Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

Microsoftの新製品は「テーブル」

2007-05-31 23:59:59 | Weblog
 リビングにおかれているローテーブル。それがマイクロソフト社製だという未来が来るかもしれません。

 とは言え、マイクロソフトが家具にまで進出?というわけでは無く、同社が新しく発表したPCのスタイルはテーブル型だったのです。

これが未来のテーブルか?--MS、テーブル型PC「Microsoft Surface」を公開 CNET

 Microsoftは米国時間5月29日、製作に5年を費やし、ハードウェアとソフトウェアの両方を自社で開発した「Microsoft Surface」(開発コード名:「Milan」)の全貌を明らかにした。Surfaceでは、テーブル型のマシンの天板にPCの画面が投影され、マウスやキーボードを用いることなく操作できる。

 surfaceとは、日本語訳で「表面」という意味。テーブルの「表面」をそのまま「デスクトップ」にしたSurfaceは、まさにその意味通りのハードウェアです。

 詳細は記事に譲るとして、なんでも、指先で基本的な操作が全てできるようになっており、さらにクリックポイントを複数取れるため、多人数での操作や、より直感的な操作が可能だと言います。

 もっとも、一台100万円以上という価格から、最初はホテルやカジノなどの公共の場におかれて浸透を狙うとのこと。

 さて、このMS Surfaceですが、

これが未来の「サーフェスコンピュータ」の第1号になると期待を寄せている。

という記事の一文にもあるとおり、テーブルだけでなく、様々なものの「表面」に組み込まれるPCのプラットフォームであるようです。
 「ネットワークで家電を結ぶ」という家電屋の考えではなく、「家電、家具にPCを埋め込む」というPC屋ならではのアプローチなのか、それとも、せいぜい「ホワイトボード」や「掲示板」程度までの展開なのかは分かりませんけれど、将来的に大きく展開していこうと考えているのは間違いないようです。

 確かに、「対話型の」インターフェイスがずいぶんと浸透してきているとは言え、あくまでそれは「PCとオペレーター」の話。基本的に端末は一人で使うものでした。
 ホテルや映画館の受付でPCを使っているところは数あれど、客との「間」に存在し、双方から操作を受け付けられるMS Surfaceは、従来のPCよりもずっと自然な応対が見込めることでしょう。

 もちろん、このようなデバイスを考案しているのはマイクロソフトだけではありません。近い未来、様々な場所のテーブルにPCが組み込まれるかもしれませんね。

あなたの「ホーム」はどこですか?

2007-05-30 23:53:46 | PC
 ブラウザを立ち上げると一番最初に表示される、ホーム・ページ。いわゆる「トップページ」は一体どこに設定されているでしょうか?

 インターネット上には様々なポータルサイトが存在しています。ポータル、つまりウェブの玄関として、ホームページに設定されることを目指して作られたページのことです。
 しかし、悲しいかなそのほとんどは目的を果たせていません。ユーザーのブラウザのホームは一部のページによって寡占状態になっています。

 では、一番使われているポータルサイトは一体どこなのでしょうか?

6割が「Yahoo!」をトップページに設定、日経リサーチ調査 Internet Watch

トップページに設定しているWebサイトでは、60.5%が「Yahoo!」と回答、2位で8.8%の「Google」、3位で7.3%の「MSN」などに大差をつけた。特に10~20代女性では、71.3%がYahoo!としていた。

 正に圧倒的にYahoo!ですね。2位と51.7ポイント差をつけているというのは、凄いの一言。やはり、定番という安心感と機能の豊富さ、慣れ等が理由になっているようです。
 それ以外を見てみると、BIGLOBE、@nifty、So-netといったPCベンダー系と、OCN、DIONというIPS、そしてブラウザを入れ替えたときなどに設定されるMSNと、どうも買ったとき、トップページが変更された時のまま使い続けている層もそれなりにいるようですね。

 ちなみに、私は二番手のGoogleを使っています。検索に特化したシンプルな画面と、ニュース検索の使いやすさ、広告の少なさが魅力です。

 結局のところ、どのポータルを選ぶにしろ、細部のデザインが違う程度でほとんどが同じようなサービスを提供していますので、最終的には各個人の好みの問題となってくるわけです。
 検索やメールなど、ほとんど機能的に変わらない中で、それでもYahoo!が選ばれているというのは、やはり老舗は違うということでしょうか。

メールアドレスって消耗品だったの?

