Cafe de Kerm ~毒味ブログ~

物言いにも、珈琲にも、もれなく毒が混入している可能性が無いこともないです。

チャレンジャー、永遠に

2006-01-30 21:17:51 | Technology
 誤解を恐れずに言うならば、スペースシャトルほど効率的に、人間を宇宙空間へ送り出した乗り物は無く、その功績によって様々な新発見や研究が宇宙でなされました。
 また、ハッブル望遠鏡などの人工衛星を数多く、軌道上に持って行った実績も忘れられるものではありません。

 フロリダのケープカナベラル宇宙基地から打ち上げられた一機のスペースシャトルが、発射からわずか数秒後に爆発しました。
 同時に、搭乗していた宇宙飛行士7名も、シャトルと運命を共にしました。
 スペースシャトルの名前はチャレンジャー。
 1986年1月28日の事です。

 先日、アメリカで追悼集会が開かれたそうです。
 記事には、2003年に起きたディスカバリーの事故についても触れてありましたが・・・

 いま、宇宙を巡る発見は、まさに日進月歩。その屋台骨にはめざましい技術革新に裏打ちされた、観測技術の向上があるのですが、その陰に隠れたこういった痛ましい事故も、決して忘れてはいけないと思います。

8MHzでXPを

2006-01-29 19:18:13 | PC
 私のPCも、組み直してから早数年。とは言え、実用には全く問題ないんですけどね。クロック2G越えているし、メモリも十分積んでいるから、チップセット周りが古くても全然問題なし。音源も外に出してあるしGPUはそれなりだから、あまりゲームをやらない身としては、割とオーバースペックなんですよね。

 私が初めて手に入れたPCのクロックは20MHzのi486SX・・・今の1/100ですか。恐ろしいですね、技術革新。高校で使っていたPCはさらしょぼく、8MHzとかは当たり前。HDDなんて使えもしません・・・いや、それくらいになるとFDDでも十分運用可能だったので、別に必要なかったというか。もちろん家では使ってたわけですが。

 それから何台もPCを乗り換えて騙し騙しやっているわけですけども、その変化は決して劇的ではないんですよね。そして、上しか見ないから、過去の処理速度なんて忘れてしまうものです。骨董品のような非力なマシンを使うのは、よっぽどのやむにやまれぬ事情があるからで、通常ダウングレードはPCの世界では異端・・・でも世の中には、異端と思われようとも、そういうチャレンジをする人がいるのです。

 8MHz で動く Windows XP

oltio曰く、"diggの記事より: Socket 3 のマザーボードに Pentium ODP 83MHz を載せ、さらに 8MHz にまでクロックを落とした状態でなんと Windows XP を走らせるという、オーバークロッカーの真逆を行くような挑戦者がいた。
"XP Minimal-Requirement-Test" というページにその実験過程と結果が詳しく記されている。それによると、始めは Pentium 75MHz を 100MHz にオーバークロックした、搭載メモリ 64MB のマシンで Windows XP のインストールに成功。その後メモリは 32MB まで減らしても無事動いたそうだ。そしてスペックの低下はだんだんエスカレートし、最終的には動作周波数 8MHz、メモリ 20MB での安定動作に成功。なお、この状態だと、電源を入れてから最初のアイコンが表示されるまで13分、実際に操作ができるようになるまでさらに17分かかるとのこと。


 500MHzのマシンでももたついてしまうと言うOSを、8MHzで動かそうなんて・・・私には絶対に考えつかないですよ!いや、考えついてもやらないです。
 今現在、会社のPCが起動から操作ができるまでに3分ほど・・・それでもあれだけもだえているのに、17分て・・・でも、安定動作するなんて、やってみるものですね。使い物にはならなさそうですけど。

 私は、記事のタイトルを見たときに、「最小構成のXP」だろうか・・・?と思っていたんです。GUIはかろうじて残るものの、起動に必要ない機能をことごとくそぎ落としたストイックなもの。でも、このページを見る限り、ちゃんとLUNAも残っているし・・・

