1952年夏。父の古い友人である浅木氏の六甲山の別荘に招かれた14歳の少年・寺元進は、彼のひとり息子で、進と同い年の一彦と親しくなる。
別荘に到着した翌日、一彦とともに向かったヒョウタン池で、池の精と名乗る少女に出会った進。彼女は、倉沢香といい、大きな別荘住んでいたが、亡父が外に作った子供で、義母には疎まれ、味方となるのは叔母である日登美だけだった。
3人は、夏休みの宿題、ハイキングなどで交流をする中、次第に淡い恋を育んでいたが……
3人の少年少女が出会ったひと夏に起きた出来事を主軸に、昭和10年に宝急電鉄の会長・小芝翁と寺元・浅木両氏(2人の父)がドイツで出会った相田真千子という謎の女性の話、昭和16~20年、香の叔母・日登美と彼女が恋している相手の話を挟み、展開するミステリ。
瑞々しく描かれる青春も素敵でしたが、張り巡らされた伏線と、最後でのひっくり返しっぷりに見事に騙されました~(笑)。
<08/12/30>
別荘に到着した翌日、一彦とともに向かったヒョウタン池で、池の精と名乗る少女に出会った進。彼女は、倉沢香といい、大きな別荘住んでいたが、亡父が外に作った子供で、義母には疎まれ、味方となるのは叔母である日登美だけだった。
3人は、夏休みの宿題、ハイキングなどで交流をする中、次第に淡い恋を育んでいたが……
3人の少年少女が出会ったひと夏に起きた出来事を主軸に、昭和10年に宝急電鉄の会長・小芝翁と寺元・浅木両氏(2人の父)がドイツで出会った相田真千子という謎の女性の話、昭和16~20年、香の叔母・日登美と彼女が恋している相手の話を挟み、展開するミステリ。
瑞々しく描かれる青春も素敵でしたが、張り巡らされた伏線と、最後でのひっくり返しっぷりに見事に騙されました~(笑)。
<08/12/30>