2007-05-29 23:59:59 | Life
 私は、基本的に長いメールアドレスって嫌いです。携帯でも短いものを使っています。

 周知の煩わしさもあるので、メールアドレスを変更することは極力したくなく、変えたとしても大きくは変更することはありません。
 メールアドレスなんて、登録先にしてみると、結局はアドレス帳の名前が表示されるだけですし、人に教えるときでも短い方がいろいろ便利。特別な理由が無い限り、変更するメリットなんてそうそうありません。

 でも、そういう考え方はすでに古いのかもしれません。一部の中高生にとってメールアドレスは消耗品みたいだからです

中高生の携帯メアドは消耗品? ITmedia

中高生の約半数が携帯電話用メールアドレスを1年に複数回変更しており、その理由は「なんとなく飽きたから」が最多

 迷惑メールがうっとうしくなったとか、人間関係をリセットするためならまだ分かりますけれど、「飽きたから」メールアドレスを変えるって・・・

 逆に言えば、「飽きたから」という理由でメールアドレスを変えられるほど、彼らのコミュニティーは大きくない、ということです。交友関係が広がるにつれ、変更したときの周知コストが増えていきますが、彼らの場合、「年に複数回変えられるほど、周知コストが低い」と考えられます。
 要するに、「周知対象が少人数、かつ周知すべき人間が把握できる」ということです。ある程度メンバーの固定された遊び仲間と親に周知するだけならば、頻繁に変えても特に苦にはならないでしょう。

 しかし、分からないのは、なぜメールアドレスごときをアクセサリと認識できるかということ。
 所詮は表に出てこない単なるラベルに、なぜそこまでこだわるのか。携帯がいくら生活に密着しているとは言え、ころころ変える意味が一体どこにあるのか・・・飽きると言っても、自分は初回だけでもう入力することは無いし、一度教えた他人にしても、初回に目にするだけで、二回目以降はメールアドレスを意識することはありません。

 目にしないものを、どう飽きるというのかはなはだ疑問ですが、それは世代ギャップと言うことなんでしょうかね。

 私は、今後も極力メールアドレスは変更しませんし、迷惑メールにも何か別の手段を使って対応していきます。メールアドレスの変更はまごう事なきリスクであり、わざわざ「飽きた」というだけで、特にメリットのない行動に出るのはまっぴらですから。
 まあそういう考えかたも、中高生に言わせると「古い」のかもしれませんが・・・多分間違ってはいないと思いますよ。

ソフトウェアもムーアの法則に従うべき?

2007-05-28 23:51:00 | Technology
 このブログでも、幾度となく登場している「ムーアの法則」。あくまでもハードウェアの世界の話であるこの法則を、ソフトウェアの分野にも広げようという提言が、プロセッサメーカーの雄、インテルより出されました。

インテル:「ソフトウェアもムーアの法則に従う必要がある」 CNET

 プロセッサは長年高速化を重ね、多くのデスクトップソフトウェアにおいてパフォーマンスの向上が容易になった現在、ただ乗りの時代は終わったというのがIntelの主張である。

 このような主張が出される要因としては、プロセッサ単体での性能向上に物理的限界が見え始めたことで、単体プロセッサの性能向上追求から、マルチコアでの並列処理による性能向上へシフトしたことが上げられます。
 従来のシングルプロセッサ向けのプログラミングでは、マルチコアプロセッサにおいて将来的な性能向上は見込めません。コア単体の処理能力は、従来とそう変わらないか、コンセプトによっては著しく落ちるからです。(PS3のCELLがそれ)