 ある意味、おもしろい試みですよね。実用性は別にして。

 などと思っていたら、記事中に、

今日中に起動できるなら、早いじゃん! (スコア:3, 興味深い)

hpn_smile (11442) のコメント: 2006年01月29日 14時27分 (#873139)

68k MacでPanther [slashdot.jp]に比べれば。

・・・と思っちゃった。


「今日中」だって・・・?取り急ぎリンク先のページを見てみると、私は度肝を抜かれました。

68k MacでPanther

shiraga曰く、"本家の記事でも紹介されているが、Centris 650 (CPU 68040 25MHz, RAM 68MB)でMac OS X 10.3 Pantherをbootさせた強者が現れた。

 説明によると、68kプロセッサではOS Xは動かないので、PowerPCプロセッサのエミュレーターで動かしたとのこと。これだけでも十分無茶です。その処理速度は、

パフォーマンスはホストCPUの1/500、PowerPC G3 0.05MHzに相当というすさまじいものだ。

 ・・・えー、0.05Mhzってことは、50,000Hz=50KHzって事ですか・・・単位が変わっちゃいましたよ。もう、何が何だか。
 これでOS Xを起動させた場合、

起動画面のアップルマークが出るまでに1時間半
起動完了までに1週間


・・・漢だ・・・。リンク先の記事の話のはじめに「俺はマックジャンカーだ」って書いてあるところから、すべてを悟ったような気がしますけど。しかも所有台数50台を越えるっていうんですから、やっぱり「愛故に」何でしょうねえ・・・

 こういう試みっているのは、多分これからもやられていくんでしょうけど。

1Hzで

いや、あの、それはちょっと・・・・えー、年単位?

通信インフラを、最も効果的に遮断する方法

2006-01-29 00:34:26 | Weblog
 タイトルの答えは簡単です。

A:ケーブルを切断すればいい。

 別にこれはブラックジョークでも何でも無くって、「今そこにある危機」の一つです。

 私が仕事で扱っている上下水道で、もっとも困った事と言えば、「地下埋設管の損傷」です。特に終業直前にやられたときの落胆っぷりったら。
 常に圧力のかかっている水道管がメインなんですけど、自然に破損することが一番多いんですが、「道路工事で引っかける」という事もやはり、多々出てきます。無くならないですよ、こればっかりは。
 今回はそんなお話。

 ウイルスやワームより怖い地下ケーブルの切断(1)

 かなり長い記事ですが、要約すると、

 ケーブルを数カ所、ショベルカーで切断するだけで、アメリカの西海岸と東海岸の通信を分断できる。諸説あるが、ケーブルを分散させる、衛星通信などの代替手段を用意するなどの対応が必要だ。

という事です。考えてみれば、光ケーブルも物理的なものである以上は、掘れば出てくるor電柱にかかっている訳です。切ってしまうのは比較的容易なわけですよ。環状にしてバックアップをしてあっても、2本切ればその間は止まります。衛星通信などの代替手段に切り替えても、光ファイバーに比べて格段に速度は摘果するため、サービスのパフォーマンスは一気に低下することでしょう。たとえば携帯電話がつながりにくくなるとか。

 これらの事態は、ウイルスやワームよりも、確かに深刻かつ直接的。復旧も手間です。ケーブルまで到達できれば、専門的知識も必要ありません。念のため絶縁手袋をはめ、斧を振り下ろせば良いんです。(ケーブルが予想以上に太かったり、シールドがむやみに堅かったりした場合には、斧をチェーンソー、もしくは爆発物に読み替えてください。また、爆発物を使用しない時、光ケーブルと一緒に高圧線が走っていた場合は、残念ながら絶縁手袋では対応できないことがあります。あらかじめご了承ください)

 インターネットや携帯電話が無いと、社会が成り立たたないと言っても過言ではない現代社会。テロの標的がインフラそのものにならないなんて誰も言えないはず。
 とは言え、こればっかりは何ともできないんですよね・・・

