時もありますもんね。
コメディは客が多いときに見たいもんです。



★★★ 2007.3.22(木) 布施ラインシネマ10 シネマ1 19:30 J-3








No.026 「デジャヴ 」 (2006年 米 127分 シネスコ)

2007-03-23 01:11:49 | 2007年劇場鑑賞
監督 トニー・スコット
出演 デンゼル・ワシントン
    ポーラ・パットン
    ヴァル・キルマー



ジェリー・ブラッカイマー・・・この人が製作する作品はいつも娯楽性に溢れた映画で、どれも大作揃い。
私の好きな作品で「クリムゾンタイド」と言う作品がありますが、その作品の製作がジェリー・ブラッカイマーで、監督がトニー・スコット、主演がデンゼル・ワシントンでした。
そして今回の作品「デジャヴ」もその3人が絡んでるので結構期待しての鑑賞です。

こういう映画は鑑賞前はあまり予備知識を入れないように・・・と思いストーリーもあまり知らずに見にいきました。

(あらすじ)

乗客の543名が死亡する悲惨なフェリー爆発事故が発生し、現場でひとりの女性の死体が発見されるが、捜査官のダグ・カーリン(デンゼル・ワシントン)は、どこか見覚えのある顔に思えてならなかった。ダグはクレアというその女性と会うのは初めてだったが、彼女の部屋を調べるとダグの指紋をはじめ、さまざまな彼の痕跡(こんせき)が残されていた。

冒頭からいい感じです・・・いやそれ以前のジェリー・ブラッカイマー作品のお馴染みのロゴである稲光する道路が巻き戻され2回出てくるところから凝ってますね。
そして歓喜に沸く大型フェリーの出港シーンからして、これから大変な事が起こる予感を感じさせます。
そして大爆発シーンの迫力は相当なもので、冒頭からジェリー・ブラッカイマー印全開です。

ただテンポよくストーリーが進行していき画面に引き込まれていくんですが、テンポがいいぶんウッカリしてると訳が判らなくなる可能性もあるので、よく見ておかないとダメですね。
              

              (ネタバレ警報発令!)

















































しかしこの映画「デジャヴ」というタイトルから想像するものとは大分違うように感じる。
FBIが開発したコンピューターと衛星での盗撮システムのような物を操り、事件の4日前にさかのぼり犯人を割り出していく・・・どこがデジャヴやねん!

またデンゼル・ワシントンが自ら事件当日に送られてフェリーの爆発と犠牲者を救いにいくと言うのはまるでタイムスリップやがな・・・どこがデジャヴやねん!

実際この作品で出てくるシステムは無いだろうけど、アメリカ政府ならヤリかねん・・・そんな怖さもありますね。
過去は変えてはならない・・・タイムスリップ映画には全て共通の合言葉のようだが、この映画は堂々と変えてしまいます。

デンゼルがヒロインを助けて、身代わりで死んだと思ったらその時代のデンゼルが出てきて、その事件の捜査を・・・何か割り切れないものが残るな~

ヒロインを事情徴収の際、思わず彼女はどっかで遭ったような錯覚に陥るデンゼル・・・やっとここでデジャヴやんけ~!

要は新手のタイムスリップ映画なんですね~
こう言う映画はツッコミは厳禁だと思うけど判らない部分がいくつもあり「それは無茶や・・・」て感じで正直話がムチャムチャな感じやから期待ハズレの部類に入るかな~?



★★★ 2007.3.22(木) 布施ラインシネマ10 南館 シネマ9 16:15 L-5

「ハイテンション」

2007-03-21 01:06:45 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
フランス産のスプラッターホラー映画。
フランス映画でこんなゴアな映画は最近では珍しいですね。

一人の女性が友人宅に泊まりに行けば、男が不法侵入し友人一家を惨殺!
瀕死の友人を連れ脱出するが謎の男の魔の手が忍びよる・・・

この謎の男の素顔が最初わかりにくく、何者かわからなく描くかと思えば、途中から顔もハッキリわかり変な荒っぽそうなオッサンて事が判明・・・
このおっさんが残虐な手段で次々と人を殺しながらヒロインを追いつめていくんだが、この作品は単にスプラッター満載のスラッシャーホラーだと思ったら最後にヒネリの効いたどんでん返しがある作品で、少々ツッコミたくなるけども単なるスプラッター映画ではない所は評価出来るかな~

途中からホラー映画今までのパターンとストーリーの流れが少し違うな・・・と感じてましたがね


★★★

No.025 「蒼き狼 地果て海尽きるまで」 (2006年 日本 136分 シネスコ)

2007-03-19 00:35:51 | 2007年劇場鑑賞
監督 澤井信一郎
出演 反町隆史
    菊川怜
    若村麻由美



「ゴーストライダー」に続いてこの日2本目の作品は「男たちの大和/YAMATO」から1年チョイたち、復活を遂げた角川春樹製作の超大作映画第2弾。
今回はモンゴルの英雄チンギス・ハーンの生涯を描いた歴史大作です。
不思議とこの映画はあまり見にいきたいと思わなかったんですね。
それはやはりチンギス・ハーンという存在がイマイチ私の中でピンと来ないせいもあるんですが、それと角川春樹2匹目のドジョウ狙いがアリアリと感じたせいもあったかも?(大体2匹目のドジョウは失敗するもんね)

♪ジン、ジン、ジンギスカ~ン へ~ララへ~ララ・・・と70年代に流行ったディスコソングぐらいしかイメージがないチンギス・ハーンの生涯どんなもんかいな?
ある意味興味を持っての鑑賞となりましたが・・・

(あらすじ)

