MOVIE KINGDOM Ⅱ

映画に関する話題やライブ&イベント、ローカルなグルメ情報など色々話題を広げて行きます
ポイントは★~★★★★★★

No.100 「聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-」(2011年 140分 ビスタ)

2011-12-31 00:22:39 | 2011年劇場鑑賞
監督 成島出
出演 役所広司
   玉木宏
   柄本明



いよいよこの日の3本目が本年最後の劇場公開作品です
なんとか3ケタの100本ジャストで終了となりました
後は本年度のベストテンの発表を残すのみですね
今年は大きな決め手がないように思うので選出に苦労しそう・・・その分ワーストもこれといった決めてもないが
元日の夜発表予定ですが果たして・・・

(あらすじ)

昭和14年夏。日独伊三国軍事同盟をめぐり、締結を強く主張する陸軍だけではなく、国民の大半も同盟に希望を見いだしていた。そんな中、海軍次官の山本五十六(役所広司)、海軍大臣の米内光政(柄本明)、軍務局長の井上成美(柳葉敏郎)は、陸軍の圧力や世論にも信念を曲げることなく同盟に反対の立場をとり続ける。
しかし、第2次世界大戦が勃発(ぼっぱつ)し……



久しぶりに見ごたえにある戦争映画を見ました
と、言っても派手な戦闘シーンが迫力あったとかそんな類ではなく、日本が太平洋戦争に於いての開戦から終戦までを山本五十六と言う人物を通して人間ドラマとして見せてくれたことです
山本五十六の歩んだ道がまさに日本の戦史と言っていいぐらい大きな存在だったんですね
誰よりも戦争を反対していた山本五十六の姿が前半に描かれるが、開戦するにしても最後通告を徹底的に気にしていた姿が軍人らしい

開戦してもそれはあくまで講和へと導く為の戦いという矛盾の中での戦い・・・結果として真珠湾は実は失敗だったという事により山本五十六の当初の考えからはどんどん離れた最悪の情勢となってしまう
そんな日本が辿ってきた太平洋戦争の姿が分かりやすく描かれていたと思います
家族と夕飯を食べるシーンで子供たちに「まずは味噌汁を1回すすって・・・」としつけしながら食べるシーンに山本五十六という最高司令長官としての姿だけでなく家庭人として厳格の父親である場面も見せてくれて印象的



また戦争を国民たちも景気回復を見込んで望んでる姿も居酒屋での女将と客とのやりとりを通して描かれます
まだ戦争は遠い所で行われてるものという、自分たちには直接生死には関係のないモノとして見てるような姿は、まさに今の戦争を知らない世代が大人になってる我々の姿とダブるように思えました
当時はマスコミも煽った部分もあり、負け戦でもその事実が報道されていないと言う時代だけに、国民に勝ち癖のようなものもあったんでしょうけどね



また山本五十六を筆頭にいろいろなリーダーと呼ばれる人物が出てきますが、色んな戦争映画でも出てくる南雲忠一や空母飛龍の艦長である山口多聞、軍令部の永野修身などみんなそれぞれの立場がありまた性格も違う。
そんな違いが大きく戦況を変えていくように見れて、戦いは決して軍艦や戦闘機などでなく人間で決まってしまうというのがよく分かった
そういう意味ではいかにリーダーというモノが大事かと言うのが良くわかった
戦闘シーンは案外迫力なかったが、1人の人間を通して戦争を描く人間ドラマとしては良く出来てたと思います

後、戦艦大和や武蔵はもちろん空母赤城や飛龍、長門と言った名前を聞くとウォーターラインシリーズのプラモデルを思い出してなんか嬉しかったな・・・



★★★★ 2011.12.29(木) なんばパークスシネマ シアター7 20:30 M-27

No.099 「ニューイヤーズ・イブ」(2011年 118分 ビスタ)

2011-12-30 23:52:25 | 2011年劇場鑑賞
監督 ゲイリー・マーシャル
出演 ハル・ベリー
   ジェシカ・ビール
   ジョン・ボン・ジョヴィ



梅田からミナミに移動してなんばパークスへ!
年末で賑わうなんばパークスシネマにてこの日の2本目の作品の鑑賞です
ここもいつも平日と比べるとお客さんがやはり多いですね
さぁやっとこさの99本目はまさにこの年の瀬に見るには相応しい内容の映画です

(あらすじ)

間近に死が迫った病人と、そんな彼を見守る看護師。
去年の大みそかに遭遇した女性と交わした約束を忘れることができない男性。
以前付き合っていた相手と偶然に再会した男女。
さまざまな事情を抱える8組の人々が、大みそかのニューヨークで愛や勇気と向き合うことに……