 要するに、プログラミングを並列処理的なアプローチに替えていかないと、今後アプリケーションの進化が止まってしまうわけです。だからインテルは、

「ソフトウェアもMooreの法則に従い始めるときだ。対応する並列処理の量を2年ごとに2倍にしなくてはならない」

と、プロセッサが張り子の虎とならないように、方針転換を迫っているわけです。

 しかしながら、一度に多量のアクセスを捌くサーバーならまだ分かりますけれど、ゲーム以外のデスクトップアプリケーションで、今以上のプロセッサパワーが求められる事って何があるでしょう?
 ビデオエンコーディングや3Dレンダリング、BDやHD DVDの様なハイビジョンビデオの再生・・・確かにいろいろ思いつきはしますけれど、逆に言えば思いつかない軽い処理は、シングルプロセッサで十分だったわけです。
 考えても見てください。これ以上豪華なブラウザが出るとしても、欲しい機能が思い浮かびませんし、メーラーはHTMLメールも必要ないくらい。パワーポイントがもっといろいろ出来るようになっても、多分使い切れません。ワードがこれ以上親切になったら困ってしまいます。エクセルのマクロは、もうちょっとキビキビ動いてくれてもいいなあ・・・

 要は、使い道次第ですよ。
 確かに、並列処理に対して有利なアプリケーションもたくさん存在しますけれど、従来の様なビジネスアプリケーションは、これ以上の性能向上があるとしても軽微なものにとどまるのではないかと思うのです。端末上で動くアプリケーションで、マルチスレッドを必要とする大規模なアプリケーションが、そこまで必要とされるのか、現時点では大いに疑問です。
 だから、インテルの言うように「ムーアの法則に従う」のではなく、サーバーやメディア系のハイエンド分野でノウハウを蓄積し、末端は従来通りのプログラミング方法でもしばらくは良いのでは?と思うのですけれどね。

 まあ、この先何年かで劇的に状況が変わるかもしれませんけれど。もっとも、その時はプログラミングツールに大きなブレイクスルーがあったときだと思いますが。

AED、店頭で買えます

2007-05-26 23:20:47 | Life
 AED、市役所や最近は駅の構内、大型店舗の中などで見かけることも多くなって・・・来たかなぁ。というよりも、そもそもAEDってなんなのか、まだまだ社会的に浸透していないように思いますが。

 AEDとは、「自動体外式除細動器」の英訳の頭文字を取ったもので、心臓が小刻みにふるえて血液を送ることが出来ない状態、つまり心停止の時に電気ショックを与え、鼓動を正常に戻す機械です。2004年から一般の人でも使えるように法律が改正され、様々な公共機関におかれるようになりました。

 しかしながら、そもそもAEDの使い方をレクチャーする機会が救急法講習くらいしかなく、なかなか一般にまで浸透しないのが現状です。レクチャーなんか受けずとも使えるような機械ではありますが、説明を受けなければ「使い方が簡単」であることすら知らず、必要な時に使えないことにつながります。
 今目の前で死に瀕している、AEDを使えば助かる人を目の前にして、の話です。
 実際、AEDを使うことでの生存率は、従来の心肺蘇生法を併用することで飛躍的に跳ね上がります。

 そのAEDが、とうとう「店頭」で販売される運びとなりました。

 ビックカメラで「AED」発売 小売店で初 ITmedia

 ビックカメラは5月24日、心肺停止状態の人に電気ショックを与えて蘇生させる自動体外式除細動器(AED)の販売を東京・有楽町店で始めた。小売店でAEDを販売するのは業界初といい、店頭にも設置した。販売・設置店舗は順次拡大する予定で、一般の人も手軽に購入できるようにし、AEDの普及を促す。

 救命時に絶大な威力を発揮するAEDですが、これまで一般人が手に入れることは難しいことでした。ところが、今回の店頭販売で、望むなら誰でも、手軽に購入できるようになったのです。
 これは、今まで設置が無かった中小店舗へ個人病院への配備が見込めますし、それ以上に目に付く機会が増えることや、職場におかれることによっての使い方の習得など、大きな「周知活動」が期待できます。

