2007年大晦日。年の瀬も押し迫って・・・と言うよりも、もう数時間しかありませんが、今年最後の更新となります今回は、2007年を振り返ってみたいと思います。ベタですけれど、この時期ってメーカーも休みに入ってしまいますから、あんまりおもしろいニュースが流れてないんですよねぇ。
さて、2007年を象徴するモノと言えば、「投機マネー」。これにつきます。
普段は庶民とは縁のないところで、庶民には縁のない金額がぶんぶんと飛び回っている投機マネーですが、今年は「原油」に集まったおかげで一気に庶民の懐まで響いてくるようになりましたね。
原油がずっと高止まりしたあげく、サブプライム問題で一気になだれ込んでさらに価格が上昇しちゃいましたからね。ITバブルが終わってしまった今、正に原油バブルとでもいったような状況が続いていますけれど・・・本来ならばバブルにならないようなところに金が集まってしまっているくらい、投機マネーの行き先が無いってことなのでしょうか。
サブプライムというマジ「幻想」にずっとすがっていたアメリカのファンドもそうなんですけれど、そのあおりを食って、別に景気が悪くもない日本市場まで株価ががた落ちする今の株式市場ってどうよ?っていう感想でしたね。ドル・ユーロ・円の三大マネーの中の最大派閥であるドルのあおりは恐ろしい・・・これによって、来年以降はユーロに注目が集まるかも知れませんよ。もっとも、現在高止まりしているユーロの価値の見直しが必要だとは思いますけれどね。
SCEI久多良木氏退陣も衝撃的でしたね。
相変わらずPS3の先は全く見えませんけれど、一つの時代が確実に終わったという象徴的な出来事でした。ま、PS3が売れていないから、他の据え置き機が好調・・・と言うわけでもないのが今のゲーム業界の悩ましいところ。そういう状況を打開するためにも、とりあえず任天堂勢とPSPにはがんばってもらいたいものです。
後は、大概マニアックすぎる話題や小粒の話題、影響力とか大きそうだけど、その後音沙汰の無い話題が相変わらず多かったですけれど、個人的にあと一つあげるとしたら、100ドルPCがとうとう市場に出てきた事でしょうか。元祖100ドルPCであるXOだけではなく、インテルやASUSも参入という形ですけれど。そして、どのメーカーも実は100ドルを切っていないところが現実的ですね。
こういう試みがあると、今後はコンピューターのビジネスや生活に占めるウエイトがどんどん大きくなってくる現象が、先進諸国だけではなく、発展途上国にも広がっていくという現実を、目の当たりにしている気分になります。でも、それって本当に幸せなことなんでしょうかね。
来年は一体どんな話題が世間を席捲することでしょうか?来年の今頃、一体どんなニュースが記憶に残っていることでしょうか。
では、また来年お会いしましょう。良いお年をお迎えください。