ゲイリー・マーシャル監督最近お得意の多人数同時進行形の群像劇
ハル・ベリー、ジェシカ・ビール、ジョン・ボン・ジョヴィ、ヒラリー・スワンク、ザック・エフロン、アビゲイル・ブレスリン、アシュトン・カッチャー、ロバート・デ・ニーロ etc・・・らがニューイヤーと言ういわゆる大晦日の一日の様々な人間ドラマを見せてくれます
これだけの人数の登場人物たちを見事に整理して、尚且つ自然に皆それぞれタイムズスクエアのカウントダウンへと導く演出はなかなか物で、まったく混乱する事なく見れました
バラバラの場所でそれぞれのドラマがあり、誰と誰のエピソードが交わるのか?ストーリーが進行するに連れ楽しみさえなってきます
新年を前にそれぞれの人たちが色んな思いや様々な問題を抱え、一点に集約されていく・・・



大晦日のニューヨークを舞台に大勢集まってる人々のほんの1コマを切り取って見せてくれるんだが、それぞれのエピソードは見る人それぞれに好みがあったりして意見や感想が違うでしょうが、全体を通して伝わってくるのは人と人が繋がる絆・・・
別れた恋人や忘れられない相手への思い、あるいは国をまたいで遠い戦地からパソコン越しでしか会えないカップル、そして今まさに誕生しようとする命と消えていく命・・・色んな形の愛と絆を描くことで人間の繋がりの再確認を1年の締めくくりとして再確認させてくれそうな作品でした

でもあるエピソードの締めくくりにお馬さんで現れるのはチョイいかがかな~?
ま、アメリカ映画らしいと言えばそれまでだが・・・



★★★★ 2011.12.29(木) なんばパークスシネマ シアター6 17:15 F-4

No.098 「宇宙人ポール」(2010年 104分 シネスコ)

2011-12-30 01:37:17 | 2011年劇場鑑賞
監督 グレッグ・モットーラ
出演 サイモン・ペッグ
   ニック・フロスト
   ジェイソン・ベイトマン



いよいよ後2011年も残すところ3日となりました
映画鑑賞もこの日で今年度は打ち止めです
この時点(12/29)で97本という過去最低本数になりそうだが、何とか100本はいきたい・・・という訳で年末の忙しい中3本立を敢行しました
まずは梅田へ足をのばし一部で話題の「宇宙人ポール」から鑑賞
でもさすが年末ですね~シネリーブル梅田はほぼ満員の大盛況です

(あらすじ)

SFオタクのイギリス人青年、クライブ(ニック・フロスト)とグレアム(サイモン・ペッグ)は、念願だったコミックの祭典「コミコン」とアメリカ中西部のUFOスポットを巡る旅を楽しんでいた。
その途中彼らは、ネバダ州の「エリア51」でポールと名乗る宇宙人と遭遇する。
そしてポールを故郷に帰すため、悪戦苦闘の日々が始まり……



うわさ通り面白い映画でしたね~大爆笑と言うシーンはそんなになかったけど、オタク2人組と地球かぶれの宇宙人との掛け合いがとても楽しい!
そこに片目の女性やらあぶないオヤジを絡め、そして定番の敵役にあたる謎の組織におバカな捜査官コンビなど、コメディ映画の要素を詰め込んだ、だれでも楽しめそうな映画
特にポールのキャラはやたら下品なとこもイイ!
地球に長く居すぎてこんなになったってとこが面白いね~

また色んなSF映画などのネタが出てくるのも面白い
基本ベースはオッサン版「ET」見たいな感じで、仮想させてポールを連れて歩くシーンや、ぬいぐるみにまぎれて追っ手か隠れるシーン等所々ETを思わすような場面が出てきます(ラストのカットなんてETそのものでしたしね)
「未知との遭遇」「ジョーズ」「インディ」などスピルバーグへのオマージュのようなネタが随所に出てくる(本人も声で登場!)
まさにこの映画は“映画通ほど楽しめる“・・・と言った感じかな?