AIBO、絶滅へ

2006-01-27 23:25:09 | Thinkings
 AIBOと言えば、一般家庭向けに販売された、初めての犬ロボット。おもちゃではなく、インテリジェンスな意味も含めたロボットだと言うことで、大きな注目を集めました。
 3代目くらいまでは。

 正直な感想を言うと、「まだ発売されていたんだ」となります。興味が全くなかったし、報道もあまりされなくなっていたので、存在自体を忘れていた、と。
 ロボットとしては、どうしても本田技研のASIMOに興味が行きますから余計にですね。

 さて、そのAIBOですが、この度”絶滅”することになりました。

ソニー さよならAIBO 娯楽用ロボット事業から撤退

 現在生息している15万個体を最後に、以降の繁殖はありません。つまり、生産中止。エンターテイメントロボット事業から撤退すると言うことです。

 それに伴い、二足歩行ロボット「QRIO」の開発も中止・・・私的にはこちらの方が残念なトピックですね。

 自立行動ができるロボットを、一般家庭向け商業ベースに乗せたという「マイルストーン」的役割を果たしたAIBOというムーヴメントは、これで終わりを告げました。ソニーの業績の改善のためとは言え、このような野心的プロジェクトが終了してしまうのは、自分にあまり興味が無いにしろ、悲しいことです。数年前にお披露目になったきりの「QRIO」のスタッフはさぞ無念だったことでしょう・・・

 本田のP3の実用を見据えた設計に対して、AIBOやQRIOの「役に立たなくても楽しければいい」という真っ向から対立した思想を持ったロボットの登場は、ある意味ショックを受けました。そして、どちらがより早く、家庭に自立行動する二足歩行ロボットを送り込むか、楽しみでしょうがありませんでした。

 あれから数年。エンターテイメントは消え、実用は未だに顕著な進化を遂げています。ただ、これでエンターテイメントという方向性が消えたわけではなく、これからも発生(もしくは派生)してくる可能性はまだまだあります。
 ロボット産業は、事実上まだ始まったばかり。少なくともスタートラインをいくらか越えていたソニーの撤退はやはり、残念でなりません。

任天堂のもう一つの顔

2006-01-26 23:59:19 | Life
 お願いですから、終業間際に「水道管割った」とか勘弁してくださいよ・・・
 えー、泣き言も済んだところで、今回のネタは任天堂で行ってみたいと思います。

 任天堂と言いますと、まず思い浮かぶのがファミコンをはじめとして、最近はDSが絶好調の「コンピューターゲームの老舗」という点が思い浮かびます。
 ですが、今回はそれ以外の商品についてちょっと見てみようかな、と言った趣向で。

 1889年、任天堂は、花札を製造販売する会社として設立され、今まで玩具としてしか流通が無かった花札を、「サイズがほぼ一緒」と言うことで、たばこの流通に乗っけることで成功したと言う話があります。以後、囲碁や将棋、トランプにサイコロと言った勝負関連商品を販売する老舗として存続してきました。「運を天に任せる」というところから社名がつけられたという逸話が残っていますけど、その当たりも関係しているのかもしれませんね。

 で、近頃のコンピューターゲームの陰に隠れてしまっていますが、実は現在でも、それらの商品は現役で売られています。

取扱商品

 私、花札は任天堂のしか見たことが無いんですけど。トランプも結構シェアは高いですよね。しかし、将棋盤や麻雀牌、百人一首まで売っているとは知りませんでした。そっちの分野では結構知名度が高いようですけど、ちょっとカルチャーショックです。

 花札はあんまりやる機会が無いですが、あの絵柄とカードの作りはいかにも和風で好きなんですよ。今度一つ、買ってみようかなあ。

レトロゲーム窮地。サターンとか買っておきますか?

