監督 クエンティン・タランティーノ、ロバート・ロドリゲス
出演 ローズ・マッゴーワン
カート・ラッセル
クエンティン・タランティーノ
かねてから話題になっていたタランティーノ&ロドリゲスによる作品。
アメリカでB級映画を2~3本立て上映する劇場をグラインドハウスと呼んだそうですが、今はそういう劇場もほとんど減り、そういった劇場に愛着を持った2人が1本の映画の中に2本の作品を入れて、しかもフェイクの予告編もワザワザ作ってそのグラインドハウスを再現しようとしたのがこの映画です。
しかし3時間を越える上映時間からか、日本では2本の作品は別々で1本の作品として分断されての公開・・・なんか残念やね~と思ってたら1週間の期間限定でオリジナル版が東京と大阪(六本木となんばのTOHOシネマズ)で1館づつの上映!
これは見にいかなアカンでしょう~!あ~大阪に住んでて良かった・・・まぁ入場料3000円は如何なものか?
いよいよ始まったオリジナル版はまずは「マチェーテ」の予告から・・・勿論こんな映画存在しません!
この「グラインドハウス」用に映画館の雰囲気を出す為にワザワザ作った予告編です。
これが小気味いいB級バイオレンスアクション風で中古ビデオ屋で売ってそうな雰囲気の作品だが・・・見てみたいな~ 盟友ダニー・トレホの強面な主人公がいいな~
神父が「神には慈悲があるが、そんなもんオレにはねぇ~!」とピストルぶっ放す痛快巨編・・・の模様。
No.083 「プラネット・テラー」
(あらすじ)
軍人マルドゥーン(ブルース・ウィリス)が細菌兵器をばら撒いたことで、テキサス州オースティンにある町の住民はゾンビ化してしまう。
ゾンビたちが次々と人々を襲う中、片足がM16マシンガンになっている人気ストリッパーのチェリー(ローズ・マツゴーワン)が立ち上がる。
軍隊やゾンビ、頭のおかしい兵士(クエンティン・タランティーノ)など、さまざまな敵がチェリーに襲いかかってくる。
分断されて公開されるのはタランティーノの「デス・プルーフ」が先だからそちらが最初だと思ったら違うんですね。
この作品のオープニングからしてまずローズ・マッゴーワンのダンスから始まるけど「シン・シティ」のジェシカ・アルバのダンスとはまた違う感じのお色気を感じてしまいましたね~もうこれで作品に入っていけましたよ。
ロドリゲスのこの映画は「ナイト・オブ・ザ・リビング・デット」「バタリアン」「サンゲリア」「ナイトメアー・シティ」「死霊のしたたり」などなど色んなゾンビ映画の要素が詰まったような作品で、ファンに取ってはなかなか楽しめる作品となってます。
擦り切れたような傷だらけの画面や時々映像が歪んだり、場面が飛んだり・・・凝りに凝って思いっきり遊んでますね~
そんな映像で見るこの痛快なゾンビ映画は全編スプラッターの嵐で、CGだけど気合の入った残虐シーンが天こもりです。
もうここまで来れば爆笑モンで、鮮血や肉片がカメラのレンズを真っ赤に染めながら低俗なシーンのオンパレード!
またロドリゲス自ら担当してる音楽も効果的で、その音の使い方(特にアクション場面の)はジョン・カーペンターそっくり!
快調なテンポでグイグイ引っ張り、まったく時間を忘れさせてくれます。
途中話が急に進んでたり(何故かは見てのお楽しみ)して細かい遊びもいいですね。
忘れては行けないのが特殊メイクでお馴染みトム・サビーニの出演!
今回は保安官役だが「死霊のえじき」のローズ大佐ばりに八つ裂きにされます(本人嬉しいやろな(笑))
そして何より見所はゾンビに片足を食いちぎられ、義足の代わりにマシンガンを装着し、大股開きでマシンガンをぶっ放してゾンビをフッ飛ばすローズ・マッコーワン!
一言・・・しびれます~
No,084 「デス・プルーフ」
またしても出てくるフェイク予告・・・今度はホラー映画3本立ての様子。
「ナチス親衛隊の狼女」「ドント」「感謝祭」の3本だが、ここはスラッシャー系のイーライ・ロス監督作の「感謝祭」が見たいなぁ~
七面鳥の代わりに焼かれた人間丸焼きがいいね~ さすが「ホステル」の監督だわい!
