黒猫書房書庫

スイーツ多めな日々です…。ブログはちょー停滞中(´-ω-`)

『訪問者ぶたぶた』矢崎存美(光文社)

2008-12-29 | 読了本(小説、エッセイ等)
東京から夫・光之の故郷にひっこして1年が経つ、主婦・飯田朋香。今日から町でお祭りが行なわれるが、今年は飯田家に“神様”が泊まりにやってくる当番になった。そんな彼らの家にやってきたのは……『神様が来た!』、
店のナンバーワンだったオトヤが六本木の大手ホストクラブに引き抜かれ、オーナーの都築は病に。さらに新しいナンバーワン・ヒカルは事故で入院してしまう。ホストになってまだ三ヶ月のコウは、先輩のタクヤから伝説のホストの存在を聞かされ、会ってみたい、できれば店の危機も救って欲しいと考え、ヒカルやオトヤに頼み込んだ。ヒカル曰く、彼は“普通で不思議、不思議で普通な人”だというのだが……『伝説のホスト』、
健康診断を受けた後、思いがけず早く家に帰ることになった川柳勇。折りしも、今日は息子・智樹の学校の家庭訪問だという。妻・小百合と智樹は二人で出かけてしまい、留守番することになった彼の前に現れたのは……『気まずい時間』、
明日の朝が締め切りだというのにアシスタントがつかまらず困っていた、人気少女マンガ家・羽島あゆ。そこにやってきた助っ人は、山崎ぶたぶただった。その仕事ぶりは天才的で……『ふたりの夜』、
全面禁煙の職場で、隠れてたばこを吸っている井岡は、ある日、しぼるとかしぼらないとかいう不思議な会話をきく。
雪乃は有名なお菓子メーカーのロゴの入った赤白チェックの小さなキャップを拾う。それを公衆電話の脇に置いておくと、取りにきたのは、ぶたのぬいぐるみ。
徹夜明けでよれよれしながらエレベーターに乗った梅本は、コンテナを押すぬいぐるみを目撃する……『冬の庭園』の5編収録。

ぶたぶたシリーズ短編集。
いろんな職業で、いろんな人のところに出没しているぶたぶたさんが楽しいです♪
(ホストって…/笑)

<08/12/29>