2006-01-25 20:23:29 | Weblog
 レトロゲームと聞いたときに、私が真っ先に思い浮かべるのは「ファミコン」になります。しかしながら、すでにPS2が発売されてから早6年。そう考えると、スパーファミコンやメガドライブは言うに及ばず、PSやサターンも、すでにレトロゲームになってしまったと考えるのが自然でしょうか。

 あー、3DOやプレイディアはさて置いて。

 まだ新作ソフトが出ている(!)ドリームキャストは微妙なんですけど、それら「レトロゲーム」とされているハードウェアでしか遊べないゲームというのは、もちろん多々存在します。
 それらのゲームを楽しむ為には、もちろんエミュレ・・・現行ハードに移植されるのを待つか、当時のハードを押し入れから引っ張り出してくる、若しくは中古屋で手に入れてくるという選択を迫られる訳です。

 ですが、それらの選択肢のうち、「中古屋で手に入れる」と言うものが選択できなくなるとしたら?

えっ? 4月からレトロゲーム機の販売が規制される!?

 要約すると、この法律の為に

2001年以前の電化製品は売っちゃダメ!

てなことになっているようなのです。
 それで、「リサイクル店潰し」とか「オーディオ関連大変」とか、ネットで騒ぎになっているというわけです。

 タイトルのゲーム関連にしても、ドリキャス以前のハードについては全滅となっており、サターンやファミコン、スーパーファミコンを買えなくなってしまうことになります。

 それは・・・そんなに一大事なことなんですか?

 確かに昔のゲーム資源が遊べなくなる、昔の良いスピーカーが買えなくなる、と言うのは問題なのかもしれませんけど、それ以外の白物家電とかって、現在のものに比べて消費電力がやけに多かったりするので、逆に効率悪くないです?それ以前に買わないか、今更。テレビにしてももうすぐ使えなくなるものばかり(地デジで)ですし、冷蔵庫とか洗濯機とかは中古のはあまり使いたくないような。あまり見ないですしね。
 となると、結局オーディオやゲームに話が行くわけですけど。レトロゲームファンやピュアオーディオファンって言うのは人口の0.1%いないんじゃないですか?そりゃあ、人口比でばっさり切るのは乱暴だとは思いますけど・・・

 販売店にしてみても、もう5年ほど前から、法律自体は施行されているわけですから、今更知らなかったとは言わないでしょう。大手のリサイクルショップでは、すでに対策を取り始めているようですし、大して影響が出ないような気がします。
 ファンが憤るのもそりゃあわかりますけど、中古市場が無くなるわけでもなく、比較的新しい商品流通へシフトするだけ、と考えれば良いんじゃないでしょうか?

 それでも納得できないなら、過去の電化製品使ってて故障、漏電、それが原因で火事とかになったらどうする?ってことですよ。

 漏電って、怖いんですよ?
 私が消防団に入ってから起きた火事の中でももちろんありましたし、私の友人も、漏電が原因で家を無くしています。
 このページによると、平成15年度の火災の原因で電気関連のものは、わかっているものだけで、実に9%にのぼっています。また、原因が不明な場合の多くは電気が絡んでいると言われています。

 この法律関連の記事で、「リサイクル無視」とか「天下り法」などと批判ばっかりだったので、ちょっとだけ養護してみました。
 確かに極端な部分もあるけれど、5年間の猶予期間を置いてあること、その期間の製品のシェアなどを考えると、必ずしも悪法とは言えないんではないか?と思うのですが。それに、この法律によって出てきた廃棄物を、それこそ適正に処理、リサイクルできれば、事実上の不良在庫として残っているよりも、よほど有意義ではないかな、とも思うのですけど。

 この問題に関しては、それこそ人によって意見が大きく食い違うだろうし、様々な問題をはらんでいると思います。
 でも、それを言うなら、地デジだって一緒・・・どころかさらに根が深いような気がするのは私だけ?だって今回のネタのは、「買えなくなる」のだけど、地デジの場合は、「買ったものがゴミになる」「それが嫌なら追加投資」ですよ?しかも「個人レベルで」。もっと問題にした方が良いんじゃないですか?チューナーを一世帯に1つ配るくらいの対応とか。

大学入試センター、激安ICプレイヤー事業に参入?

