黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『青銅の魔人』江戸川乱歩(ポプラ社)

2009-12-03 | 読了本(小説、エッセイ等)
冬の夜、銀座通りの白宝堂という時計店が襲われる事件が発生。目撃した店員は、青い服を着た人造人間だったという。その後、東京のあちこちで同じような事件が頻発。青銅でできた機械人間“魔人”が犯人であるらしい。
そんな中、戦前は金持ちであったが、その後兵隊に召集されて五年ぶりに帰還したという、手塚龍之助氏の所有する豪華な懐中時計“皇帝の夜光の時計”が狙われる。
手塚氏の息子・昌一は、件の青銅の魔人を庭でたまたま見かけ、魔人は時計を盗むと記した紙をおいていった。手塚氏は、その時計を魔人の手から守るべく、明智探偵に依頼。
助手の小林は、あらたに浮浪児たちから成る<チンピラ別働隊>を結成し、その魔人の行方を追うが……

小林君が毎回毎回誘拐されるのは、御約束なのでしょうか…(笑)。
それにしても表紙が夢に出てきそうなくらい怖いです(笑)。

<09/12/3>