主人公2人が英国人で、彼らにとっては異国にあたるアメリカで典型的なアメリカ人のようなエイリアンであるポールと出会うという設定が、ある意味エイリアン同士(劇中のセリフでも外国人=エイリアンのようなセリフ出てくる)のこの出会いで、アメリカという国で巻き起こす騒動によりキリスト教原理主義者や野蛮な連中など色んな人たちで溢れかえるアメリカと言う国を風刺してるように思えてくる
なかなか一筋縄ではいかない作品ですね



★★★★ 2011.12.29(木) シネリーブル梅田 シアター1 14:10 



「イーターズ」

2011-12-28 00:00:42 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)



“未公開映画十番勝負“シーズン7 第10弾


1年がかりの10本目となったゾンビ映画はこのジャンルではそれなりのビッグネーム?なウーヴェ・ボルの製作作品
ま、普通に見ればこれまで見た作品よりましやろ・・・(ウーヴェ・ボル監督作「ハウス・オブ・ザ・デッド 」「アローン・イン・ザ・ダーク」と天六で見たのが懐かしい)

謎の病原菌が蔓延し世界中が死滅していくなか、ローマ法王までピストル自殺してしまう異常事態
そんな終末感が出ていてまず雰囲気はやっとゾンビ映画らしいのに出会えた
シェルターに籠った科学者の為に2人のハンターが街へ出てゾンビを生け捕りに行く・・・
「死霊のえじき」に似た設定ですが(特に両足の無い博士は「死霊のえじき」の博士そっくり!)大半はこの2人のハンター中心に描かれる

街中での様々なエピソードが淡々とした中で描かれるが、特に後半生き残った少女が加わってから、淡々と単調な展開に変化が出て中々面白くなってきた
ゾンビメイク等はまずまずだし、残酷な描写もそれなりにありやっとまともなゾンビ映画を見れた感じ・・・
ハンター2人のキャラも面白く描かれていて前半やや退屈するものの一応の及第点のゾンビ映画



★★★

「アイランド・オブ・ザ・デッド」

2011-12-27 11:14:32 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)



“未公開映画十番勝負“シーズン7 第9弾



まずビデオ画像が安っぽさを感じさす
大体ビデオ撮りの画像は期待できない作品が多い
予想通りの内容に特に失望もありません

財宝を求めて謎の島に着いたトレジャーハンターたちがゾンビたちに遭遇する・・・簡単に言えばそれだけの話なんですが、とにかくゾンビの造形が安っぽすぎて、いかにもラバーマスク張り付けました感がありあり・・・
喋るゾンビやら腕を切断されてもすぐ腕が生えてくるゾンビなど、王道ゾンビからは大きくかけ離れてる
ダラダラした展開はお約束とはいえ、これといった残酷シーンもなく、まったく見どころ見つけられなかったゾンビ映画

素人丸出しの役者の芝居に追い打ちをかけるような、ふざけた日本語吹き替えが余計に興ざめだった
この映画未公開だとおもったら東京ゾンビ映画祭とやらで上映されてたようですね







「タワー・オブ・ザ・デッド 」

2011-12-26 00:50:35 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)



“未公開映画十番勝負“シーズン7 第8弾


高層ビル内でテロ攻撃発生!
このビルで軍事用の最新型ガスが開発してる研究所があり、爆破テロによりガスが流失
このガスを吸った人間たちはたちまち狂暴になり無差別に人を襲いだす!

ガスによる感染型ゾンビ映画だが、ビルの中で話が進むためゾンビはビル内を暴れまわる
でもその割には数が少ないように思うのがやや寂しい・・・
「デモンズ2」のような狭い廊下を全力で走りまわるような怖さは皆無です
しかもほとんど非常階段でのバトルが多い

ゾンビ映画の割には残酷なシーンもないし、生存者とゾンビの戦いもほとんどんない
どちかと言うとB級ウィルスパニックサスペンスって感じでホラー映画の雰囲気はなし・・・
ストーリーも行きあったりばったり感もある

ただすっかり老けこんだC・トーマス・ハウウェルとジャド・ネルソンという往年の“ブラッドバック”こと80年代ヤングスター(だった)たちが共演してるのは嬉しかった



★★★ 

No.097「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」(2011年 132分 シネスコ)

2011-12-24 23:53:28 | 2011年劇場鑑賞
監督 ブラッド・バード
出演 トム・クルーズ
   ジェレミー・レナー
   サイモン・ペッグ



続いて鑑賞したのが正月映画の大本命!「ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル」
多分この映画が興行成績としては一人勝ちするんでしょうね
現にこの日のMOVIX八尾のシアター2は結構この時間にしてはお客さんも多いです
シリーズま4作目になると結構キツイですがはたして・・・

(あらすじ)

ロシア・クレムリン爆破事件の犯行容疑がかけられたイーサン・ハント(トム・クルーズ)。
アメリカ大統領は政府の関与への疑いを避けるべく、ゴースト・プロトコルを発令。
イーサンと仲間は組織から登録を消されるも、新たなミッションを言い渡される。
真犯人への接近を図るイーサンは、世界一の高層ビル、ブルジュ・ハリファの高層階へ外部からの侵入にチャレンジするが……



