黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『やがて、警官は微睡る』日明恩(双葉社)

2013-03-18 | 読了本(小説、エッセイ等)
横浜みなとみらいに新規オープンしたホテル、ハーヴェイ・インターナショナル横浜に、自らの見合いの為に訪れていた蒲田署の刑事・武本。しかし相手の女性・磯谷はるかには、早々に終わりを切り出された中、ホテル内で何がしかの問題が発生しているらしいのを感じ取った武本は、新人ホテルマンの西島と行動を共にする。問題となった異臭は、客が部屋に撒き散らした温泉の素だと判明し、一度は解決したかに思われたのだが、他の部分に違和感を感じた武本は、やがて20階のVIPフロアで起きていた異常な事態に遭遇することに。
それは、既に死んだこととされている凶悪犯たちをも含む謎の多国籍グループによる、あるものを手にいれる為に起こされた計画だったのだが、
犯人グループは、周辺の携帯基地局を爆破。客や従業員を人質に取っており、その中には一度はホテル外に出たものの忘れ物を取りに戻っていたはるかもいた。
一方、武本のかつての上司で、神奈川県警に所属する潮崎警視は、騒動の起きているホテルの中に武本がいることを知り……

シリーズ第3作。ホテルで起きた事件に遭遇した武本が、ホテルマンの西島くんと逃げ回り、そんな彼らを追う犯人たちとの攻防やらあれこれなお話。
何かこう、ディーヴァー的というかハリウッド的というか、アメリカンな雰囲気だったかも。作品のスピード感と血の飛び散るバイオレンスな感じで派手な感じが(笑)。
犯人グループやはるかさんはまた出てきそうな気もしますが、今度はもうちょっと早めに続きを欲しいかも(前巻から9年ぶりだったので…)

<13/3/17,18>