監督 成島出
出演 役所広司
玉木宏
柄本明
いよいよこの日の3本目が本年最後の劇場公開作品です
なんとか3ケタの100本ジャストで終了となりました
後は本年度のベストテンの発表を残すのみですね
今年は大きな決め手がないように思うので選出に苦労しそう・・・その分ワーストもこれといった決めてもないが
元日の夜発表予定ですが果たして・・・
(あらすじ)
昭和14年夏。日独伊三国軍事同盟をめぐり、締結を強く主張する陸軍だけではなく、国民の大半も同盟に希望を見いだしていた。そんな中、海軍次官の山本五十六(役所広司)、海軍大臣の米内光政(柄本明)、軍務局長の井上成美(柳葉敏郎)は、陸軍の圧力や世論にも信念を曲げることなく同盟に反対の立場をとり続ける。
しかし、第2次世界大戦が勃発(ぼっぱつ)し……
久しぶりに見ごたえにある戦争映画を見ました
と、言っても派手な戦闘シーンが迫力あったとかそんな類ではなく、日本が太平洋戦争に於いての開戦から終戦までを山本五十六と言う人物を通して人間ドラマとして見せてくれたことです
山本五十六の歩んだ道がまさに日本の戦史と言っていいぐらい大きな存在だったんですね
誰よりも戦争を反対していた山本五十六の姿が前半に描かれるが、開戦するにしても最後通告を徹底的に気にしていた姿が軍人らしい
開戦してもそれはあくまで講和へと導く為の戦いという矛盾の中での戦い・・・結果として真珠湾は実は失敗だったという事により山本五十六の当初の考えからはどんどん離れた最悪の情勢となってしまう
そんな日本が辿ってきた太平洋戦争の姿が分かりやすく描かれていたと思います
家族と夕飯を食べるシーンで子供たちに「まずは味噌汁を1回すすって・・・」としつけしながら食べるシーンに山本五十六という最高司令長官としての姿だけでなく家庭人として厳格の父親である場面も見せてくれて印象的
また戦争を国民たちも景気回復を見込んで望んでる姿も居酒屋での女将と客とのやりとりを通して描かれます
まだ戦争は遠い所で行われてるものという、自分たちには直接生死には関係のないモノとして見てるような姿は、まさに今の戦争を知らない世代が大人になってる我々の姿とダブるように思えました
当時はマスコミも煽った部分もあり、負け戦でもその事実が報道されていないと言う時代だけに、国民に勝ち癖のようなものもあったんでしょうけどね
また山本五十六を筆頭にいろいろなリーダーと呼ばれる人物が出てきますが、色んな戦争映画でも出てくる南雲忠一や空母飛龍の艦長である山口多聞、軍令部の永野修身などみんなそれぞれの立場がありまた性格も違う。
そんな違いが大きく戦況を変えていくように見れて、戦いは決して軍艦や戦闘機などでなく人間で決まってしまうというのがよく分かった
そういう意味ではいかにリーダーというモノが大事かと言うのが良くわかった
戦闘シーンは案外迫力なかったが、1人の人間を通して戦争を描く人間ドラマとしては良く出来てたと思います
後、戦艦大和や武蔵はもちろん空母赤城や飛龍、長門と言った名前を聞くとウォーターラインシリーズのプラモデルを思い出してなんか嬉しかったな・・・
★★★★ 2011.12.29(木) なんばパークスシネマ シアター7 20:30 M-27
出演 役所広司
玉木宏
柄本明
いよいよこの日の3本目が本年最後の劇場公開作品です
なんとか3ケタの100本ジャストで終了となりました
後は本年度のベストテンの発表を残すのみですね
今年は大きな決め手がないように思うので選出に苦労しそう・・・その分ワーストもこれといった決めてもないが
元日の夜発表予定ですが果たして・・・
(あらすじ)
昭和14年夏。日独伊三国軍事同盟をめぐり、締結を強く主張する陸軍だけではなく、国民の大半も同盟に希望を見いだしていた。そんな中、海軍次官の山本五十六(役所広司)、海軍大臣の米内光政(柄本明)、軍務局長の井上成美(柳葉敏郎)は、陸軍の圧力や世論にも信念を曲げることなく同盟に反対の立場をとり続ける。
しかし、第2次世界大戦が勃発(ぼっぱつ)し……
久しぶりに見ごたえにある戦争映画を見ました
と、言っても派手な戦闘シーンが迫力あったとかそんな類ではなく、日本が太平洋戦争に於いての開戦から終戦までを山本五十六と言う人物を通して人間ドラマとして見せてくれたことです
山本五十六の歩んだ道がまさに日本の戦史と言っていいぐらい大きな存在だったんですね
誰よりも戦争を反対していた山本五十六の姿が前半に描かれるが、開戦するにしても最後通告を徹底的に気にしていた姿が軍人らしい
開戦してもそれはあくまで講和へと導く為の戦いという矛盾の中での戦い・・・結果として真珠湾は実は失敗だったという事により山本五十六の当初の考えからはどんどん離れた最悪の情勢となってしまう
そんな日本が辿ってきた太平洋戦争の姿が分かりやすく描かれていたと思います
家族と夕飯を食べるシーンで子供たちに「まずは味噌汁を1回すすって・・・」としつけしながら食べるシーンに山本五十六という最高司令長官としての姿だけでなく家庭人として厳格の父親である場面も見せてくれて印象的
また戦争を国民たちも景気回復を見込んで望んでる姿も居酒屋での女将と客とのやりとりを通して描かれます
まだ戦争は遠い所で行われてるものという、自分たちには直接生死には関係のないモノとして見てるような姿は、まさに今の戦争を知らない世代が大人になってる我々の姿とダブるように思えました
当時はマスコミも煽った部分もあり、負け戦でもその事実が報道されていないと言う時代だけに、国民に勝ち癖のようなものもあったんでしょうけどね
また山本五十六を筆頭にいろいろなリーダーと呼ばれる人物が出てきますが、色んな戦争映画でも出てくる南雲忠一や空母飛龍の艦長である山口多聞、軍令部の永野修身などみんなそれぞれの立場がありまた性格も違う。
そんな違いが大きく戦況を変えていくように見れて、戦いは決して軍艦や戦闘機などでなく人間で決まってしまうというのがよく分かった
そういう意味ではいかにリーダーというモノが大事かと言うのが良くわかった
戦闘シーンは案外迫力なかったが、1人の人間を通して戦争を描く人間ドラマとしては良く出来てたと思います
後、戦艦大和や武蔵はもちろん空母赤城や飛龍、長門と言った名前を聞くとウォーターラインシリーズのプラモデルを思い出してなんか嬉しかったな・・・
★★★★ 2011.12.29(木) なんばパークスシネマ シアター7 20:30 M-27