このシリーズが第4作まで続くとは思いませんでした
「M:I3」でもう打ち止めかなと思ってたらスケールアップしての登場!
年齢を重ねても永遠の万年青年ぶりを発揮してるトムクルーズが挑むのは、世界一の高層ホテル
予告で最初見た頃はてっきりCGだと思ったら後に公開されたメイキングで、トムクルーズ自ら挑んでる事が判明!
思えば「M:I2」のオープニングでロッククライミングをやってましたな 高いとこぶら下がるのが好きなようですね

この高層ビルの場面は結構映画の面白い部分が詰まっていて最大の見どころですね
吸盤グローブが途中で故障したりするくだりや、ワイヤーでつたって降りようとすれば長さが足りないとか、活劇映画の定番的要素を短い時間内にハラハラしたサスペンスとどことなく笑わせるコメディのような要素を混在させて予告で見慣れたとはいえ、印象的なシーンとなってます



秘密兵器もチョコチョコ出てきますが、こういうのは007シリーズが昔は専売特許見たいだったけど、すっかりお株を奪われたね
廊下に張り巡らされるCGスクリーンなどは、それこそかつての007風の奇想天外かつコミカルなアイディアでした
そんなシーンなどの見られるように今回はますますコメディ的要素が全体的に見られると感じられるのは私だけ?
全体的に明るいムードの中で世界中を股にかけてのストーリー展開など晩年のロジャームーア時代の007見たいだった
このままシリーズが続くならますますそう言う傾向が高まるのではないでしょうか?
ま、それが良いのか悪いのかは分かりませんが・・・



★★★★ 2011.12.22(木) MOVIX八尾 シアター2 21:20 M-7




No.096 「ワイルド7」(2011年 109分 シネスコ)

2011-12-23 23:39:54 | 2011年劇場鑑賞
監督 羽住英一郎
出演 瑛太
   椎名桔平
   丸山隆平



正月映画もどんどん公開される中、本日はMOVIX八尾にて鑑賞
渋滞に引っ掛かりギリギリに飛び込んでの鑑賞です
まずは邦画の最新作ですが、この映画は70年代のTVドラマで何度か見た記憶がある・・・当時小学生だったと思いますが、バイクにまたがった個性的な警官たちがかっこよく思えたもんでした

(あらすじ)

ある日、“ワイルド7”の出動を要する事件が発生。
メンバーたちが犯人を追い詰めた瞬間、謎のスナイパーが現われ犯人を射殺して逃走する。
ワイルド7の飛葉(瑛太)はスナイパーを追跡するものの見失ってしまう。
飛葉は、追跡の際に迷い込んだ埠頭(ふとう)のクラブで黒髪の美しい女性ユキ(深田恭子)と出会い、惹(ひ)かれ合うようになるが、ユキには秘密があった。



「♪おまえにやれぬ事ならば~」とカッコいいTVドラマの主題歌がかからないのが残念だが、正直イマイチ安っぽい三文アクションになるのがオチと思ってたら、なんのなんの結構楽しめたがな~
テンポも良いし、邦画にしてはアクションも派手で、バイクスタントもなかなか迫力がありました
7人のメンバーもそれぞれ個性的な風貌だし、何と言ってもセカイ役の椎名桔平とオヤブンの宇梶剛士の年長が入ってるの締まっていて良い!
でも主人公の飛葉演じる瑛太がちょっとインパクト弱いかな~

また悪役はとこんとん悪い奴・・・吉田鋼太郎がこの桐生という男を憎々しく演じていてさすが舞台で活躍する役者さんだけに上手い!
やはり悪役はこういう上手い人がやるといいですね
対峙する中井貴一とのセリフの絡みなどは見ごたえあります
この辺がこの作品を意外(?)と面白い作品にしてる要因の一つですかね~



所々に絵図らとして決まってるシーンもあり、原作の劇画のようなカッコよさがメリハリを効かしている
トラックの中で銃撃するとトラックの壁が穴だらけになり、そこから外部の光が差し込んでくるシーンやクライマックスの突撃シーンでもそれぞれの個性を生かした見せ場をカッコ良く見せる場面など、とにかくメリハリが効いた演出や絵作りが劇画的でカッコよろしい!
でもエンドロールでの敵も味方もノ―サイドな和気あいあいとした撮影の合間のお遊びの映像は、最初は微笑ましくて良かったが、だんだん途中からしつこく感じたぞ!



