Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

10月の花火に8月から場所取り

2007-08-23 21:24:02 | Thinkings
 花火やお祭り、花火に海水浴・・・日本の風物詩となっているこれらの季節行事は、時として暴走を引き起こすものです。

 場所取り。

 いかにいい場所を確保し、楽しい時間を過ごすか。確かに重要なことでしょう。夜のイベントに早朝から備えるなんてかわいい方で、私はやりませんが、大きなイベントの場合、数日前から場所取りにせいを出すなんて事は日常茶飯事です。

 しかし、ですよ。2ヶ月とかはあり得ないですから。

土浦花火大会:場所取り過熱 市が実力行使、くいなど撤去へ /茨城 毎日新聞

10月6日の土浦市の花火大会に向け、会場周辺の桜川河川敷の場所取りが早くも過熱しているが、土浦市役所は24日、場所取りのために打ち込まれたくいなどを撤去することにした。

 現在、河川敷はくいや看板などで「領有」を主張する場所が乱立し、約160カ所に上る。同市役所は警告や撤去予告をしてきたが改まらず、実力行使に踏み切ることになった。24日以降も随時見回りをして、くいなどを撤去する。


 何というか、ちょっと頭のねじがゆるんでいるとしか思えない行為です。

 土浦市の説明によると、

 桟敷席より下流の無料観覧席は、緑地として誰でも自由に遊べる場として、土浦市が河川管理者の茨城県から借りている場所で、個人・団体が占用できる場所ではありません。

 ちなみに、公共の土地を長期間使用する場合、占有申請が必要です。場合によっては料金が発生しますし、もちろん、申請が降りなければ使うことはできません。
 要するに、杭を打つとか看板を立てるなんて行為は、明らかに不法占拠。違法です。まして、緑地公園として開放されている場所に障害物を林立させているわけですから、本来の目的にも使用できない。撤去されても文句一つ言えません。

 今回は強制撤去となりましたけれど、実際に撤去しているところに鉢合わせたら、一悶着あるんでしょうねえ・・・。市役所にとってみれば全く無駄な仕事ですし、無事にお仕事が進められるといいですけど。