 救命活動においての最大の敵は、平時の無関心。いざというときにやり方を知らず、後悔しても遅いのです。
 AEDの販売店舗を是非全国に増やしていって、一つでも多く、拾える命を増やしていけるようになるといいですね。

ゲーム機ではなくなっていくPS3

2007-05-25 22:07:09 | Technology
 正直な話、今一番欲しい次世代機はPS3です。最も、Wiiはすでに持っていますので、PS3とXBOX360の二択なんですけれどね。

 とは言え、別にゲーム機として欲しいわけではありません。
 「低価格かつ高性能なユニバーサルプレイヤー」としてのPS3が欲しいのです。

 SCE、PS3のアップスケール対応ファームを日本公開
-BDビデオの1080/24p再生対応。ネットワーク再生も
 AV Watch

DVDビデオとプレイステーション(PS1)/プレイステーション 2(PS2)ゲームの映像を、HDMI出力端子から最高1080pでアップスケーリング出力できること。設定画面から「切/2倍/ノーマル/フル」が選択できる。さらに、BDビデオを1080/24pで再生するモードも追加されている。

 元々SACDやBDの再生には定評のあったPS3ですが、今回のアップデートで、同価格帯では並ぶもののないくらい超高性能なユニバーサルプレイヤーとして君臨することになります。
 有り余るCPU性能を、より高品質なDVDビデオエンコーディングに振るという計画は以前から出ていましたが、今回のアップデートで漸くそれが実現しました。
 DVDの解像度は、標準で720×480ピクセルですが、ハイビジョン(フルHDでない)の定義は垂直650ピクセル以上で、地デジなどでは1280×720ピクセルが実際に使われています。要するに、いくらVHSよりキレイといっても、現在普及している液晶で表示するにはロースペックな映像媒体なのです。
 とは言え、リアルタイムで引き延ばしと補間処理を行うには膨大なCPUパワーが必要で、これまではプレイヤー側ではなく、テレビ側のひきのばし処理に頼ってきました。当然画質はそれなりです。
 それを、あらかじめ引き延ばし、最適な状態でテレビに送るのがPS3の新しいDVDプレイヤー。サンプルを見ても、飛躍的に画質が向上しています。

 正直、ここまで購買意欲をそそるニュースは無かったです。ゲームが全く引かれないだけに、買ったとしてもプレイヤー、もしくはPS2のゲーム用にしかしばらくは使われないでしょうが・・・今回はそれだけでも十分魅力的だなあ、等と割と真剣に思っているだけにタチが悪い。
 ああ、本当に、もう1万円ほど安くなってくれないものでしょうかね・・・

濡れても平気な携帯電話

2007-05-24 23:00:11 | Technology
 私が以前、携帯電話を壊したときは、胸ポケットに入れていた携帯電話を、かがんだときに川に落としてしまったのが原因でした。

 最近の携帯電話は結構スパルタンにできていますので、ちょっと落としたくらいではなかなか壊れません。しかし、水に弱いのは今も昔も変わらずです。

 考えてみると、いつも身に着けて持ち歩く電子機器が、雨や、不意の水濡れに弱いというのもちょっと不思議な感じがしないでもないですね。腕時計だっていつも身に着けるものですが、クオーツ時計のほとんどが生活防水になっているわけですから。
 ノートパソコン、電卓、デジカメと言った、基本的に裸で持ち歩かないものが防水になっていないのは分かるのですが、携帯電話はすぐに使えないと意味がないわけで、ポケットや、かばんのすぐに取り出せるところに入れるなど、雨や滑落の危険に常にさらされているわけです。