2006-01-25 00:17:05 | Weblog
 タイトルは大げさなんですけども、大学入試センター試験の英語のリスニングに、ICプレイヤーが導入されたというのは本当です。そして、そのICプレイヤーは、その試験専用に用意されたものでした。

 試験云々については、他のニュースサイトをあさってもらうとして、分解しているサイトをざっと紹介します。

センター試験、英語リスニングのICプレーヤーを分解してみる。

センター試験「ICプレーヤー」を試す

 素人目にわかることは、

・安っぽい
・メモリスティック
・ミツミ製
・再生専用、一回のみ

と言うことくらいでしょうか。また、このプレイヤーのおかげで、試験料が2000円上がったらしいと言う話がありますので、原価にして1,600~2,500円程度では無いかと考えられます。
 ちなみに、MP3やそのほか一般的に流通している音楽ファイルは再生できないのに加え、また、再生ビットレートが48kbps(らしい)と、プレイヤーとしてのポテンシャルも貧弱・・・もらって帰っても記念品にしかなりませんね。

 この試験に備えて、大手予備校では類似プレイヤーを開発、1台3,000円で販売したようです。ちなみに、こちらのプレイヤーは、液晶こそついていないものの、進む、戻ると言ったボタンも付いており、MP3も再生できるようです。ちなみに、写真で見る限りは、記憶媒体はSDのようですので、3,000円なら欲しいかも?と考える人は多いのでは?

 ここで私が考えたのは、こういうシンプルなプレイヤーなら3,000円程度で作れる・・・なら、そういう製品が家電量販店で出回ってもいいし、大手メーカーも作ってくれないだろうか?と言うことです。元々、こういう携帯機は再生専用でも不都合はないし、変にわかりやすさを追求しなければ、デザインももっとスタイリッシュにできるはず。低価格帯のMP3プレイヤーって、海外の無名メーカーしかまともに出回っていないのだから、いっそ、AIWAのエセウォークマンの様な感覚で売り出したら、それなりに需要が見込めると思うんですけどね。

 そのうちMP3プレイヤーにも、「ハイエンド」と「ローエンド」がはっきりと分かれる日が来るでしょうから、そのときを楽しみにしていましょうか。

堀江貴文氏、逮捕

2006-01-23 22:21:16 | Crime
ライブドア:堀江社長ら逮捕 証取法違反容疑で東京地検

 とうとう、この日が来てしまいました。まさに風雲急を告げる、と言う奴でしょうか。

 私個人の感想としては、「ヒューザーから世間の関心をそらすために、ここまでやるのはひどすぎない?」と言うこと。引っ込みがつかなくなったのかもしれないけれど、これをやったことによって、ある意味姉歯ショック以上に波紋が広がっているんだから、堀江氏だけじゃなくて、この事態を招いた人たちを、等しく責任追及するのが筋ではないでしょうか?
 とは言え、結局犯罪行為をやっていたのは確かなわけで、どんな些細な関わり方だろうが、結局は彼らだけがスケープゴートとして処理されてしまうんだと思いますが。
 堀江氏には、何とか復活して欲しいものです。もっとも、ライブドアの社長としては、無理だろうとは思いますけれど・・・

 あと、どうせなら、こいつも消えて欲しいですな。

細木数子 ホリエモン占いのデタラメぶり (ゲンダイネット)

