本田技研のASIMOやSONYのSDR-3Xの様な二足歩行ロボットが大きくクローズアップされています。
「人間の写し身」とも言える姿を持った”彼ら”は、私たち日本人にとっては「ロボット」の代名詞と言っても過言ではないでしょう。
ですが、現代社会に置いて大多数を占めるロボットは、例えば”人間の手の形を模した”工業用ロボットであり、”店の代わりをする”自動販売機であったりします。
私たちが思い描く姿とはあまりにも違う”彼ら”は、それでも「人間の活動を肩代わりする」というロボットの命題を十分に果たしています。
だとしても、多くの人はやはりこう思うことでしょう。
「それではあまりに味気ない。そう、やっぱりロボットは人型でなければ。」
しかし、「人型をしていなければならない仕事」というのは案外少ないもの。そう、多くのロボットが人型をしていない理由がそこにあります。
逆に考えれば、人型をしていなければつとまらない仕事、ロボットにやらせるのが適任な仕事を見つければ、ロボットは必然的に「人型になる」のです。
ロボットは新分野へ、日本SGIとフラワー・ロボティクスがPaletteを紹介 ITmedia
このロボットが肩代わりする仕事は、「モデル」。つまりマネキンのロボットです。
マネキンと言えば、「服を見せるため」の道具。しかし、これまでは決まったポーズをしたまま動かないものでした。そのマネキンがモデルのように動いたとしたら・・・
本来、服というのはマネキンのように動きのない状態で映えるものではなくて、人の動きが加わって初めて本来の状態になるものです。そう言う点で「動くマネキン」というのは、実にまっとうなアプローチといえるでしょう。
また、このロボットを開発した日本SGIは、
この分野でこれまで培ってきたソフトウェア面での強みを生かすことで、さまざまな展開を考えているという。
というコメントを出していることから、今後この”素体”に様々な色をのせた”Palette"を見ることになるかも知れません。
ロボットの新たな用途を開拓するのは、確かに難しいことかも知れません。ですが、今回のPaletteの様な潜在的な需要というのは、今ある産業の分だけ眠っているとも考えられるのです。
ロボット産業は日本のお家芸。ロボットの活躍の場を広げていくことは、日本の産業の可能性を広げていくこと。これはもはや、間違いない事実なのですから。
「人間の写し身」とも言える姿を持った”彼ら”は、私たち日本人にとっては「ロボット」の代名詞と言っても過言ではないでしょう。
ですが、現代社会に置いて大多数を占めるロボットは、例えば”人間の手の形を模した”工業用ロボットであり、”店の代わりをする”自動販売機であったりします。
私たちが思い描く姿とはあまりにも違う”彼ら”は、それでも「人間の活動を肩代わりする」というロボットの命題を十分に果たしています。
だとしても、多くの人はやはりこう思うことでしょう。
「それではあまりに味気ない。そう、やっぱりロボットは人型でなければ。」
しかし、「人型をしていなければならない仕事」というのは案外少ないもの。そう、多くのロボットが人型をしていない理由がそこにあります。
逆に考えれば、人型をしていなければつとまらない仕事、ロボットにやらせるのが適任な仕事を見つければ、ロボットは必然的に「人型になる」のです。
ロボットは新分野へ、日本SGIとフラワー・ロボティクスがPaletteを紹介 ITmedia
このロボットが肩代わりする仕事は、「モデル」。つまりマネキンのロボットです。
マネキンと言えば、「服を見せるため」の道具。しかし、これまでは決まったポーズをしたまま動かないものでした。そのマネキンがモデルのように動いたとしたら・・・
本来、服というのはマネキンのように動きのない状態で映えるものではなくて、人の動きが加わって初めて本来の状態になるものです。そう言う点で「動くマネキン」というのは、実にまっとうなアプローチといえるでしょう。
また、このロボットを開発した日本SGIは、
この分野でこれまで培ってきたソフトウェア面での強みを生かすことで、さまざまな展開を考えているという。
というコメントを出していることから、今後この”素体”に様々な色をのせた”Palette"を見ることになるかも知れません。
ロボットの新たな用途を開拓するのは、確かに難しいことかも知れません。ですが、今回のPaletteの様な潜在的な需要というのは、今ある産業の分だけ眠っているとも考えられるのです。
ロボット産業は日本のお家芸。ロボットの活躍の場を広げていくことは、日本の産業の可能性を広げていくこと。これはもはや、間違いない事実なのですから。