 他の機能を犠牲にしないなら、やはり防水は大きなメリット。auでも夏の新機種では防水機種をリリースしています。

au、水に強いケータイなど15機種を発表 YOMIURI ONLINE

 携帯電話のauを展開するKDDIは22日、新端末15機種を6月上旬以降、順次発売すると発表した。

 今回は、ライフスタイルの支援・提案をコンセプトに端末を開発。防水機能やデジタルカメラ並みの画素数など、日常生活を強く意識した機種がそろっている。


 夏は水と触れ合う機会が増えますので、ラインナップに加えたのもうなづけます。できれば、それを「その機種のウリ」にするのではなく、auという「キャリアのウリ」になってくれないものかと思うところです。

 携帯電話の重要性がますます高まっていく中、携帯電話をなくすことは、そのまま社会との繋がりを無くしてしまう・・・のは大げさかもしれませんが、それに近い状態になる人も相当数いるのではないかと言う状況で、より携帯電話自体の信頼性をあげるのは間違ったアプローチではないと思います。
 今後も少しずつ、タフネスを売りにした携帯電話が増えてくるかと思いますが、やはり生活防水くらいは標準で搭載してくれないものかと考えてしまいますね。

カロリーメイト ポテト味を試してみた

2007-05-23 23:27:01 | Life
 黄色の紙箱に、アルミの包装。袋を開けると、直方体に固められたショートブレッドが二本ずつ。
 今や日本における代表的な栄養補助食品となったカロリーメイト。名前を聞いただけで、あの粉っぽい舌触りと独特の味を思い出す人もずいぶんと多いことでしょう。

 携帯に便利ですぐに食べられることから、買い置きの非常食や、登山などの携行食、深夜の夜食などに便利で、実際私もよく利用します。
 味のバリエーションはそう多くありませんが、どれも特別うまくもなく、まずくもない味です。飲み物が無いとつらいのはどれも同じですけれど。ちなみに私はチーズかフルーツをいつも選んでいます。無難というか、慣れた味ですからね。

 さて、カロリーメイトに新味が追加されたようです。
 いつからかは分かりませんが、コンビニの棚にしれっと「NEW ポテト味」の新パッケージがおいてあるのを見て、なんとなーくうずうずしていましたが、ようやく食してみる事にしました。

 まず、袋を開けたときから匂いが違います。イモの匂いです。ポテトフライとかポテトチップスとかマッシュポテトとか・・・とにもかくにもジャガイモのの香りがします。
 食べてみると、確かにイモの味。しかし、味わうほどに表に出てくるカロリーメイト本来の味と相まって、確かにイモなんだけど不思議な味に変わってきます。舌触りも相変わらず粉っぽく、これまたカロリーメイトそのものの趣ですので、チョコレート味のような大きな変化を期待するとちょっと肩すかしかもしれません。
 しかし、第一印象は匂いも味も確かにイモでした。後に残るのはカロリーメイトですが。

 小麦とイモ、同じ炭水化物ですから、趣向が似通ってしまうのは仕方がないかもしれません。味も悪くは無いですので、ロングセラーになってもおかしくは無いと思います。

 とは言え、私が買うのは、今後もチーズかフルーツでしょうけれどね。 

ソニー、さらに小さいメモリースティック開発

2007-05-22 21:08:55 | Technology
 初めてゲームボーイアドバンスのソフトを見たとき、小さくて無くしそうだと思いました。(そして実際無くした)
 SDカードを見たときの衝撃もなかなかのものでした。当時の感覚からすれば、昔のHDDに匹敵するような容量が切手大に収まっているのだから、なんというか異次元のもののようでした。
 携帯を変え、MicroSDを買う必要が出てきたときは、「やり過ぎだ」と思いました。「小さくすれば良いってものじゃない」と。もっとも、携帯からはめったなことでは出さないので言いわけですが。