ウド・キア出演の「ナチス親衛隊の狼女」には意外な大物・・・ニコラス・ケイジが登場!オスカー俳優も弾けてますね。
(あらすじ)
スゴ腕スタントマンのマイク(カート・ラッセル)は、愛車“デス・プルーフ”に乗り、美女をナンパしては死のドライブに誘っていた。
ある日マイクは、テネシー州で豪快なスタントライドを楽しむ3人の女性たちに目をつける。
いきなり車をぶつけ、しつこく追い回すマイクにキレたゾーイ(ゾーイ・ベル)たちは、決死の猛反撃に挑む。
タランティーノ監督作であるこの作品はまさにタランティーノらしい映画で、特にバーで無駄な会話をしてるギャルたちの会話を実にじっくりと聞かせてくれます。
前半はほとんど会話シーンなので、アクションの連続で快調なテンポだった「プラネット・テラー」から連続で見るとガラッと変わるテンポにやや疲れます。
個別で見たらそう言う風には思わないかも知れないけど、連続で見てたらそれまでの流れが止められた感じですね。
でも決して面白くない訳でなく、会話の中身もタランティーノ監督お得意のマニアックな映画ネタがバンバン出てきて(今回はアメリカン・ニューシネマのネタ)楽しませてくれます。
タランティーノ自身が撮影監督も兼ねてるのでここらの会話シーンは長回しで、会話してるギャルの周りをグルグル回ってます(ニヤつきながら楽しそうにカメラを回してるタラちゃんが目に浮かぶ)
またカート・ラッセルの悪役ぶりがいいですね。
まさにB級映画のカリスマのような人が水を得た魚のように楽しんでます。
その悪役カート・ラッセルが前半は極悪非道なドライビングテクニックでギャルたちを血祭りに上げる。
その後に登場するもう一組のギャルらがカート・ラッセルのえじきになりかけるんだが、彼女たちはスタントウーマンって事で恐ろしいまでの倍返しで反撃していく痛快さは前半とは打って変わってもうバイオレンスの極みですな~
またあんな弱々しい殺人鬼もあまりみたことないぐらいコテンパンにやられるてしまう痛快な映画!
特筆なのはこのスタントウーマン役のゾーイ・ベル!
現実に現役のスタントウーマンで、「キル・ビル」でユマ・サーマンのスタントを担当してたらしいが、今回もカースタントは吹き替えなしで(当たり前か・・・)過激なまでのアクションを披露してくれます。
まさに痛快って言葉がピッタリの作品で、やはり悪い奴は徹底的にぶちのめされるべき!そんな痛快なスタントウーマンの暴れっぷりが最高な一篇です。
一応オリジナル版だから1本の映画かも知れないけど、日本では1本づつで公開されるので、本数カウントは2本分とさせて頂きました・・・どうでもいい事だけど
☆☆☆☆☆ 2007.8.30(木) TOHOシネマズなんば スクリーン7 10:30 J-8
出演 ローズ・マッゴーワン
カート・ラッセル
クエンティン・タランティーノ
かねてから話題になっていたタランティーノ&ロドリゲスによる作品。
アメリカでB級映画を2~3本立て上映する劇場をグラインドハウスと呼んだそうですが、今はそういう劇場もほとんど減り、そういった劇場に愛着を持った2人が1本の映画の中に2本の作品を入れて、しかもフェイクの予告編もワザワザ作ってそのグラインドハウスを再現しようとしたのがこの映画です。
しかし3時間を越える上映時間からか、日本では2本の作品は別々で1本の作品として分断されての公開・・・なんか残念やね~と思ってたら1週間の期間限定でオリジナル版が東京と大阪(六本木となんばのTOHOシネマズ)で1館づつの上映!
これは見にいかなアカンでしょう~!あ~大阪に住んでて良かった・・・まぁ入場料3000円は如何なものか?
いよいよ始まったオリジナル版はまずは「マチェーテ」の予告から・・・勿論こんな映画存在しません!
この「グラインドハウス」用に映画館の雰囲気を出す為にワザワザ作った予告編です。
これが小気味いいB級バイオレンスアクション風で中古ビデオ屋で売ってそうな雰囲気の作品だが・・・見てみたいな~ 盟友ダニー・トレホの強面な主人公がいいな~
神父が「神には慈悲があるが、そんなもんオレにはねぇ~!」とピストルぶっ放す痛快巨編・・・の模様。
No.083 「プラネット・テラー」
(あらすじ)
軍人マルドゥーン(ブルース・ウィリス)が細菌兵器をばら撒いたことで、テキサス州オースティンにある町の住民はゾンビ化してしまう。
ゾンビたちが次々と人々を襲う中、片足がM16マシンガンになっている人気ストリッパーのチェリー(ローズ・マツゴーワン)が立ち上がる。
軍隊やゾンビ、頭のおかしい兵士(クエンティン・タランティーノ)など、さまざまな敵がチェリーに襲いかかってくる。
分断されて公開されるのはタランティーノの「デス・プルーフ」が先だからそちらが最初だと思ったら違うんですね。
この作品のオープニングからしてまずローズ・マッゴーワンのダンスから始まるけど「シン・シティ」のジェシカ・アルバのダンスとはまた違う感じのお色気を感じてしまいましたね~もうこれで作品に入っていけましたよ。
ロドリゲスのこの映画は「ナイト・オブ・ザ・リビング・デット」「バタリアン」「サンゲリア」「ナイトメアー・シティ」「死霊のしたたり」などなど色んなゾンビ映画の要素が詰まったような作品で、ファンに取ってはなかなか楽しめる作品となってます。
擦り切れたような傷だらけの画面や時々映像が歪んだり、場面が飛んだり・・・凝りに凝って思いっきり遊んでますね~
そんな映像で見るこの痛快なゾンビ映画は全編スプラッターの嵐で、CGだけど気合の入った残虐シーンが天こもりです。
もうここまで来れば爆笑モンで、鮮血や肉片がカメラのレンズを真っ赤に染めながら低俗なシーンのオンパレード!