★★★★ 2011.12.22(木) MOVIX八尾 シアター8 18:50 J-2

「悪霊の餌食」

2011-12-22 15:16:03 | DVD&ビデオ&テレビ(地上波/CS)



“未公開映画十番勝負“シーズン7 第7弾


未公開ゾンビ映画を10本を続けて鑑賞とか年頭にいいながら相当中断していたが、久しぶりに借りてきました
でもこの映画ゾンビ映画というよりオカルトファンタジー見たいで、的外れもよいとこだった
ヒロインの恋人がゾンビ化して襲いかかるシーンが唯一ゾンビっぽいくらいで、後はゾンビらしきものは出てきません

空を飛んでくる骸骨も死神風だし(後半これが大群で飛来してくる)、ストーリーもイマイチよくわからん・・・
でも目と口から血を流しながら叫びまくる女を気持悪いね~
あんなん夜中に外に居てたら卒倒もの・・・そこが一番印象に残っただけだったという寂しい映画でした



★★


No.095 「リアル・スティール」(2011年 128分 シネスコ)

2011-12-21 00:38:12 | 2011年劇場鑑賞
監督 ショーン・レヴィ
出演 ヒュー・ジャックマン
   ダコタ・ゴヨ
   エヴァンジェリン・リリー



日曜の布施ラインシネマに現れました
布施ラインシネマに来るのは久しぶりで、夏場に来たきりかな~?
ほとんど平日に来るのでどのスクリーンもガラガラなんですが、さすが日曜だけあってチケット販売の窓口はフルゲート!
ここで並んでチケット買うなんて滅多に体験しないぞ~
本来はを見るつもりで来たんだが、座席が大方埋まってるのと、この行列では上映時間ギリギリ間に合うかどうか微妙なため、急遽この作品にチェンジしました

(あらすじ)

かつて優秀なボクサーだったチャーリー(ヒュー・ジャックマン)は妻子と離れ、ただ自分の夢だけに没頭してきた。
だが、西暦2020年の今では人間に代わり、格闘技ロボットたちがボクサーとして活躍していた。
ある日、どうにかロボット格闘技のプロモーターとして生活していた彼の前に、母を亡くした息子(ダコタ・ゴヨ)が姿を現わし……



前評判の高いこの作品でしたが、たしかに128分間スクリーンに釘付けになりました
家族を捨てた父と息子のドラマと、ロボットボクシングという男子が喜びそうなネタにどことなくスポ根モノを思わす展開・・・これで楽しめない訳がない!?
色んな作品のイイとこ取りの感はあるけど、それだけにこの王道的な展開は理屈抜きに楽しめる(ついでにイヤ~な奴も出てくるし、悪役は強くて冷徹な奴ら・・・これもお約束)

ATOMOと言うロボットを挟んで父と子の見えない絆が築かれていく親子のドラマがストーリーの核ではあるが、やはりリングの上で闘うロボットボクシングのシーンは大きな見せ場となっていく!
金属同士がぶつかり合う音がリアルに聞こえるし、何よりこの映画3Dでなかったのがよかった
どうしても3Dだとドラマ部分よりこういう格闘シーンの方が印象が高くなってくるからね

特にクライマックスのボクシングのシーンは時間を割いて描かれていて、ここ最近の映画の中でも興奮度の高いシーンとなってます
このシーンの展開はどこからどう切って見ても「ロッキー」そのまんまなんだけど(敵役のゼウス軍団たちのセレブキャラは「ロッキー4」のドルフ・ラングレン、ブリジット・ニールセンを思いだす)、ロボットに置き換えたファイトシーンは見ごたえあります
じかもその戦いぶりは空中を飛んだり、飛び道具を繰り出したりせず、ロボットというより人間の戦い方そのまんま、素手によるファイトがいい



悪役と主人公が明確に分かれてのも分かりやすいが、チャーリーがリング下で自分が動いてATOMを操縦する場面は敵のゼウスはコンピューターで制御されたたマシンであるため、ここで人間VSテクノロジーという図式が構築されてるところが面白い
こういう戦いなら最新技術より生身の人間の勘と経験がものを言うという所はアナログ世代の親父には痛快!
父親に対しミゾを持っていた少年がリング下で躍動する父親を見て、ゼウスを倒すためでなく自分の為に闘ってくれてると言う姿に気づいて涙する場面に客席もすすり泣き・・・前夜忘年会で朝まで飲んで歌った疲れが吹き飛んだよ(笑)


★★★★ 2011.12.18(日) 布施ラインシネマ シネマ2 13:55 D-2