 そして、日本において、SDカードファミリに市場を完膚無きまで奪われたソニーが、メモリースティックをさらに小型化するというニュース。

ソニー、モバイル向けの小型メディア「メモリースティック マイクロ」発表 ZD Net

 ソニーは5月22日、携帯電話向けをメインとした小型のIC記録メディア「メモリースティック マイクロ」(M2)を、6月21日より発売すると発表した。

 メモリースティック マイクロ M2は、体積が「メモリースティック PRO デュオ」の約4分の1、厚みも約1.2mmまで小型薄型化したIC記録メディアだ。


 正直言うと、ソニーエリクソンの携帯もSDカードを採用している時点で、「何を今更」といったニュースです。
 機能的にも特に目新しいところはなく、小さくなっただけ。・・・メディアに目新しさを求める方が間違っていると言えなくはないですが。

 というわけで、一般的な話。
 さて、なんでメモリーカードが小さくなるかと言いますと、メモリーカードが小さくなれば、リーダーを搭載しやすくなるから。携帯なら、メモリーカードが従来の半分の大きさになれば、より小さな隙間にリーダーを納めやすくなって、デザインや設計の自由度が上がります。

 でもまあ、「人間が操作する」事を考えると、モバイル向けのメモリーカードでもこれ以上小さくする意味があるのか疑問ですね。取り扱いも「小さすぎて」不便になってきたように思いますし・・・今、初代メモリースティックやSDメモリを見て「でっかい」と思ってしまう自分もいるわけで。慣れって怖いと思った次第。

 ソニーは、メモリースティックファミリにさらに小さい規格を用意し、巻き返しを図りたい・・・そういう意図でしょうけれど・・・果たして採用事例がどれだけ出てくる事やら。

 もしかしたら、次世代PSPへの布石だったりして。

サマータイム議論

2007-05-21 18:57:41 | Thinkings
 個人的には反対です、サマータイム導入。

 サマータイム導入で自民幹事長「真剣な議論を」 Sankei Web

 自民党の中川秀直幹事長は21日午前、都内で開かれた経団連主催の「自民党と政策を語る会」で、電力節減のため、夏季に標準時間を1時間繰り上げて明るい時間を有効利用する「サマータイム」制度の導入について、「地球温暖化と戦う意味でも真剣な議論を再び起こし、国民的な理解の中で目指していくべきではないか」と述べ、党内で改めて議論する考えを示した。

 夏が近くなってくると、ここのところ毎年出てきますね、サマータイム議論。導入することで日照時間内に帰宅できるから「電気代を節約出来る=環境に良い」という事に成っていますけれど・・・

 どのような導入になるか分かりませんが、1時間早く起きるのはイヤだなあ・・・というのが正直なところ。サマータイムが導入されたとして、多分実際の時間に下駄を履かせて考えてしまうでしょうから、結局寝る時間はそう変わらないと思うので、結果的に寝不足になるように思います。
 北海道での実施でも、体のだるさを訴える人が多かったとか。多少のエコに気を配って体調を悪化させて医療費が増大しては本末転倒でしょう。

 ちなみに、北海道で実験的に実施されたときは「実際に時計は進めませんでした」。
 本土との時差を考慮してのことでしょうけれど、進めてしまっていたら、それ以上に困った問題が起きていたでしょうから。

 古くからサマータイムを実施している欧米諸国は、歴史に裏打ちされた「準備」があります。
 しかし、日本にはそれがありません。

 今や、時刻設定は時計だけのものではありません。ありとあらゆるコンピューター機器に関連していると行っても過言ではないでしょう。
 元々サマータイムに馴染みのない日本で、実際に時計を1時間進めるとしたら、多くの場合は手動になります。とんでもないコスト損失です。
 時計を例え進めなくても、交通機関はダイヤの改正を強いられるでしょうし、信号機はプログラムをラッシュに合わせて改編する必要があります。人間は、確かに合わせられるかもしれませんが、機械は人間が直してやらないといけないわけですからね。その当たりが、反対する最も大きな理由です。

 もっとも、それを自動化する経済効果を考えて導入とか言う詭弁も考えられますけれど・・・それをやってしまったら、最早「エコ」という当初の目的は忘れ去られたと言うことですよね。