またロドリゲス自ら担当してる音楽も効果的で、その音の使い方(特にアクション場面の)はジョン・カーペンターそっくり!
快調なテンポでグイグイ引っ張り、まったく時間を忘れさせてくれます。
途中話が急に進んでたり(何故かは見てのお楽しみ)して細かい遊びもいいですね。
忘れては行けないのが特殊メイクでお馴染みトム・サビーニの出演!
今回は保安官役だが「死霊のえじき」のローズ大佐ばりに八つ裂きにされます(本人嬉しいやろな(笑))
そして何より見所はゾンビに片足を食いちぎられ、義足の代わりにマシンガンを装着し、大股開きでマシンガンをぶっ放してゾンビをフッ飛ばすローズ・マッコーワン!
一言・・・しびれます~
No,084 「デス・プルーフ」
またしても出てくるフェイク予告・・・今度はホラー映画3本立ての様子。
「ナチス親衛隊の狼女」「ドント」「感謝祭」の3本だが、ここはスラッシャー系のイーライ・ロス監督作の「感謝祭」が見たいなぁ~
七面鳥の代わりに焼かれた人間丸焼きがいいね~ さすが「ホステル」の監督だわい!
ウド・キア出演の「ナチス親衛隊の狼女」には意外な大物・・・ニコラス・ケイジが登場!オスカー俳優も弾けてますね。
(あらすじ)
スゴ腕スタントマンのマイク(カート・ラッセル)は、愛車“デス・プルーフ”に乗り、美女をナンパしては死のドライブに誘っていた。
ある日マイクは、テネシー州で豪快なスタントライドを楽しむ3人の女性たちに目をつける。
いきなり車をぶつけ、しつこく追い回すマイクにキレたゾーイ(ゾーイ・ベル)たちは、決死の猛反撃に挑む。
タランティーノ監督作であるこの作品はまさにタランティーノらしい映画で、特にバーで無駄な会話をしてるギャルたちの会話を実にじっくりと聞かせてくれます。
前半はほとんど会話シーンなので、アクションの連続で快調なテンポだった「プラネット・テラー」から連続で見るとガラッと変わるテンポにやや疲れます。
個別で見たらそう言う風には思わないかも知れないけど、連続で見てたらそれまでの流れが止められた感じですね。
でも決して面白くない訳でなく、会話の中身もタランティーノ監督お得意のマニアックな映画ネタがバンバン出てきて(今回はアメリカン・ニューシネマのネタ)楽しませてくれます。
タランティーノ自身が撮影監督も兼ねてるのでここらの会話シーンは長回しで、会話してるギャルの周りをグルグル回ってます(ニヤつきながら楽しそうにカメラを回してるタラちゃんが目に浮かぶ)
またカート・ラッセルの悪役ぶりがいいですね。
まさにB級映画のカリスマのような人が水を得た魚のように楽しんでます。
その悪役カート・ラッセルが前半は極悪非道なドライビングテクニックでギャルたちを血祭りに上げる。
その後に登場するもう一組のギャルらがカート・ラッセルのえじきになりかけるんだが、彼女たちはスタントウーマンって事で恐ろしいまでの倍返しで反撃していく痛快さは前半とは打って変わってもうバイオレンスの極みですな~
またあんな弱々しい殺人鬼もあまりみたことないぐらいコテンパンにやられるてしまう痛快な映画!
特筆なのはこのスタントウーマン役のゾーイ・ベル!
現実に現役のスタントウーマンで、「キル・ビル」でユマ・サーマンのスタントを担当してたらしいが、今回もカースタントは吹き替えなしで(当たり前か・・・)過激なまでのアクションを披露してくれます。
まさに痛快って言葉がピッタリの作品で、やはり悪い奴は徹底的にぶちのめされるべき!そんな痛快なスタントウーマンの暴れっぷりが最高な一篇です。
一応オリジナル版だから1本の映画かも知れないけど、日本では1本づつで公開されるので、本数カウントは2本分とさせて頂きました・・・どうでもいい事だけど
☆☆☆☆☆ 2007.8.30(木) TOHOシネマズなんば スクリーン7 10:30 J-8