 私、「死ぬ」とか人を突き落として、「そうならないためには」とか言うペテン師が大嫌いです。今回のでいい加減ほされるとうれしいんですけど。 

どうぶつの森で気ままにスローライフ

2006-01-23 00:19:55 | Life
 今現在の私の生活が、果たしてスローライフ以外の何なんだというもっとも疑問は置いておいて。

 NintendoDSが売れに売れているらしい。脳を鍛えるやつとどうぶつの森が販売を引っ張っているようです。ちなみに、私も例に漏れず両方とも購入済み。

 最近は、毎日寝る前の30分から1時間を”くすのき村”(どうぶつの森では村の名前を自由に決められます。)で過ごす毎日です。
 いったい何がそんなに楽しいのか?と言われても、正直よくわかりません。別になんでもないことなんですけど、毎日村で過ごして、住人に話しかける近所づきあいが、何故か楽しいんです。
 ・・・なんか、こういう話を、以前にも書いたような気がしますが・・・このブログが始まったのが2004年の8月なので、多分気のせいでしょう。

 毎日、たぬきちのお店の品揃えをチェックして、今まで手に入れたことがないものがあればすかさず購入。今の自分に必要のないものをその場で売り払い、お金が足りなければ、釣り竿片手に魚釣り・・・ガーデニングと果樹園作りに精を出し、村の住人とコミュニケーションを取りつつ、一日の終わりにはバーでゆっくりとコーヒーを飲む。
 まあ、大半の時間は魚釣りに費やされるのですが、それは私の好きでやっていることですので、大規模な果樹園を村の一角に作っても良いですし、広い花畑を管理するのも楽しそうです。自分の部屋のインテリアを、日がな一日いじっているのもオツなものです。

 村には遊び道具が本当にたくさん用意してあり、プレイヤーはその中に放置されます。別に目的などありません。努力すればちょっと快適に過ごせますけど、そのあたりも自由です。家具や魚のコンプリートを目指しても良いですし、部屋の間取りを極めるのもかまいません。それぞれにご褒美が用意されていますけど、別にやる必要もありません。ちなみに私は、コンプリートはすでにあきらめています。
 この自由さ加減と、気ままな暮らしのシミュレート、そして、自分をそのまま受け入れてくれる、気の良い住人たちとのコミュニケーションが、受けている理由のような気がします。正直、いやされます。

 本日もまた、スローライフに浸ろうと思います。やめ時が本当に難しいゲームですから、今回はどれくらい、この日々を続けるのやら・・・

のだめカンタービレっていうかクラシックは良いですよ?

2006-01-21 19:22:34 | Life
 まあなんちゅーか、今更なんですけども、のだめカンタービレというマンガが非常におもしろいのです。
 私は先週末に襲撃した先輩の家で初めて読んだのですが、徹夜で現行単行本を読み切ってしまいました。それだけならまだしも、以下続刊を気持ちよくそろえていくためにも、という自分理由で、全巻新品で購入するという行動に出ました。

 華麗な音大生・・・という幻想をことごとく打ち砕く描写に笑いつつも、成長していく登場人物たちに共感し、物語に一気に引き込まれてしまいました。うまいこと緩急をつけつつも、とぎれず話が流れていくので、続きが気になって仕方が無いのですよ。

 もっとも、千秋くんに対して「こんな完璧超人はいねえ」とも思ったんですけどね。

 さて、このマンガを読んでいて気づくのは、「指揮者って大変ねえ」と言うこと・・・もそうですけど、「指揮者によってそんなに演奏って違ってくるのか」ということ。

 それこそクラシックのCDはたくさん持っていますけど、あんまり同じ曲目での”ダブり”というものは無いんです。よってあまり聞き比べたことはありません。
 確かに、オーケストラはたくさんの人数でやるもので、しかもそれぞれが個性を持った人間ですので、編成ごとに音が変わってくるのは当然でしょう。しかし、指揮者ごとに演奏の仕方をアレンジしてしまうとは考えても見ませんでした。

 今、この原稿を書きながらラフマニノフのピアノ協奏曲(作中で千秋くんが師匠に言われて練習していた曲)を聴いているのですが、これが他の指揮者、他のオーケストラだったら全く違うものになるのか・・・と考えると、ちょっとわくわくしますね。

 クラシックは良いです。ロックやポップスとは違って、純粋に「音を楽しむ」と言いますか・・・たまにはこういう世界に浸ってみるのも良い気分転換になりますよ。