モンゴル部族の長であるイェスゲイ(保阪尚希)と妻ホエルン(若村麻由美)の間に、男の子が生まれテムジンと名づけられた。後にチンギス・ハーン(反町隆史)となるその子どもは、鋭い眼差しの持ち主で、手には赤い斑点(はんてん)がついていた。部族間の対立が激しさを増す中、テムジンは“蒼き狼”の血を受け継ぐ者としてたくましく成長していった。

モンゴルの話なのに全て日本語という部分は日本映画で日本人が演じてるんだから仕方ないとして、日本映画としては巨大なスケールで描かれてるとは思うけど何故か凄い!・・・と感じないな~
正直あまり目新しい場面もなく、合戦のシーンも俯瞰から捉えた群集が左右から激突していくカットも「天と地と」を思わすようで思わず「角川はこの図柄好きやな・・・」思ってしまったぞ。

また主役の反町隆史の力んだセリフ廻しと芝居に辟易してしまう・・・津川雅彦や松方弘樹(死に様はまさにヤクザ映画風!)など、どう見てもモンゴル人とは程遠い濃い~キャスティング等どうも自然にチンギス・ハーンの世界には入って行けなかったです。

大きな見せ場である即位式のシーンでは27000人のエキストラを使いノーCGでスケール大きく撮影と聞いていたんで期待してました。
たしかに大勢のエキストラを前にしての場面でしたが、画面に映りこんでるのは似たようなカットで群集の一部分しか見せず、中々群集の全貌を見せないな~とおもってたら最後にやっと画面を引いた即位式全体の映像が・・・やっぱりCG使かっとるやんけ!

広大なモンゴルの平原が舞台のドラマだが、どれもこれも同じ風景ばかりなのは仕方ないのかな~?(大平原なんだから仕方ないか・・・)
スケール大きいけど変わり映えしない場面ばかりなのも残念ですね。

それに角川春樹の一押し女優Araさん・・・途中から不自然なくらい綺麗な顔で登場し、ここらでリアル感が吹っ飛びましたね。
以降の色んなシーンで出てきますが、どれもこれも必然性のない場面で故意に売り出す為の出番としか思えなかったですね。

泣かせどころの松山ケンイチとの親子愛はもっと情感深く描かれるのかと思ったけど、意外とサラッと流された感じでしたね。

上映終了後に館内からロビーに出た時にトイレに行こうとしたら一瞬方向が判らなくなってしまい他人とぶつかってしまった・・・やはり2時間以上も広大な風景を見せられたせいかな・・・(笑)



★★ 2007.3.15(木) 布施ラインシネマ10 北館 シネマ7 19:20 G-9

No.024 「ゴーストライダー」 (2007年 米 110分 シネスコ)

2007-03-18 02:38:17 | 2007年劇場鑑賞
監督 マーク・スティーヴン・ジョンソン
出演 ニコラス・ケイジ
    エヴァ・メンデス
    ウェス・ベントリー



シネコンの会員はいくつかなっておりますけど 今月で閉館になるシネフェスタ4の会員から引き継いで新たに系列劇場である布施ラインシネマ10の正式会員になって初の鑑賞・・・ハンコが6個貯まれば1本無料と言うシステムが嬉しいね。
しかもシネフェスタのハンコがそのまま移行されてるので助かります。
新規会員としての初鑑賞がアメコミの映画化作品「ゴーストライダー」!

この原作コミック自体はあまり知らないですが、いつもながらその分先入観なしで見れました。
まぁ、あまり予告とか見てる限りは期待はあまりしていないのですがね・・・

(あらすじ)

ジョニー(ニコラス・ケイジ)には17歳で悪魔(ピーター・フォンダ)に魂を売り、病気の父を救ったという秘密があった。30歳になった彼が最愛の女性(エヴァ・メンデス)と再会した時、再び悪魔が現れ、魔界の反逆者ブラックハート一味を捕らえるよう言い渡す。彼は魔力で“ゴーストライダー”に変身し、追跡を始める。

意外と思ってたより面白かったですね~
主人公ジョニーを演じたニコラス・ケイジがやや怪演に近いほどのテンションで楽しそうに芝居していたように思いましたね。
またオープニングから登場し、主人公に取引を迫る悪魔・・・どこかで見た顔と思いきや懐かしいピーター・フォンダやんけ~!
かつては「悪魔の追跡」で悪魔に追われまくった彼が今回はその悪魔役・・・「エンゼルハート」の悪魔役だったロバート・デ・ニーロほど堂々たる貫禄は感じないけど、いやらしい小悪党ぶりが良かったですね。(ちなみにこの方は大のバイク好きでしたね)
それと主人公ジョニーになにかと協力的な謎の男を演じたサム・エリオットの何といえない独得の味といい、主役のニコラス・ケイジより脇役のこの2人が結構この作品を締めてるのではないのでしょうか・・・?

顔がドクロになりその周りを炎に包まれるゴーストライダーの姿や魔界の怪物らとの対決シーンなどCGを駆使した場面がどうしても中心となるが、同じアメコミで悪魔に魂を売り苦悩する「スポーン」ほどストーリーが暗くなく、こちらは痛快なアクションとニコラス・ケイジの演じるキャラの明るさがこの作品を救ってますね。



★★★ 2007.3.15(木) 布施ラインシネマ10 南館 シネマ8 16:40 F-3

「ROOM-H6」

2007-03-16 00:40:47 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)
スペインのサイコスプラッター映画ですね
女性を監禁してはプレイと称して手足を縛り暴行したあげく何日も食事も与えず、そして最後はチェーンソーで解体していく・・・

この解体シーンは直接画面では傷などは見せず、おびただしい血しぶきと悲鳴をあげる犠牲者の表情だけで見せる「スカーフェース」の腕切断シーンを思わせる手法で印象的でした・・・ま~ただそれだけでしたがね~



★★